社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

女なら正当防衛を主張すれば殺人も正当化出来るのか

2011-02-03 12:25:54 | 事件、事故

 また殺人事件で女に無罪判決が出た。殺害された内縁の夫は認知症を発症していたため、被告の女が夫からナイフを取り上げ殺害したのは止むを得ないとする結論だが、85箇所も刺す必要があったかなど、不信感は募るばかりだ。

<参考>
・裁判員裁判:殺人罪の女性被告に無罪判決 静岡地裁支部
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110203k0000m040001000c.html
 
 同居男性を刺殺したとして殺人罪に問われた浜松市の会社員、金原智恵美被告(43)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部(北村和裁判長)は2日、無罪(求刑・懲役13年)を言い渡した。判決は「就寝中にナイフで襲われており、精いっぱい抵抗しなければ被告が被害者となっていた可能性がある」と述べ、裁判員裁判で初めて正当防衛の成立を認めた。

 判決はまず事件時の状況を、被告の供述や遺体の傷の鑑定などから「消灯した暗い部屋で就寝中の被告を、ナイフを手にした被害者が馬乗りになり襲った。被告は落ちていたナイフを偶然つかんで抵抗し、もみ合いになり刺した」と認定した。

 その上で争点の(1)殺意の有無(2)正当防衛か否か--に関し、遺体の傷が多数あり「途中から自分がつかんでいるのは刃物かもしれず、相手が死ぬ危険が高いことも分かっていた」と殺意は認定。だが「命の危険を感じたのは当然で、やみくもにナイフを振り回すなどしたのは、やむを得ず身を守るため許される範囲」と指摘。弁護側の主張通り、正当防衛で無罪と結論付けた。

 検察側は「身動きができなくなった後も被害者を攻撃した」などと主張したが、判決は「傷の状況と合わない」と退けた。

 裁判員裁判の全面無罪判決は5件目で、殺人事件では鹿児島地裁(10年12月)に次ぎ2件目。裁判員6人中3人(男性1人、女性2人)が判決後に会見し、30代男性会社員は「検察側の証拠に断定できないものがあった。『疑わしきは被告人の利益に』との考えで判断した」と述べた。

 金原被告は09年12月、浜松市東区のマンションで、内縁関係にあり同居していた人材派遣会社経営の梅木功男さん(当時69歳)を刺殺したとして起訴されていた。【仲田力行】

 静岡地検浜松支部の大西平泰支部長 裁判員の理解を得るため最大限の努力をしたが認められなかった。


・殺人事件で裁判員無罪判決 静岡地裁支部「正当防衛」 2011年2月2日21時49分
http://www.asahi.com/national/update/0202/TKY201102020418.html
    
 浜松市東区で2009年12月、内縁の夫(当時69)を刺殺したとして、殺人罪に問われた同区市野町、会社員金原智恵美被告(43)の裁判員裁判で、静岡地裁浜松支部は2日、無罪判決(求刑懲役13年)を言い渡した。北村和裁判長は「殺意は認められるが、正当防衛が成立する」と理由を述べた。

 裁判員裁判の無罪判決は、殺人事件では鹿児島地裁(10年12月)に次いで2例目。

 起訴状などによると、金原被告は自宅で内縁の夫をナイフで多数回刺し、失血死させたとされる。検察側は「85カ所の刺し傷があるなど、強固な殺意に基づく犯行」と指摘し、弁護側は正当防衛による無罪を訴えていた。

 判決は、認知症に似た病気を発症した内縁の夫が金原被告に馬乗りになってナイフを振り下ろした行為は、差し迫った危険にあたると認定。「たまたま手にしたナイフをやみくもに振り回して攻撃したのは、やむを得ず身を守るためだった」と正当防衛の成立を認めた。


・同居男性刺殺の女性、正当防衛認められ無罪
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110202-OYT1T00929.htm

 浜松市東区で2009年12月、同居していた男性を殺害したとして、殺人罪に問われた会社員金原智恵美被告(43)の裁判員裁判の判決が2日、静岡地裁浜松支部であった。

 北村和(わたる)裁判長は「ナイフを持って襲ってきた男性から、身を守るため刺したもので、妥当な範囲だった」として正当防衛を認め、無罪(求刑・懲役13年)を言い渡した。裁判員裁判での全面無罪は5件目。

 金原被告は09年12月11日頃、自宅マンションで、会社役員梅木功男さん(当時69歳)の胸や背中など約80か所をナイフで刺すなどし、殺害したとして起訴された。

 判決で北村裁判長は、梅木さんは当時、難病のクロイツフェルト・ヤコブ病を発症していた可能性が高く、意味不明の言動もみられたと認定。「暗い部屋の中で、もみ合ううちにナイフが被告の手に渡り、抵抗して刺した。殺意は認められるが積極的なものではなく、被告が精いっぱい反撃しなければ被告自身が被害者になる可能性があった」として正当防衛の成立を認めた。
(2011年2月2日21時59分  読売新聞)


・正当防衛認め「無罪」 09年、浜松の同居男性殺害事件 2011年2月3日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110203/CK2011020302000152.html

地裁浜松支部判決「病気で妄想、女性襲う」

 同居していた会社役員をナイフで刺して殺害したとして殺人の罪に問われた浜松市東区市野町、会社員金原智恵美被告(43)の裁判員裁判の判決公判が2日、静岡地裁浜松支部であり、北村和裁判長は被告の正当防衛を認定して、無罪(求刑懲役13年)を言い渡した。裁判員裁判での全面無罪判決は全国5例目で、静岡県内では初めて。

 判決理由で北村裁判長は、死亡した会社役員梅木功男さん=当時(69)=の担当医師が事件直前、妄想や人格変化を伴うクロイツフェルト・ヤコブ病の可能性が高いと診断していたと認定。病気による妄想から就寝中の金原被告に馬乗りになり、両手にペティナイフを握って顔に近づけたとして、「目を覚まさなければ被告が攻撃された可能性は否定できず、ナイフを振り回して相手の攻撃を排除しようとしたことは妥当で許される範囲だ」と述べた。

 被告の殺意については「途中でナイフを握ったと分かっていたと認められ、相手が死亡する危険性が高いと分かっていた」と認定した。

 判決によると、金原被告は2009年12月11日ごろ、浜松市東区市野町の自宅マンションで、梅木さんからナイフ1本を奪い、梅木さんの後頭部や胸、背中などを刺して失血死させた。

 検察側は「85カ所の刺し傷は、妥当で許される範囲を超えた攻撃」と主張。金原被告は初公判で「殺そうと思って殺したわけではない」と起訴内容を否認し、弁護側は正当防衛を主張していた。

 金原被告は判決文が読み上げられる間、うつむいたまま表情を変えずに聞き入っていた。閉廷後は弁護士に「ほっとしました。ですがパパ(梅木さん)が亡くなってしまっているので…」と話したという。

 大西平泰・静岡地裁浜松支部長のコメント 裁判員のご理解を得るべく最大限の努力をしたが、検察官の主張が認められなかった。判決内容を精査の上、対応を検討したい。

弁護側判決への影響指摘「ヤコブ病で解剖せず」
 
 死亡した梅木さんは判決で、認知症に似た症状を引き起こすクロイツフェルト・ヤコブ病にかかっていた可能性が高いと認定された。感染の危険があったため死因や犯行状況の詳細を明らかにするための司法解剖が行われず、弁護側は判決に影響した可能性を指摘した。

 渥美利之弁護士は閉廷後の会見で、検察側が提出した証拠について、司法解剖ができなかったことに言及。「重要な証拠を支える裏付けを詰め切ることができなかった点については、検察にとって酷な裁判だったと思う」と述べた。

 会見した男性裁判員は、妄想障害や幻覚などの症状が見られる病気が関わった事件を扱ったことについて「介護中に起こった最悪のケースだと考えると、このような事件が起きないような社会にしていかねばならない」と話した。無罪判決の理由は「証拠として断定できる部分と断定できない部分があった。疑わしきは被告人の利益にということで判断した」と語った。



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2 コメント

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100%殺意あり (バルログ)
2011-02-03 20:35:51
内縁の妻は恐らく嘘だらけです。

先ず夫に馬乗りになられナイフを突き付けられ怪我もなく済む事の理不尽さ。

85か所も射す事の異常さ。
後頭部に背中に胸まで多岐に渡る
これだけでも正当防衛を超えた明ななる殺意と言わずして何であろう。
途中で被害者は身動きすら出来なくなる筈で
それでも執拗に刺すのだから完全に「消す」目的だったと思われる。

それと内縁の妻と夫の年齢差が気になる。
誰が見ても恋愛関係ではなく愛人関係だ。

これだけ年の差があれば女が目当てにするのは金しかない。
しかも夫は会社経営者である。

どうみても不自然な関係だと言えよう。

それとこの女は新しい男が出来たので内縁の夫が邪魔になり殺害に及んだと私は見ている。

女の犯罪を見ていると同性を通り魔で殺しても不起訴。
我が子を殺しても不起訴か執行猶予。

夫を殺せば正当防衛かDVに訴え執行猶予か著しく軽い実刑。

まぁ~我が国は今後も女の犯罪者に甘い判決が繰り返されるでしょう。

あと69歳の男からなら43歳の女は簡単に逃げられます。
執拗に刺す何かの理由があったと見るべきでしょう。






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痴漢とは・・・・何をぬかすか! (fox)
2011-02-08 04:17:30
記事と関連がありませんが/

私の地元では、痴漢のニュースが目白押し、増えています。昨日も、駅で痴漢を取り押さえたとかで、地元の高校生が鉄道警察隊から表彰されているニュースを流されていました。以前から、公民館職員が朝、通勤で女子高校生の胸に「肘」があたったとかで、取り押さえたとかがありました。本人は容疑を否認していますが、肘が当たったくらいでなんで?もっと詳しく報道は伝えないといけませんよね。女性が被害を言うと、100パーセント有罪、加害者にされてしまうんです。

このところ、2000年代になって、急激な勢いで痴漢の冤罪、痴漢のニュースが増えています。いつ、男性が加害者にされるか、たまったものではありません。男女共同参画が背景にあるようですが、関連した女性の人権に特化した余りにも極端すぎる悪法案が次々にできてしまっている気がしてなりません。

私は、こんな報道機関へ、必ず問い合わせ、疑問に思うことを抗議しています。各自、できることをしなければ、永久に不当な支配は続いていきます。マスコミ、警察、フェミ勢力が結託しているのですから。何が痴漢なのか、詳しく被害の状況を報道機関なら伝える義務があります。

どうしようもない、連中に、誑かされず、闘い抜くことだと思いました。ブログ主様の書き綴っておられます、このサイトが、全国に認知さますように。


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