社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

頂点を極めた男の転落人生 --小室哲哉詐欺容疑で逮捕--

2008-11-04 18:46:39 | 芸能、音楽

 芸能界に激震が走った。小室哲哉の突然の逮捕。かつてはTRFや安室奈美恵、華原朋美らの曲を次々にミリオンヒットさせ、日本歌謡界の頂点を極めた男が辿った転落人生は一体何だったのか。

・小室哲哉容疑者:世界進出で挫折…借金も15億円超
http://mainichi.jp/select/today/news/20081104k0000e040056000c.html

 小室は最盛期には推定年収20億円だったという。しかし最近では15億円以上の借金を抱えていたという。この大きな違いの原因には、世界進出への挫折があったようだ。

 小室は香港に音楽制作会社を設立し、中国や香港、台湾などのアーティストをプロデュースしてアジアでの市場開拓をする計画だった。ところが、この事業に失敗し、経営からも撤退した。彼はこの香港の事業に数百億円を費やし、莫大な損失を被ったという関係者の話もあるようだ。

 海外での事業展開を画策している間に国内での小室人気も陰りを見せる。一時は吉本興業と契約を結んだこともあるが、大した実績も残すことなく契約を解消した。

 しかし、小室の事業投資や派手な生活ぶりは変わることなく、借金ばかりが膨らんでいった。宣伝費の滞納や、離婚した前妻への慰謝料の未払いなどスキャンダルも続発、最近ではロサンゼルスの豪邸や高級外車などをすべて売却し、年間2億円を超えるヒット曲の印税収入も、大半が債権者に差し押さえられていたという。

 これらのことから想像出来る小室の姿は、金と女に塗れた(まみれた)歯止めの利かない男といったところだろうか。年間2億円もの印税収入がありながら多額の借金を抱えてしまう彼の金銭感覚には呆れ返ってしまう。時給800円でバイトなど非正規で働いている労働者達をあざ笑うかのような彼の生活ぶりは、大きな負債となって自分自身にのしかかるという皮肉な結果になってしまった。

 そして、忘れてはならないのが、かつての恋人であった華原朋美のことだ。清純な心で小室との愛を夢見ていた女性が突然の破局に呆然となった。あれ以来、華原の心は荒み、一時はバラエティー番組等に出演するなど元気さを取り戻しつつあったかに見えたが、体調不良などから事務所との契約も切れ事実上引退となってしまった。結果的には、彼女は小室との破局から立ち直ることは出来なかったということだ。

 つまり、小室は一人の女性の人生を台無しにしてしまったということだ。それも華原がフェミニストのような男性敵視の女であったり、我侭で知性も教養もない自己中女だったらお互い様で済むかも知れない。しかし明らかに華原の場合は違う。むしろ彼女は現代の日本に失われつつある大和撫子の鏡のような女性ではないだろうか。こうした女性こそ大切にされる人間社会でなければいけないのだ。

 小室自身はフェミニストではないだろうが、フェミに借りを作ってしまった。いつも泣かされるのは女で、男は卑怯者ばかりというフェミのレッテル貼りに見事に適合してしまうからだ。しかし小室は華原の後に結婚した相手とも離婚、そして現在の妻とも恐らく離婚が濃厚だろう。もっとも、現在の妻は略奪婚とも噂されているので、そのあたりの詳細はわからない。

 小室は金銭的な借金の他に、心の借金も返済する必要があるのではないだろうか。

(補足)
 本論考に関し、小室と華原の破局に関し、発端は華原が先に浮気をしたからであって、大和撫子と評するのは不適切ではないかという指摘を受けております。現在詳細を確認中ですが、該当箇所に関してはコメント欄の指摘も併せて読解願います。

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