A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【えいたそ進化論】試論~でんぱ組.incに学ぶ『マキシマリズム(最大主義)』<現代キーワード解説>

2014年11月17日 00時25分30秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


【解説】マキシマリズム MAXIMALISM(最大主義)とは?
マキシマリズムとは、文学、美術、マルチメディアならびにグラフィック・デザイン、および音楽で、表現主義のような多目的・包括的な条件の下で、すべての要素を網羅することによる運動を説明するために使われる用語である。


【実証】加速するアイドル「でんぱ組.inc」直近の活動
2014年10月20日(月)
『でんぱジャック~World Wide Akihabara~』放映開始


2014年10月20日スタートしたでんぱ組初の地上波レギュラー番組。メンバーが、日本を代表するアニメ、マンガ、ゲーム、アイドル、コスプレ、フィギュア、同人誌などのオタクカルチャーを「秋葉原」から世界へと正しく発信する番組。「ヲタ芸博覧会(担当:最上・藤咲)」「メイド数珠繋ぎ(担当:相沢・夢眠)」「擬人化クイズ(担当:古川・他メンバー全員)」「妄想バーチャルデート(担当:各メンバー持ち回り)」「明日つかえるヲタク語講座(担当:夢眠・成瀬)」「でんぱ激アツ同人誌(担当:成瀬・藤咲)」「未鈴名人の”ゲーマーアイドル”への道!(担当:古川・最上・藤咲)」「お悩み相談室アキバの園(担当:最上・他メンバー全員)」といったコーナーが混在し、まさしくアキバストリートを歩くと目に飛び込んでくる刺激をテレビ番組化。余りの情報量の濃さに、深夜帯に有るまじき睡眠妨害・覚醒番組と絶賛中。
でんぱジャック~World Wide Akihabara~番組公式サイト
でんぱ組.inc au特命宣伝部長に就任!


2014年10月25日(土)
タイ・バンコク 日本カルチャーの祭典『Anime Idol Asia』出演

でんぱ組.inc、海外活動から原点まで――今の心境とは!?(Oricon Style)


2014年10月30日(木)
でんぱ組.inc『バリ3共和国』PV公開





2014年10月31日(金)
『でんぱ組.incの元気が出るボイス』ドワンゴジェイピーで配信開始



でんぱ組.inc が憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれる!元気が出るボイスをドワンゴジェイピーで独占配信


2014年11月8日(土)
台北ファッションウィーク「PRO1.TRADE SHOW TAIPEI」出演

装苑ONLINE × でんぱ組.inc スペシャルインタビュー「アイドルにとってのファッション。衣装の力とは?」


2014年11月9日(日)
『ミュージックドラゴンLive2014in横浜アリーナ』出演



2014年11月12日(水)
でんぱ組.inc × gdgd妖精s『愛があるから!!』リリース


アニメ「gdgd妖精s」の劇場版主題歌。森に住む妖精たちの活躍を描くフルCGアニメ「gdgd妖精s」は、2011年からテレビで放送され、今年9月に劇場版アニメ「gdgd妖精sっていう映画はどうかな…?」が公開された。でんぱ組.incのメンバーはキャラクターとして劇中にも登場する。作詞と作曲を担当したのは、「gdgd妖精s」のキャラクターソングを手がける井上純一。編曲を、でんぱ組.incの多くの楽曲制作に携わっている玉屋2060%が手がけた。目まぐるしく曲が展開する、これまでのでんぱ組.incの楽曲を踏襲した仕上がりになっている。
『ファントム オブ キル』でんぱ組.incスペシャルインタビュー! コスプレ衣装もふたたび!


2014年11月14日(金)
『でんぱ組.incスペシャルライブ 東アジア文化都市2014横浜パートナー事業』開催


昨年冬から活動してきた広報親善大使としての締めとなるスペシャルライブ。管楽器/弦楽器のダブルカルテット+でんでんバンドによる分厚いサウンド、ゲストに迎えた二胡とクラシックギター、そして新曲「でんでんぱーりーナイト」お披露目。目眩がする程盛り込んだ萌えきゅんエキスは、港湾未来派大ホールを、色とりどり光の乱舞で染めた。


2014年11月14日(金)
でんぱ組.inc『でんぱーりーナイト』PV公開





【論考】現代社会に於けるマキシマリズム


元々マキシマリズムとは、1960年代のアメリカの美術・建築・音楽などの分野に登場し主流を占めた、形態や色彩を最小限度まで突き詰めようとする『最小限主義、ミニマリズム(英: minimalism)』の反対の概念だった。形態や色彩を最大限に吸収する訳だが、それをそのまま表現に活かそうとした90年代的折衷主義所謂ミクスチャー mixture は21世紀の訪れと共に崩壊した。流入する情報量と、外部へ表出する表現能力のエントロピーのバランスに歪みが生じ、思考・行動主体が耐え切れなくなった為である。量対量の鬩ぎあいは必ず限界に至ることが明らかになった今、現代文化に於ける最大主義(マキシマリズム)は、ロディオン・シチェドリンがギヤ・カンチェリを評した「マキシマリストの気質を備えた禁欲主義/控えめのヴェスヴィオ(ポンペイを滅ぼしたイタリアの火山)」へと向かうべきである。

特に音楽表現に於いては、米国コピュータ音楽の第一人者デイヴィッド・A・ジャッフェの言葉を引けば、「(マキシマリズムとは)異質性を包含し、すべての外部の影響を潜在的原料と看做す並置・衝突の複雑なシステムを可能にする」姿勢に他ならない。ニューヨーク・ブルックリンのハードコア・ジャズ新世代、例えば24歳の精鋭クリス・ピッツイオコス、ウィーゼル・ウォルター、ロン・アンダーソンによるCDアルバム『MAXIMALISM』は、最大限の情報を演奏主体それぞれ個体及び集合体の内的システムで咀嚼・止揚・昇華したうえで、最小限の音楽言語を用いて饒舌に語り合う、という一見矛盾したスタイルを採用することにより、90年代末に失速した「即興音楽 improvisation」という手法に無限の希望を与え、新しい生命を吹き込んだ。
【DiscReview】Chris Pitsiokos, Weasel Walter, Ron Anderson/MAXIMALISM

日本に於いては、21世紀最初のディケイドが過ぎた時点で音楽だけではなく社会全体を覆った「カオス(混沌)」の黒雲が、一昨年頃から目立ってきた新たなブラウン運動による離散集合を繰り返した結果、輝かしき「多様化の時代」が訪れた。今や多様性 variety を制することが、表現者の存在意義であり、やがて来るポストカオス新時代への魁(さきがけ)足りうる資質である。上記で俯瞰した通り、活動のスピードもさることながら、これ以上速くなれないと思われた「ちゅるりちゅるりら」を軽く凌駕する表現の速さと鋭さを備えた「バリ3共和国(リパブリック)」と「でんぱーりーナイト」の二つの新曲こそは、でんぱ組.incが日本カルチャー最先端の「マキシマリスト(最大主義者)」であることの証明である。そして正規シングルの陰に隠れて見過ごされがちな「愛があるから!!」に於いて、「愛(LOVE)」という人類永遠の命題に真正面から挑んだことは、でんぱ組が攻撃性だけではなく、大きな慈愛で人類を照らす神神であることを改めて明確にしたといえる。


【えいたそ進化論】試論


ここで想起すべきは、以前我々が何度も注意深く検証し思考能力の限りを尽くして導きだした『えいたそ文化論』の驚くべき結論との、完全なる一致である。即ち、「マキシマム」の称号を持つえいたそ☆成瀬瑛美こそ、現代日本の「マキシマリズム」の頂点であり、それはえいたそをアマテラス(天照大神)と断じる研究結果に準拠している。また太陽神=サン・ラの血を継ぐことも99.9%間違いないであろう。
【えいたそ文化論】最終章『えいたそ☆成瀬瑛美とは?』






さらに驚愕すべきは、えいたそがもうひとりの菩薩『千手観音』でもあることである。



千手観音(せんじゅかんのん)、梵名サハスラブジャ・アーリア・アヴァローキテーシュヴァラ(सहस्रभुजआर्यावलोकितेश्वर [sahasrabhuja ārya avalokitezvara])は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。「サハスラブジャ」とは文字通り「千の手」の意味である。千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済しようとする、観音の慈悲と力の広大さを表している。

無限の慈悲と優しさが、トキメキ界のカリスマえいたそのポジティヴメッセージに凝縮されてることは、万人の認めるところであろう。
「毎度の事ながら軽いのからグンと重いのまで諸々覚悟があるけど楽しませるねwelcomeいつでもどこでも絶対に笑っとくからねっていうのが今回濃く強く導け出せたアンサー系のひとつかな(*´∀`*)!」



一方で数多くの有名ロックバンドに在籍し「ドラムスティックを持った渡り鳥」として知られるドラマー故コージー・パウエルとの類似は、芸の多彩さとともに、土台を固める屋台骨としてのえいたその未知なる才能を示しているのかもしれない。





【ヲタク語講座応用編】 ぐうたそ:「ぐうの音も出ないほどのえいたそ」の略。でんぱ激アツ同人誌で見せる、文句なしの素のえいたそさんを指す言葉。

えいたそは
最大ばびゅん
トキメキ主義

えいたそ☆成瀬瑛美の口ギターソロが聴ける『愛があるから』は最新シングルにも拘らずパシフィコ横浜では披露されなかった。映画主題歌なのでPVも製作されていない模様。しかし、筆者が浪人時代に制作したインダストリアル音響に『愛があれば』という曲がある。せめてもの慰みに33年の時を隔てたシンクロニシティと言えるこの楽曲のでんぱ組コラボ動画を作成したのでご覧戴ければ幸いである。えいたそに口ギターをダビングして欲しいものである。



[11/17 13:33追加]
▼でんぱ組.inc(神神)と妄想デート!?






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