今朝、昨今の世情を観た。
いや、何気なく手と気が向いて以下を指し解卦した。
天来ム妄 (てんらいむもう)
易 六十四卦の一
「ム」は識字データーにないので表することは出来ないが、小学館漢和p552
に【膝まづいている人が顔を背けている様で、息のできない、また食べ飽きた姿】とある。「ム」または「ブ」 ない、なかれ、とある。
《雷が繰り返し天にこだまするよううに、他の雑音が四方八方から入ってきて惑いやすくなります。こんなときは焦らず私欲から離れ、自然に任せ、天の意に随うこととあります。》
偶成
壱百と八の煩悩除鐘も筆者にとっては足りないくらいですが、清俗の事象に一喜一憂していることが、生きている証だとしても、何とも鎮静の難しい時世です。
近頃では現世の無常と幻に浸りつつも、爽やかで、清々しい一時を独り愉しんでいます。
先哲は「鬼神に敬して近寄らず」と説いていますが、己の秘奥に存在するであろう正気と邪心は、まさに鬼神そのものが天に在らず、地に在らず、我が心の心宮に存するといえるでしょう。
また、齢を重ねますと、ついつい錯覚価値の虜になり、節分の豆に満腹を覚えるほど厄災が積もるといいます。
俳人の言に「心静かに自然を眺めると、己の卑小を悟る」とあります。
叶うなら、たおやかな時世をいとおしみ、自らの心中を内観することが独悦の妙となる、面白い時の過し方を願う昨今です。
いや、何気なく手と気が向いて以下を指し解卦した。
天来ム妄 (てんらいむもう)
易 六十四卦の一
「ム」は識字データーにないので表することは出来ないが、小学館漢和p552
に【膝まづいている人が顔を背けている様で、息のできない、また食べ飽きた姿】とある。「ム」または「ブ」 ない、なかれ、とある。
《雷が繰り返し天にこだまするよううに、他の雑音が四方八方から入ってきて惑いやすくなります。こんなときは焦らず私欲から離れ、自然に任せ、天の意に随うこととあります。》
偶成
壱百と八の煩悩除鐘も筆者にとっては足りないくらいですが、清俗の事象に一喜一憂していることが、生きている証だとしても、何とも鎮静の難しい時世です。
近頃では現世の無常と幻に浸りつつも、爽やかで、清々しい一時を独り愉しんでいます。
先哲は「鬼神に敬して近寄らず」と説いていますが、己の秘奥に存在するであろう正気と邪心は、まさに鬼神そのものが天に在らず、地に在らず、我が心の心宮に存するといえるでしょう。
また、齢を重ねますと、ついつい錯覚価値の虜になり、節分の豆に満腹を覚えるほど厄災が積もるといいます。
俳人の言に「心静かに自然を眺めると、己の卑小を悟る」とあります。
叶うなら、たおやかな時世をいとおしみ、自らの心中を内観することが独悦の妙となる、面白い時の過し方を願う昨今です。