北朝鮮の動きが不気味だ。25日の地下核実験に続き短距離ミサイルを同日と昨日26日にも発射したという。ついに北朝鮮が自暴自棄になってしまったのか。様々な憶測が飛び交っているが、大した戦略もなく自暴自棄になられると何をやるかわからないので、最も怖いと言えるだろう。
国会でも衆参両院でこの北朝鮮の動きを「暴挙」と非難し、抗議決議を採択するなど抗議活動は国内の至るところで広がっているが、中には北朝鮮に肩入れしている政党も少なくないはずだ。社民党、それに民主党の旧社会党系の派閥など、北朝鮮との関連があった集団はまず自らの責任を明確にすべきではないか。
更に、北朝鮮問題の時にフェミニズムは必ずだんまりを決め込むのは何故か。そこも見逃してはならない。例えば拉致被害者には横田めぐみさんはじめ多くの女性が存在する。なのに女性の人権保護を謳うフェミニズムが拉致問題を一切無視するのは何故なのか。拉致被害者家族を救うブルーリボン運動よりも、乳癌検診を進めるピンクリボン運動の方がフェミニズムにとっては大切なのか。また薬害C型肝炎の患者も大半は女性だ。しかしこれにもフェミニズムが積極的に支援したという話は聞いたことがない。更に専業主婦の女性には配偶者控除の廃止など攻撃をかけている。ここに「女性のための」というフェミニズムの嘘がある。
更に国連には女子差別撤廃条約というフェミニズムの国際拠点が存在する。だがここでも拉致問題や薬害C型肝炎問題が取り上げられたことがあるだろうか。また北朝鮮国内でも人権蹂躙は幾らでも起きているはずだ。国連として北朝鮮への非難決議或いは議長声明があったとしても、フェミニズムが率先して北朝鮮を批判することはない。
何故このような矛盾が起きるのか。理由は反男子のフェミニズム勢力と中韓北朝鮮を支持する反日勢力が共存関係にあるからだ。連中は何の罪もない日本男子に対する強い嫌悪感がある。米国でかつて従軍慰安婦に関する批判決議がなされたのも、中華系のフェミニストが米国議員に対してロビー活動を行ったためだ。しかし彼女らは拉致問題に関してロビー活動など行わない。それを行うと反日勢力と敵対してしまうからだ。
このように、一見何の関連もないような勢力でも、実は繋がりがあるということも意識しながら報道を見ていく必要がある。またマスコミも報道はするものの真意はどうなのか、更に著名人などの声も抗議はしてもそれが表向きなものではないのか、それらも同時に探る必要があるだろう。
<参考>
・【北核実験】「強く抗議する」と社民党、福島氏 2009.5.25 12:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090525/plc0905251239011-n1.htm
社民党の福島瑞穂党首は25日、北朝鮮の核実験実施発表について「核廃絶に向けた国際的な動きが出ている中で、それに逆行する核実験による瀬戸際外交には強く抗議する」とコメントした。共同通信の電話取材に答えた。