社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

SNS(mixi)で居心地の良さだけを求める「ミクシーズ」の甘い考え

2006-09-16 11:05:45 | ネット媒体
 mixi等に代表される、共通の趣味などで交流の輪を広げるインターネットの会員制サイト「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)」の利用者が、若い世代を中心に急拡大しているという。既存会員からの紹介がないと会員になれないなど、従来の掲示板やブログに比べて参加者の身元がある程度分かっている安心感があるというのだが。

 一説には、SNSの利用者は特に女性に多いという。従来の掲示板やブログの場合、自分の意見や日記に対して、あらゆる人からの書込がなされるため、賛同意見だけでなく批判意見(反論)も書かれてしまう。しかしSNSの場合は見知らぬ人からの書込はほとんどないことから、多くは賛同意見だけで占められる。つまり心地良いネット環境が保障されることが人気を集めているということらしいが。

 しかし、そもそも自分の意見に対して賛同意見だけを受け入れて批判意見は排除しようなどという考え自体が実に世間を馬鹿にした甘い考えと言えるのではないだろうか。

 意見を主張すること自体は悪いことではない。しかし必要なのは、反論に対し正面から向き合い検討した上で、それを素直に受け入れ自分が方向転換するか、或いは向けられた反論を更に上回る対抗意見を主張するかのどちらかであろう。そうしたやりとりを行いながら、自分の意見の論理性を高めていくのが自分の人格を向上させていくことに繋がるのではないだろうか。それが「自分を磨く」ということではないか。

 最近の自己顕示欲の強い女性に多く見られる傾向として、反論を機械的に封じ込めようという安易な考えがあると思われる。代表的な例としては、自分のブログに多くの反論が寄せられた時に、反論に対する弁明などを行わずして一思いに反論投稿を削除してしまうというケースが挙げられる。

 こうした女性は恐らく、現実社会では男性を中心にちやほやされた環境にいるのだろう。自分の好きな時に付き合って、要らなくなったら捨てる、それでも男性は幾らでも群がってくる、自分の言動に異議を唱える人など誰一人としていない、そうした環境の中で彼女らは、自分は一番偉い、我こそは常識の神様だ、女王様なのだと勘違いしてしまうのだろう。

 しかしネット上ではそれが通用しない。反論は容赦なく襲い掛かる。今まで経験したことのない苦境に立たされ、今までの自分の立場に何らかの陰りそして危機感を感じる。それでも彼女らは一度掴んだ栄光は絶対に手放したくない、女王様であることを必死で防衛しようとする。それが反論投稿を一気に削除してしまうという行動として表れるのではないだろうか。

 こうした女性達のために、最初から反論を排除した仕組みが既に与えられているという点でSNSの人気が高いというのなら、それは身勝手で傍若無人な女性を更に増長させるだけで、益々女性の社会的資質は低下してしまう。これではSNSは社会的には何も貢献しないということになってしまう。それよりも賛同、反論問わず無差別に寄せられる従来型の2chやブログの方がよっぽど社会の健全化に寄与していると言えるのではないだろうか。

 自分の居心地の良さだけを求めてmixi等のSNSに群がる女性達には、「ミクシーズ」の呼称を私は与えてやろう。皆さんはミクシーズに類する女性と仲良くなりたいと思うかな?


《注釈》
 (本論考における「自分の居心地の良さだけを求める」という意識は一般的には女性だけでなく男性も同じと考えられる。但し本ブログが男女共同参画、フェミニズムによる女性の意識に対する悪影響を主眼としていることから、女性に焦点を絞る論考とした。)


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