社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

千野アナ事故を非難するネット世論にはフェミニズム批判が含まれる

2013-01-09 21:46:37 | 事件、事故

 死亡事故を起こした千野アナの処遇に関して、ネット上では相変わらず何故逮捕されないのかなどの批判の声が相次いでいる。しかしこれだけの批判が噴出するのは、何も今回の事故に限らず、女性に対する甘い社会に対する抗議的要素が潜在的に存在するように思える。

 例えば、何故逮捕されないのかということに関して、それに答えるかのように続報として「逮捕されない理由」を解説したニュース記事も出た。報じられた日時からして、どう見ても火消し的な意味合いが強い。

 しかし、この記事に関しても、警察は逮捕しない理由について「特に発表していません」としながらも、「重大な過失がないと、通常は逮捕しません。今回は、逃走や証拠隠滅の恐れもなく、様々な状況を考え合わせて判断しました」とし、親族から政治的圧力がかかったことも強く否定したという。しかしこの説明で納得する人がどのくらいいるだろうか。それどころか政治圧力を強く否定する態度がかえって怪しく感じられるという人も多いのではないだろうか。それに、「様々な状況を考え合わせて」とあるが、様々な状況とは何か。それが政治圧力に当たるのではないのか。益々疑問は増すばかりだ。確かに「政治的圧力のために逮捕しませんでした」とは口が裂けても言えない気持ちはわかるが、それなら下手にコメントはしない方がいい。

 更に大学教授の解説も歯切れが悪い。重大な過失があったとは言えないと説明しているが、そもそも何が重大で何が重大でないのか、その線引きが明らかになっていない。それに、この記事の意図が、逮捕されない理由を説明するものなので、その理由を何とか捻出したという雰囲気しか感じ取れない。そもそもこうした補助的な解説を専門家と思しき者に求める場合は、結論から出発してその理由を考えるわけであって、順序としては後付だ。そして取材料として解説者は幾らかの報酬を得るわけだから、初めから買収されているようなものだ。得てして、有識者とか専門家という肩書きは当てにならない場合も多いのだ。

 また、千野アナが担当するラジオ番組を降板するというニュースが報じられたが、これに関しても、該当のヤフーニュースコメント欄には、降板に関する意見よりもむしろ逮捕されないことに関する批判意見や、類似の死亡事故のケースと比較して疑問を投げかけるコメントが目立っている。更に、テレ朝系の「ワイド・スクランブル」での大下容子アナの言動を身内擁護だと批判するコメントもある。以下に一部のコメントを紹介する。

<ヤフーコメント欄に投稿された意見の一部>
ワイドスクランブルで大下アナが「千野さんが可哀想で」と号泣?大下は「被害者やご遺族が可哀想で」とは一言も言わなかった。一言も被害者の無念にコメントしないで加害者擁護を公共電波で言うなど異常。

一般人が事故起こしたら、容疑者呼ばわりするのに、本当にマスコミは身内に甘いな。
「アナ」なんて組織内の役職名が通用するなら、会社員の犯罪はこれから、課長とか部長とかで報道しろよ。

以前私の住んでいる街では焼酎を2リットルくらい飲んで急性アルコール中毒を引き起こして幹線道路のど真ん中でぶっ倒れて昏睡していたヤツををひき殺してしまったダンプカーの運転手が問答無用で逮捕され弁護士が勾留取消を申し立てるまで20日間近くも拘留されて裁判で有罪判決を受けた事例を知っていますがそれに比べるとだいぶとぬるい対応ですねえ・・・やっぱりダンナが福田赳夫元首相の孫で福田康夫元首相の甥っ子だけに見えない力が働いているのではと勘ぐってしまいます。


 ところで、こうしたネット上の辛辣な批判が出てくる背景には何があるのだろうか。勿論逮捕されないのは何故かという疑問も大きな要素を占めると思われるが、それだけではないような気がする。

 考えれるのは、やはりフェミニズムによる女性擁護の風潮を批判する意味合いが含まれるということだろう。実際にネット上でも、男だったら逮捕だったかもといった、男女間での扱いの違いを指摘した意見もある。それに先述の大下アナのコメントも、加害者が男性の著名人だったら同じ言動が出てくるとは考えにくい。やはり女同士擁護し合うというフェミ地盤に乗っかった思考が働いていると考えざるを得ない。

 実際、交通事故のニュースを見ていると、加害者が男の場合はほとんどが現行犯逮捕で実名も報道されるが、女の場合は詳しい事情を調べているなどとして直ちに逮捕とはならず、名前も報道されないケースも少なくない。これは日頃から注意してニュースを見聞していないとわからないし、データを集めて比較できるわけでもない。何故なら、報道されるニュースそのものがマスコミによって既に取捨選択されているからだ。判別するためには、現状の政治背景とマスコミの報道姿勢を推測して結論付けるしかない。

 今回の千野の場合も、フェミニズムさえなければここまで非難されることもなかったかも知れないのだ。


・死亡事故の千野アナどうなるのか 略式起訴されて、50万円の罰金?J-CASTニュース2013年01月07日20時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/7293369/

チノパンこと元フジテレビの千野志麻(しお)アナ(35)が起こした死亡事故を巡って、「なんで逮捕されないんだ?」といった不満や疑問がネット上で相次いでいる。ただ、警察は「重大な過失がないと逮捕しない」と説明している。この後処分はどうなるのか。

千野アナが2013年1月2日夕に事故を起こして5日経ったが、ネット上では、書き込みが絶えず、炎上状態になったままだ。

■「重大な過失がないと、通常は逮捕しません」
事故の状況についての詳しい報道はなく、千野アナからも説明もない。事故翌日にホームページ上で謝罪したが、それも削除され、沈黙が続いている。

報道で分かったのは、千野アナが静岡県沼津市のシティホテル駐車場内で、SUV車を運転して通路を右折したところ、歩いていた長野県在住の看護師男性(38)と接触し、男性はそのまま車の前に倒れて胸や腹をひかれてしまったというだけだ。その後の報道によると、千野アナの不注意が原因で男性に気づかなかったとして、沼津署が千野アナを自動車運転過失致死の疑いで書類送検する方針を固めた。送検されれば、千野アナは容疑者の呼称で呼ばれることにもなる。

死亡事故を起こした場合、加害者が逮捕されたというニュースがしばしば流れている。それだけに、ネット上では、千野アナの場合はなぜ逮捕されないのか疑問が多いようだ。千野アナの父親が沼津市議をしており、夫は福田康夫元首相のおいであることなどから、警察に圧力がかかったのではとの根拠のない憶測まで出ている。

逮捕しない理由について、沼津署の副署長は、取材に対し、「理由は特に発表していません」としながらも、こう説明した。

「重大な過失がないと、通常は逮捕しません。今回は、逃走や証拠隠滅の恐れもなく、様々な状況を考え合わせて判断しました」

■親族から政治的圧力がかかったことも強く否定
有名人だから逃げたりしないと考えたのかについては、沼津署の副署長は、「そんなことはないです」とし、千野志麻アナの親族から政治的圧力がかかったことも強く否定した。

警察が逮捕しなかったことについて、板倉宏日大名誉教授(刑法)は、こうみる。

「千野さんは、事故後すぐに警察に110番通報していますし、重大な過失があったとも言えません。ですから、警察は、逮捕する必要がないと判断したのでは。送検されても、略式起訴されて、50万円の罰金になると思います。任意保険なども入っているでしょうから、ほかに千野さんの経済的負担はないはずですよ」
被害者の男性に車の陰から飛び出すなどの過失があったかは分かっていないが、板倉名誉教授は、「たとえ被害者が全然悪くなかったとしても、今回は逮捕しないでしょう」と言う。

報道によると、千野アナは2013年1月6日夕、被害者男性の通夜に参列し、事故後初めて報道陣の前に姿を見せた。記者らに10秒以上深々と頭を下げたが、問いかけには「申し訳ありませんでした」と言うのみだったという。

ネット上では、千野アナが説明すべきだとの声は強い。しかし、現在は事故を起こしたことで憔悴し切っていると報じられており、記者会見の予定などは明らかにされていない。


・死亡事故の千野アナ ラジオ降板 デイリースポーツ 1月8日(火)13時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130108-00000024-dal-ent

 2日に乗用車を運転中に男性をはね、死亡させたフリーの千野志麻アナウンサーが8日、パーソナリティーを務めている文化放送の「千野志麻の就職戦士ブンナビ!」(金曜、後9・00)を降板した。

 同局が正式に発表したもので、4日放送分は音楽番組に変更したが、番組そのものは3月末まで継続。千野アナの代役は同局の石川真紀アナが務めるという。同番組の出演に関しては、3日に出演を見合わせることを発表していた。

 千野アナは長野県小諸市で行われた被害者の6日の通夜と7日に行われた告別式に出席したが、報道陣の前には姿を見せなかった。

 千野アナは2日、静岡県沼津市のホテル駐車場で乗用車を運転中、歩いている男性(38)をはね、身体に乗り上げるなどして死亡させた疑いが持たれている。


<その他のニュース>
・客の当たりくじを外れと嘘つき詐取 容疑で坂井の売り場の女逮捕(2013年1月9日午前7時06分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/accidentandincident/39177.html

 福井県警坂井署は8日、数字選択式宝くじ「ロト6」の当せん券を客からだまし取ったとして、詐欺の疑いで坂井市春江町針原、パート従業員森川君枝容疑者(59)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年10月3日午後5時半ごろ、働いていた同市内の宝くじ売り場で、同市の70歳男性が当せん確認のために差し出した宝くじ券について、3等約55万円が当せんしていたにもかかわらず「外れである」とうそをつきだまし取った疑い。同署によると、森川容疑者は「後で当せん券であることに気付いた」などと容疑を否認している。

 坂井署によると、男性は毎回同じ数字の組み合わせでくじを購入しており、新聞を見て当せんに気付き発覚した。売り場では、専用の機械で当せん券かどうかを見ることができるが気付かなかった。外れ券でも毎回返却してもらっていたが、森川容疑者に「捨てておく」などと言われ返却してもらえなかったため不審に思っていたという。森川容疑者は10月中旬、福井市内の銀行で組み合わせが一致する当せん券を換金していた。

 宝くじ販売の事務を受託しているみずほ銀行宝くじ部によると、今回の事案は全国的にも極めて珍しいといい「お客さまの信頼を損ねる行為であり大変申し訳ありません。再発防止に向け、教育や管理指導を行っていきたい」とコメントしている。売り場業務は同行が業者に委託している。