社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

【News】九州大「女性枠」中止、義援金出さない児童の名前貼り出す、他

2011-05-20 12:00:00 | 家庭、教育

女性の研究者が増えたところで何のメリットがあるのだろうか。
男性の研究者は決して男性のためだけの研究をしているわけではない。
一方、女性記者などは女性に都合のいい記事しか書かない。
女性議員は女性に都合のいい法律しか作らない。
そして各種の女性団体は各方面に集団圧力をかけている。

・九州大学の「女性枠」入試 「男性差別」批判で取りやめ 2011/5/19 19:55
http://www.j-cast.com/2011/05/19096034.html?p=all

 九州大学が2012年度から実施しようとしていた入学試験への「女性枠」導入に、「男性差別だ」という批判が多数寄せられた。これを受け、大学は2011年5月19日、導入の取りやめを決定した。

 「女性枠」は2010年春に発表されたもので、理学部数学科の後期試験で行われる予定だった。

■優秀な女子学生の確保目指す
 数学科の入学定員54人のうち、9人を後期日程の試験で選抜するが、そのうち5人を「女性枠」とし、残り4人を一般枠とする。国立大学の入試で男女別に枠を導入するのは異例の試みだった。

 09年のデータでは、九州大学の女性教員在職率は全体で見ると平均8.7%。しかし、数学分野ではたった3%しかいない。学部ごとの女子学生在籍率も数学科は10.2%と最低ランクだった。

 大学はこうした現状について「優秀な女性の人材を育成しなければ、数学分野のみならず社会にとっても損失が大きい」と考え、まず、学部段階から女性の入学者を増やすことにした。2次試験の科目についても一般枠は数学だけなのに対し、女性枠は「グローバル社会において活躍できる人材養成の観点から」英語が追加されている。

 しかし、大学側の狙いとは裏腹に「男性差別じゃないか」という意見が電話やメールで予想以上に寄せられたという。

■「法の下の平等の観点から疑義」との専門家の指摘
 入試課の担当者によると、法の下の平等の観点から疑義があるという指摘が専門家からあったほか、女性枠で入学した学生が「あの人は女性枠で入った」などと言われる精神的負担などを総合的に判断したという。

 この結果、12年度入試は従来の一般枠を「一般枠A」とし、女性枠を男女とも受験可能な「一般枠B」として実施することにした。「一般枠B」は以前発表されていた女性枠と試験科目が同じ。女性枠のために勉強してきた学生に配慮した。

 ちなみに2011年5月18日から行われているヤフーニュースの意識調査では、九大の「女性枠」について「問題ある」という回答が、19日19時現在、全体の約2万5000票のうち、約1万7000票、67%だった。コメント欄では、

 「本当に女性を増やしたいなら大学に入る前、理系文系の進路を決める高校や、どの分野に興味を持つかが決まる中学校から対策をしなきゃならん」
 「女性研究者が少ないのは学生の数じゃなくて、女性が研究を続けることのできる社会的基盤がないせい」
といった意見が寄せられていた。


・震災募金しない生徒を黒板に張り出す…秋田の中学教師
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110521-OHT1T00038.htm

 秋田県大館市の市立中学校で東日本大震災の義援金を募り、締め切り日の今月17日になっても募金しなかった生徒の名前を、学級担任が黒板に掲示していたことが20日、分かった。保護者の抗議を受け、翌日撤去。学校側は「懲罰や見せしめという意味ではない」と釈明している。

 大震災の被災地への義援金を募ったのはいいが、募金しなかった生徒の名前をクラスメートに公開するとは明らかにやりすぎ…。被災者も決して喜ばない騒動が、同じ東北地方の中学校で発生した。

 大館市立第一中学校の説明によると、義援金を募って被災地に寄付する計画は、生徒会のボランティア委員会が発案。4月28日の生徒総会で全校生徒510人に対して呼び掛け、反対意見が出なかったため承認された。

 募金は1人200円以上を条件に、1~3年の各5クラスで今月11日から受け付けを開始。そして、締め切り日となった17日朝、寄付をしない生徒に対し、2年2組と同5組の担任教諭が「ボランティア委員会も頑張っているんだ」などとして、未提出の生徒名を一覧にしたプリントを黒板に掲示。氏名が張り出された生徒は、2クラスで約20人だった。

 ところが、18日夕方になって保護者から「なぜ義援金の提出を強制するのか。それに、出さない生徒の名前を掲示するとはどういうことだ」と抗議の電話があったため、学校側はすぐに撤去。名前が掲示された生徒のうち約15人は、寄付金を提出した。同校の菊地俊策校長は「(掲示したのは)懲罰や見せしめという意味ではない。協力しようと(いう趣旨で)呼び掛けたのだが、配慮を欠いた指導だった」と話している。

 この問題を受け、大館市教育委員会は「募金は自発的なものであるべき。また、名前を掲示するのは配慮が足りていない」とし、20日には同中関係者に聞き込み調査を行った。担当教諭の処分などは検討していない。

 大館市立第一中学校では昨秋、当時3年の男子生徒が自宅で自殺。両親は「学校でのいじめが原因」と訴えたが、学校側が否定したため、第三者機関に調査を申し立てた。
(2011年5月21日06時03分  スポーツ報知)


・モンスターに反撃始めたのか 先生が保護者を訴える異常事態 2011/1/18 19:22
http://www.j-cast.com/2011/01/18085828.html?p=all

 学校の先生がモンスターペアレントだとして保護者を訴える――。こんな特異なケースが埼玉県の市立小学校であり、学校側もモンスター対策に本腰を入れ始めたのかと話題になっている。

 「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないようにし、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」

■再三の苦情で女性教諭が不眠症に
 新聞各紙によると、小学校側は2010年10月、市教委に対し、こんな校長名の文書を提出した。先生が保護者を訴えるのは異例というが、ようやく学校側もモンスター対策に法的手段を持ち出してきたわけだ。

 訴えたのは、3年生のクラス担任をしている女性教諭(45)だ。訴えによると、この教諭は6月、女子児童(9)が別の児童から「ぞうきんで殴られた」と訴えたトラブルを仲裁した。これに対し、女子児童の母親が電話で「相手が悪いのに娘に謝らせようとした」と教諭を非難。その後もトラブルがあり、教諭がクラス内で話し合いをさせたところ、母親は「2人の問題をクラスの問題にした」と再び教諭を問い詰めた。

 さらに、非難は止まず、7月中旬までに、児童の近況を伝える連絡帳に母親から8度も書き込みがあったという。「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」「最低な先生」といった内容のものだ。

 そして、行動はますますエスカレート。女子児童の両親が文科省や市教委に教諭への苦情を寄せたり、給食の時間に児童の背中に触れただけで県警に暴行罪で告訴したりしたというのだ。8月下旬には、学校側が話し合いの場を設定したが、両親は拒否したという。

 女子児童の両親による再三のクレームで、女性教諭は9月に不眠症と診断されたといい、その慰謝料500万円を求め、さいたま地裁熊谷支部に同28日付で両親を提訴した。

■「訴訟までに学校側もやるべきことがあった」
 この両親は、2010年11、12月に2回あった口頭弁論で、訴えを退けることを求めた。教諭が、クラス内でしかっていじめの可能性を作ったり、授業中に手を挙げても無視したりと、女子児童に差別的な扱いをしたと強調。学校側は実態を調べないで勝手にモンスターペアレントに仕立て上げた、と主張しているという。

 学校側が「教員を代表して」としているということは、ほかの教員も被害に遭ったのか。両親の主張について、どう受け止めているのか。

 こうした点について、市教委に取材すると、学校教育課長は、「あくまでも担任と保護者の間の訴訟と認識しています。訴訟に影響してはいけませんので、コメントはお断りしています」とだけ話している。どうやら、学校側と認識に違いがあるようだ。

 教育評論家の尾木直樹法政大教授は、苦情を訴えた両親について、こうみている。

 「子どもに全面的に味方する自己中心型と、8回にもわたって苦情を言ったりするノーモラル型の混合タイプだと思います。警察に告訴までするというのは、かなり重いですね。『教員を代表して』訴訟を行っていると言っていることは、ほかの教員も苦情などを受けたのでしょう」

 ただ、両親は行き過ぎているとしながらも、訴訟を起こすまでに学校側もやるべきことがあったと指摘する。

 「8回もの苦情や話し合い拒否などは事実かもしれませんが、親の心情を分析して、まずエキセントリックになる気持ちを鎮めなければなりません。初期対応が決定的に大事ということです。こうした場合、校長ら第3者も上手に仲立ちしないといけないでしょう。学校側が結束してしまえば、親は敏感になるので、ますますエスカレートしてしまいます。今回より深刻なケースも実はたくさんあり、一つ一つ訴訟を起こしていたら、何万件もしないといけないですから」