まほろばの泉

亜細亜人、孫景文の交遊録にある酔譚、清談、独語、粋話など、人の吐息が感じられる無名でかつ有力な残像集です

オンナが求める 金と面白さと易しさ   04 あの頃

2023-11-01 08:32:21 | Weblog

よく「ヤサシイ男性が好き」とはあるが・・・

「優しさは」人を憂う(心に留める)と書くが、「易しい」は相手の能力程度に合わせてくれる心地よさでもあろう。優しいことは相手のために厳しさともなったり、別離さえあるがが、易しい人はの関心は、無関心、事なかれ、あるいは別の理由があるのかもしれない。

 

今回はオトコではなく、オンナです。

最近の女性へのアンケートだが、年代によって優先順は入れ替わりがあるが、女性にとっての三大用件は標記のようだ。例題の出し方が露店に並べられたバナナの口上ならまだしも、「裏も表もバナナだよ」と言いくるめられて妙に納得する見物客のようで面白い。

あくまで男子への興味と付き合いの条件だが、旦那元気で留守がいい、と言われて久しいが中年は総じて金だ。つぎは吉本興業の若手芸人なみの面白さだが、レベルに合った軽薄さのようで、そうなると次の優しさは、自身の能力に合わせてくれる「易しい男」でもあろう。

信じられる、嘘つかない、働き者、などが、ついぞ口をついて出てこない時代変わりは、男にとって想像してはいたが心寒いものがある。
なら、男はどうか。美人、可愛い、エロチックなら女も考えざるを得ない。


中国の思想家、荀子の「社会衰亡の徴」には、女が男のように烈しくなり、男は軟弱になると説いている。また集中力がなくなり、音楽は淫靡な言葉を発し、社会が落ち着かなくなるという

数千年前のことだが、おおよそ符合することが多い。なにも経済力や軍事力の数値比較でしなく、人間そのものの陰陽(男女)のバランスが崩れ、その互いの性の優越した特性までが衰える。荀子の時代はなかったことだが、現代はまさに平等と人権など誤用の賜物であろう。

その女性意識を知った男は嘆かわしくも迎合する。
一昔前は、金が入れば、酒と博打と女だった。独身でも妻帯でもその指向は変わりがなかった。もちろん巷のハナシで目くじら立てるものではないが、所詮、欲望の要素は「色、食、財」だと隣国でも言っている。

達観すれば、あの笹川良一氏が喝破した「人生は、食って、呑んで、糞して、やって、寝ることだ」だが、そこには金が必要だ。面白さや優しさは添え物のようなものなのだろう
その中で、異性を必要とするのは「やって」ぐらいで、あとは好き勝手にすればいいことだ。

女は稼げるようになった。男と違って多岐にわたる優越性がある。今では差別禁語だが、欲望を喚起して色で誘引し金を出させる遊戯ついでの仕事もある。あるいは法で守られた裸体を誌面に晒し、もったいぶった淫靡な姿態が金に換えられる世界がある。
尚更のこと、美人で可愛くて、エロチックに指向が向かう。ならば、健康で、明るく、掃除好き、賢い女性への好みが微かになる。

これでは、少子化、扶養補助の増加、性犯罪、投票率の低下など、とうてい解決には程遠いと言わざるを得ない。










これは政治政策の出番ではないし、妙な邪魔はしない方がいい。
行きつくところにならないと自覚しない、人間の問題なのだ。


地球の磁力は周期的に南北が入れ替わるという。その入れ替わるとき地球のバリアーは一番弱まり、太陽フレアー(フォトンベルト)が直接地球に降り注ぐという。
男女陰陽に置き換えるとその入れ替わりの期間が様々な問題を引き起こすと思えばいい。
古代の土偶は女性が帯剣をしていた。あのアマゾネスだ。

そのうち、男が女に求めるものは、金と面白さ、最後に優しさになるのではないかと、面白く考えている。

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