A Challenge To Fate

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【21世紀のサイケデリック寺院】来年3月噴火決定!〜テンプルズ、2ndアルバム『ヴォルケーノ』

2016年11月10日 00時49分52秒 | ロッケンロール万歳!


TOY(トーイ)と同時期にUKロックシーンに彗星の如く登場し、イギリスばかりか日本、ヨーロッパでも人気を博したサイケデリック・バンド『テンプルズ』が、この度新作情報を公開した。『ヴォルケーノ』と大されたファン待望のセカンド・アルバムは来年3月3日(金)の海外リリースを予定しており、バンドによるセルフ・プロデュースで、ミックスを手がけたのはかのデヴィッド・レンチ(カリブー、オーウェン・パレット、 FKAツイッグス、ブロック・パーティー他)とのこと。
【21世紀のサイケデリック玩具】UKロックに透明な一撃〜トーイ『クリア・ショット』

そして、1stシングル「Certainty」のミュージック・ビデオがあわせて公開となった。今作は、Jポップ・アーティストのビデオをイメージして制作されたというカラフルな仕上がりになっている。

Temples - Certainty


同ビデオについて監督を務めたAlden Volney氏(ジェイミー・エックス・エック ス、ヴィレジャーズ、ボビー・ウーマック、ニック・マルヴェイ)は次のように コメントしている。

「このビデオは、僕が子供の頃から繰り返し見ている、プラスチック製の海についての夢が元となってできたんだ。バンドがエキセントリックで予測不能なJ-ポップにインスパイアされた様なビデオを作りたいと言った時、僕の頭にあったカラフルなパレットや日本的美的感覚というのを入れ込むべきだと思ったんだ。例えるなら、日本の100円ショップに長居してしまった時のような感覚をもたらすような作品に仕上がっているよ」。

なお、同楽曲のプロデュースを手がけたフロントマンのジェームスは以前こう話している。「この曲のメロディを作っているとき、初期のディズニーのような不気味なヴァイブ、遊び心があってハーモニーを取り入れた、それでいてダークなひねりがあるようなものを心がけたんだ。そうするにあたって、レイヤリングと同じく、まばらであることも大事だった。ヴァースはベースが作り出す激しい振動、そしてそれを反映したリリック、それからメロディも相応しいアンビアンスと組み合わさっている必要があったんだ。サビはその反対のアプローチで次から次へとレイヤーを重ね、音を分厚くした。MOOGのベースシンセと通常のベースの音がブレンドされていて、1曲を通してサウンドが切り替わっているのがわかる と思う。あと、ギターはシンセを、シンセはギターを反映しているんだ」。

2016年8月に開催されたHOSTESS CLUB ALL-NIGHTERに出演し、日本のファンの前で「Certainty」をいち早くパフォーマンスしていたテンプルズ。是非アルバム・リリース後には再来日して、より多くの新曲をライヴで聴かせてくれることに期待したい。

■リリース情報
アーティスト: Temples(テンプルズ)
タイトル:Volcano(ヴォルケーノ)
海外発売日:2017年3月3日(金)
レーベル: Heavenly Recordings / Hostess



<トラックリスト>
1. Certainty 確実
2. All Join In 全部参加
3. (I Wanna Be Your) Mirror (あなたの)鏡(になりたい)
4. Oh The Saviour ああ、救世主さま
5. Born Into The Sunset 日没へと生まれて
6. How Would You Like To Go 君はどのように行きたいの
7. Open Air 外気
8. In My Pocket ポケットの中
9. Celebration 祝福
10. Mystery Of Pop ポップの謎
11. Roman God-Like Man ローマ神話の男
12. Strange Or Be Forgotten 奇妙だったり忘れたり

Temples (full concert) - Live @ Festival Musiques en Stock 2016


■バイオグラフィー
UKミッドランズ出身の4人組サイケデリック・ロックバンド。12年に発表した「シェルター・ソング」が反響を呼び、NMEの"ベスト・ニュー・バンド・オブ・2013"リストに選出。ノエル・ギャラガーやジョニー・マーが彼らのライヴを絶賛し、ザ・ローリング・ストーンズのハイドパークでの公演のオープニング・アクトにも抜擢される。13年11月には日本独自盤EP『シェルター・ソングe.p.』をリリースし、直後にはHostess Club Weekenderにて初来日を果たし満員の観客を熱狂させるなど、アルバム・デビュー前からここ日本でも期待の新人として注目される。14年2月デビュー・アルバム『サン・ストラクチャーズ』をリリース。リリース日にタワレコ全店チャート1位(Pop/ Rock)を獲得、さらに5月に行なわれた東京での単独公演のチケットは即完売となる。7月のフジロック'14で再来日を果たすと、そのサイケ・サウンドを体感しようと押しかけたロック・ファンでレッドマーキーは超満員となった。そして11月には『サン・ストラクチャーズ』のデラックス盤もリリースされ、翌年2月のHostess Club Weekenderへ出演。16年8月、HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERで再来日。17年3月、セカンド・アルバム『ヴォルケーノ』のリリースが決定。

【メンバー】
ジェームス・バッグショー(Vocal / Guitar)、トーマス・エジソン・ワームスレイ (Bass / Backing Vocals) 、サム・トムズ (Drums)、アダム・スミス(Keyboard)
日本公式サイト

サイケ寺院
大先輩に
最敬礼

Acid Mothers Temple Boiler Room x NRMAL Live Set
コメント
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