今回もニュース紹介のみとさせて頂きます。
・強姦事件の再審決定 大阪地裁「無罪言い渡すべき明らかな証拠ある」 2015.2.27 19:08
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/150227/evt15022719080040-n1.html
強姦などの罪で懲役12年の実刑が確定した男性が、服役から約3年半後に被害者の虚偽証言が判明して大阪地検が釈放した問題で、被害者証言と矛盾する内容の診療記録が公判当時から存在していたにもかかわらず、検察側が証拠として入手していなかったことが27日、分かった。地検は弁護側の再審請求を受けた再捜査で記録を初めて確認。大阪地裁(登石(といし)郁朗裁判長)は同日、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠がある」として再審を認める決定をした。
決定などによると、男性は平成16年と20年、当時未成年だった同じ女性に性的暴行を加え、胸をつかむなどしたとして強姦と強制わいせつ容疑で逮捕、起訴された。男性は捜査段階から一貫して無罪を主張したが、被害を訴えた女性の証言などが決め手となり、大阪地裁は21年に懲役12年の実刑判決を言い渡した。大阪高裁は控訴を棄却し、最高裁も上告を退けた。
ところがその後、女性が男性の弁護人に「証言はうそだった」と告白し、弁護側は26年9月に再審請求。地検の再捜査の結果、女性の身体に性的被害を受けた痕跡がなかったとする20年当時の医師の診療記録が存在することが判明した。弁護側は控訴審の段階で弁護側から診療記録の提出を求めたが、検察側は入手しなかったという。
登石裁判長は決定理由で、診療記録は男性が事件に関与していないことを強く裏付ける証拠だと指摘。「確定判決の根拠となった被害者などの調書の信用性が崩れる」とした。
・妻から夫へのDV 携帯が目直撃、刻まれた服、意識不明重体も 2015.02.28 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20150228_305653.html
「ドメスティック・バイオレンス(DV)」と聞けば、多くの人は妻に暴力を振るう夫の姿を思い浮かべるだろう。
しかし今、世間ではその逆、妻から夫へのDVが深刻化している。妻から繰り返される暴言や、殴る蹴るの暴行に耐えかねて相談窓口に駆け込んでくる男性が急増しているのだ。
「身近なもので叩かれます。フライパンで殴打された時は目の前に星が飛びました。
先日は寝ていたら、急に息苦しくなって溺れている感覚に襲われて飛び起きた。目に入ったのはニッコリしながらヤカンで私の顔に水を浴びせかける妻の顔でした。目の奥は笑っていませんでした」(60代自営業)
50代の会社員男性は、妻からの暴力で腰を痛めてしまった。
「些細なことを妻に責め立てられてから、しばらくは夫婦の寝室に土下座して入室していました。その際にジャンプして腰を踏みつけられたり、思い切り何度も蹴られたりした」
それが続いたある日、腰に激痛が走った。歩くのも困難なほどの痛みだった。
「でも保険証を妻に取り上げられていて、なかなか医者に行けなかった。DVが表沙汰になるのを妻が用心していたのかもしれません。用事があって実家に電話していると“告げ口しただろう”と腰を蹴られましたからね。
でも仕事に支障が出てしまうからと、妻にまた土下座して医者に行く許可をもらい、ヘルニアと診断されました。最近は布団から出るのも辛くて、毎朝必死の思いで通勤しています」(50代会社員)
40代前半の会社員のケースでは、失業を機に妻が狂暴化していった。
「必死で職を探しているのに、帰宅したら子供の前で“ダメ人間が来た”と罵られる。何かを頼むと“ハア~”という大きなため息と、壁をドンと蹴る音が聞こえてくる。その後、無事に再就職できたので妻も変わると期待したが、エスカレートする一方でした」
言い返せばコップや椅子が飛んでくるようになり、投げつけられた携帯が目を直撃し、大きく腫れたこともあった。そしてついに深刻な事態を迎える。
「ある日仕事を終えて深夜に帰宅したら、玄関に切り刻まれた私の服が複数投げ捨てられていた。台所に行くと、テーブルの上に包丁がズラリと並べられ“死んで”というメモ書きが添えられていた。あまりのショックと恐怖に、うずくまって嗚咽しました」
こうした妻の暴力が事件に発展した事例もある。
2013年7月、三重県に住む30代の妻が、40代の夫に飲料を買ってくるように頼んだが、品切れのために手ぶらで戻った夫に腹を立て、ノートパソコンで頭を殴りつけて夫は意識不明の重体になった(妻は傷害罪で現行犯逮捕)。
ここまで来ると、もはや家庭内で耐えられるレベルではない。
※週刊ポスト2015年3月6日号
・鳥取市:婚活イベントに「男性は公務員限定」 2015年03月05日 02時30分
http://mainichi.jp/select/news/20150305k0000m040137000c.html
◇「税金投入で公務員の結婚の世話とは」と疑問の声も
人口減に悩む鳥取市が男女の出会いの場を作って結婚を促す目的で民間企業などと共同運営する「婚活サポートセンター」が13日、男性の参加資格を「公務員限定」とするイベントを企画していることが分かった。安定した職業の男性を求める女性の要望を受けて企画したというが、市民からは「税金を投入して公務員の結婚の世話をするのはいかがなものか」と疑問の声も上がっている。
同センターは市が昨年11月、市内のイベント会社などと共同で開設し、今年度は運営費の90%以上に当たる500万円を市が交付。新年度当初予算案でも720万円を計上している。
登録無料で、参加費を払えばイベントに参加でき、イベント会社の婚活コーディネーターが相談にも応じる。現在約450人が登録し、これまでに登録者限定や一般公募で計6回の婚活イベントを開催。延べ128人(男67、女61)が参加し、21.8%に当たる14組のカップルが誕生した。
男性を公務員に限るイベントは初めてで、13日に市内の飲食店で開く「ホワイトデー婚活」(参加費は男性2000円、女性1000円)。一般公募にして当初男女各20人を募集したが、女性は最多となる79人が応募。定員を各30人に増やしたうえで抽選した。
男性の勤務先は県庁、県警、公立校教員などで、鳥取市職員も数人いるという。【川瀬慎一朗】
◇市民の税金を使ってでは、文句は当たり前
鳥取大地域学部の藤田安一教授(公共政策学)の話 市民の税金を使って公務員に限定していては文句が出て当たり前だ。税金は市民の利益に還元しなければならず、広く募集すべきだ。