新型インフルエンザの感染が関東でも確認された。今のところ数名だが、来週以降関東でも感染が広まるのではないかと言われている。但し、症状がそれほど深刻ではないことなどから、それほど大騒ぎすることなのかという声もあるのは事実だ。それよりも、1日に100人近くが自殺していると言われている現代の社会病理の方がよほど恐ろしいと言えるだろう。
しかも、自殺者数というのは、警察発表の年間32000人を単純に365で割ると約88になるので、1日に100人近くと言っただけだ。以前も言及したかも知れないが、医療関係筋の話によれば、遺族が自殺であることを隠す場合が多いため、それらは自殺者とは認定されず、実際には警察発表の数よりも3倍くらいは自殺者がいるのだという。確かにインフルエンザよりも恐ろしい。
一方韓国からは、韓国の盧武鉉前大統領が自殺したという衝撃的なニュースが飛び込んできた。盧前大統領は、巨額の不正資金供与疑惑をめぐり最高検の事情聴取を受けていた。本当に自殺なのか様々な憶測が今後飛び交うことになるだろう。政治汚職はどこの国でも同じようだ。
ところで、以前朝日新聞に掲載された記事で、痴漢容疑で逮捕された若い男性が自殺したというニュースがある。ネット上には公式サイトのソースはなく、個人ブログに記事を書き写したものがあるのみだ。
・痴漢疑惑で取調べを受けた23歳が自殺
http://blog.goo.ne.jp/silver004/e/8a1b043db8167cabc20a3bf9352b9fb4
真相はどうなのか。それは誰にもわからない。しかし23時という遅い時刻に女子高生が単独で電車に乗って来る、それがそもそも異常ではないだろうか。しかも寝入っている男性の近くにわざわざ座るだろうか。当時の混雑具合が良くわからないのだが、ある程度の混雑があれば他に目撃者がいてもおかしくない。
しかも、自殺した男性の父親が真実を教えてほしいという願いから弁護士を通じて警察署長と面会し、女子高生宛てに手紙を託したが、その返答が何とも空しい内容だ。
《座っていたら男が身を寄せてきて、スカートの下の短パンの中に手が入ってきた。男のイヤホンを取ったら、へらへら笑っているだけだったのでけりを入れた。》
この男性の交際相手の女性や会社の上司などの話によれば彼は真面目で自殺する原因は見当たらないという。痴漢は一度疑いをかけられたら人生が大きく狂わされる。それ故に、疑われた時点で彼は負けたと思ってしまったのだろうか。余りにも悲しい死だ。
また、在宅捜査が決まり帰宅する際も、「わかってるな、これで終わりじゃないぞ」という警察の言葉もまさに脅迫的だ。それで取調べは通常通りと言い切るところが、警察捜査にもフェミニズムの強い圧力がかかっている様子がうかがえる。
しかし、この女子高生の対応というのは、前回の論考で言及したような、男性に対する偏見、蔑視の意識しかないようだ。「けりを入れた」というこの女子高生の行動がそもそも暴力行為ではないだろうか。そんな行動が平気で出来てしまうところが既にフェミニズムが社会全体に蔓延してしまっている結果である。男性の自殺という悲劇にも、特に動揺している様子はこの文面からは感じられない。むかつく男は殺しても構わないというのがフェミニズムの本音なのか。
時折駅構内などで痴漢撲滅のチラシ配布を行ったり、女性専用車両が蔓延しているのも、痴漢から女性を守るのではなく、女性の男性に対する性的偏見意識を植えつけさせようというフェミニズムの狙いがあると考えられる。
つまり、フェミニズムに汚染された女性には、男性の存在そのものが不快なのだ。例えば衣服に毛虫やゴキブリが付いてきたら、大抵の人は払い退けようとする。それと同じ感覚でしか男性を見ていないのだ。だがそんな女性でも、災害などに遭った時には必死で男性に救助を求めようとする。つまり自分の都合のいい時だけ男性を利用するというのがフェミニズムの真髄なのだ。既にその意識は多くの若い女性に蔓延してしまっている。
こうしたご都合主義を改善するため、都合のいい時だけ男性を利用しようとしてないか女性に問い質す(といただす)こともしていかなくてはいけないのではないだろうか。