パル博士と東條家の人々
昨晩、東條由布子さん(東条英機氏の孫)にバル・下中記念館の写真データー保存の際にプリントアウトしたものを確認していただいた。
博士に抱かれているのは親戚のお子さんとのことだが、和服姿は東條勝子さんである。同行したパル博士と同郷のベンガル出身のシャカさんは、インド独立を援けてくれた東條氏は、今でも好意的にみてくれている人たちが多い、と。
はたして、バル判事はウエップ裁判長の「デス、バイ、ハンギング(絞首刑)」をどのような境地で聴いたのだろう。
シャカさんは言う「あのとき判決を聞いた被告人たちは何かに礼を云う様に頭をげた。その光景は外国人にとって驚くべき光景だ。しかし、インド人は深い考察に入った。そしてあの印パール作戦で多くの兵隊がインドを目指していた意味を深く考えた。また抑圧されたアジア人として、はじめて白人に勝った日露戦争をわが事のように歓喜したあのときのアジアの人々のおもいを想い起こした。はたして日本および日本人とは・・・」
パル博士の無罪論を、日本は罪なしと錯誤する向きもある。
博士は、日本は真の日本を想い起こして内省することが必要だと説く。
そして新しい姿で出発してほしい、その行動をアジア人は見ているし、一番理解するのもアジア人だと。
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