社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

顔写真一つで大きく変わる事件の印象

2006-09-22 09:38:23 | 事件、事故
 大阪府で20日、22歳の無職女性が自宅マンションで殺害された事件で、テレビのニュースなどで公開された被害者の顔写真を見て、こんな可愛らしい清純そうな子が殺されてしまうなんて可哀想に、と思った人は多いだろう。しかしあの写真、22歳にしては幼すぎるのではないかと疑問に感じた人はいないだろうか。

 恐らくあの写真は高校の卒業アルバムに写っていたものではないかと私は想像する。従って最新の彼女の姿はまだ公開されていないと考えるのが無難だろう。

 しかし、外見の印象というのは恐ろしいものだ。人を外見で判断してはいけないとは言うが、やはり外見が訴える印象には強いものがある。

 今回の事件にしても、もし公開された写真が、茶髪に厚化粧でへそだしルックのミニスカート姿などの派手なものであったなら、視聴者はどう感じるであろうか。犯人が逮捕されていないのでまだ明確なことは言えないものの、「彼氏が家に来て、呼び鈴を鳴らし続けて困っている」など彼女が母親に電話していることなどから、交際の縺れで事件に至った可能性が高い。であれば、事情はより複雑であり、単純に犯人憎しという一方的な論調で事件を語ることは出来ないだろう。

 しかし、今回強調したい点は、事件の真相というより、彼女の顔写真一つで大衆への印象を大きく左右出来てしまうということである。たとえ仮に彼女が腹黒い性格で、不良じみた容貌だったとしても、清純的な顔写真と近所へのインタビューで「いい子だった」という話をわざと探して公開すれば、犯人に対する怒りの矛先をより一層強く見せ付けることが可能になってしまうのだ。

 男=悪=加害者、女=善=被害者という印象を強く演出したいフェミニズムにとっては、より女性の善良性を強調したいところだろう。それは何も今回の事件に限ったことではない。そうしたマスコミの印象操作に惑わされないように、報道の全てを鵜呑みにしてしまわないように気を付けたいところである。


【主な出来事、話題】
・自民党新総裁に安倍晋三氏。(20日)
・国旗国歌の強制は違憲、東京地裁判決。(21日)
・日本人女性がセクハラ被害として23億円提訴、米NY州(21日)

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