クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-09 No.16

2008年09月14日 15時52分52秒 | Weblog
<RCO Live>
RCO 08007(SACD-Hybrid) \2280
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:2007年10月18 & 21日、2008年1月16 & 17日
アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
ことし2008年11月、第6代首席指揮者として就任5年目に突入したヤンソンスと
ともに、RCOは楽団創立120周年の節目を迎えます。これを飾るRCO Live最新
アルバムはマーラーの第5番。マーラーこそは第2代首席指揮者メンゲルベル
クの時代より受け継がれてきた当オケの看板であり、アニヴァーサリーにあ
たりこれをおいてほかにないプログラムといえるでしょう。
ますます絶好調にあるヤンソンス初のマーラー第5。トランペット・ソロが高
らかに鳴り渡ったあと、葬送行進曲はいたずらにドロドロと重く引きずるで
もなく、未だ比較的淡々と進みます。けれども第2楽章になると全体が大きな
うねりを形作り、つづくスケルツォや、さらにロンド・フィナーレでは、動
と静、テンポが終始交替する内容がこの指揮者の本能を呼び覚ますのでしょ
うか、まぶしいくらいの躍動感が特徴的。
それでもやはり白眉はアダージェット。開始はじんわりと染み出すように、
やがて豊潤に押し寄せる、マーラー畢生というべき妖艶なる美の表現が閉じ
込められた音楽では、ディナーミクにアゴーギク、そして弦のポルタメント
が絶妙なバランス。大詰めではぐっとテンポを落としてきて、幾重にもビロ
ードの弦が織り重なり、爛熟の美を咲かせます。どことなく、かつてその指
揮ぶりで作曲者をも唸らせ、信頼も厚かったメンゲルベルクによる世界初録
音を彷彿とさせるようでもあり、もはや、どこまでも溺れてみたいという衝
動をおさえきれません。
いまあらためて、マーラーを取り上げるときにRCOが奏でる音色のこのうえな
い適性といったらどうでしょう。その証しとして、これまでにハイティンク、
シャイーと、歴代の首席指揮者たちとそれぞれ完成させてきた全集録音、ヤ
ンソンスでは第6番(RCO.6001)、第1番(RCO.7001)が最高の評価を獲得してき
ました。ヤンソンスによる新たな第5番もまた、RCOの誇る輝かしいマーラー
演奏の系譜がこれからもけっして揺るぎないことを物語る破格の出来栄えと
なっています。




<BBC LEGENDS>
BBCL 4248 \2180
ステレオ
(1)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
(2)マーラー:交響曲第4番ト長調
フェリシティ・ロット(S)
クルト・ザンデルリング(指)
BBCノーザン交響楽団
録音:1978年4月17日マンチェスター、BBCスタジオ
第9番(BBCL.4232)のカタログ復活につづいて、なんとザンデルリングによる
マーラー第4番がBBC LEGENDSに登場。音源そのものも完全初出、しかもザン
デルリング初のレパートリーとくれば、これは絶対見逃すことの出来ない内
容といえるでしょう。ザンデルリングのマーラーといえば、9番や10番が巨大
なアプローチでとりわけ人気を集めていますが、初期の作品であるこの4番で
も巨匠スタイルによる構えの大きさが際立っています。また、フィナーレを
彩るのは女王ロットというのも魅力。さらに、デモーニッシュな表現が凄み
をきかせる「ドン・ジョヴァンニ」も貴重なカップリング。いずれも音質良
好です。

BBCL 4244 \2180
ステレオ
モノラル(3)のみ
(1)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85
(2)プリオー・レーニエ:チェロ協奏曲(1964)
(3)ラッブラ:チェロ・ソナタ ト短調Op.60
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
イリス・デュ・プレ(P)
(1)サー・マルコム・サージェント(指)BBC交響楽団
(2)ノーマン・デル・マー(指)BBC交響楽団
録音:(1)(2)1964年9月3日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
(3)1962年7月6日チェルトナム音楽祭(ライヴ)
エルガーとレーニエがBBCアーカイヴよりの復刻。デュ・プレにとってのエル
ガーとは、彼女の代名詞といえる魂の一曲。生涯を共にした銘器ダヴィドフ
より紡がれる嘆き節が胸を締め付けるプロムスでのライヴ。この曲の決定盤
に数えられるバルビローリとのスタジオ盤(1965年)より半年前にあたります。
ほかにカップリングも重要。南アフリカ出身の英国の作曲家レーニエ
(1903-1986)のコンチェルトは演奏時間20分ほど、デュ・プレ唯一の録音でこ
れが世界初演時のドキュメント。ただし、一説には彼女は技術的に困難なこ
の作品を嫌悪していたとも伝えられています。ラッブラのソナタはデュ・プ
レの師、ウィリアム・プリースに献呈されたもの。これはデュ・プレを愛す
るすべてのかたにとって宝物となることでしょう。

BBCL 4247 \2180
ステレオ
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番ニ長調KV.451
(2)同:ピアノ協奏曲第17番ト長調KV.453
(3)バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Sz.95
ゲザ・アンダ(P)
(1)(2)ゲザ・アンダ(指)イギリス室内管弦楽団
(3)ピエール・ブーレーズ(指)BBC交響楽団
録音:(1)1968年11月28日BBCスタジオ
(2)1975年4月9日
(3)1973年12月5日以上ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
(ライヴ)
完全初出。ヴィルトォーゾ、アンダのきわめつけというべきモーツァルトと
バルトークの協奏曲ライヴが聴ける注目のアルバム。ハンガリー出身のアン
ダには音楽語法にも精通し、また同時代の音楽として身近であったバルトー
クですが、ここでの指揮はなんと若き日の鬼才ブーレーズ。この顔合わせに
興奮を覚えない方はいないでしょう。また、モーツァルテウム管との全集が
あまりにも有名な“弾き振りによるモーツァルト”は、いずれもそのスタジ
オ録音以降におこなわれたもの。もはや説明不要、ちょっとしたニュアンス
といい、この美しさはほかでは得がたいものです。

BBCL 4246 \2180
ステレオ
ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45
イレアナ・コトルバス(S) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
エジンバラ国際音楽祭合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年8月26日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
ジュリーニのドイツ・レクイエムといえば、現状ではこれより9年後のウィー
ン・フィルとのライヴ盤を残すのみ。このたび重要性を鑑みてBBC LEGENDSが
リリースに踏み切りました。
1987年のライヴが73分を越えるのに対して、ここではおよそ68分と演奏時間
に5分もの違いがありますが、それでも遅めのテンポによる馥郁たる美はま
ぎれもなくジュリーニならではのもの。ソリストにはクレンペラー盤での歌
唱が知られるフィッシャー=ディースカウに、当時絶頂を迎えていたコトル
バス。さらには、こうした機会にジュリーニの起用も多かったエジンバラ音
楽祭合唱団が、ジョン・カーリーのもとベストを尽くしています。

BBCL 4245 \2180
モノラル
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第49(44)番変ホ長調Hob.XVI-49
(2)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調Op.14
(3)同:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84「戦争ソナタ」
(4)同:束の間の幻影Op.22より第3、4、5、6、8、9、11、14、15 & 18番
(5)同:10の小品Op.12より第6曲「伝説」
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
録音:1961年7月8日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
1961年、前年に念願のアメリカ・デビューを果たしたリヒテルは、前半は国内
に留まりモスクワでの活動が中心でしたが、7月に入るとロンドンで集中的に
リサイタルをおこなっています。ちなみに、このライヴから数日後、10日に
ショパンとドビュッシー(BBCL.4021)や、コンドラシンとの共演で16日にショ
パンのアンダンテ・スピアナートと大ポロネーズを、18日にはリストの協奏曲
2曲(いずれもBBCL.4031)を演奏、これらの模様はすでにBBC LEGENDSよりCD化
されています。
この時期、リヒテルは英国でもまだまだ謎のヴェイルに包まれていた存在であ
り、リサイタルそのものが特別の事件でした。メインのプロコフィエフを目の
当たりにした当時の聴衆の衝撃たるや想像に難くありません。束の間の幻影を
のぞいて、すべて初出となります。




<PRAGA DIGITAL>
PRDDSD 250255(SACD-Hybrid) \2780
W.A.モーツァルト:フルート四重奏曲集&協奏曲
(1)ニ長調K.285(1777) (2)イ長調K.298(1787) 
(3)ハ長調KV. App.171/ 285b 
(4)ト長調K.285a(1778) (5)フルート協奏曲ト長調K.313(285c)(1778)
大嶋義実(Fl)
(1)-(4)コチアン弦楽四重奏団 
(5)パヴェル・フーラ(指)プラハ・カメラータ
録音:2007年10月&2008年2月
大嶋義実はプラハに生まれ、現在は京都市立芸術大学で教鞭をとる、フルート
界の重鎮。今回、大嶋によるモーツァルトの四重奏曲と名曲ト長調協奏曲がリ
リースされます。かっちりとした音楽作りながら、モーツァルトの瑞々しさを
あますところ堪能できる、会心の出来。音符のひとつひとつがピチピチと喜び
に溢れているような録音です。さすがベテラン、安心してモーツァルトの世界
に浸ることができます。(レコード芸術の海外盤試聴記ですでに紹介され、高
い評価を得ています)

PRDDSD 250243(SACD-Hybrid) \2780
フンメル(1778-1837):作品集
(1)序奏(アダージョ)、主題と変奏Op.102(オーボエ&オーケストラ)
(2)七重奏曲Op.74(1816)
(3)ファゴット協奏曲 ヘ長調
ヴラディスラフ・ボロフカ(Ob)、イヴァン・クランスキー(Pf)、
パヴェル・ラングパウル(Fg)
パヴェル・フーラ(指)チェコ・ノネット、プラハ・カメラータ
フンメルは、幼少の頃モーツァルトにも音楽の指導を受けた人物で、ヴァイオ
リンや鍵盤楽器に大変な才能を発揮した人物でした。交響曲を除くほとんどの
ジャンルに作品を残しており、初期ロマン派への道筋を作った人物ともいわれ
ます。そんな彼による七重奏曲は、ピアノを中心に、それぞれの楽器が大活躍
する作品。ファゴット協奏曲は、うるわしの管弦楽の序奏に続き、ファゴット
と管弦楽との美しいかけあい、そしてところどころに散りばめられた技巧が光
る名曲です。

PRD 350044 \2080
シュニトケ:(1)無伴奏合唱のためのコンツェルト (2)レクイエム
ヤロスラフ・ブリフ(指)
プラハ・フィルハーモニック合唱団
無伴奏合唱のためのコンツェルトは、雪に覆われた極寒のロシアを思わせる
分厚く、どこか荒涼とした響きが印象的な作品です。レクイエムは、静かに
始まりますが、曲ごとに、効果的な不協和音、トーンクラスターのような効
果などがみられます。また、「怒りの日」では、打楽器やオルガンがかき鳴
らされるなど、変化にとんだ作品となっています。





<PREISER>
PRCD 91126 \2080
カール・ミヒャエル・ツィーラー:クリスマス作品集
(1)Herreinspaziert!(op.518) (2)空に (3)公園ポルカ(op.78)
(4)いきな亡霊、序曲 (5)100000 Eljen!(op.396)
(6)ダンス-ポエジー(op.383) (7)Sei wieder guad(op.396)
(8)おおはしゃぎの家政婦(op.69) (9)古きウィーン(op.544)
(10)まさにウィーン的なもの(op.381) (11)コリブリ(op.199)
(12)若者のいたずら(op.461) (13)これこそ私に流れるウィーン人の血(op.367)
(14)ウィーンの空気(op.439)
カール・グレル、ハンス・シャーデナウアー(指)
レナート・グレル、ウィーン・ガルデムジーク弦楽オーケストラ、
ウィーン・ガルデムジーク弦楽四重奏団
ツィーラーによる器楽作品集。




<naive>
OP 30457 \2280
ヴィヴァルディ:チェロのための協奏曲集vol.2
(1)チェロ協奏曲ヘ長調RV 411
(2)チェロ協奏曲ハ短調RV 401
(3)チェロ協奏曲変ロ長調RV 408
(4)チェロ協奏曲ト短調RV 417
(5)チェロ協奏曲ハ長調RV 399
(6)チェロ協奏曲ニ長調RV 403
(7)チェロ協奏曲イ短調RV 422
クリストフ・コワン(Vc)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
ジョヴァンニ・アントニーニ(指)、
エンリコ・オノーフリ(コンサートマスター)
毎度毎度鮮烈なジャケットでおなじみのヴィヴァルディ・エディション、チェ
ロ協奏曲集の第2弾がついに登場します。ソリストのコワンはもとより、オケ、
指揮者も同じメンバーとくれば、期待しないわけにはいきません。ディスクの
冒頭から、ヴィヴァルディのオペラを思わせる、華やかで軽快、さっそうとし
た作品が耳に飛び込んできます。特に印象的なのが、3曲目のRV 408。
ヴィヴァルディお得意の変ホ長調でかかれており、シンプルな旋律でありなが
ら、実に洗練された伴奏がつけられています。ますますその芸に磨きがかかり
脂の乗ったコワン、また、瑞々しい音でアンサンブルを展開するイル・ジャル
ディーノ・アルモニコの面々に脱帽の、胸のすくような爽快な1枚です。




<TAHRA>
TAH 661 2枚組(1枚分価格) \2300
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調
オイゲン・ヨッフム(指)アムステルダム・コンセルトヘボウ管
録音:1986年12月4日Live
その生涯に93回(因みにフルトヴェングラー 23回、カラヤン 28回)この曲を
指揮したヨッフムの最晩年(この3ヶ月後になくなりました)、アムステルダム
での最後の演奏会の貴重な記録。非常に優秀なステレオ録音。10年前にTAH247
という番号で発売され、絶賛されていましたが永らく廃盤でネットオークショ
ン等で高値で取引されていた名盤の待望の復活です。この1986年という年には
ヨッフムはコンセルトヘボウ管と来日しブルックナー7番の名演を残しました
(9月17日、人見記念 ALT17で発売中)。また10月にはチェリビダッケがミュ
ンヘンフィルと来日し5番の名演を残しています(10月22日サントリー ALT138
で発売中)。大物指揮者のブルックナーの当たり年だったようです。





<Edition HST>
HST-058 \2500
ヴァンハル(1739-1813);後期弦楽四重奏曲集
ハ短調Weinmann Va: c1 ( ca.1780 )
ハ長調op.33-1Weinmann Va: C7 ( ca.1785 )
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ:
【上保 朋子、秀川 みずえ(Vn)、福本 牧(Va)、高橋 義人(VC)】
録音:2008年 8月20日ライヴ録音
1771年イタリア留学後30才代になって、本格的の弦楽四重奏曲の作曲を開始し
たヴァンハル。この曲集op.4は、1779年独フンメル社より出版された。 ヴァ
ンハルの九番目の出版された弦楽四重奏集となる、一つの曲集が6曲セットで
あるから、49 ? 54番となる。(当時の作品番号op.は出版社が勝手に付けた整
理番号であり、強いて言えばフンメル社のヴァンハル作品第四番を意味する)
ヴァンハル自身100曲の弦楽四重奏曲を作曲したと伝記作家へ伝えている中で、
このハ短調四重奏曲はその作風から、1780年前後の作と推定される、ハ長調
はアルタリア社から1785年出版された最後の弦楽四重奏曲の第一番にあたる。

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08-09 No.15

2008年09月12日 09時26分12秒 | Weblog
<Hyperion>
CDA 67624 \2180
アルカン:チェロ・ソナタ ホ長調Op.47
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
アルバン・ゲルハルト(チェロ)、スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
チェロの貴公子アルバン・ゲルハルトとスコットランドの風雲児スティーヴ
ン・オズボーンの強力タッグによる最新盤は、アルカン&ショパンのチェロ
・ソナタ集という期待度満点のプログラム!
歴史に輝く名作だけでなく、19世紀の知られざるチェロ作品の発掘に並々な
らぬ情熱を注ぎ続けているゲルハルト。
その飽くなき探究心の成果は、2つの「ロマンティック・チェロ・コンチェル
ト・シリーズ」や「レーガー:チェロ作品全集」などで確実に証明されてお
り、ヒューイットやアムランと並び立つハイペリオンの柱としてその双肩に
懸かる期待は大きい。
"ショパン"と"アルカン"。この2人には19世紀の同世代の作曲家という部分だ
けでなく、共にチェロ・ソナタを当時の大チェリストであるオーギュスト・
フランショームのために作曲したという共通点を持っている。
アルカンのチェロ・ソナタもピアノ作品と同じく非常に高度なテクニックを
要求される難曲であるがため演奏機会に恵まれずあまり知られてこなかった
が、その完成度と作品の持つ煌びやかで濃厚な魅力は間違いなく19世紀を代
表するチェロ作品である。
そしてショパンのチェロ・ソナタもアルカンと同様にチェロとピアノの両方
に高度なテクニックが求められる作品であり、その大半がピアノ作品だった
ショパンの作品の中でも一味違った輝きを放っている。
またショパンとアルカンのチェロ・ソナタでは、チェロ以上にピアノが重要
な役割を担う部分が少なくないだけにオズボーンの存在は頼もしい限り。
19世紀の大チェリスト、オーギュスト・フランショームのために書かれた2つ
のチェロ・ソナタに、現代の天才アルバン・ゲルハルトがどのように挑むの
か?楽しみが尽きないゲルハルトのアルカン&ショパンに乞うご期待!

CDA 67701/2 2枚組 \4360
ヘンデル:セレナータ《パルナス山の祭典》HWV.73
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
レベッカ・アウトラム(ソプラノ)、ダイアナ・ムーア(メゾ・ソプラノ)、
ルース・クレッグ(アルト)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
マシュー・ホールズ(指揮)、キングズ・コンソート
1980年の創設から音楽監督ロバート・キングとのコンビで数多くの名演、名
盤を生み出してきたヨーロッパ屈指のピリオド・オーケストラ、キングズ・
コンソート。今回、2005年からキングズ・コンソートに副音楽監督として加
わっていたマシュー・ホールズがロバート・キングに代わって音楽監督に就
任!
新音楽監督マシュー・ホールズによるキングズ・コンソート新体制での最初
のリリースは、ヘンデルのセレナータ「パルナス山の祭典」の全曲録音。
「アレグザンダーの饗宴」や「聖チェチーリアの頌歌」と同時期の作品であ
るこのセレナータ「パルナス山の祭典」とは、自らの弟子でもあった第1王女
アンとオラニエ公との結婚の祝賀のために作曲されたヘンデルの知られざる
傑作である。
ソリストにはソプラノのキャロリン・サンプソン、ルーシー・クロウ、バス
のピーター・ハーヴェイといった豪華メンバーが集結。祝賀のために作曲さ
れた「パルナス山の祭典」は、キングズ・コンソートの新たな船出を祝うと
いう意味でも相応しい選曲である。マシュー・ホールズとキングズ・コンソ
ートの新コンビに期待したい!

CDA 67677 \2180
ブゾーニ:ピアノ作品集 ――
リスト(ブゾーニ編):
コラール《アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム》による幻想曲とフーガ
モーツァルト(ブゾーニ編):
アンダンティーノ(ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271の第2楽章)
ブゾーニ:対位法的幻想曲
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
独創的なプログラムやコンセプトを持った作品集を世に送り出してきたメト
ネルの世界的権威でありイギリスのベテラン・ピアニスト、ヘイミッシュ・
ミルンの最新作はブゾーニのピアノ作品集。ピアニスト、作曲家、理論家と
しても優れた実力を持っていたブゾーニだが、最も有名なのはやはり"トラン
スクリプション"だろう。
ミルンは今回の作品集を録音するにあたって、ブゾーニが特別な存在として
意識し敬意を表していたJ・S・バッハ、モーツァルト、リストの3人に着目。
そしてリストとモーツァルトそれぞれの作品からのトランスクリプション、
バッハの「フーガの技法」の未完成フーガに基づいた難曲「対位法的幻想曲」
の3作品を収めたヘイミッシュ・ミルン流のブゾーニ・アルバムが完成となっ
たのである。ブゾーニの弟子であるグィド・アゴスティを師に持ち、ブゾー
ニの孫弟子としてその系譜を受け継ぐミルンの新たな録音。"メトネル"に続
き"ブゾーニ"の権威としての称号が加わることになるだろう。

CDS 44331/42 12枚組 \14650
ブラームス:室内楽作品全集 ――
DISC-1 ―
弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18、
同第2番ト長調Op.36
〔ラファエル・アンサンブル〕
DISC-2 ―
弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88、
同第2番ト長調Op.111
〔ラファエル・アンサンブル〕
DISC-3 ―
弦楽四重奏曲第1番ハ短調Op.51-1、
同第2番イ短調Op.51-2
〔ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕
DISC-4 ―
弦楽四重奏曲第3番変ロ長調Op.67
〔ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕、
ピアノ五重奏曲ヘ短調Op.34
〔ピアーズ・レーン(ピアノ)、ニュー・ブダペスト弦楽四重奏団〕
DISC-5 ―
ピアノ四重奏曲第1番ト短調Op.25、
同第3番ハ短調Op.60
〔マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、
レオポルド弦楽三重奏団〕
DISC-6 ―
ピアノ四重奏曲第2番イ長調Op.26
〔マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)、レオポルド弦楽三重奏団〕
DISC-7 ―
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8
〔フロレスタン・トリオ〕、
ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40
〔スティーヴン・スターリング(ホルン)、アンソニー・マーウッド(ヴァイオ
リン)、スーザン・トリオ(ピアノ)〕
DISC-8 ―
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87、同第3番ハ短調Op.101
〔フロレスタン・トリオ〕、
クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
〔スーザン・トリオ(ピアノ)、リチャード・ホスフォード(クラリネット)、
リチャード・レスター(チェロ)〕
DISC-9 ―
クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115
〔シア・キング(クラリネット)、ガブリエリ弦楽四重奏団〕、
クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
〔シア・キング(クラリネット)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)〕
DISC-10 ―
チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、同第2番ヘ長調Op.99
〔スティーヴン・イッサーリス(チェロ)、ピーター・エヴァンス(ピアノ)〕、
クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
〔シア・キング(クラリネット)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)〕
DISC-11 ―
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78、同第2番イ長調Op.100、
同第3番ニ短調Op.108
〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、スーザン・トムズ(ピアノ)〕
スケルツォ ハ短調WoO.2
〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、サイモン・クロフォード=
フィリップス(ピアノ)〕
DISC-12 ―
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1、同第2番変ホ長調Op.120-2
〔ローレンス・パワー(ヴィオラ)、サイモン・クロフォード=フィリップス
(ピアノ)〕、ヴィオラ三重奏曲イ短調Op.114〔ローレンス・パワー(ヴィオラ)
サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)、ティム・ヒュー(チェロ)〕
初期の名盤や最近リリースされた強力タイトルなどハイペリオンの豊富なカ
タログの中から選りすぐられた"ブラームス"の室内楽作品がボックス・セット
で登場!
アムランとレオポルド弦楽三重奏団のコンビによる「ピアノ四重奏曲集」、
フロレスタン・トリオの「ピアノ三重奏曲集」、俊英ローレンス・パワーの
「ヴィオラ・ソナタ集」、名手シア・キングの「クラリネット・ソナタ集」
などなど充実度は抜群!
そして廃盤となった現在でも名盤の誉れが高いイッサーリス1度目の「チェロ
・ソナタ集」が聴けるのはこのブラームス・ボックスのみ。ブラームス・ファ
ン、ハイペリオン・ファン必携!

CDA 67657 \2180
シューベルト:
歌曲集《白鳥の歌》D.957/鳩の便りD.965a/秋D.945/冬の夕べD.938
ロベルト・ホル(バス・バリトン)、ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
オランダ生まれの現代を代表するリート歌手、ロベルト・ホルがハイペリオ
ンに初登場!偉大なるリートの巨星が歌曲王国ハイペリオンでの最初のプロ
グラムとして選んだのは、シューベルト最後の歌曲集「白鳥の歌」。
シューベルトの死後ウィーンの楽譜出版者ハスリンガーによって、ハイネと
レルシュタープの詩による歌曲13曲とザイドルの詩による「鳩の便り」が1つ
にまとめられ出版が行われた「白鳥の歌」だが、ロベルト・ホルはここに2つ
の歌曲を加えた形で1つの"歌曲集"を形成。
1890年代まで手稿譜が発見されず、レルシュターブの詩を題材とした歌曲で
ありながらも「白鳥の歌」には加えられなかった「秋」。そしてシューベル
トの死の年である1828年に作曲された「冬の夕べ」を一連の歌曲の最後に据
えるというアイディアはリートの巨匠と呼ばれるロベルト・ホルならでは!

CDA 67573 \2180
タネーエフ:弦楽三重奏曲集 ――
弦楽三重奏曲変ホ長調Op.31/同ロ短調/同ニ長調
レオポルド弦楽三重奏団〔イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、
ローレンス・パワー(ヴィオラ)、ケイト・グールド(チェロ)〕
シャンドスからリリースされた2枚の交響曲集(CHAN 9998/CHAN 10391)の録音
などの登場によって一気に知名度を高めたロシアの音楽家タネーエフ。
当時のロシアでは珍しい編成でもあった「弦楽三重奏」のために書かれた作
品は洗練されたフォルムの音楽内容だけでなく、師であるチャイコフスキー
からも絶賛された対位法の大家としてのタネーエフの実力を示すという重要
な役割も備えている。
このタネーエフの弦楽三重奏曲集を演奏するのは、英国の有望株ローレンス
・パワーを擁するレオポルド弦楽三重奏団。2005年のロイヤル・フィルハー
モニック協会賞受賞に代表されるように、その成熟されたスタイルと演奏は
国際的にも高い評価を得ている。ロシア音楽ファン要チェック。

CDA 67669 \2180
ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):マニフィカトとモテット集 ――
第4旋法のマニフィカト/おお、善きイエスよ/太陽の昇る地平から/ベネ
ディクティオ・メンサ/ガウデーテ・オムネス/第2旋法のマニフィカト/
おお、汝らみな/ラウダーテ・ドミヌム/イエスは彼女が泣き/主の祈り/
第5旋法のマニフィカト
アンドルー・カーウッド(指揮)、カージナルズ・ミュージック
タリスの宗教作品集(CDA 67568)が2007年グラモフォン賞の古楽部門賞に輝い
た実績を持つアンドルー・カーウッド率いるカージナルズ・ミュージックに
とって約1年振りとなる新録音は、プレトリウスの宗教合唱作品集。
ルネサンス時代の音楽家でハンブルクの聖ヤコビ教会でオルガン奏者を務め
たヒエロニムス・プレトリウス(テレプシコーレ舞曲集の作曲者ミヒャエル・
プレトリウスとは別人)。
プレトリウスの宗教合唱作品は、当時の北ドイツにヴェネツィア楽派の手法
を取り入れた画期的な作品としても名高い。カージナル・ミュージックの極
上のハーモニーが、傑作"第5旋法のマニフィカト"や初めて録音されるプレト
リウスの作品が持つ魅力と価値を知らせてくれる。また音楽史の資料として
も価値ある作品集である。

CDA 67679 \2180
ランドル・トンプソン(1899-1984):
平和な王国/アレルヤ/最後の祈り/精霊のミサ/フェア・ウェル
ジェームズ・バートン(指揮)、オックスフォード・スコラ・カントルム
合唱作品でその名を知られる20世紀アメリカの作曲家ランドル・トンプソン。
あのエマ・カークビーを輩出した1960年創設のイギリスの混声合唱団オック
スフォード・スコラ・カントルムによる新録音は、旧約聖書の1つイザヤ書
のテキストを題材として作曲された「平和な王国」がメイン・プログラム。
またクーセヴィツキーからの依頼によって作曲され1940年7月に初演が行わ
れた「アレルヤ」は、ここ日本でもランドル・トンプソンの代表作品として
アマチュアからプロの合唱団で広く歌われている。ちなみに解説(英文)は、
アメリカの人気作曲家モートン・ラウリッドソン(ローリゼン)によるもの。

CDA 67716 \2180
ウェストミンスター寺院のクリスマス・キャロル ――
伝承曲(ピアソール編):甘き喜びに
プーランク:クリスマスの4つのモテット
レイトン:クリスマス・キャロル
ウォルトン:今の時期にはいつも
ラヴィーノ:イエスの降誕
ラッター:おやすみなさい、イエスよ
チルコット:羊飼いのキャロル
ドーヴ:3人の王/伝承曲(クレオバリー編):7つの喜び
グルーバー(ボーワーズ=ブロードベント編):きよしこの夜
伝承曲(オドンネル編):3隻の船
ヘッド:ベツレヘムへの小径
マサイアス:アヴェ・レクス
ロバート・クウィニー(オルガン)、
ジェームズ・オドンネル(指揮)、 ウェストミンスター寺院聖歌隊
カトリックの聖堂である「ウェストミンスター大聖堂」の聖歌隊による素晴
らしい演奏を発表してきたハイペリオン。現在ハイペリオンが継続的にリリ
ースを行っているイギリス国教会の「ウェストミンスター寺院」聖歌隊によ
る7枚目と8枚目の録音が同時リリース。
ウェストミンスター寺院聖歌隊のクリスマス・アルバムには、「甘き喜びに」
や「きよしこの夜」といった長く親しまれる定番作品から、大御所ラッター、
チルコットやレイトン、ドーヴといったイギリスの人気作曲家たちによるク
リスマス・キャロルを収録。楽しく、ユニーク、そして厳かなクリスマス・
アルバムに仕上がっている。今年のクリスマスにオススメ!

CDA 67704 \2180
ウェストミンスター寺院のメアリー女王とエリザベス女王 ――
タイ:全ての者よ、手を叩き
マンディー:天なる父の声
タリス:ヴィデーテ・ミラクルム
シェパード:リベラ・ノス・サルヴァ、セカンド・サーヴィス
バード:
おお神よ我に教え給え、主よ怒りたもうな、おお主よ御身のしもべエリザベ
スが
ホワイト: 主は汝の声を聞き
ジェームズ・オドンネル(指揮)、 ウェストミンスター寺院聖歌隊
クリスマス・アルバムと同時リリースとなるもう1枚のウェストミンスター寺
院聖歌隊の最新盤は、メアリー1世とエリザベス1世の時代における宗教や政
治の混乱の中で生まれた音楽がテーマ。
カトリックを擁護しプロテスタントを弾圧したメアリー1世の統治下で生み
出された音楽と、その跡を継ぎ中道政策を打ち出したエリザベス1世の時代
での音楽を英国屈指の聖歌隊の歌声で聴き比べることが出来る。

CDD 22067 2枚組(1枚価格) \2180
ベルリオーズ:オラトリオ《キリストの幼児》Op.25,H.130
ジェーン・リグビー(メゾ・ソプラノ)、アラステア・マイルズ(バス)、
ジェラルド・フィンリー(バリトン)、ジョン・エイラー(テノール)、
グウィン・ハウエル(バス)、ピーター・エヴァンス(テノール)、
ロバート・プールトン(バリトン)、
マシュー・ベスト(指揮)、コリドン・シンガーズ&オーケストラ
新約聖書に記されている王位を奪われることを恐れたヘロデ王の幼児大虐殺
と、その手から逃れるためにエジプトへ向ったキリストの物語を題材とした
三部構成のベルリオーズの大作「キリストの幼児」。
ベルリオーズが自らの名を伏せて作品を発表するなど、いわく付きのオラト
リオをマシュー・ベスト&コリドン・シンガーズ、そしてフィンリーやエ
ヴァンスなど一流歌手たちの演奏で。
1994年10月2日-5日の録音。CDA 66991/2からの移行再発売。





<Helios>
CDH 55350 \1280
ホルスト:管弦楽のための組曲《惑星》H.125
マシューズ:冥王星―再生をもたらす神
ホルスト:
ヴィオラと小オーケストラのための叙情的断章、海王星-神秘の神(スコア通
りの演奏)
マーク・エルダー(指揮)、ハレ管弦楽団&女声合唱団
H「冥王星」付きの世界初録音として全世界から注目を集め大ブームを巻き起
こしたエルダー&ハレ管の「惑星」がヘリオスから新装登場!
2006年に惑星から準惑星へと位置づけが変わってしまった「冥王星」だが、
コリン・マシューズによって作曲された音楽の「冥王星」は不変。委嘱&初
演団体の演奏によるこの"冥王星付き惑星"こそが本家本元の大本命盤!
2001年3月27日-28日の録音。CDA 67270からの移行再発売。

CDH 55325 \1280
羊飼い達が野宿で夜番をしながら-イギリスのクリスマス音楽 ――
ビーズリー:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
作曲者不詳(ダベントリー編):レット・アン・アンセム・オヴ・プライズ
スミス:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
へレンダール:牧歌
作曲者不詳:(バッツ編):
Hark! how all the welkin rings、Hush! my dear, lie still and slumber
キー:羊飼いたちは見た
アーノルド:あめにはさかえ
クラーク:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ヘンデル:あめにはさかえ
ジャーマン:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ウェスリー:《世の人忘るな》によるロンド
マシューズ:み空をはせゆくみ使いたちよ
ヘンデル:Hymning seraphs wake the morning
フォスター:羊飼い達が野宿で夜番をしながら
ピーター・ホルマン(指揮)、
プサルモディ、パーリー・オヴ・ インストゥルメンツ
ヘリオス(Helios)からのクリスマス・アルバムは、1940年から1830年にかけ
て教区教会や礼拝堂で歌われた音楽をテーマとするイギリスのクリスマス音
楽集。
「羊飼いらが(While shepherds watched)」を題材とした様々な作曲家たちの
クリスマス・キャロルが、この録音ために結成されたプサルモディのハーモ
ニーで響く。1996年7月18日-20日の録音。CDA 66924からの移行再発売。




<MEMORIES>
MR2077/78 2枚組 \3380
モノラル
ヴェルディ:レクイエム
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ・リリックオペラ管、合唱団、
レオニー・リザネク(S)、レジーナ・レズニク(Ms),
ダヴィッド・ロイド(T),ジョルジオ・トッツィ(Bs)
1958年4月3日シカゴ・リリック・オペラにおけるライヴ
巨匠ライナーは、デッカにウィーンフィルとこの曲を晩年にスタジオ録音し
ておりますが、異形とも言える遅いテンポで荘重に鳴らしきった怪演として
定評があります。当ライヴは、それよりも5年ほど前シカゴ響音楽監督在任中
に同地の名門オペラハウス、シカゴ・リリック・オペラに客演した珍しいラ
イヴです。遅いテンポは相変わらずで、物々しさもそのままです。オペラ・
ハウスでのコンサートゆえに独特の音響に特徴があります。リザネクの名唱
が聴き物です。トッツィはデッカ盤でも歌っており、ライナーの厚い信用が
窺い知れます。

MR2079/80 2枚組 \3380
モノラル
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番(セル指揮NYP,1955年12月4日)、
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(ワルター指揮NYP、1941年2月2日)、
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ミトロプーロス指揮NYP、1945年12月11日)、
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲(タクセン指揮デンマーク放送響、1956年10月4日)
ヨゼフ・シゲティ(VN)
求道ヴァイオリニスト、シゲティによる究極の名協奏曲ライヴ。共演者も豪
華そのものです。セルが律儀できりっとした伴奏で支えるモーツァルトも謹
厳そのもの。ワルターとはセンチメンタリズムすれすれの絶唱。ベルクは深
刻でかつここまで美しい演奏は他にないのでは?もちろんミトロプーロスの
狂ったようなオーケストラ・ドライヴも凄いの一言。そして、ベートーヴェ
ンも儀式のような厳かさが光ります。

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08-09 No.14

2008年09月11日 13時55分38秒 | Weblog
★真空管オーディオ・フェアのお知らせ★
10月4日&5日に秋葉原で開催されます「真空管オーディオ・フェア」に本年も
出店を行なうことになりました。当日はダイレクト・トランスファーCD-Rを全点
陳列・販売の予定ですが、特別企画商品の先行販売なども計画しておりますので、
ご来場をお待ちしております。

フェア詳細:http://www.kankyuu-fair.jp/

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<EMI CLASSICS>
CZS-2352722 2枚組 \1980
ベスト・オブ・スペイン(El Mejor Album de Voces del Mundo)
CD1
1.ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ソロサバル:そんなことはありえない(「港の酒場女」)
w/マドリード自治州O、プラシド・ドミンゴ指揮
2.ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
グラナドス:マハとナイチンゲール(「ゴイェスカス」)
w/ニュー・フィルハーモニアO、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮
3.ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
サンス:カナリオス(インプロヴィゼーション)
4.プラシド・ドミンゴ(テナー)/ゲレーロ:私の村(「Los gavilanes」)
w/マドリードSO、マヌエル・モレーノ=ブエンディア指揮
5.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)
トゥリーナ:広場の泉(「セビーリャの歌」Op.37 1925)
w/アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
6.ホセ・カレーラス(テナー)、テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)/
オッフェンバック:征服者がインディアン娘に言いました(「ぺリコール」)
w/トゥールーズ・カピトールO、ミシェル・プラッソン指揮
7.アンドレス・セゴビア(ギター)
アルベニス:スペイン組曲-第3曲セヴィーリャ
8.シロス修道僧/グレゴリア聖歌:幼な子われらに生れ
w/イスマエル・フェルナンデス指揮
9.モンセラート・フィゲラス(ソプラノ)
ヨルディ・サバル指揮/未詳:ビリャンシコ
-Ay luna que reluzes
10.マヌエル・バルエコ(ギター)/ヴィラ・ロボス:ショーロス第1番ホ短調
11.アルフレード・クラウス(テナー)/モーツァルト:いとしい人の愛のそよ風は
(「コジ・ファン・トゥッテ」)w/フィルハーモニアO、カール・ベーム指揮
12.アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
アルベニス:グラナダ(「スペイン組曲」)
13.フェルナンド・リマ(カウンター・テナー)/ロドリーゴ:恋のアランフェス
(マテス編)w/ジョン・パリチェッリ(ギター)、管弦楽団、ロブ・マテス指揮
14.パブロ・カザルス(チェロ)
バッハ:チェロ組曲第1番ト長調BWV1007-前奏曲
15.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)/モンサルバーチェ:黒人の歌(「5つの
黒人の歌」1946)w/ワイセンベルク(ピアノ)
16.イングリッド・フリッター(ピアノ)/ショパン:ワルツ嬰ハ短調Op.64-2
17.プラシド・ドミンゴ(テナー)/マイヤベーア:おおパラダイス(「アフリカの
女」)w/コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、ジョン・バーカー指揮
18.エルネスト・ビテッティ(ギター)/ロドリーゴ:ある紳士のための幻想曲-
第1楽章 平民とリチェルカーレw/フィルハーモニアO、
アントニオ・ロス=マルバ指揮
19.マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、マウリチオ・バリーナ(ピアノ)/
グァスタビーノ:サンタ・フェの子供たち(「3つのアルゼンチンのロマンス」)
20.ホセ・カレーラス(テナー)
プッチーニ:誰も寝てはならぬ(「トゥーランドット」)
w/ライン・オペラCho、ストラスブール・フィルハーモニーO、
アラン・ロンバール指揮
CD2
1.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)、プラシド・ドミンゴ(テナー)
プッチーニ:あなた、いとしい方?(「マノン・レスコー」)
w/ニュー・フィルハーモニアO、
ブルーノ・バルトレッティ指揮
2.ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ヴィラ=ロボス:ブラジル風のバッハ第5番-アリア(カンティレーナ)
w/フランス放送国立O、エイトール・ヴィラ=ロボス指揮
3.ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ビーベス:煙が立てば(「ドニャ・フランシスキータ」)
w/マドリード自治州O、ドミンゴ指揮
4.ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)/ヒナステラ:やくざなガウチョの踊り
(「アルゼンチン舞曲集Op.2-3」)
5.ホセ・カレーラス(テナー)
グノー:ああ、太陽よ昇れ(「ロメオとジュリエット」)
w/コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、ジャック・ドゥラコート指揮
6.アンヘル・ロメロ(ギター)/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲-第3楽章
w/ロンドンSO、アンドレ・プレヴィン指揮
7.アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)/アルベニス:タンゴ
8.ミゲル・フレータ(テナー)/セラーノ:Te quiero, morena(Jota)
(「El trust de los tenorios」)w/交響楽団
9.シロス修道僧
グレゴリア聖歌:来たれ、造物主なる精霊w/フェルナンデス指揮
10.テレサ・ベルガンサ(ソプラノ)/モーツァルト:恋とはどんなものかしら
(「フィガロの結婚」)w/イギリス室内O、ダニエル・バレンボイム指揮
11.マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)/ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」
12.モンセラート・カバリェ(ソプラノ)
プッチーニ:私のお父さん(「ジャンニ・スキッキ」)
w/ロンドンSO、チャールズ・マッケラス指揮
13.エルネスト・ビテッティ(ギター)/モレーノ=トローバ:ソナチナ-第1楽章
14.フェルナンド・リマ(カウンターテナー)/ファリァ:子守歌
(「7つのスペイン民謡」)(マテス編)w/ネルソン・ランゲル(フルート)、
管弦楽団、マテス指揮
15.マヌエル・バルエコ(ギター)/ピアソラ:天使の死
16.モンセラート・フィゲラス(ソプラノ)、ヨルディ・サバル指揮/
未詳:Con que la lavare? W/エスペリオンXX
17.イングリッド・フリッター(ピアノ)
ショパン:ワルツ変ニ長調Op.64-1「子犬のワルツ」
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
18.グラナドス:私の愛らしい人(「愛の歌曲集」)
19.ヒメネス:サパテアード(「テンプラニカ」) 以上ライヴ録音
20.プラシド・ドミンゴ(テナー)/ラーラ:グラナダw/マイアミSO、
ユージン・コーン指揮 ライヴ録音
スペイン語圏(スペインとラテン・アメリカ諸国)出身のアーティストによる名
曲集。
スペイン語圏出身のオペラ・スーパースター達、ピアニスト、ギタリストそし
て伝説的な大家達(セゴビア、カザルス、プッチーニ「トゥーランドット」で
カラフ役を初演したフレータ)を網羅したアンソロジー。
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

CDS-2174412(CD+DVD) \2480
ゲオルギュー/私のプッチーニ(ラグジュアリー/限定盤)
CD
1.私の名はミミ(ミミ)-「ラ・ボエーム」第1幕
w/ジュゼッペ・ヴェルディ・ミラノ交響楽団、アントン・コッポラ指揮(M/C)
2.愛らしいおとめよ(ミミ、ロドルフォ)-「ラ・ボエーム」第1幕
w/ロベルト・アラーニャ(テナー)、(M/C)
3.あなたの愛の呼ぶ声に(ミミ)-「ラ・ボエーム」第3幕
w/(M/C)
4.ドレッタの素晴らしい夢(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/(M/C)
5.Denaro! Nient' altro che denaro!(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/パトリツィア・ビッチーレ、パトリツィア・チョーフィ、モニカ・バチェッリ
ロンドン交響楽団、アントニオ・パッパーノ指揮(L/P)
6.Forse come la rondine(マグダ)-「つばめ」第1幕
w/(L/P)
7.Figliuolo, tu mi dici…
8.No! Non dir questo!...Ma come puoi lascarmi?(以上マグダ)
-「つばめ」第3幕 w/アラーニャ(テナー)、(L/P)
9.母もなく(アンジェリカ)-「修道女アンジェリカ」
w/(M/C)
10.私のお父さん(ラウレッタ)-「ジャンニ・スキッキ」
w/ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)、(L/P)
11.華やかに着飾っても(マノン)-「マノン・レスコー」第2幕
12.ひとり寂しくすてられて(マノン)-「マノン・レスコー」第4幕
以上 w/(M/C)
13.マリオ!(トスカ)-「トスカ」第1幕
w/アラーニャ(テナー)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、パッパーノ指揮
(C/P)
14.歌に生き、恋に生き(トスカ)-「トスカ」第2幕
w/(C/P)
15.さあ、時刻はせまってます…
16.待つということは、なんて長いことでしょう!-「トスカ」第3幕
w/アラーニャ(テナー)、他 (C/P)
DVD
「蝶々夫人」-ある晴れた日に(プロモーションヴィデオ)約15分(未発売)
「トゥーランドット」-氷のような姫君の心も*
「蝶々夫人」-可愛がってくださいねw/アラーニャ(テナー)**
「ジャンニ・スキッキ」-私のお父さん*
「アンジェラ・ゲオルギューープッチーニへの思い」(このDVDのための
スペシャル・コメント)(音声のみ)約30分
*「コヴェント・ガーデンのライヴ」より、コヴェント・ガーデン王立歌劇場O、
イオン・マリオン指揮
**「夏の夕べのクラシックス」より、シュターツカペレ・ドレスデン、
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
現代最高のプッチーニ・ソプラノ、ゲオルギューの魅力横溢のCD+DVD。
ゲオルギューの出世作、代表作のミミをはじめとする、アリア集、オペラ全曲
盤、リサイタル・ライヴから選りすぐったプッチーニ・ベスト。プッチーニの
アニヴァーサリー・イヤーにお届けする最高のアンソロジーです。
デジパック 44Pブックレット


<VIRGIN CLASSICS>
VBD-5221442 2枚組 \1980
聖なる音楽の伝説
CD1
ヴェルディ:怒りの日(レクイエム)
バーバー:アニュス・デイ
ヘンデル:ディクシト・ドミヌス
アッレグリ:ミゼレーレ
バッハ:心と口と行いと命もて
モーツァルト:ラウダーテ・ドミヌム
ロッティ:クルシフィクス
バッハ:ミサ曲ロ短調
フォーレ:ラシーヌの賛歌
プッチーニ:グローリア・ミサ
モーツァルト:レクイエム
ハイドン:天地創造
シューベルト:ドイツ・レクイエム
ベートーヴェン:自然における神の栄光
メンデルスゾーン:エリア
ドゥリュフレ:ウビ・カリタス
フォーレ:レクイエム
CD2
ヘンデル:アレルヤ(メサイア)
ペルゴレージ:スターバト・マーテル
ヴィヴァルディ:グローリア
モーツァルト:ミサ曲ハ短調、 アヴェ・ヴェルム・コルプス
ロッシーニ:スターバト・マーテル
グノー:聖チェチーリアの荘厳ミサ曲
プーランク:スターバト・マーテル
ヴェルディ:アヴェ・マリア
バッハ:ヨハネ受難曲
ヘンデル:僧侶ザドク
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ラフマニノフ:アヴェ・マリア
ペルト:マニフィカート
ドゥリュフレ:ノートル・ペール
アレグッリのミゼレーレからバーバーのアニュス・デイまで偉大な聖なる音楽
がぎっしりつまった2CD。
ブリス、ボニー、コトルバス、ジャンス、ヘンドリックス、レーヌなどの名歌
手、コルボ、レッジャー、ヘレヴェッヘ、ヒコックス、レッパード、ムーティ、
ネルソン、ノリントン、パロット、プラッソン、サヴァリッシュ、
ウィルコックスといった錚々たる指揮者によるアンソロジー。
ブリリアント・ボックス 8Pブックレット

VMD-2361382 \1450
MOZART FOR KIDS
おもちゃの交響曲(レオポルト・モーツァルト)
フィルハーモニアO、カラヤン指揮
「魔笛」より
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ノリントン指揮
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331-第3楽章:トルコ行進曲(パーカッション付き)
ツァハリアス(ピアノ)
ホルン協奏曲第4番-フィナーレ
ザ・スウィングル・シンガーズ
「モーツァルト・イン・エジプト」より
後宮からの逃走-序曲
千一夜の女王
ウージュ・ドゥ・クーソン
おお、汝愛らしきアウグスティン
シュライヤー、プライ、ベリー
オーボエ協奏曲ハ長調K.271-第3楽章
ルルー(オーボエ)、パリ管アンサンブル、ネルソン指揮
きらきら星変奏曲
チッコリーニ(ピアノ)
交響曲第39番-第3楽章
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ノリントン指揮
フルート協奏曲第1番ト長調-第3楽章
マリオン(フルート)、オーヴェルニュO、カントロフ指揮 など
世界的に大好評の「モーツァルト・フォー・ベイビー」コンピに続く、子供か
ら楽しめるモーツァルト・コンピ。
ジュエル・ケース 8Pブックレット




<OPUS ARTE>
OA0998D(DVD-Video) 2枚組 \5480
ジョン・アダムズ:歌劇《ドクター・アトミック》
ネーデルラント・オペラ2007
ロバート・オッペンハイマー:ジェラルド・フィンリー
キティ・オッペンハイマー:ジェシカ・リヴェラ
レズリー・グローヴス准将:エリック・オーウェンズ
エドワード・テラー:リチャード・ポール・フィンク
ジャック・ハバード:ジェームズ・マッダレーナ
ロバート・ウィルソン:トーマス・グレン
ジェームス・ノーラン大佐:ジェイ・ハンター・モリス
パスクァリータ:エレン・ラビナー
ブッシュ副官:リュート・ファン・アイク
指揮:ローレンス・レネス
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団/ネーデルラント・オペラ合唱団
演出・脚本:ピーター・セラーズ
美術・装置:エイドリアン・ローベル 衣裳:ドゥーニャ・ラミコーヴァ 
照明:ジェームズ・F・インガルス 振付:ルシンダ・チャイルズ  
音響:マーク・グレイ
2007年6月7、25、29日 ネーデルラント・オペラ―アムステルダム音楽劇場に
おけるライヴ収録
収録時間 全プログラム230分(本編170分)
字幕 英・仏・独・西・伊・蘭
[日本語解説書付]
なぜ人類はこんな恐ろしいものを作り出したのか――
作曲家ジョン・アダムズと演出家ピーター・セラーズの“問題作コンビ”によ
る、原子爆弾誕生の物語。“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーと仲間た
ちの科学への情熱、そして政治の介入と倫理との葛藤を描く。公開された軍関
係文書や手紙などを中心にセラーズが再構成した台本、アダムズのドラマティ
ックな音楽、核融合を表すバレエが舞台を彩り、2005年のサンフランシスコ・
オペラでの初演は大きなショックを観客に与えた。緊迫のうちに人類最初の核
実験、トリニティ計画は無事に終了。そして静寂のなか、「水ヲクダサイ」と
日本語の朗読が響き渡る、衝撃のオペラ。(解説:鈴木淳史)

OABD7010D(Blu-ray) \5480
プッチーニ:歌劇《ジャンニ・スキッキ》
併録:ラフマニノフ作曲 歌劇《けちな騎士》
グラインドボーン音楽祭2004
[ジャンニ・スキッキ]
ジャンニ・スキッキ:アレッサンドロ・コルベッリ
ラウレッタ:サリー・マシューズ
ツィータ:フェリシティ・パーマー
リヌッチョ:マッシモ・ジョルダーノ
ゲラルド:エイドリアン・トンプソン
ネッラ:オリガ・シャラエワ
ベット・ディ・シーニャ:マキシム・ミハイロフ
シモーネ:ルイージ・ローニ
マルコ: リッカルド・ノヴァーロ
チェスカ: マリー・マクラフリン
スピネッロッチョ先生:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
アマンティオ・ディ・ニコーラオ:リチャード・モーズリー=エヴァンス
ピネッリーノ:ジェイムズ・ガウアー
グッチョ:ロバート・デイヴィス
ブオーソ・ドナーティ:マティルダ・レイザー
[けちな騎士]
男爵(けちな騎士):セルゲイ・レイフェルクス
アルベール:リチャード・バークリー=スティール
召使い:マキシム・ミハイロフ
金貸し:ヴィアチェスラフ・ヴォイナロフスキー
公爵:アルベルト・シャギドゥリン
パントマイム:マティルダ・レイザー
演出:アナベル・アーデン 
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2004年7月11日 グラインドボーン歌劇場(グラインドボーン音楽祭 イギリス)
におけるライヴ収録
収録時間 全プログラム162分(本編123分)
字幕 本編:英・仏・独・西・伊
[日本語解説書付]
超高画質&高音質によりオーディオ専門誌などで大きな反響をよんでいるオー
パス・アルテのブルーレイシリーズ。最新作は2004年のグラインドボーン音楽
祭において2本立てで上演された、プッチーニの《ジャンニ・スキッキ》とラフ
マニノフの知られざるオペラ《けちな騎士》の2作品をまるごと収録。一見する
と関連性がまるでなさそうですが、実はいずれもお金をめぐる人間の欲望をテ
ーマにしており、それぞれ喜劇と悲劇の好対照な結末へと至る、まさに「同じ
コインの表と裏」といった組み合わせなのです。比較するほどに味わい深くな
る2作品をグラインドボーンの実力派キャスト陣が手がけた意欲的なプログラ
ムをブルーレイのハイスペック映像&高音質でお楽しみください。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

OABD7013D(Blu-ray) \5480
ベッリーニ:歌劇《ノルマ》
ネーデルラント・オペラ2005
ノルマ:ハスミク・パピアン
ポリオーネ:ヒュー・スミス
オロヴェーゾ:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
アダルジーザ:アイリーニ・ツィラキディス
クロティルデ:アンナ・スタイガー
フラーヴィオ:カルロ・ボージ
指揮:ジュリアン・レイノルズ
ネーデルラント室内管弦楽団/ネーデルラント・オペラ合唱団
演出:ギイ・ヨーステン
衣裳:ホルへ・ハラ  装置:ヨハネス・ライアッカー  
照明:デイヴィー・カニンガム
ドラマトゥルギー:リュク・ヨーステン
2005年3月ネーデルラント・オペラ ― アムステルダム音楽劇場における
ライヴ収録
収録時間 全プログラム188分(本編162分)
字幕 本編:英・仏・独・西・伊・蘭
[日本語解説書付]
超高画質&高音質によりオーディオ専門誌などで大きな反響をよんでいるオー
パス・アルテのブルーレイシリーズ。今回お届けするのは、昨今意欲的な上演
を展開して注目を集めるネーデルラント・オペラの手がけた、ベルカント・オ
ペラの最高傑作《ノルマ》です。ヨーステンの演出は、通常の物語と、それを
上演する舞台裏を同時並行的に進行させることで、登場人物の心理描写をより
重層的に表出させた創意あふれるもの。複雑になりそうな試みを手際よくまと
め、説得力ある舞台に仕上げたその演出手腕はさすがのもの。舞台装置、キャ
ストの衣裳なども実に美しく、まさにブルーレイディスクの高精細映像で鑑賞
するに値する映像と言えるでしょう。
※本ディスクはブルーレイ専用プレイヤー以外では再生できません。

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08-09 No.13-1

2008年09月10日 14時58分55秒 | Weblog
<JVC>
JM-M24XR09 \3465
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
NBC交響楽団
指揮:アルトゥーロ・トスカニーニ
[録音]1953年12月6日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ・レコ
ーディング[モノラル]
[リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVCマスタリング・センター)
[マスターテープ・トランスファー]ジョン・サミュエルズ(ニューヨーク、
レコーディッド・レガシー)
[LP初出] LM-2387[1960年1月]
[国内LP初出] A-3012(「トスカニーニ名盤頒布会」の「トスカニーニ/ベー
トーヴェン」3枚組LPセットとして)[1963年8月] 単独初出はVRA-2001(世紀
の巨匠「トスカニーニ芸術の神髄」第1巻)[1965年7月]
RCA所蔵のオリジナル・モノラル・マスターテープ(76cm/sec.)を使用して最高
の状態で復刻する「XRCD24 RCAトスカニーニ・オリジナル・エディション」の
第5回発売は、トスカニーニが生涯にわたって取り上げ続け、ベートーヴェンの
交響曲の中でも最も数多く演奏した、交響曲第3番「英雄」の1953年盤。トスカ
ニーニにとって現役最後のシーズンとなった1953/54年シーズンの3回目の演奏
会で取り上げた時のライヴ・レコーディングである。このシーズンは、RCAによ
る純粋なレコーディング・セッションは行なわれなかったが、毎週ラジオで生
中継されていたNBC交響楽団との演奏会は、放送用と並行してRCAのスタッフに
よって録音されていた。引退後、トスカニーニは息子のワルターと共に残され
た放送録音からレコード化できる演奏を試聴・選定する作業を行なった。この
「英雄」もその過程で選ばれたものと思われる。
トスカニーニによる「英雄」は、RCAから正規盤として3種類の録音が発売され
ている(NBC響との同一曲の録音としては最多)ことからも、この作品へのこだわ
りが見て取れる。1939年の有名なベートーヴェン・チクルスでのライヴはSP時
代にこの曲の決定盤の一つと謳われたし、最初期のテープ収録である1949年の
セッション録音は、LP初期の代表盤であり、ベートーヴェンの交響曲全集とし
てBOX発売されたときにも含まれていた。当1953年のライヴ盤は、トスカニーニ
の没後3年が経過した1960年に発売され、演奏・音質両面でトスカニーニによる
「英雄」の決定盤とされてきたもの。
この演奏が、トスカニーニにとって生涯最後の「英雄」の指揮となったが、こ
の演奏会のゲネ・プロの時に、トスカニーニは第2楽章の「葬送行進曲」を一通
り演奏したあと、「もう一度、私のために」と言って、再度演奏させたという。
生涯を通じて演奏を重ねてきた最愛の交響曲への惜別の思いのこもった本番の
演奏は、この作品におけるトスカニーニならではの刻印(例えば第1楽章コーダ
で第1主題が最後にトランペットに出るとき、旋律線を補強した上でレガートで
演奏させ、最初にチェロで提示される第1主題の回帰を力強く印象付けるなど)
はそのままに、それ以前の演奏よりもさらに深く、雄大なスケールで作品を描
き出している点に大きな特徴がある。
今回の復刻に当たっては、これまでのXRCD24の原則通り、最もオリジナルなア
ナログ・マスターテープにさかのぼり、細心の注意を払ってマスタリングを敢
行。1950年代のモノラル・ライヴ録音としては驚異的なクオリティで収録され
たトスカニーニ=NBC交響楽団の輝かしく豊潤なサウンドが、前代未聞の明晰さ
と色彩感を伴って瑞々しくよみがえっている。
この『XRCD トスカニーニ・エディション』の【SHM-CD】化の予定はございませ
ん。




<PentaTone>
PTC 5186 341(SACD-Hybrid) \2850
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/同第2番へ短調Op.21
サ・チェン(ピアノ)、
ローレンス・フォスター(指揮)、グルベンキアン管弦楽団
ユンディ・リ、ラン・ランと並び現在の中国ピアノ界における『トップ3』の
1人と称される可憐なる新星サ・チェンが"ペンタトーン"に仲間入り!
中国の河南省生まれのサ・チェンは、ユンディ・リの師匠としてもその名を知
られる名教師ダン・ジャオイ(但 昭義)にピアノを師事。
その後のサ・チェンの活躍は目覚しく、1996年のリーズ国際ピアノ・コンクー
ルで第4位入賞、2000年の第14回ショパン国際ピアノコンクールで第4位入賞に
加えポロネーズ賞受賞、そして2005年の第12回ヴァン・クライバーン国際ピア
ノ・コンクールでは第3位に輝くなど、国際コンクールでの実績も抜群!
また去る8月には、韓国の女流指揮者シヨン・ソンが指揮するロサンゼルス・
フィルハーモニックとの共演でハリウッド・ボウルにデビューを果たし、今後
のスケジュールではトゥガン・ソキエフ指揮のトゥールーズ・キャピトル国立
管、エド・デ・ワールト指揮のミルウォーキー響との共演が予定されるなど、
世界のトップ・ピアニストへの道を邁進し続けている大型アーティストである。
サ・チェンの"ペンタートン"からのリリース第1弾は、音楽監督ローレンス・
フォスターが率いるポルトガルのオーケストラ、グルベンキアン管とのコンビ
によるショパンの協奏曲集。ショパンのピアノ作品はサ・チェンが最も得意と
して弾き続けてきたレパートリーなだけに、あのユリア・フィッシャーを名実
ともに世界一流のヴァイオリニストへと育て上げた実績を持つ"ペンタトーン"
からのコンチェルト・アルバムに懸かる期待は非常に大きい。
2008年7月、カルースト・グルベンキアン財団大講堂(リスボン)での録音。

PTC 5186 329(SACD-Hybrid) \2850
シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959/楽興の時D.780,Op.94
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)
ペンタトーン・デビュー・アルバムとなったモーツァルト「ピアノ協奏曲第24
番&第13番」(PTC 5186 305)では、ユリア・フィッシャーと並ぶレーベルの大
黒柱として期待に違わぬ見事な演奏を聴かせてくれたドイツの若き天才ピアニ
スト、マーティン・ヘルムヘン。
NHK交響楽団との共演、ソロ・リサイタル、デュオ・リサイタルなど来日公演の
大成功によって日本での知名度を一気に押し上げたヘルムヘンのペンタトーン
第2弾は、同レーベルからリリースされる最初のソロ・アルバムとなるシューベ
ルトのピアノ・ソナタ第20番!
ヘルムヘンのソロ・コンサートやユリア・フィッシャーとのデュオによるシュ
ーベルト(レコーディングの予定あり!)は聴衆から数多くの称賛の声が寄せら
れるなど絶大な支持を得ており、シューベルト最晩年の作品集でのさらなる凄
演は間違いないだろう。
ヘルムヘンは2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」
で弱冠19歳という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。
2006年にはルツェルン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで
共演を果たすなど既に実績は十分。ドイツ・ピアニズムの系譜を継ぐ大型アー
ティストである。

PTC 5186 310(SACD-Hybrid) \2850
R・シュトラウス:交響詩集 ――
交響詩《ドン・ファン》Op.20/交響詩《死と浄化》Op.24
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》Op.28
歌劇《インテルメッツォ》Op.72より 炉端の夢想
マルク・アルブレヒト(指揮)、
ストラスブール・フィルハーモニック管弦楽団
フランスとドイツの国境近くに位置するストラスブール。1855年にストラスブ
ールを本拠地として創設され、ヨーロッパでも有数の歴史を持つフランスの古
豪ストラスブール・フィルが音楽監督マルク・アルブレヒトとのコンビでペン
タトーン初登場!
R・シュトラウスの作品の演奏と解釈に定評のある1964年ドイツ生まれのマエス
トロ、マルク・アルブレヒトと、地理的な関係からフランスとドイツ両国の文
化の影響を受けてきたストラスブール・フィルによるR・シュトラウスの交響詩
集は、指揮者、オーケストラの特色を最大限に発揮することの出来る最適な選
曲と言えるだろう!

PTC 5186 309(SACD-Hybrid) \2850
ブラームス:
交響曲第4番ホ短調Op.98
ハンガリー舞曲第1番ト短調(ブラームス編)/同第3番ヘ長調(ブラームス編)
/同第10番ヘ長調(ブラームス編)/同第17番嬰ヘ短調(ドヴォルザーク編)/
同第18番ニ長調(ドヴォルザーク編)/同第19番ロ短調(ドヴォルザーク編)/
同第20番ホ短調(ドヴォルザーク編)/同第21番ホ短調(ドヴォルザーク編)
マレク・ヤノフスキ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
「交響曲第1番」(PTC 5186 307)、「交響曲第2番&第3番」(PTC 5186 308)と続
いたペンタートンの大型プロジェクト、ヤノフスキ&ピッツバーク交響楽団の
ブラームス・チクルスが今回の「交響曲第4番」でいよいよ完結!この9月から
マンフレッド・ホーネックを新音楽監督に迎え新たなスタートを切ったピッツ
バーク響。
2005年から続いたアンドルー・デイヴィス、ヤン=パスカル・トルトゥリエと
のトロイカ体制の集大成という点でもヤノフスキのブラームス・チクルスが持
つ価値は高い。
これまでにリリースされたヤノフスキのブラームスは2タイトルとも大きな成功
を収めており、交響曲第4番とハンガリー舞曲集を収めたチクルス完結盤での熱
演に期待したい。
2007年11月、ハインツ・ホール(ピッツバーク)でのライヴ録音。

PTC 5186 175(SACD-Hybrid) \2850
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調Op.59-1《ラズモフスキー第1番》
同第6番変ロ長調Op.18-6
イタリア四重奏団〔パオロ・ボルチャーニ(ヴァイオリン)、エリサ・ペグレッ
フィ(ヴァイオリン)、ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)、フランコ・ロッシ
(チェロ)〕
SACD Hybridによる高音質の復刻盤として活発なリリースを続けるクァドラフォ
ニック(RQR/4チャンネル録音)シリーズの最新作はイタリア四重奏団。
イタリア四重奏団が1967年から1975年にかけて全集を完成させたベートーヴェ
ンの中から第6番&第7番(ラズモフスキー第1番)の2曲がマルチチャンネルで新
たに復活!

PTC 5186 322(Normal-CD) \1450
モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
今は亡きオランダの名匠ハンス・フォンクのセント・ルイス響時代に録音され
た遺産とも言うべきライヴ音源のリリースを行う「ハンス・フォンク・レガシ
ー」の続編4タイトルがペンタトーンより登場!第1回目のリリースとなった4タ
イトル(PTC 5186 318-321)は、オランダのグラミー賞との呼ばれる権威あるエ
ディソン賞に選出されるなど母国オランダを含む世界各国で称賛の声を集めて
いる。
スラットキンの後任として1996年にセントルイス響の音楽監督に着任したハン
ス・フォンクは、数多くのレコーディングやコンサートを精力的にこなしてい
たが、度重なる病の影響で1996年から務めていたセント・ルイス交響楽団の音
楽監督を2002年に辞任。
その後、筋萎縮性側索硬化症との闘病の末、2004年8月29日に63歳で志半ばにし
てこの世を去ってしまったハンス・フォンクだが、セントルイス響と歩んだ軌
跡は、今回のリリースで計8タイトルとなる「ハンス・フォンク・レガシー」の
中にしっかりと刻み込まれている。
パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 323(Normal-CD) \1450
マーラー:交響曲第4番ト長調
エスター・ハイデマン(ソプラノ)、
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
"ハンス・フォンク・レガシー"のリリース第6弾。ハンス・フォンクはハーグ・
レジデンティ管の首席指揮者時代など数々のオーケストラとの共演でマーラー
の名演を生み出しており、マーラー指揮者として特に欧米を中心とした海外で
の評価はすこぶる高い。パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 324(Normal-CD) \1450
フォーレ:組曲《ペレアスとメリザンド》Op.80
シェーンベルク:交響詩《ペレアスとメリザンド》Op.5
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
"ハンス・フォンク・レガシー"のリリース第7弾はフォーレとシェーンベルクの
「ペレアスとメリザンド」のカップリングというユニークなプログラム。ハン
ス・フォンクのレパートリーの広さ、セントルイス響を完全に掌握していた手
腕の証しである。パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。

PTC 5186 325(Normal-CD) \1450
チャイコフスキー:
幻想序曲《ロメオとジュリエット》/交響曲第4番へ短調Op.36
ハンス・フォンク(指揮)、セントルイス交響楽団
8枚目のリリースで初登場となるロシアン・レパートリーはチャイコフスキー!
ハンス・フォンクはドレスデン時代でもチャイコフスキーを積極的に取り上げ
ており、アメリカのオーケストラとのコンビによるチャイコフスキー、しかも
交響曲第4番という選曲には大きく期待させられる。
パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音。



<Avie>
821936-0019-2(SACD-Hybrid) \3380
マーラー:大地の歌
トーマス・ハンプソン(バリトン)、スチュアート・スケルトン(テノール)、
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)、サンフランシスコ交響楽団
これまでに「交響曲第6番《悲劇的》」(821936-0001-1)、「交響曲第3番」
(821936-0003-2)そして「交響曲第7番《夜の歌》」(821936-0009-2)の3作品が
グラミー賞の"ベスト・クラシカル・アルバム"や"ベスト・オーケストラル・パ
フォーマンス"の栄誉に輝くなど、オーケストラの驚異的なパフォーマンスと超
優秀録音の両面が全世界で認められ絶賛を博し続けているマイケル・ティルソ
ン=トーマス&サンフランシスコ響(SFS)のマーラー・チクルス。
この「大地の歌」でMTT&SFSは、偶数楽章の独唱に通常用いられることの多い
アルトではなくバリトンを設定。
マーラー自身によって偶数楽章の独唱は「アルト、もしくはバリトン独唱」と
指定されていもののアルトの独唱に比べてバリトン独唱による演奏や録音は少
ないだけに、MTT&SFSの「大地の歌」はこの作品の新たな名盤としてはもちろ
んのこと、テノール&バリトンが独唱を担当する「大地の歌」の新録音として
も大きな話題を呼ぶことは間違いない。
ソリストには、現代を代表する世界最高峰のバリトン歌手トーマス・ハンプソ
ン、巨匠マッケラスからの信頼も厚く世界各地のオペラハウスから引く手あま
たのテノール、スチュアート・スケルトンが迎えられるなど豪華陣容が実現。
また、MTT&SFSのマーラー・チクルスのほとんどでレコーディングを担当して
きたアンドレアス・ノイブロンナー&ピーター・ランガーの名コンビは「大地
の歌」でも健在!圧倒的なサウンド・クォリティもこのマーラー・チクルスが
持つ大きな魅力と言えるだろう!
2007年9月28日-10月2日、サンフランシスコ・デイヴィス・シンフォニー・ホ
ールでのライヴ録音。

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08-09 No.13-2

2008年09月10日 14時58分24秒 | Weblog
<ALBANY>
TROY1039 \1980
「ソナタとアザー・インターリュード」
ジョン・ケージ:ソナタI/D.スカルラッティ:ソナタK.17/
ジョン・ケージ:ソナタIV/F.リスト:眠れない!質問と回答/
ジョン・ケージ:ソナタII/W.F.バッハ:ハ短調のファンタジア/
ジョン・ケージ:ソナタXIVとXV/シューマン:ノヴェレッテ/
ジョン・ケージ:ソナタIII/R.シュトラウス:セレナード(ゴドフスキー編)/
ジョン・ケージ:ソナタV/F.リスト:調性のないバガテル/
ジョン・ケージ:ソナタXII/
A.ミハロフスキ:ショパンのワルツによるパラフレーズ/
ジョン・ケージ:インターリュードIII/D.スカルラッティ:ソナタK.247
ペドヤ・ムジイェヴィッチ(Pf)
録音:2005年2月ニューヨーク
ケージ初期の傑作プリペアード・ピアノのための「ソナタとインターリュード」
はソナタと間奏曲が交互に組み合わされた曲集だが、これはケージのインター
リュードの代わりにバロックからロマン派の様々なピアノ曲を配した試み。ム
ジジェヴィクはサラエボ出身、渡米後ジュリアードで学んだ若手ピアニスト。

TROY1038 \1980
《レガシー》-アフリカ系アメリカ人の作曲家によるファゴットのための作品集
W.G.スティル(1895-1978):あなたが行くなら、孤独の歌、支流の家/
A.ヘイルストーク(b.1941):バスーン・セット/
エド・ブランド(b.1926):「ワン・オン・ワン」、バスーンのために/
ユリシーズ・ケイ(1917-1995):ソナタ/
ゲイリー・パウエル・ナッシュ(b1964):デフォーメーションV(バッハによる)/
スウェーデン民謡:ウティ・ヴォル・ハーゲ(私たちの牧場に)/
ダニエル・バーナード・ルーメイン(b1970):
レコライオン・ループス(ウティ・ヴォル・ハーゲに基づく)
レコライオン・ワシントン(Fg)
カリーナ・ナイバーグ・ワシントン(Cl,声)
マーク・エンスレー(Pf)
いわゆるクラシック音楽におけるアフリカ系アメリカ人の作曲家の存在はスティ
ルが辛うじて知られているくらいで他はあまり知られていない。これはそうし
た知られざる作曲家たちの足跡を知る事が出来るだけでなく、それがファゴッ
トのための作品集という珍しいアルバム。1895年生まれのスティルはアメリカ
の国民楽派にもたとえられ、最も若い1970年生まれのルーメインは印象主義と
もミニマルともいえる作風。

TROY1030 \1980
レオン・カーシュナー(キルヒナー):
弦楽四重奏曲全集(第1番-第4番)
オリオン弦楽四重奏団:
【ダニエル&トッド・フィリップス(Vn)スティーヴン・テネンボム(Vn)
ティモシー・エディ(Vc)】
レオン・カーシュナー(b.1919)はエルネスト・ブロッホとシェーンベルクに作
曲を師事。特にシェーンベルクの影響を強く受けた。12音技法が基本にあるが、
激しいリズムにバルトークの影響も感じられる。

TROY1015 \1980
「ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:歌曲集」
黒は色、野性的な騎手、ちいさな黒い星、鳥のキャロル、賭博者の妻、
スイート・リトル・ジーザス・ボーイ、黒いドレス、歌が歌われたこと、
私が天国に行く時、ほか全18曲
ホープ・ケーラー(歌)
ジェイムズ・ダグラス(Pf)
ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(1892-1980)はケンタッキー出身のダルシマー
奏者で作曲家。第一次世界大戦では戦闘機パイロットになったが九死に一生を
える事故の後、パリに留学。生涯に1000曲以上の歌曲と民謡の作編曲を行った。
作風はガーシュインの「サマー・タイム」を思わせる民謡風のものが多い。

TROY1018 \1980
「バーナード・ホッファー:室内楽作品集」
(1)室内協奏曲(2007)
(2)4つの短いエピソード(2004)
(3)もう一組の短いエピソード(2004)
(4)ディヴェルティメント(1988)
ネオテリック:【M.マッケイ(Fg)、J.プレーザー(Hr)、E.レンツ(Vc)】
(1)ハイディ・ルイーズ・ウィリアムズ(Pf)
(4)E.マンダット(Cl)、M.バルタ(Vn)、J.メキス(Vn)、M=C.チ(Va)、
P.ブラウン(Cb)、C.モアハウス指揮
ホッファー(b.1934)はスイス生まれで現在アメリカで活躍する作曲家。映画、
TVの仕事を数多く手掛ける傍ら、シリアスな現代音楽も発表している。作風は
基本的に無調だが、調性的な部分もある。叙情的で静かな部分あり、カーチェ
イスを思わせる動きのある部分ありと、TV畑で培った経験が活かされているよ
うだ。この人の作品集はALBANYではほかに「マグース」(TROY798)がある。

TROY1021 \1980
「ジョン・マグナッセン/リモン・ダンスのための音楽」
(1)ザ・ウィングド/(2)詩篇
デイヴィッド・ブリスキン指揮
ジュリアード音楽院管弦楽団のメンバー
(2)M.レイコック指揮ウェストミンスター・カレッジ合唱団、
S.トンプソン(Br)、インスティテュート祝祭管弦楽団
マグナッセンはダンスや演劇のための音楽を数多く手掛けており、そうした媒
体に適した作風。調性、ミニマル、ポップスのイディオム、ドビュッシー、ス
トラヴィンスキー的な要素と多様なスタイルが折衷されている。一聴した印象
ではマイケル・ナイマン、ギャヴィン・ブライヤーズに近いものを感じる。

TROY1022 \1980
「ニュー・アメリカン・マスターズVol.2」
キャロライン・ニューマン(b.1951):ファンタジー(2006)/
フランク・エズラ・レヴィ(b.1930):トリオ第2番(2006)/
ゲリー・エスコウ(b.1951):《ソナタじゃないよ!》(2005)/
アレン・ショウン(b.1948):3つの夜の風景/
カルロス・フランツェッティ(b.1948):
ヴィルトゥオージのための4つの楽章(2006)
パリサデ・ヴィルトゥオージ:
【マーガレット・スウィンコスキ(Fl)、ドナルド・モクリンスキ(Cl)、
ロン・レヴィ(Pf)】
パリサデ・ヴィルトゥオージはフルート、クラリネット、ピアノの三重奏から
なるアンサンブルでCDはこれが二枚目となる(一枚目はTROY826)。前回より作曲
家の世代は若くなっているが、曲はやはり近代フランス、新古典主義を思わせ
る親しみやすいものばかり。

TROY1023 \1980
「フローレ・アルジェンティーナ/カルロス・ガスタヴィーノの歌曲集」
アルゼンチンの花、揺りかごの6つの歌、アルゼンチンの4つの歌
ほか全31曲
デジレ・ハラク(Ms)
ダルトン・ボールドウィン(Pf)
ガスタヴィーノはヒナステラとほぼ同世代のアルゼンチンの作曲家。器楽曲で
は野心的な試みもしたようだが、歌曲は民謡風の穏健な作風。モンポウやアル
ベニスの歌曲を思わせる。伴奏はなんとスゼーやアメリングなどの名歌手の伴
奏で知られるピアニスト、ボールドウィンが務めている。

TROY1029 \1980
「アメリカン・ビューティ/ラグタイムの花束」
ジョセフ・ラム:ラグタイム・ナイチンゲール、アメリカン・ビューティ/
ゲーリー・スマート:
ララミー・ラグ、2つの花のラグ、クラッカー・ラグ、
ピーナッツ・バター・ラグ、ウィーンの夜、ハーレクイン・ラグ、ベル・ラグ
ジェームズ・スコット:優美/ロバート・ハンプトン:カタラット・ラグ/
スコット・ジョプリン:メキシカン・セレナード、グラジオラス・ラグ/
ほか全14曲
ゲーリー・スマート(Pf)
ゲーリー・スマートの自作7曲を中心とした古き良きアメリカを思わせるノスタ
ルジックなピアノ・ラグタイム集。ゲーリー・スマートはアメリカではよく知
られた作曲家兼ピアニスト。既に当ALBANYレーベルに多くのCDがある。

TROY1031 \1980
「チェイシング・タイム/エレノア・コリー:作品集」
(1)チェイシング・タイム(2002)/(2)会話(2004)/
(3)3つの歌(2001)/(4)鏡(2005)/
(5)弦楽四重奏曲第2番(2000/2004)
(1)-(4)ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブル:
【J.ローゼンフェルド(Fl)、J.スタンバーグ(Cl)、L.クァン(Vn)、C.フィンケ
ル(Vc)、S.ゴスリング(Pf)】
(5)アトランティック弦楽四重奏団
エレノア・コリー(b.1943)はニュージャージー州出身の女性作曲家。ハーヴァ
ード大学、コロンビア大学に学び、作曲はウォーリネンに師事した。セリーを
基本とした新保守主義ともいえる手堅い作風で典型的な東海岸流アカデミズム
の作曲家。

TROY1032 \1980
「コスミック&ドメスティック・マスターズ
-アメリカの新しい歌曲」
(1)クリストファー・バーグ:リンカーンの手紙
(2)ダロン・アリック・ヘイゲン:《親愛なる若者たちよ》より
(3)ルッセル・プラット:
ウォルト・ホイットマン・カンタータ「午後から星月夜へ」
ミラー・ヴィジョンズ・アンサンブル:
【(1)(3)スコット・マーフリー(T)、(2)(3)リチャード・ラリ(Br)、
(2)トーブ・マラウィスタ(S)、(3)ジョディ・シャインバウム(S)、
(1)(2)マーガレット・カンプマイヤー(Pf)、(3)アレン・ダーリング(Pf)】
アメリカの中堅世代以上の作曲家の歌曲を集めた。バーグの「リンカーンの手
紙」は19世紀の曲と言われても信じてしまう。ヘイゲンの「親愛なる若者たち
よ」は無調的語法とコープランド的素朴さが奇妙に合体、プラットの「午後か
ら星月夜へ/ウォルト・ホイットマン・カンタータ」も、ある時は無調、またあ
る時はスティーヴン・フォスターと見紛うほど、飄々と時代を超越(?)したよう
な折衷主義である。

TROY1033 \1980
名手ショーン・オズボーンのモーツァルト
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲イ長調K.581
クラリネット四重奏曲ヘ長調K.496
ショーン・オズボーン(Cl)
サイモン・ジェームズ(Vn)
マイケル・ミロポルスキー(Vn)
スコット・リゴツキ(Va)
ウォルター・グレイ(Vc)
クラリネットのショーン・オズボーンはメトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席
を永らくつとめ、またニューヨーク・フィル、ピッツバーグ響、アメリカ交響
楽団の首席客演もつとめた名手。

TROY1034 \1980
「ハロルド・ブルーメンフェルド:作品集」
(1)悪魔の詩-ボードレールの詩による
(1.ウォーター・ジェット 2.時計 3.間奏曲 4.前の生活)
(2)呪いのカルネ-ランボーの詩による
(1.さよなら-地獄の季節より 2.永遠-新しい詩より)
(3)神話-デレック・ウォルコットの詩による
(1.夢 2.ヨーロッパ 3.群島)
(1)(3)ドニー・レイ・アルバート(Br)
(1)(2)クリスティーネ・シェイドバーグ(S)
(1)ジョエル・エリック・スーベン指揮
ポーランド国立放送響
(2)ハロルド・ブルーメンフェルド指揮
セント・ルイス・アンサンブル・オブ・エイト
(3)ポール・フィリップス指揮ダラス・ヴォイセス・オブ・チェンジ
ブルーメンフェルドは声楽への関心が深く、オペラを始め多くの声楽作品を発
表している。作風は無調でシェーンベルク、ベルクに似た緊張した空間を作り
上げる。ALBANYレーベルには、やはりランボーの詩によるオペラ「地獄の季節」
(TROY262)、デレク・ウォルコットによる神話/ジーグフリート・サスーンによ
る戦争挽歌(TROY443)がある。

TROY1035 \1980
「愛と切望の歌/アメリカの新しい歌曲」
スティーヴン・ポーラス:愛と切望の歌/
ヤユダ・ヤネイ:記憶されたエロス/
ヘンリー・モリコーン:5つの愛の歌、3つの単純な歌/
ジョン・ダウニー:包含、私は愛する/
リチャード・フェイス:
水兵の歌、もし私だったら、シレーヌの夕べ、暇乞い、春
ヴァレリー・エランテ(Sop)
ジェフリー・ピーターソン(Pf)
アメリカの様々な世代の作曲家の歌曲を収録。7つのごく短い曲からなるポーラ
スの「愛と切望の歌」は日本の短歌の形式に霊感を受けたという。全体にロマ
ン派、近代の様式で書かれた穏やかな音楽。わが国には日本歌曲という現代音
楽ではないが、さりとてクラシックでもない独自の分野があるが、そうしたカ
テゴライズに従えばこれらはアメリカ歌曲といえるだろう。

TROY1037 \1980
「アウトサイド・ミュージック/エドムンド・キャンピオン作品集」
アウトサイド・ミュージック(2005)、
黄金のダムス(2000)
完全な豊富な時間(1990)、
汝の素敵な数で私を溶かして(2002)
ルージング・タッチ(1994)
サンフランシスコ・コンテンポラリー・ミュージック・プレーヤーズ
エドムンド・キャンピオンは1957年ダラス生まれ。コロンビア大学で学んだ後、
パリ音楽院でスペクトル楽派のジュラール・グリゼーに師事した。またIRCAMで
も研鑽を積み作品を制作している。ミニマル・ミュージック、コンピューター、
ゲーム音楽などポップな軽さとヨーロッパの前衛音楽を融合した作風。「汝の-」
と「ルージング・タッチ」はライブ・エレクトロニクスを使ったアメリカの作
曲家には珍しくシリアスな作品。

TROY1044 \1980
「イアンシング・マクロスキー(b.1964):室内楽作品集」
(1)ワイルド・ベル-ヴィオラとピアノのための
(2)オク-オク-サキソフォン四重奏
(3)ソルサンゲ(太陽の歌)
(4)染色-ピアノ・トリオ
(5)かすり傷-金管五重奏とドラムのための
(1)レティシア・オークス=ストロング(Va)、ティモシー・ダーコビク(Pf)
(2)フロスト・サックス四重奏団
(3)メラニー・ガーモンド(S)、キャロラン・バフ(A)、ウィリアム・ドソン(T)
(4)ジョアンナ・カーコウィッツ(Vn)、アンドルー・テイル(Vc)、
ニナ・フェリーノ(Pf)
(5)アトランティック金管五重奏団、R.シュルツ(ドラム)
マクロスキーは様々な音楽の影響を受けながら独自の世界を築いている。ヴォ
ーカル・アンサンブルのためのソルサンゲ(太陽の歌)は、東方聖歌、ジョスカ
ン・デ・プレに現代的感性をブレンドした秀逸な作品。ピアノ・トリオ「染色」
は激しいリズムと鮮烈な色彩の対比が美しい。豊かな才能を感じさせる作曲家。




<アクースティカ・レーベル(日本)>
PPCA-609 \2800
「2007年ロン・ティボー国際音楽コンクール・ピアノ部門優勝記念CD」
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番K.310
フォーレ:主題と変奏Op.73
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調Op.5
田村 響(ピアノ)
録音:2008年4月17日-18日,三重県総合文化会館大ホール
2007年のロン・ティボー・コンクールで優勝し、一躍時の人となった田村 響
の待望の新録音です。田村は1986年愛知県安城市生まれ。愛知県立明和高校音
楽科を卒業後、ザルツブルグ音楽大学に留学。1993年より数々のコンクールに
入賞を果たし、2002年ピティナ・ピアノ・コンペティションで特級グランプリ、
やはり2002年の園田高広賞ピアノ・コンクールで歴代最年少で園田高広賞第1位
を受賞しました。現在国内外でリサイタルやオーケストラとの共演などで活躍
しています。

PPCA-602 \2800
「田村響 デビュー・アルバム」
ハイドン:ピアノ・ソナタト短調Hob.XVI/44
メンデルスゾーン:幻想曲嬰へ短調 「スコットランド・ソナタ」op.28
リスト:B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ S.529
ヤナーチェク:ソナタ「1905年10月1日、街頭から」
J.シュトラウスII世/ゴドウスキー:「こうもり」
田村 響(P)
録音:2003年12月24-25日、三重県総合文化センター大ホール

PPCA-605 \2800
「杉目奈央子 リサイタル・ライヴ」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」Op.27-2
シューマン:謝肉祭Op.9
リスト:「詩的で宗教的な調べ」より第7曲「葬送」
リスト:愛の夢第3番
杉目奈央子(ピアノ)
録音:2005年9月19日大分市iichiko音の泉ホール、ライヴ
杉目奈央子は1969年生まれ、1986年園田高広賞ピアノ・コンクールに於いて園
田高広賞及び園田高広賞奨励賞受賞。1992年桐朋学園大学卒業。玉置義巳、園
田高広氏に師事、同大研究科へ進む。1994年-96年、ミュンヘン国立音楽大学
マスタークラスでミヒャエル・シェーファー氏のもとで研鑽を積み、マイスタ
ーディプロマを取得して卒業。1996年、第48回ブゾーニ国際ピアノ・コンクー
ル第6位入賞。留学帰国後、地元大分においてソロ、室内楽、オーケストラと
の協演など活躍中。

PPCA-606 \2800
トッパン・ホール・シリーズPianists「大橋雅子リサイタル・ライヴ」
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲(H.バウアー編)/シューマン:謝肉祭Op.9
/グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より「嘆き、または美女とうぐいす」/
ラヴェル:「鏡」より「悲しい鳥たち」「洋上の小船」「道化師の朝の歌」
/バッハ:ガヴォット(ラフマニノフ編)/ガーシュイン:前奏曲第1番
大橋雅子(ピアノ)
録音:2005年4月シリーズ「ピアニスツ」第1回ライヴ(トッパン・ホール)
大橋雅子は東京に生まれ、3歳からピアノを始める。第8回園田高広賞ピアノ・
コンクールに於いて第2位、大分県知事賞を受賞。フェリス女学院大学音楽学部
首席卒業。ドイツ国立デトモルト音楽大学大学院修了。在学中、DAAD(ドイツ
学術交流会)コンクール第2位。その後、スイス国立チューリヒ音楽大学大学院
修了。現在、チューリヒ音楽大学講師。

PPCA-608 \2800
トッパン・ホール・シリーズPianists
「三木香代のショパン」
ショパン:バラード第1番-第4番、ピアノ・ソナタ第3番
三木香代(ピアノ)
録音:2005年11月19日,シリーズ「ピアニスツ」(トッパン・ホール)
三木香代は兵庫県龍野市生まれ、京都市立芸術大学音楽学部音楽学科ピアノ専
修卒業。1982年第51回日本音楽コンクール・ピアノ部門入選。1985年には第11
回ショパン国際ピアノ・コンクールにて最優秀演奏賞を受賞。その後も国際コ
ンクールで数々の賞を受賞。現在、国立音楽大学准教授。

PPCA-610 \2800
江尻南美が奏でる色とりどりの小品集「Bunte Bl?tter」
R.シュトラウス:「5つの情緒溢れる風景」Op.9より第1曲・第二曲
シューマン:「色とりどりの商品」Op.99より「5つのアルバムの綴り」
ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調(遺作)
ゴイェスカス:「ゴイェスカス」より「嘆き。またはマハと夜鳴きうぐいす」
ダ・モッタ:「ポルトガルの風景」Op.9より第3番「ワルツ・カプリチョーザ」
スメタナ:バガテルと即興曲集第6番「おとぎ話」
リスト:巡礼の年第1年「スイス」より第9番「ジュネーヴの鐘-ノクターン」
ブラームス:4つのバラードOp.10より第4曲
江尻南美(ピアノ)
録音:2007年12月26-28日,三重県総合文化会館大ホール
江尻南美は東京生まれ、桐朋学園大学研究科とフランクフルト音楽大学を卒業。
ドイツ在住。

PANU-7002 \2800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ イ長調D.664、Op.120
ピアノ・ソナタ イ短調D.784、Op.143
遺作のソナタ 変ロ長調D.960
辛島輝治(ピアノ)
録音:2005年7月29-31日

PANU-7003 \2800
シューベルト:ピアノ・ソナタ集II
ピアノ・ソナタ ト長調D.894、Op.78
ピアノ・ソナタ イ短調D.845、Op.42
辛島輝治(ピアノ)
録音:2006年6月6-8日
辛島輝治は1959年に東京藝術大学を卒業。東京藝術大学名誉教授。

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08-09 No.12

2008年09月10日 14時57分25秒 | Weblog
<MEDICI ARTS>
~idealeaudience
=classic archive=
30 85238(DVD-Video) \2180
モノクロ(1)(2)
カラー(3)(4)(5)
字幕:英・独・仏・西
(1)ドビュッシー:夜想曲より祭り
(2)同:バレエ「遊戯」
(3)同:管弦楽のための映像
(4)シェーンベルク:映画の一場面への伴奏音楽Op.34
(5)ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
ピエール・ブーレーズ(指)
(1)(2)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
(3)(4)(5)BBC交響楽団
放映[BBC]:(1)(2)1968年10月20日ロンドン(放送用スタジオセッション)
(3)(4)1974年8月4日ロンドン、プロムス(ライヴ)
(5)1997年1月31日ロンドン(ライヴ)
作曲家として、また指揮者として今日の楽壇に大きな影響を与え続ける巨人ピ
エール・ブーレーズ。この映像作品では、ゆかりの作曲家のプログラムを通じ
てほぼ30年間に渡るかれの指揮者としての変遷をたどることができます。1997
年の「春の祭典」では現在の巨匠指揮者の顔がうかがえるいっぽうで、なかで
も1968年のドビュッシー。モノクロ映像が時代を感じさせるなか、サングラス
をかけて指揮棒を持たずに振る姿は必見。当時のブーレーズは帯状疱疹を患い、
スタジオの照明に過敏であったため、やむを得ずサングラスをかけて収録に臨
んだとの記述があります。ほかにも「シェーンベルクは死んだ」という発言で
物議を醸したことを思い起こさせるように、その作品が組み込まれていたりと、
いろんな意味でたいへん興味の尽きないつくりとなっています。

30 85278(DVD-Video) \2180
リニアPCMモノラル
字幕:英・独・仏・西
(1)R=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」Op.36
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1
(3)ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
ヴィクトリア・ポストニコワ(P)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指)BBC交響楽団
放映[BBC]:(1)(2)1979年8月31日ロンドン(プロムス・ライヴ)
(3)1978年9月9日ロンドン(プロムス・ライヴ)
1970年代におけるロジェヴェン絶頂期の指揮ぶりと、華麗にしてスキのない音
楽をたっぷりと楽しめる注目の映像作品。まず、一見してロジェヴェンの若い
こと!鳴りっぷりのよいR=コルサコフ、夫人ポストニコワを迎えた改訂版に
よるラフマニノフも見ごたえがありますが、やはり目玉はショスタコーヴィチ
の第4交響曲。作曲以来長らく封印され、ロジェヴェン自ら1962年9月に西側初
演(BBCL.4220)を果たしたこの作品は、アヴァンギャルドな作風と演奏至難な
内容で知られますが、当時トップクラスのバトン・テクニックによりあざやか
にオケを統率するさまはまさに圧巻というほかありません。



<audite>
AU 95596 \2280
モノラル
モーツァルト:
(1)交響曲第29番イ長調KV.201
(2)交響曲第39番変ホ長調KV.543
(3)交響曲第40番ト短調KV.550
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団
録音:(1)1955年5月31日ベルリン、ベルリン高等音楽院(ライヴ)
(2)1950年5月3日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
(スタジオ・セッション)
(3)1952年3月17日ベルリン、ティタニア・パラスト(ライヴ)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第7集。ベルリンRIAS収録によるドイ
チュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻ですべて完全初出。モ
ーツァルトはフリッチャイにとっていくつものすぐれたオペラ録音でも知られ
るように、きわめて重要な作曲家。高い評価を裏付けるように、亡くなる1963
年にはその功績を讃えてザルツブルク・モーツァルテウムよりメダルを授与さ
れています。ここに聴く3曲でも正確なリズムと音程の確かさ、そして造型美と、
モーツァルトに必要なものが申し分なく揃っています。フリッチャイはまた、
これら3曲についてスタジオ録音をそれぞれ一度ずつしか残していないため、
たいへん貴重といえます。なお、第29番の開始前に拍手が入ります。

AU 23413 2枚組 \2700
モノラル
モーツァルト:「後宮からの逃走」KV.384(全曲)
シャーリ・バラバーシュ(S・コンスタンツェ)*エヴァ・バルログ
リタ・シュトライヒ(S・ブロントヒェン)
アントン・デルモータ(T・ベルモンテ)*ハンス・ゲオルグ・ラウベンタール
ヘルムート・クレプス(T・ペドリルロ)*ディーター・フラウボエス
ヨゼフ・グラインドル(Bs・オスミン)
エルンスト・デルンブルク(語り・セリム・パシャ)
ハインツ・ティーティエン(セリフ演出)
フェレンツ・フリッチャイ(指)RIAS交響楽団&RIAS室内合唱団
*はセリフ役者
録音:1949年12月19-21日ベルリン-ダーレム、イエス・キリスト教会
(スタジオ・セッション)
エディション・フェレンツ・フリッチャイ第8集。ベルリンRIAS収録によるドイ
チュラントラジオ・クルトゥーアの正規音源からの復刻。モーツァルトのスペ
シャリスト、フリッチャイによる「後宮」には2種の録音が存在します。ひとつ
はコンスタンツェをシュターダーが歌う有名な1954年盤、そしてもうひとつが
1949年に収録されたこのスタジオ録音。同年RIAS響の音楽監督に就任したフリッ
チャイにとって、これが初めてとなるモーツァルトのオペラ全曲録音でした。
フリッチャイのスタイルは、室内オケのサイズ以上にならないように編成を刈
り込み、合唱も通常の3分の1にあたる32人にするなど、当時の慣習とはかけ離
れていて斬新なもの。放送用のみの収録にもかかわらず、異例にも3日間もかけ
て細かいパッチワークが施されました。再録同様に、こちらもセリフ・パート
に役者を立てる気合の入りよう。このたびようやく初CD化となります。



<harmonia mundi>
-毎年恒例カタログ付CD-
今回は画期的、CD-ROMカタログつき。充実の検索システムで堂々の登場
HMX 2901578 \2280
(2CD+CD-ROMカタログ+CDサイズカタログ本付)
J.S.バッハ:管弦楽組曲(全4曲)
[CD1]
(1)組曲第1番ハ長調BWV 1066
(2)組曲第2番ロ短調BWV 1067
(3)組曲第4番ニ長調BWV 1069
[CD2] 組曲第3番ニ長調BWV 1068+ CD-ROMカタログ
ベルリン古楽アカデミー
録音:1995年9月
ハルモニアムンディ毎年恒例のカタログつきCD。今回は、CD-ROMにデータが一
気に集約されての登場。2枚目のディスクは、通常のプレイヤーに入れると通常
の音楽CDとして再生されますが、パソコンに入れると、充実のカタログ・デー
タが起動。このカタログには、50年の歴史をもつムンディのカタログが網羅さ
れています。作曲家、演奏者、時代、ジャンル、楽器での検索が可能なのはも
ちろん、シリーズ別など様々な区分で検索可能。さらに、画期的試みとして、
各タイトルの試聴も可能(試聴いただくにあたっては、インターネットに接続し
たパソコンで、オンラインメンバーとして登録していただくことが必要になり
ます)。もちろん、従来通り、CDサイズのカタログ本(フルカラー)も付いていま
す。
収録楽曲のJ.S.バッハの管弦楽組曲は不朽の名盤として名高いベルリン古楽ア
カデミーのもの。1セットで実に様々にたのしめる充実のカタログつきCDの登場
です。
2枚目discは、プレイヤーで再生可能な楽曲CD+パソコンに入れると起動するカ
タログCD-ROMです
カタログCD-ROMのための推奨環境:
Windows XP, Vista/Macintosh OsX.4 *インターネットに接続されているパ
ソコンだと、試聴機能もご利用いただけます



<SDG>
SDG 147 2枚組 \3950
J.S.バッハ:カンタータ集
[CD1]
三位一体後第8日曜日のためのカンタータ
(1)主なる神われらの側にいまさずしてBWV 178
(2)神よ、願わくばわれを探りてBWV 136
(3)人よ、汝はさきに告げられたり、善きことの何なるかBWV 45
[CD2]
三位一体後第10日曜日のためのカンタータ
(1)考え見よ、われを襲いしこの痛みにBWV 46
(2)われらより取り去りたまえ、主よBWV 101
(3)主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずやBWV 102
ジョン・エリオット・ガーディナー(指)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
ジョアンヌ・ルン(ソプラノ)/ロビン・タイソン、
ダニエル・テイラー(アルト)/
クリストフ・ゲンツ(テノール)/ブラインドリー・シェッラート、
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス)
録音:(1)2000年8月13日(2)2000年8月27日
ガーディナー・カンタータシリーズの最新盤。ガーディナーも「非常に素晴ら
しいカンタータ」と愛してやまない、ドラマティックな178番が収録されている
のが魅力。合唱が活躍するカンタータのため、モンテヴェルディ合唱団のうま
さを改めて認識することができます。また、通奏低音奏者は録音の際に「マタ
イ受難曲よりも、集中と高度な音楽性を要求される」と語っているほど、アリ
アも合唱も凝った内容となっています。他にも、美しいアリアが魅力の45番、
また、リコーダーの活躍する46番など、聴き所満載の2枚組となっています。




<クリエイティヴ・コア>
CCMA 003/4 2枚組 \2980
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 Op.97 「大公」
(2)ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
(3)ピアノと弦楽のための四重奏曲 変ホ長調 Op.16
トッパンホール アンサンブル
(1)(3)久保田 巧(Vn) (1)(3)林 峰男(Vc) (1)(2)(3)清水和音(P)
(2)吉井瑞穂(Ob) 四戸世紀(Cl) 西條貴人(Hrn) ギヨーム・サンタナ(Fg) 
(3)鈴木 学(Va)
録音:(1)(3)2007年5月20日、(2)2008年3月5日 トッパンホール(ライヴ)
国内外の選りすぐりのアーティストたちが集結し、室内楽の精髄を余すところ
なく披露する<トッパンホール アンサンブル>。その珠玉の演奏会から、ベー
トーヴェンの名室内楽作品をお届けします。日本音楽界の中核を担う久保田巧
・林峰男・清水和音のトリオが見事なアンサンブルを展開するピアノ・トリオ
「大公」。Disc2は、マーラー室内管で大活躍の吉井瑞穂や、読響の首席、
四戸世紀など管の名手たちが一堂に会した「五重奏曲」と、同曲をベートー
ヴェン自身が弦楽とピアノのために編曲した「四重奏曲」を収めるという、
まさに創意に満ちた選曲です。

CCMA 005 \2500
(1)モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)
(2)ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
トッパンホール アンサンブル
ライナー・クスマウル(Vn) 小林秀子(Va) ティボル・ベーニ(Vc)
(1)渡辺克也(Ob) (2)四戸世紀(Cl) 田島高宏(Vn)
録音:2007年10月23日 トッパンホール(ライヴ)
名人芸が炸裂するトッパンホール アンサンブル。その珠玉の演奏会を収めた
ライヴ・シリーズの第4集は、アバド時代のベルリン・フィルでコンサート・
マスターとして活躍したライナー・クスマウルが登場。室内楽でも抜きんでた
実力と経験を有する名ヴァイオリン奏者のリードを得て、理想的なアンサンブ
ルが実現しました。ベルリン・ドイツ・オペラ管の首席、渡辺克也や読響の
首席である四戸世紀が、最上のサポートを得ながら紡ぎだす、モーツァルト&
ブラームスの不滅の室内楽盤の登場です。

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08-09 No.11-1

2008年09月09日 14時13分53秒 | Weblog
<RCA RED SEAL>
88697338342(SACD-Hybrid) 2枚組 \2700
ドヴォルザーク: 「スターバト・マーテルOp.58」(全曲)
ルーバ・オルゴナソーヴァ(Sp) ビルギット・レンメルト(A)
ピョートル・ベチャーラ(T) フランツ・ハヴラータ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
絶望の淵からの魂の救済を託した、ドヴォルザーク最美の名作の決定盤登場。
絶賛を博したシューマン「楽園とペリ」に続く、アーノンクール&バイエルン
放送響の共演第2弾。
「スターバト・マーテル」は、1877年、ドヴォルザーク36歳のときに完成させ
た、4人の独唱と合唱を伴い、全曲演奏に1時間半を必要とする大規模な作品で、
ドヴォルザークの作品中、最美と讃えられる名作。1875年から1877年にかけて、
長女、次女、長男を相次いで亡くすという深い悲劇に見舞われたドヴォルザー
クは、その深い喪失感を芸術的に昇華させ、聖母マリアが十字架に架けられて
死んだわが子イエスを嘆く様を描いた続唱「スターバト・マーテル」に付曲し
た。1880年にプラハで初演されたあと、1884年にロンドンでドヴォルザーク自
身の指揮によって演奏された際に大成功を収め、ドヴォルザークの名声を確立
させ、ひいてはドヴォルザークの音楽に代表されるチェコの文化を世界に広く
知らしめるきっかけを作った重要な作品と位置づけられている。終曲を除いて
全編が遅いテンポの楽曲であることも大きな特徴で、随所でバロック音楽、と
りわけヘンデルの影響を感じさせる。
コンセルトヘボウ管弦楽団やヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して後期三大交響
曲や主要交響詩やスラヴ舞曲など、ドヴォルザークの主要オーケストラ曲を演
奏・録音してきたアーノンクールだが、合唱を伴う声楽曲の録音はこの「スタ
ーバト・マーテル」が初めて。作品の随所に聞かれるバロック音楽の影響を丹
念に掘り起こしながら、全曲をまとめあげていく手腕は巨匠アーノンクールな
らでは。ターリヒ指揮によるモノラル録音以来、スメターチェク、ノイマン(映
像のみ)、サヴァリッシュら歴代の名指揮者とチェコ・フィルによる地元なら
ではの名盤をはじめ、当アルバムと同じバイエルン放送響が演奏したアナログ
期の名演であるクーベリック盤や、シノーポリ晩年の壮絶なライヴ盤など、録
音の数は決して多くはないものの、それぞれが個性的な輝きを備えた演奏がひ
しめく中で、当アーノンクール盤は、これまでとは全く異なる視点でこの名作
を解釈した点が高く評価されると思われる。
【録音】2007年5月25日&26日、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのライヴ・
レコーディング

88697291462 \1680
デニス・マツーエフ、カーネギー・ホール・ライヴ
「シューマン: 子供の情景Op.15」 「リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調S.178」
「プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83戦争ソナタ」
「リャードフ: 音楽玉手箱」 「スクリャービン: 練習曲嬰ニ短調Op.8-12」
「グリーグ(ギンスブルク編): ペール・ギュント-山の魔王の宮殿で」
デニス・マツーエフ(ピアノ)
カーネギー・ホールの聴衆を熱狂の渦に巻き込んだマツーエフ超絶のライヴが
登場。
1998年チャイコフスキー・コンクールの覇者、デニス・マツーエフは、その豪
壮華麗なヴィルトゥオジティで日本でも多くのファンを魅了してきた。2004年
にRCAレッド・シール・レーベルに移籍以後、持ち前の超絶技巧に繊細深遠な味
わいを加味し、正統派ロシア・ピアニズムの後継者であることをますます明ら
かにしつつある。
このマツーエフによる新録音は、2007年11月にニューヨーク・カーネギー・ホ
ールで行ったリサイタルの模様をライヴ・レコーディングしたもの。マツーエ
フの尽きることのないヴィルトゥオジティにふさわしいリストとプロコフィエ
フの代表的なソナタ2曲に加えて、シューマン「子供の情景」という、マツーエ
フとしては意外な曲目を含む。またリャードフ、スクリャービン、グリーグの
3曲は、当日の熱狂的な聴衆の拍手に応えてのアンコールである。当夜の「ニュ
ーヨーク・タイムズ」紙の批評によると、シューマンでは、マツーエフの「繊
細で内省的な趣き」が高く評価され、リストでは「詩的な情感」や「トリルの
模範的正確さ」が強い印象を与え、またプロコフィエフは「作品の内包する気
分の移ろいを見事なまでに描き出して見せた一級の演奏」と絶賛されている。
このアルバムに隠されたキーワードは20世紀ロシアの伝説的巨匠ウラディミー
ル・ホロヴィッツ。マツーエフは、ホロヴィッツが半世紀以上の時を経てロシ
アへ帰還したときにモスクワで開いた演奏会を聴いて強烈な印象を受けており、
それ以来ホロヴィッツに対して崇拝の念を抱いてきた。マツーエフがカーネギ
ー・ホールという桧舞台でのプログラムに選んだシューマン「子供の情景」、
リスト「ロ短調ソナタ」、プロコフィエフ「戦争ソナタ」は、いずれもホロ
ヴィッツが極め付きの名録音を残している愛奏曲であり、さらにアンコールで
弾いたスクリャービンの練習曲も、ホロヴィッツがアンコールでよく取り上げ
た作品であった。
1998年、第11回チャイコフスキー国際コンクールで優勝。以後世界各地でリサ
イタルを開き、 RCA Red Sealより新録音が発売されている。リストの「ダン
テを読んで」、メフィスト・ワルツ、ハンガリー狂詩曲第2番、ビゼー-ホロヴィ
ッツ編の「カルメン」変奏曲、ロッシーニ-ギンズブルク編の「セビリャの理
髪師」の主題による幻想曲を収めた『ホロヴィッツに捧ぐ』と題された小品集
(82876612732)、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」からの3楽章とチャ
イコフスキーの「四季」(82876788612)、テミルカーノフ指揮サンクトペテル
ブルク・フィルと共演したチャイコフスキーとショスタコーヴィチのピアノ協
奏曲(88697002332)、さらに世界初録音2曲を含むラフマニノフのピアノ作品集
(88697155912)がある。
【録音】2007年11月17日-19日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでのライヴ
・レコーディング

88697301002 \1680
神尾真由子- In Recital  
「フランツ・ワックスマン:カルメン幻想曲」 
「チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォOp.34」
「シマノフスキ:神話-3つの詩Op.30」 「ショーソン:詩曲Op.25」
「チャイコフスキー:瞑想曲Op.42-1-なつかしい土地の想い出Op.42第1曲」
ストラヴィンスキー:
「イタリア組曲(バレエ「プルチネルラ」より作曲家自身&S.ドュシュキン編
曲)」
神尾真由子(Vn) ヴァディム・グラドコフ(p)
神尾真由子はティーン・エイジャーの時から、プロとしての演奏活動に入り、
国内外のオーケストラなどと共演して、その大器ぶりを発揮、超・逸材として
その将来が嘱望されてきました。2007年6月、モスクワで行われた第13回チャイ
コフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門で本命視されたプレッシャーを
撥ね退けて、見事、優勝。その快挙で一躍世界の注目を浴び、コンクールの模
様などを収めたNHKのドキュメンタリーなどのTV番組で、そのユニークな素顔と
新人らしからぬ図抜けた演奏が国内で大きな反響と驚愕を呼び話題が沸騰しま
した。そして2008年、争奪戦の末にSONY BMGマスターワークス(SONY BMG Music
Entertainmentのクラシック部門)が国際専属契約を結びました。このディスク
は真のヴィルトゥオジティを発揮する神尾真由子の真髄が聴ける待望の、イン
ターナショナル・デビュー・アルバムとなるもので、コンクールで弾いて絶賛
を博したチャイコフスキーの作品だけでなく、極めて高度な技巧と深い音楽性
が求められるヴァイオリン名曲を収録。 神尾真由子が演奏するヴァイオリン
は、サントリー株式会社より貸与されたもので、1727年製作のアントニオ・ス
トラディヴァリ(あのヨーゼフ・ヨアヒムが所有、使用していたもの)である。
【録音】 2008年3月16-19日 チューリヒ、ZKOハウス

88697329322 \1680
エリザベス・ワッツ/シューベルト:歌曲集を歌う
「月に寄せて」「吹き通うものの気配は」「夕映えの中に」
「くちづけを贈ろう」「ます」「秘めた恋」「岩のそばの歌手」
「テクラ、霊の声」「太陽に寄せて」「ディエゴ・マナツァレスより」
「夜と夢」「春の想い」「花の言葉」 「恋人の近くに」
「夜うぐいすに寄せて」「リアーネ」「乙女の嘆き」「夜咲きすみれ」
「マリー」「ランベルティーネ」「男ってみんなやくざなもの」
エリザベス・ワッツ (Sp)
ロジャー・ヴィグノールス(p)
1979年生まれ。ノーヴィッチ大聖堂聖歌隊に入り、またシーフィールド大学で
学んだ。その後ロイヤル・カレッジとブリテン国際オペラ・スクールで学位を
とり、2006年キャスリーン・フェリア・コンクール優勝、2007年MIDEMヤング・
アーティスト賞を受賞した。現在では、ロイヤル・オペラやイングリッシュ・
ナショナル・オペラを中心に、多くのモーツァルトやバロック・オペラに出演。
またイギリスの主要オーケストラと競演して絶賛を浴びている。今年のプロム
スに出演しており、特にイギリスで人気が高まってきています。
【録音】 2008年5月18-20日サフォーク・ポットン・ホール(UK)

88697373402 \1680
ウィレム・ラチュウミア-ブラジリアン・ピアノ・リサイタル
ヴィラ=ロボス:
「ブラジルの詩」「赤ちゃんの一族(第1組曲)」「オリオンの3つ星」
「トリストローザ」「カボークロの伝説」 
モサルト・カマルゴ・グァルニエリ:
「ポンティエス第30,49,50番」「トッカータ」
ヒナステラ:「アルゼンチン舞曲集」
カルロス グアスタビーノ:「バイレシート」
ウィレム・ラチュウミア(p)
8歳にスーパーマーケットで電子オルガンに初めて触り、グラフィックとして壁
に貼ってあったA・ブークレシュリーフの「アルシペルIV」の楽譜をはがして、
トイピアノで弾いていたという。パリ近郊の中学校に入学してから本格的にピ
アノを習い始め、ミュロー市立メディアテークのCDをほとんどすべて聴いた。
長年にわたりカタローニアのアンサンブル・ディアボラス・イン・ムジカのピ
アニストであったローズ=マリ・キャベスタニィに市立音楽学校で学び、現代音
楽に興味をもつ。その後リヨン音楽院に進み、それとともにレパートリーも20
世紀音楽から時代をさかのぼっていった。リヨン音楽院で、ハイドシェック、
J・ムティエのクラスで学び、審査員満場一致で1位を獲得。高等音楽教育の国
家ディプロマ。リヨン大学で音楽学。2004年ヒューレット・パッカード財団
「明日の音楽家」賞。同年ジローナ(スペイン)の第12回グザヴィエ・モンサル
ヴァージュ・国際ピアノ現代音楽コンクールで第2位。第7回オルレアン20世紀
ピアノコンクールで優勝。ベルリン・コンツェルトハウス、パリ音楽都市、サ
ル・コルトー、オルセー美術館、グゼラシオン2000+4フェスティヴァル(スペ
イン、ヴィーゴ)、ニューヨーク、中国においてリサイタルおよびオーケスト
ラとの共演、室内楽で活躍。2008年6月に来日し絶賛を浴びた。
【録音】 2008年5月 リヨン・モリエール・ザール 

88697369662 \1680
ザ・ベスト・オブ・ザ・ファイヴ・ブラウンズ
リムスキー=コルサコフ:「くまばちの飛行」
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリーからのシーン」、
ラフマニノフ:「ワルツ」
コープランド:「ささやかな贈りもの(シェイカー教徒の賛歌)」
ドヴォルザーク:「家路」
イグナツ・フリードマン:「音楽の天窓Op.33-3」
グリーグ:「君を愛す-自作の歌曲によるピアノ曲集Op.41-3」
アストル・ピアソラ:「アルフレッド・ゴッビの肖像-タンゴの歴史」
ドビュッシー(編曲:ジェフリー・シャムウェイ):「月の光-ベルガマスク組曲」
ガーシュウィン(編曲:ジェフリー・シャムウェイ):
「ホーム・ブルース-パリのアメリカ人」 【withクリス・ボッティ(tp)】
サン=サーンス(編曲:ゴドフスキー):「白鳥-動物の謝肉祭」
ウィリアム・クリストファー・ハンディ(編曲:アート・テイタム):
「ハガーおばさんのブルース」
ガーシュウィン(編曲:アール・ワイルド):
「エンブレイサブル・ユー-7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード」
ラフマニノフ(編曲:グレッグ・アンダーソン):
「第18変奏-パガニーニの主題による変奏曲」
エルネスト・レクオーナ:「マラゲーニャ-アンダルシア組曲」
ガーシュウィン:「ラプソディ・イン・ブルー」
アーロン・ジェイ・カーニス:「スーパースター・エテュードNo.1」 
ザ・ファイヴ・ブラウンズ (デザレー、デオンドラ、グレゴリー、メロディ
ー&ライアン・ブラウン)  
ピアノ5台、50本の指が奏でる驚愕のピアノ・スペクタキュラー!
5人姉弟の驚異のクインテット、ザ・ファイヴ・ブラウンズのベスト・アルバム
登場!このディスクはデビュー・アルバム「ザ・ファイヴ・ブラウンズ」でク
ラシック界に旋風を巻き起こした、ザ・ファイヴ・ブラウンズのベスト・アル
バムで、アメリカではビルボード・クラシック・チャートで10週連続第1位を
記録したデビュー・アルバム「ザ・ファイヴ・ブラウンズ」、初登場第1位(21
週連続第1位)を獲得し、79週も25位以内にチャート・インしたセカンド・アル
バム「ラプソディ・イン・ブルー-ノー・バウンダリーズ」、そしてJazzトラン
ペットのクリス・ボッティやディーン・マーチンとのバーチャル・コラボで話
題となったサード・アルバム「パリのアメリカ人-ブラウンズ・イン・ブルー」
(初登場第1位)という3枚のアルバムから厳選されたトラックばかりです。
ブラウン家の5人の姉弟(長女デザレー、次女デオンドラ、長男グレゴリー、三
女メロディー&次男ライアン)は全員がアメリカの名門ジュリアード音楽院で
ピアノを学び、ピアノ・クインテットを中心にしたザ・ファイヴ・ブラウンズ
を結成し、全米でのコンサート・ツアー、CDデビュー、メディアへの登場で大
きな話題を呼んできました。昨2007年秋の待望の初来日公演では、チケット売
り切れが続出し、ロビーでのサイン会の長い列は語り草になっているほどです。
今年9月-10月に2度目の日本ツアーが決定しています。

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08-09 No.11-2

2008年09月09日 14時13分24秒 | Weblog
<DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)>
88697326322(SACD-Hybrid) \1780
アンナ・ボニタティバス-ハイドン・オペラ・アリアを歌う
歌劇「報いられた真心(報いられたまこと)」より、
歌劇「オルランド・パラディーノ」より、 歌劇「真の貞節」より、 
歌劇「勘違いの不貞(当てはずれの不貞)」より、 歌劇「無人島」より、 
アリア「アルチーナよ」、 アリア「薄幸な花嫁」、 
カンタータ「ナクソスのアリアンナ(わが愛しのテセウス)」
アンナ・ボニタティバス(Ms)
アラン・カーティス(指揮&フォルテピアノ) 
イル・コンプレッソ・バロッコ
モーツァルト、ロッシーニ、ヘンデル、バロック・オペラに欠かせないメゾ・
ソプラノ歌手アンナ・ボニタティバスの、ハイドンのアリア集。ムーティやマ
ゼール、チョン・ミュンフンだけでなく、様々な古楽指揮者ミンコフスキ、ル
ネ・ヤーコプス、ピノックらとも競演をし、絶賛を浴びています。最近ではア
ラン・カーティスとのヘンデル・オペラ・プロジェクトには欠かせない歌手と
なってきています。今回も起伏の激しいハイドンのアリアを集め、感情豊かに
表現していきます。もちろん、バックにはアラン・カーティス&イル・コンプ
レッソ・バロッコを起用しているのも、見逃せません。
【録音】 2008年2月10-13日 Lonigo, Villa San Fermo

88697318702 \1680
ヴィヴァルディ:聖母マリアの夕べの祈りのための作品集
「主よ、私をお助け下さい RV.593」「ディキシット・ドミノス RV.807」
「詩篇第121:ラエタトゥス・スム(われ喜べり)ヘ長調RV.607」
「ニシ・ドミノス RV.803」「詩篇第147:イェルサレムよ、主をほめ讃えよ 
ホ短調RV.609」「マニフィカト ト短調 RV.610」
ローランド・ウィルソン(指揮) 
ラ・シャペル・デュカーレ&ムジカ・フィアータ
このアルバムでの注目は、2003年に発見されたRV.803と2005年に発見された
RV.807が収録されています(世界発録音ではありませんが)。特にRV.803は、独
特な楽器を含む5つのソロ楽器(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン、ヴィオラ
・ダ・モーレ、シャルモー、チェロ、オルガン)の並はずれた活躍など、聴き
どころ盛りだくさんの作品となっています。中でも、「トロンバ・マリーナ風
ヴァイオリン」という特殊な楽器(シャーシャーかすれた音がするヴァイオリ
ンですが、実際はわかっていない楽器)に振り当てられたオブリガートは、自
由闊達な書法で書かれています。もともとコルネット(ツィンク)奏者であった
ローランド・ウィルソンは、1980年代からドイツやヴェネツィア初期バロック
の宗教作品を数多く録音してきているベテランですが、今回はヴィヴァルディ
の作品を更にことごとく調べ上げ、各曲をヴァイオリンとヴィオラが各2、そ
れ以外は各パート1人という小器楽編成で演奏されています。またローランド
・ウィルソンが結成した各メンバーが全てソリスト級の合唱団ラ・シャペル・
デュカーレも各パート2人の小編成。独唱も合唱団メンバーが担当しています。

88697366582 \1680
サン=サーンス:
「クリスマス・オラトリオOp.12」
「汝の祭壇はいとも美しくOp.148」
フランク:
「パニス・アンジェリクスOp.12」
「詩篇150番:主をほめたたえよ(1884オリジナル版)」
グノー:「ノエル(1886)」「アヴェ・マリア」
フォーレ:「ノエル Op.43-1」「ジャン・ラシーヌの讃歌(1885オリジナル版)」
シモーナ・ホウダ・シャチュローヴァ(Sp) レジーナ・ペッツァー(Ms)
アンケ・フォンドゥング(A)
ハンス・イェルク・マンメル(T) フローリアン・ベッシュ(Br)
ラルフ・オットー(指揮) 
マインツ・バッハ合唱団 ラルパ・フェスタンテ(ピリオド楽器使用)
ペトラ・モラス=プシネッリ(org)フランソワ・フリードリヒ(Hp)
ブルクハルド・シェーファー(p)
近代フランス音楽の礎を築いたサン=サーンスの隠れた名曲「クリスマス・オラ
トリオ」などココロに染み入る宗教作品を、オリジナル楽器の伴奏による静謐
な合唱で聴く魅惑のディスク!
「動物の謝肉祭」等で有名なサン=サーンスは、幼時よりモーツァルト並みの才
覚を現し、パリ音楽院でオルガンと作曲を学ぶ。作曲家としては劇音楽全盛の
フランスにあって、ベートーヴェンに傾倒して、古典様式による純器楽曲を多
く作曲した多作家で知られ、その作品はあらゆるジャンルにわたる。パリ・マ
ドレーヌ教会のオルガニストを20年勤めたほど(交響曲第3番「オルガン」にも
結晶)宗教音楽にも精通し、その作品はほとんど聴かれることはないが、隠れた
名曲が少なからずある。
このアルバムはそのサン=サーンスの宗教作品の中でも、録音の少ない作品
「クリスマス・オラトリオ(オラトリオ・ドゥ・ノエル)」をメインとして、グ
ノー、フランク、フォーレの、独唱、合唱、オルガンと弦楽を中心とした編成
の佳曲・名曲を集めたもので、ミュンヘンを本拠とするピリオド楽器のバロッ
ク・オーケストラとして高く評価されているラルパ・フェスタントとマインツ
・バッハ合唱団が快演してディスクとして一聴の価値を持つものです。
【録音】 2008年6月21-24日  ヴィースバーデン、聖キリアン教会

88697333212 2枚組 \2500
J.S.バッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV.248(全曲) 【再発】
クリスティーネ・シェーファー(Sp)  ベルナルダ・フィンク(A)
ヴェルナー・ギューラ(T) クリスティアン・ゲルハーヘル(Br) 
ジェラルド・フィンレイ(Bs)
ニコラウス・アーノンクール(指揮) 
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス 
アルノルト・シェーンベルク合唱団
昨年限定盤(クリスマスカード付きゴールドスリップ箱入りSACD)で発売された
【88697112252(完売)】が、通常盤仕様で再発売となります。なお、SACDでなく
通常CD盤となります。もちろん、レコード芸術特選です。
【録音】2006年12月8日-10日、2007年1月13日&14日 ウィーン、ムジークフェ
ラインザールでのライヴ



<OEHMS CLASSICS>
OC925 2枚組 \3560
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)
ファルク・シュトルックマン(ヴォータン) ヤン・ブッフヴァルト(ドンナー) 
ラディスワフ・エルグル(フロー)  ペーター・ガイヤール(ローゲ)
ヴォルフガング・コッホ(アルベリヒ)  ユルゲン・ザッヒャー(ミーメ)
ティグラン・マルティロシアン(ファーゾルト) 
アレクサンドル・ツィムバリュク(ファーフナー)
カーチャ・ピーヴェック(フリッカ)  ヘレン・クォン(フライア)
デボラ・ハンブル(エルダ)  ハ・ヤン・リー(ヴォークリンデ)
ガブリエーレ・ロスマニト(ヴェルグンデ)  
アン=ベス・ソルヴァング(フロースヒルデ)
シモーネ・ヤング(指揮) 
ハンブルク・フィル (ハンブルク歌劇場管弦楽団)
満を持しての登場!シモーネ・ヤングのワーグナー「ラインの黄金」
ハンブルク州立歌劇場のインテンダントとフィルハーモニーの音楽監督を務め
るシモーネ・ヤングはオペラのほかコンサート・レパートリーにも強く、どん
なレパートリーにおいても重厚なスタイルで聴きごたえある音楽をつくりあげ
ることで知られています。CDとしても、今までにリリースされたブルックナー、
ヒンデミットでの熱演ぶりを見れば彼女の振るワーグナーに期待せざるを得な
いはずです。
さて、この「ラインの黄金」です。ご存知、ニーベルングの指輪の序夜にあた
る部分で、他の3部に比べれば規模は小さいものの、物語のすべてのキーワード
が隠された重要な作品です。至るところに張り巡らされたライトモティーフも
聞き逃せません。もちろんヤングは細部のすみずみまで神経が行き届いた「痒
いところに手の届く演奏」を聴かせます。歌手陣には、飛び抜けて大物と呼べ
る名前はあまりなくそれが却ってバランスの良い舞台を作り上げていると言え
るのではないでしょうか。
そんな中で目立つのはヴォータン役のファルク・シュトルックマン。この名前
は最近至るところで見かけます。現代最高のヴォータンの一人と言っても差し
支えないでしょう。大きな体躯をフル活用した底力のある声が魅力。ヤングと
は「画家マティス」で共演していて、気心が知れているのかもしれません。
ARTE NOVAでおなじみのソプラノ、ヘレン・クォンの成長ぶりにも目を細めた
くなるでしょう。「ヴァルキューレ」、「ジークフリート」、そして「神々の
黄昏」。全曲が揃うのが楽しみでなりません。
【豊富なステージカラー写真入り120ページの解説&リブレット付き】
【録音】 2008年3月 ハンブルク州立歌劇場でのライヴ

OC627(SACD-Hybrid) \1780
マティアス・ヴェックマン:オルガン作品集
ヨゼフ・ケレメン(ハンブルク、聖ヤコビ教会、1693年製シュニットガー・オル
ガン)
マティアス・ヴェックマン(1616年頃生)は、ハンブルクで活躍した作曲家。ド
レスデンでシュッツより音楽教育を受け、イタリアヘ留学しモンテヴェルディ
やガブリエリの音楽に影響を受けました。またハンブルクでスヴェーリンクの
作曲様式にも影響され、ザクセン選帝侯の宮廷オルガニスト、ハンブルクのヤ
コビ教会専属オルガニストを務めた。彼の作品はシュッツをさらに発展させた
様式で、半音階的、対位法的なものが感じられます。 この録音では、ヴェッ
クマンが使用したオルガンではありませんが、彼が務めた教会での録音となり
ます。このシュニットガー・オルガンは、オルガン界のストラディバリと呼ば
れるほどの名器で、第2次世界大戦中でも破壊される前に分解され、オリジナル
のパイプのまま保存されました。1992年にユルゲン・アーレント(現代最高のバ
ロック・オルガン製作者)によって、当時のままに復元されました。
【録音】 2006年10月12-15日 ハンブルク、聖ヤコビ教会

OC723 \1680
ブリテン:弦楽のための作品集
「シンプル・シンフォニー」「ブリッジの主題による変奏曲」
「前奏曲とフーガ」
アヒム・フィードラー(指揮) ルツェルン祝祭弦楽合奏団
今や世界で最も人気の音楽祭となった、ルツェルン音楽祭の名を冠した名門オ
ーケストラ。昨年設立50周年を迎えた、数々の名演に裏付けられた確固たる実
力をもつルツェルン祝祭弦楽合奏団の最新録音は、ブリテンの作品。ブリテン
が作曲家として生計を立てるためにはじめて作曲した「シンプル・シンフォニ
ー」、彼の作曲の師であるフランク・ブリッジの弦楽四重奏の主題から作曲さ
れた変奏曲。18声の弦楽ための「前奏曲とフーガ」を収録。もちろん50年前の
演奏様式は変化し、ややヴィブラートを押さえ、スマートで起伏の大きい現代
的表現は、イギリスの作品の醍醐味でしょう。メンバー全員の揃った弦楽アン
サンブルには、見事としかいいようがありません。
【アヒム・フィードラー】 
シュトゥットガルト生まれ。ケルン音楽院、ロンドンのギルドホール音楽院で
学んだ後、タングルウッドにおける小澤征爾主宰のマスタークラスに招かれ、
ベルナルト・ハイティンクとカルロ・マリア・ジュリーニのアシスタントを務
めました。1997年にカラヤン奨学金を獲得。1996年カダケス国際指揮コンクー
ル(スペイン)にて第1位、他入賞多数。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ベルリ
ン交響楽団、ハノーヴァー北ドイツ放送フィルなど多くの著名オーケストラに
客演。1998年よりルツェルン祝祭弦楽合奏団の芸術監督を務めています。
【録音】 2007年2月26日、2008年4月21日、ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホー
ルでのライブ

OC719 \1680
ステラ・グリゴリアン-スパニッシュ歌曲集
「モンサルバーチェ:5つの黒人歌曲」「カルロス・グァスタヴィーノ:ローザと
サロー」「ホアキン・ニン=クルメル:グラナダ」「ファルドナンド・J・オブ
ラドルス:ビート(アンダルシア地方の踊り)」「グリンカ:夜のそよ風; ボレ
ロ; イネジリアよ、私はここに」「チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナ
ード」「ショスタコーヴィチ:さよならグラナダよ; 小さな星」「マルク・
ミンコフ:景色」「チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード:“スペインのジ
プシー”より8つの歌」「ドリーブ:スペインの歌」「ビゼー:君の心を開いてく
れ」「マスネ:スペインの夜」「ラヴェル:スペインの歌」「ロッシーニ:スペイ
ンのカンツォネッタ“絵の具にまみれて”」「ドニゼッティ:スペイン人の恋人」
「ヴィンツェンツォ・ディ・シアラ:スペインの娘」「バーンスタイン:影響さ
れやすいの」
ステラ・グリゴリアン(Ms)
ヘルムート・ドイチュ(p)
1998年ウィーン音楽院で卒業後、すぐにウィーン国立歌劇場ソリストとなった
グリゴリアン。既にウィーン国立歌劇場&フォルクスオーパでのロッシーニや
モーツァルト歌いとして数多くのオペラに出演。小澤征爾やムーティ、ド・ビ
リーは彼女を多く起用し絶賛を浴びました。現在では、ウィーンだけでなくフ
ランクフルト・オペラにも出演し、ヴェルディやカルメンなどの主役にも抜擢
されています。このアルバムでは、彼女が高校時代より研究していたスペイン
歌曲を収録。
【録音】 2008年5-6月 
フランツ・リスト・ツェントラム・ライディング、オーストリア

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08-09 No.10

2008年09月09日 11時20分51秒 | Weblog
★EMI BOX 初回特価のご案内★
先日ご案内いたしました下記のEMI BOX 4点の初回ご注文価格のご案内です。
締切日までのご注文分は特別価格となりますが、それ以降は基本的に通常価格
の扱いに戻ります。よろしくご検討ください。

●ご注文締切り日:9月11日

<EMI CLASSICS>
CZSW-2175972 CDx26枚組+DVDx2枚 \16500(通常価格) ※初回価格 \13250
ロストロポーヴィチ/コンプリートEMIレコーディングス-チェロ演奏(限定盤)

CZSW-2174662 14枚組 \12500(通常価格) ※初回価格 \8800
オリヴィエ・メシアン1908-1992/生誕100周年
トリビュート・ボックス(限定盤)

CZSW-2175002 16枚組 \11500(通常価格) ※初回価格 \8800
コレクターズ・エディション/20世紀の傑作たち(限定盤)

CZSW-2175752 22枚組 \17900(通常価格) ※初回価格 \8800
コンポーザーズ・イン・パーソン-コレクターズ・エディション(限定盤)

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Glossa>
GCD 921524 \2300
ヘンデル:イタリアン・カンタータ集Vol.4 ――
カンタータ《アミンタとフィリデ(歩みを止めて)》HWV.83
カンタータ《クローリ、私の美しいクローリ》HWV.92
マリア・グラツィア・スキアヴォ(ソプラノ)、ヌリア・リアル(ソプラノ)、
ファビオ・ボニッツォーニ(指揮&チェンバロ)、
アンサンブル・リゾナンサ
イタリア滞在時代(1706年-1710年)にヘンデルが作曲を行った100曲のカンター
タの中から、器楽伴奏が付いた約30曲のレコーディングを行う「イタリアン・
カンタータ集」最新作となる第4集では、2人のソプラノ歌手マリア・グラツィ
ア・スキアヴォとヌリア・リアルが初登場!
この第4集にはオットボーニ枢機卿やパンフィーリ枢機卿と同じくイタリア時代
のヘンデルを支えた有力なパトロンの1人であるフランチェスコ・ルスポーリ侯
爵のために作曲が行われた「アミンタとフィリデ」など重要な2つのカンタータ
が収録されている。
シリーズ初登場となるナポリ生まれのマリア・グラツィア・スキアヴォは、古
楽界の名匠たちからの信頼も厚いイタリア期待のソプラノ歌手。パーセルの
「ディドとエネアス」、「妖精の女王」で大成功を収め、アンサンブル・リゾ
ナンサやコンチェルト・イタリアーノ、エウロパ・ガランテなどイタリアを代
表する世界屈指のアンサンブルからもソリストとして熱心な招聘を受けている
実力派アーティストである。
同じくシリーズ初登場となるヌリア・リアルは、ヨーロッパを中心に注目を浴
びているバルセロナ出身の実力派古楽系ソプラノ歌手。ヌリア・リアルが録音
に参加した名手ホセ・ミゲル・モレーノとのコンビによる「スペインのギター
音楽第3集」(GCD C80205)は、グロッサの名盤の1つとして絶賛を博してきただ
けに今回のヘンデルでの歌声も非常に楽しみ。
2007年6月、サン・ミッシェル・アン・ティエラシュ修道院(フランス)での録音。

GCD P31905 \2300
ステラ・デル・ノストロ・マー
-聖母マリアからインスピレーションを受けた過去と現在の音楽 ――
ペトルス・フラテル:アヴェ・マリア
ジャン・ムトン(c.1459-1522):アヴェ・フイト・プリマ・サルース
作曲者不詳:めでたし元后
フランシスコ・デ・ペニャローサ(c.1470-1528):
聖母マリアよ、どうかお願いします
ハインリヒ・イザーク(c.1450-1517):うるわしき救い主の母
カルロ・ガランテ(1959-):ステラ・デル・ノストロ・マー
ルートヴィヒ・センフル(ca.1486-1542/43):いと聡明なる乙女
アドリアン・ヴィラールト(c.1490-1552):めでたしマリア、恩寵に満ちた方
作曲者不詳:めでたし天の女王
ハインリヒ・イザーク:われら御身の保護のもとに
ジョスカン・デ・プレ(c.1450/55-1521):喜べ乙女、キリストの御母
ジャン・ムトン:おお、聖母マリアよ
ハインリヒ・イザーク:おお、最も素晴らしい
ヤコフ・グバノフ(1954-):ベネディクタとヴェネラビリス
カンティカ・シンフォニア〔ラウラ・ファブリス(ソプラノ)、ジュゼッペ・マ
レット(テノール)、ファビオ・フルナリ(テノール)、マルコ・スカヴァッツァ
(バリトン)
モテット集「クアドリヴィウム」(GCD P31902)、「シャンソン集」(GCD P31903)、
そしてモテット集の第2巻となる「人にとって最もよきもの」(GCD P31904)を発
表し、圧倒的な完成度を持つ「デュファイ三部作」を完結させたイタリアのア
ンサンブル、カンティカ・シンフォニア。
次なる大型プロジェクトに着手する前にマレット&カンティカ・シンフォニア
が手懸けたのは、4声のア・カペラ・アンサンブルというシンプルな編成による
「聖母マリア」にまつわる宗教作品集。
この作品集ではムトン、イザーク、センフル、そしてジョスカンなど14世紀-15
世紀の作曲家たちによる作品に加えて現代イタリアの作曲家カルロ・ガランテ、
ウクライナの作曲家ヤコフ・グバノフの作品を織り交ぜることにより、「聖母
マリア」からインスピレーションを受けて作曲されたモテットと賛歌の"過去"
と"現在"を1つの線で繋いでいる。
作品に秘められた究極の美と神秘性を追求することにより、デュファイの音楽
を伝える代弁者としての名声を確立したカンティカ・シンフォニア。アンサン
ブルの核となる4人の歌い手たちが絶妙にブレンドされたハーモニーを響かせる。
2007年8月&2008年4月、コレット教会(イタリア)での録音。




<Timpani>
1C 1135 \2300
フィリップ・ゴーベール(1879-1941):
交響曲(世界初録音)/海の歌/協奏曲(世界初録音)
マルク・スーストロ(指揮)、ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
絶好調ティンパニ(Timpani)が2008年後半最大の目玉として強力にプッシュする
注目の最新作は、両大戦下のフランスで同国を代表するフルート奏者、指揮者、
そして作曲者として活躍したフィリップ・ゴーベールの管弦楽作品集!
3曲のフルート・ソナタを含むフルートのための名作、通称"タファネル・ゴー
ベール"と呼ばれる世界的に有名なフルート奏者のためのエチュード、モイーズ
を育て自身はパリ音楽院管の首席奏者を務めるなどフランス・フルート界の巨
匠として君臨したゴーベール。
指揮者としても高名だったゴーベールは他の作曲家の作品の録音は比較的数多
く行ったものの、自身の管弦楽作品の録音についてはSPレコード時代を含めて
も極僅かな数だっただけに、今回のリリースはその作品、しかも大作「交響曲」
の全容を知ることを可能にした快挙と言っても過言ではないだろう。
オリエンタルな情景が浮かぶ「海の歌」、管楽器の巧みな使い方が実に見事な
「協奏曲」、そして印象派の作曲家たちに通じる作風を感じさせる「交響曲」
(第4楽章冒頭で鳴り響くホルンとトランペットは絶品!)は、どれも20世紀フラ
ンスの知られざる傑作である。
"クセナキス"のシリーズなどでお馴染みの高性能オーケストラ、ルクセンブル
ク・フィルを振るのはマルク・スーストロ。
堅実なタクト捌きによってオーケストラをコントロールするスーストロと、そ
れに答えるルクセンブルク・フィルがゴーベールの管弦楽作品をじっくりと聴
かせてくれる。大注目!




<世界文化社>
「フィガロの結婚」
SBKI 4(2DVD+解説BOOK) \4800
DVD決定盤 オペラ名作鑑賞シリーズ4 
モーツァルト:「フィガロの結婚」
[Disc 1]ベルリン国立歌劇場 (191分) 
[Disc 2]コンピエーニュ帝国劇場 (180分)
[解説書]オペラの知識を深めるの鑑賞マニュアル。(64ページ) 
[Disc 1]ルネ・パーペ(フィガロ) ドロテア・レシュマン(スザンナ)
ロマン・トレケル(アルマヴィーヴァ伯爵) エミリー・マギー(伯爵夫人)
パトリシア・リスレイ(ケルビーノ) ペーター・シュライアー(ドン・バジリオ)
ダニエル・バレンボイム(指)ベルリン国立歌劇場管弦楽団、合唱団
演出:トーマス・ラングホフ
[Disc 2]ニコラ・カヴァリエ(フィガロ) 
アンネ=ゾフィ-・シュミット(スザンナ)
フィリップ・ル・シュヴァリエ(アルマヴィーヴァ伯爵) 
ソフィ-・フルニエ(伯爵夫人)
ジェローム・ピルマン(指)
ファイローニ・ハンガリー国立歌劇場室内管弦楽団
ミッレ・エ・トレ合唱団
演出: ピエール・ジュルダン
収録:1997年 コンピエーニュ帝国劇場公演
[解説書]永竹由幸 監修・著
名門ベルリン国立歌劇場盤のドラマ展開と音楽の調和。コンピエーニュ盤の楽
しく艶っぽい演出。モーツァルトの大傑作オペラを、ドイツ系とフランス系、
二大劇場ライヴで観比べ聴き比べる、オペラの醍醐味!




<Profil>
PH 07063 \2180
E.T.A.ホフマン:室内楽曲集
(1)ハープ五重奏曲ハ短調AV 24
(2)フォルテピアノ・ソナタ イ長調AV 22
(3)同 ヘ短調AV 27
(4)グラン・トリオ ホ長調AV 52
(1)長澤真澄(Hp;シングル・アクション・ペダル)
(2)(3)(4)荒木紅(フォルテピアノ)
(1)ホフマイスター四重奏団(ピリオド楽器使用)
(4)トリオ・マルゴー(ピリオド楽器使用)
録音:(1)-(3)2007年11月(4)2006年2月ベルリン、グリューネヴァルト新教教会
E.T.A.ホフマンの室内楽作品を収めた注目のアルバム。ハープが幻想的な美し
さを醸す五重奏に、モーツァルティアンとしての顔をのぞかせるソナタなど、
基本的には古典派のソナタ形式に拠りながらときにハッとさせられるような独
自の美を聴かせて惹かれます。インマゼールに師事した荒木紅ら、ピリオド勢
の演奏もみごとなもの。録音も楽器の繊細な表情をあますところなく伝えてい
ます。





<HUNGAROTON>
HCD 16886 \2080
「サヴォイの舞踏会-アブラハム・パール:オペレッタのハイライト集」
サヴォイの舞踏会、ヴィクトーリア、ハワイの花ほかより
全14ナンバー
エルジェーベト・ハーツィ、マリカ・ネーメト、アンナ・ゼンタイ、
ジェルジ・メリシュ、ラースロー・メンシャーロシュ、
ラートニ・ローベルト
タマーシュ・ブロディ(指)
ハンガリー放送交響楽団ほか
ハンガリーのオペレッタ作家アブラハム・パール(1892-1960)の代表作より、選
りすぐりのナンバーを収めています。あまく薫るムードがどれも共通していて、
お好きなかたにはたまらない内容です。




<AUDITE>
AU 92569(SACD-Hybrid) \2580
チャイコフスキー:四季 Op.37b(全曲)
ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲Op42
原田英代(P)
録音:2008年5月19-21日 イエス・キリスト教会(ベルリン)
日本人女流ピアニストとしては、圧倒的なスケールと存在を放つ原田英代。
昨年発売されたグリーグ:「抒情小曲集」(AU 92555)は、日本はもちろん海外を
中心に大絶賛されました。今年5月に録音されたこのアルバムは、彼女の得意と
するラフマニノフ、チャイコフスキーの作品。力強さと豊かな表現が魅力の彼
女の演奏にピタリとはまった1枚です。
=原田英代プロフィール=
東京芸大、同大学院で松浦豊明氏に師事した後、渡欧。モスクワ音楽院の名教
師ヴィクトール・メルジャーノフ教授の愛弟子として研鑽を積む。
84年ジュネーブ国際音楽コンクール最高位、91年シューベルト国際ピアノコン
クール第1位、ウィーン現代音楽コンクール第2位。そして93年モスクワにおけ
る第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果
たす。
これまでに日本の主なオーケストラ、海外の有名オーケストラとも共演。また
講習会、公演なども開催し多方面で活躍中。
原田英代シューベルト・チクルス(全10回)と題して演奏会を開催。
2008年11月19日シューベルトの命日に最晩年のピアノ曲を演奏予定。




<Tahra>
TAH 657 2枚組 \4600
マーラー:(1)交響曲第1番「巨人」(2)交響曲「大地の歌」
ハンス・ロスバウト(指)
(1)ベルリン・フィル(1954年11月8日)
(2)ケルン放響、グレース・ホフマン(Ms),
エルンスト・ヘフリガー(Tn)(1955年4月18日)
指揮者としてのブーレーズに大きな影響を与えたロスバウトのマーラー、初期
と晩年の2枚組。作品に自己を投影することを一貫して避けようと努めたロスバ
ウトのマーラーは明快、簡潔、客観的で実に刺激的です。




<クリエイティヴ・コア>
CCAD 026 \2450
モーツァルト:ピアノ三重奏曲集
変ロ長調 K.502/ホ長調 K.542/ハ短調 K.548
スタンリー・ホッホランド(フォルテピアノ)
若松夏美(Vn) 鈴木秀美(Vc)
録音:2007年5月24-26日 秩父ミューズパーク音楽堂
音声収録編集:櫻井卓
先日発売され高い評価を得たモーツァルト:ピアノ作品集(CCAD 027)と同時期録
音。世界に誇るオリジナル楽器の名手、鈴木秀美と若松夏美がフォルテピアノ
の名匠ホッホランドを迎え、古雅な華やぎと、心に沁みる愉悦に彩られたモー
ツァルト円熟の小宇宙を、余すことなく奏でる至福の楽興の時。



<Ondine>
ODE 1130 \2080
カイヤ・サーリアホ(1952-):
ノーツ・オン・ライト-チェロと管弦楽のための 2006(世界初録音)、
オリオン-管弦楽のための 2002、蜃気楼-
チェロ、ソプラノと管弦楽のための 2007(世界初録音)
クリストフ・エッシェンバッハ(指)パリ管弦楽団
アンシ・カルットゥネン(Vc) カリタ・マッティラ(S)
録音:2008年3月12日-13日 パリ、サル・プレイエル(ライヴ)
[制作:アラン・デュシュマン、録音:ラッフィ・ケヴォルキアン]
2008年春、フランス各地をネットワークして<100%フィンランド・フェスティ
ヴァル>が開催されました。フィンランドの革新的な文化活動が幅広く紹介さ
れました。クラシカル音楽で焦点の当てられたのはパリ在住のカイヤ・サーリ
アホ。今日のフィンランド音楽を代表する作曲家のひとり。新しいディスクは、
このフェスティヴァルのオープニング・コンサートのライヴ録音です。フィン
ランドのソプラノ、カリタ・マッティラのソロ、アンシ・カルットゥネンのチェ
ロがエッシェンバッハ&パリ管と共演します。
ボストン交響楽団125周年記念の委嘱作、「ノーツ・オン・ライト」(光につい
ての備忘録)。「楽器固有の音には異なる光度がある」。サーリアホはチェロに
【光源】を求め、「Translucent、secret(半透明、秘密の)「On fire(燃えて)」
「Awakening(目覚め)」「Eclipse(蝕)」「Heart of Light(光の中心)」の5楽章
の音楽を作曲しました。これが初録音です。ギリシア神話に登場する狩人、オ
ーリオーンを曲名とする「オリオン」。サーリアホは、狂乱と平衡をともに、
ひとつの作品のうちに表現することに挑みます。クリーヴランド管弦楽団の委
嘱作です。メキシコのシャーマン、マリア・サビーナの呪文の言葉からテクス
トが採られている「蜃気楼」。パリ管弦楽団、BBC交響楽団、ベルリン・ドイツ
交響楽団が共同委嘱。

ODE 1126 \2080
イソコスキ、オペラ・アリアを歌う
チャイコフスキー:オペラ「エフゲニー・オネーギン」-
タチヤーナの手紙の場面「私は破滅してもいい」
ビゼー:オペラ「カルメン」-
ミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう
グノー:オペラ「ファウスト」-
マルグリートの場面「あの若者が誰なのか/宝石の歌「なんと美しいこの姿 」
プッチーニ:オペラ「ラ・ボエーム」-
私の名はミミ、オペラ「トゥーランドット」-「氷のような姫君の心も」
ヴェルディ:オペラ「シモン・ボッカネグラ」-「
夕やみに星と海はほほえみ」、
オペラ「オテロ」-
柳の歌とアヴェ・マリア「泣きぬれてさびしい野にただ一人歌う
ソイレ・イソコスキ(S) 
ミッコ・フランク(指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2008年2月11日-12日、15日-16日 フィンランディアホール(ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:エンノ・マエメツ]
「けっしてオペラ歌手にはならないでしょう」。1987年ラッペーンランタのコ
ンペティションで優勝した後、そう語ったイソコスキ。歌曲と教会音楽のコン
サートと録音から経験を積んだ彼女は20年経った今日、欧米の主要なオペラハ
ウスで新しい歓びとともにオペラを歌っています。最初オペラは1989年フィン
ランド国立オペラの「ラ・ボエーム」。ミミを歌いました。1993年、「魔笛」
のパミーナ役でウィーン国立オペラ、2002年、「フィガロの結婚」の伯爵夫人
役でメトロポリタンオペラにそれぞれデビューしています。「ばらの騎士」の
元帥夫人に代表されるシュトラウスのオペラ、「ファルスタッフ」のフォード
夫人をはじめとするヴェルディの作品、イソコスキは、さまざまな性格の役を
レパートリーに加えてきました。モーツァルト(ODE1043/ODE698)につづくアリ
ア集。タチヤーナ、ミカエラ、マルグリート、リュー、アメーリア、デズデー
モナのアリアを歌っています。いずれもイソコスキのレパートリー。ヘルシン
キ・フィルハーモニックを指揮するミッコ・フランクは現在、フィンランド国
立オペラの芸術監督と音楽総監督を務めています。ひとつのアリア、ひとつの
場面にドラマが凝縮しています。

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08-09 No.9

2008年09月07日 20時23分34秒 | Weblog
★お知らせ★
明日9月8日は当店は臨時休業となります。
メール等のお返事は差し上げられませんので、ご了承下さい。

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<WARNER Box>
WARNER 2564 695677 6枚組 \4180
ヘンデル・エディション第7集
ヘンデル:
オラトリオ「サウル」「アポロとダフネ」
オラトリオ「アレグザンダーの饗宴」、聖セシリアの祝日のための頌歌、
歌劇「ジュリアス・シーザー」抜粋
ニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、他

WARNER 2564 695628 4枚組 \2850
ハイドン・エディション第7集
ハイドン:管楽器のためのディヴェルティメント集
コンソルティウム・クラシクム

WARNER 2564 694223 6枚組 \4180
ベルリオーズ:夏の夜、歌曲集
ビゼー:交響曲
マスネ:管弦楽組曲
メサジェ:フォルチュニオ、他
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、リヨン国立歌劇場管弦楽団

WARNER 2564 694150 3枚組 \2450
世界のクリスマス音楽集
ジョエル・コーエン指揮、ボストン・カメラータ

WARNER 5144 297762(DVD-Video) 3枚組 \4580
ロマンティック・バレエ DVD
「ラ・シルフィード」、チャイコフスキー「白鳥の湖」、アダン「ジゼル」
デンマーク・ロイヤル・バレエ/コヴェントガーデン・ロイヤルバレエ/
キーロフ・バレエ




<Berlin Classics>
BC 1617 \2380
ヘンデル:水上の音楽全曲
シンフォニアHWV.339、347
コンチェルト・ケルン
バロック音楽において最も有名で人気の高い一曲を、世界的に評価の高いコ
ンチェルトケルンが素晴らしい録音を行いました。「水上の音楽」全曲集と
して、また演奏機会の少ないシンフォニア2曲も収録しています。

BC 1634 \2380
Souvenirs -クラリネットによるクラシック小品集
マスネ:タイスの瞑想曲、エレジー
クライスラー:
美しきロスマリン、ウィーン小行進曲、愛の悲しみ、シンコペーション
グラナドス:アンダルーサ
ドビュッシー:美しき夕暮れ
エルガー:愛のあいさつ
ハイフェッツ:エストレリータ
ラヴェル:ハバネラ形式による小品
ミヨー:ブラジリア
ブロッホ:祈り
サラサーテ:プレイラ
カサド:親愛の言葉
チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出、感傷的なワルツ
ショスタコーヴィチ:前奏曲Op34-17よりラルゴ
フォーレ:夢のあとに
ジャンピエリ:ヴェニスの謝肉祭
シャロン・カム(Cla)




<VENEZIA>
CDVE04335 \1350
モーツァルト:レクイエム 二短調 KV.626
ルザンナ・リシチアン(ソプラノ)、カリナ・リシチアン(メゾ・ソプラノ)
ルーベン・リシチアン(テノール)、パーヴェル・リシチアン(バス)
リトアニア合唱団
アルヴィド・ヤンソンス指揮リトアニアRTV交響楽団 
1976年5月5日モスクワ・ラジオ・コンサートホールでの録音
厳しく、美しいレクイエムです。

CDVE04336 \1350
ベートーヴェン:
(1)ピアノ三重奏曲第7番「大公」 変ロ長調 op.97
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
エミール・ギレリス(ピアノ)
1956年スタジオ録音
(2)大フーガ 変ロ長調 op.133
ボロディン弦楽四重奏団 1991年12月12日ライヴ録音
1991年12月12日 ライヴ録音

CDVE04337 4枚組 \2700
チャイコフスキー:
(1)バレエ音楽「白鳥の湖」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ソビエトRTV大交響楽団
1969年モスクワでの録音
(2)バレエ音楽「くるみ割り人形」
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ボリショイ劇場管弦楽団
1960年モスクワでの録音

CDVE04338 \1350
ショスタコーヴィチ:
(1)ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ボロディン弦楽四重奏団
1983年12月5,6日 モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
(2)弦楽四重奏曲第8番 ハ長調 op.110
ボロディン弦楽四重奏団 
1991年12月12日 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音





<TACET>
TACET S 163(SACD-Hybrid) \2380
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 op.8-1~4 「四季」
(2)6つのヴァイオリン協奏曲 op.12から第1番 ト短調 RV.317
(3)ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.257
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ポーランド室内フィル
ヴォイチェフ・ライスキ指揮 2007年6月録音



<CARUS>
83.196 \2380
シャルパンティエ(Marc-Antoine Charpentier 1645/50頃-1704):
器楽の為のノエル H.531、H.534
マニフィカト H.80
キリスト降誕の歌 H.314 他 全16曲
カイ・ヨハンセン(Kay Johannsen)指揮 アンサンブル94(Ensemble 94)
2007年10月8-11日シュトゥットガルトでの録音

83.235 \2380
(1)ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス:
「クリスマス・オラトリオ」
(2)クリスチャン・アウグスト・ヤコビ:
「開かれる天国の門(Der Himmel steht uns wieder offen):クリスマス・カン
タータ」
ヴィルトゥオージ・ザクソニエ、ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル
ルートヴィヒ・ギュトラー(Ludwig Guttler)指揮
2007年12月15日ドレスデンにおけるライヴ録音

83.430 \2380
メンデルスゾーン:
「歌の翼に」op.34-2、「ズライカ」op.34-4、「旅の歌」op.34-6、
「新しい恋」op.19-4、「挨拶」op.19-5、
「朝の挨拶」op.47-2、「ゆりかごのそばで」op.47-6
「星が見ている」op.99-2、「小船」op.99-4、
「だれにもわかりっこない」op.99-6、
「ズライカ」op.57-3、「ヴェネツィアの舟歌」op.57-5
、「さすらいの歌」op.57-6、
「夜ごとの夢に」op.86-4、「月」op.86-5、「古いドイツの歌」op.86-6
「私は木の下に横たわる」op.84-1、「狩の歌」op.84-3
「遥かなる人に」op.71-4、「葦の歌」op.71-4、「旅路にて」op.71-5
他 全27曲
ハンス・イェルク・マンメル(Hans Jorg Mammel)テノール
アルテュール・スホーンデルヴィルト(Arthur Schoonderwoerd)ピアノ
2008年6月録音
シューベルトやシューマンの歌曲集アルバムでも高い評価を得、今年の「熱狂
の日」でも来日し、素晴らしい歌声を聞かせてくれたハンス・イェルク・マン
メルが歌う注目のメンデルスゾーン歌曲集です。

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★価格決定のご案内★
先日ご案内いたしました下記商品の価格が決定いたしました。しばらくは
この価格でのご提供となりますが、代理店の在庫の状況によっては価格が
変更になる場合もございますので、お早めのご注文をお待ちしております。

●GEMINIシリーズ 各2枚組 \1250
CZS-2176172 2枚組
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲他
CD1
ブランデンブルグ協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
ブランデンブルグ協奏曲第2番ヘ長調BWV1047
ブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調BWV1048
ブランデンブルグ協奏曲第4番ト長調BWV1049
CD2
ブランデンブルグ協奏曲第5番ニ長調BWV1050
ブランデンブルグ協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
協奏曲(2つのヴァイオリンと弦楽合奏のための)ニ短調BWV1043
w/クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
ヴァイオリン協奏曲ホ長調BWV1042
以上 ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン、指揮)
バース・フェスティヴァル管弦楽団 
バッハ演奏の権威的存在としても活躍したメニューインの決定盤 1958-1959年
録音

CZS-2176252 2枚組
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
エリー・アメリング(ソプラノ)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ロバート・ティアー(テナー)
ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アカデミー室内管弦楽団、フィリップ・レッジャー指揮
バッハ演奏に定評高いソリスト達とキングズ・カレッジの顔合わせ 
1976年録音

CZS-2176352 2枚組
ベートーヴェン:
CD1
交響曲第1番ハ長調Op.21
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
CD2
交響曲第2番ニ長調Op.36
交響曲第8番ヘ長調Op.93
以上 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮

CZS-2176302 2枚組
ベートーヴェン:フィデリオ
レオノーラ/アンジェラ・デノケ(ソプラノ)
フロレスタン/ジョン・ヴィラーズ(テナー)
ドン・ピッツァロ/アラン・ヘルド(バリトン)
ロッコ/ラスロ・ポルガル(バス)
マルツェリーネ/ユリアネ・バンゼ(ソプラノ)
ヤキーノ/ライナー・トロスト(テナー) 他
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、サイモン・ラトル指揮
ラトルは2001年にグラインドボーンで新プロダクションを指揮、その後2003年
4月にベルリンでのライヴを収録したのが本アルバムです。

CZS-2176402 2枚組
ベルリオーズ:
CD1&CD2-1
劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ジョン・アラー(テナー)
サイモン・エステス(バス)
ウェストミンスター合唱団
フィラデルフィア管弦楽団、リッカルド・ムーティ指揮
CD2-2
夏の夜Op.7
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ジョン・バルビローリ指揮

CZS-2176502 2枚組
コルンゴルト:交響曲嬰ヘ長調他
CD1
交響曲嬰ヘ長調Op.40
フィラデルフィア管弦楽団、フランツ・ウェルザー=メスト指揮
ヴァイオリン協奏曲Op.35
ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)
シュトゥットガルト・ラジオ交響楽団、ヴィリー・マッテス指揮
CD2
組曲「空騒ぎ」Op.11
主題と変奏Op.42
以上 シュトゥットガルト・ラジオSO、マッテス指揮
ピアノ三重奏曲ニ長調Op.1
グレン・ディクテロフ(ヴァイオリン)
アラン・ステパンスキー(チェロ)
イスラエル・マーガリット(ピアノ)
歌劇「死の都」Op.12より
私に残された幸せは(マリエッタの歌)
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
フィルハーモニア管弦楽団、ユリウス・ルーデル指揮
私のあこがれは
トマス・ハンプソン(バリトン)
ミュンヘン放送管弦楽団、ファビオ・ルイジ指揮

CZS-2176452 2枚組
ヘンデル:メサイア
キャスリン・バトル(ソプラノ)
フローレンス・クイヴァー(メゾ・ソプラノ)
ジョン・アラー(テナー)
サムエル・ラメイ(バス)
トロント・メンデルスゾーン合唱団
トロント交響楽団、アンドルー・デイヴィス指揮

CZS-2176552 2枚組
パレストリーナ:ミサ曲集
CD1
ミサ「アヴェ・マリア」(6声)
ミサ「今日キリストは生まれたもう」(8声)
モテット「ラッパを響かせよ」(5声)
CD2
モテット「アヴェ・マリア」
モテット「Tui sunt caeli」
モテット「神をたたえよ」
モテット「おお大いなる奇跡」
以上 フィリップ・レッジャー指揮
ミサ「教皇マルチェルスのミサ」(6声)
ミサ・ブレヴィス

CZS-2176692 2枚組
ペンデレツキ:
CD1
交響曲第2番「クリスマス交響曲」 
テ・デウム w/クラコフ・ポーランド・ラジオ合唱団
以上 ポーランド・ラジオ国立交響楽団、クシシトフ・ペンデレツキ指揮
CD2
ラクリモサ
ヤドヴィガ・ガドゥランカ(ソプラノ)、ポーランド・ラジオCho
ペンデレツキ指揮
マニフィカト w/ポーランド・ラジオCho、クラコフ・フィルハーモニア合唱団
カノン
以上 ポーランド・ラジオ国立SO、ペンデレツキ指揮

CZS-2176742 2枚組
シベリウス:
クレルヴォ交響曲Op.7
w/ライリ・コスティア(ソプラノ)、ウスコ・ヴィータネン(バス・バリトン)
ヘルシンキ大学男声合唱団
交響詩「フィンランディア」Op.26
交響詩「大洋の女神」Op.73
交響詩「タピオラ」Op.112
組曲「歴史的情景」第1番Op.25
「カレリア」組曲Op.11より
第1曲:間奏曲
第3曲:行進曲風に
2つのセレナード(ヴァイオリンと管弦楽のための)Op.69a,b
w/イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
以上 ボーンマス交響楽団、パーヴォ・ベルグルンド指揮

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08-09 No.8

2008年09月05日 12時39分35秒 | Weblog
★お知らせ★
明日9月8日は当店は臨時休業となります。
メール等のお返事は差し上げられませんので、ご了承下さい。

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Deutsche Grammophon>
4778020 \1850
「バッハ・テープ」-グルダ・プレイズ・バッハ
J.S.バッハ:
イギリス組曲第2番イ短調BWV.807(1966年)
イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971(1971年)
トッカータ ハ短調BWV.911(1955年)
イギリス組曲第3番ト短調BWV.808(1969年)
カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992(1959年)
フリードリヒ・グルダ:
前奏曲とフーガ(1969年)
(録音年)
フリードリヒ・グルダ(Pf)
録音:1965年11月29日&1969年10月24日 フィルハーモニー,ベルリン 
1959年5月4日 ウプサラ,スウェーデン ライヴ
今なお多くのファンを魅了してやまない鬼才グルダの初出となるバッハ・ライ
ヴ集が登場です。1955年から69年にかけて行われたライブの音源を収録。イギ
リス組曲第2番&第3番という大作のほか、ボーナス・トラックには、グルダ自
身が華麗なジャズ風にアレンジした前奏曲とフーガも収録されています。また
彼の息子で、今回のリマスタリング・スーパーヴァイザーを務めたパウルがラ
イナーノートを執筆しているのも要注目です。



<DECCA>
4781072(CD+DVD)
INCANTO(DVD付スペシャル・エディション) \2680
4781071
INCANTO(通常盤CDのみ) \1850
Un amore cosi grande/恋する兵士
マンマ(お母さん)/Voglio vivere cosi
サンタ・ルチア/フニクリ・フニクラ
Because/海に来たれ/グラナダ
五月だった/マキアーレ
シチリアの朝の歌/忘れな草
プルチネッラ(全14曲)
アンドレア・ボチェッリ(T)
アンドレア・ボチェッリのニューアルバムは、《マンマ》《フニクリ・フニク
ラ》《サンタ・ルチア》など全14曲を収めたイタリア歌曲集。ボチェッリが少
年時代から慣れ親しんできたというこれらの名曲は、彼の50歳の誕生日を祝う
のに最もふさわしいラインナップと言えるでしょう。このスペシャル・エディ
ションには、ナポリで収録されたボチェッリの興味深いインタビューも含んだ
DVDが付いているので、そちらもお見逃しなく。

4781084(ハードカヴァー・ブック付限定盤) 2枚組 \3980
4781087(通常盤) 2枚組 \3650
ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》全2幕
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ:アミーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール:エルヴィーノ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス:ロドルフォ伯爵)
リリアーナ・ニキテアヌ(メゾ・ソプラノ:テレサ)
ゲンマ・ベルタニョーリ (ソプラノ:リーザ)
ペーター・カルマン(バス:アレッシォ)
ハビエル・カマレナ(テノール:公証人)
スキンティッラ管弦楽団 指揮:アレッサンドロ・デ・マルキ
今日のベル・カント世界を代表する2大スーパースターの夢の共演。チェチーリ
ア・バルトリとファン・ディエゴ・フローレス、2人の共演では初録音となる
ベッリーニの傑作オペラ《夢遊病の女》をお届けします。2人のファンにとって
マスト・アイテムになることはもちろん、メゾ・ソプラノが主役のアミーナを
歌い、ピリオド・オーケストラが伴奏を務めるという、このオペラの演奏史上
初となる試みにも大きな期待が集まる1枚です。




<Onyx>
ONYX 4039 \2180
ハンガリアン・ダンス ――
ドホナーニ:アンダンテ・ルバート・アッラ・ツィンガレスカ
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第2番ニ短調
フバイ:おいでよカティOp.32-4
リスト:
忘れられたロマンスS.132、メフィスト・ワルツ第1番S.514(ミルシテイン編)
ヴェチェイ:悲しいワルツ
ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ロ長調(ヨアヒム編)
バルトーク:ルーマニア民族組曲Sz.56(セーケイ編)
スカルラテスク:バガテル
ブラームス:ハンガリー舞曲第7番イ長調(ヨアヒム編)
モンティ:チャルダッシュ
ブラームス:偉大なるヨアヒムを称える賛歌*
バルトーク:
44の二重奏曲Sz.98より+ 第26番、第28番、第32番、第35番、第42番、第43番
ブラームス:ハンガリー舞曲第9番ホ短調(ヨアヒム編)
クライスラー:ウィーン小行進曲
ドビュッシー:レントよりおそく(ロック編)
アルトマン:火花のワルツ
ハイペリオン(Hyperion)やアヴィー(Avie)にエルガーの「ヴァイオリン協奏曲」
初稿版(世界初録音)、「レア・フレンチ・ワークス」など、フランス&イギリ
スの様々な貴重なレパートリーを精力的にレコーディングしてきたフランスの
天才ヴァイオリン奏者フィリップ・グラファンがオニックスに初見参。
16歳という若さでパリ音楽院を首席で卒業してしまったという底知れぬ才能の
持ち主であるグラファンのオニックス第1弾は、アルバム・タイトルだけで思わ
ず踊りたくなってしまう「ハンガリアン・ダンス」!
バルトークやモンティ、ブラームスの王道作品、ドホナーニ、フバイ、ヴェチェ
イ、スカルラテスクなどのレア・レパートリーを弾くグラファンの火を噴くよ
うな熱きヴァイオリンが聴き手を熱狂の渦に巻き込んでくれることだろう!
この「ハンガリアン・ダンス」でグラファンとタッグを組む女流ピアニスト、
クレール・デゼールも14歳でパリ音楽院に入学を果たしたというフランスの才
女。ここでのデゼールは通常のピアノだけでなくツィンバロンの音色を模倣し
たピアノ・リュテアルを用いており、ジプシー・スタイルの作品に対する準備
は万全。

ONYX 4037 \2180
弦楽オーケストラのための名曲集 ――
グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》Op.40
モーツァルト:
セレナード第13番ト長調K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調Op.48
ユーリ・バシュメット(指揮)、
モスクワ・ソロイスツ合奏団
オニックスの看板アーティストとして活発なリリースを続けているユーリ・バ
シュメット&モスクワ・ソロイスツの第4弾は、意外(?)にもグリーグ、モー
ツァルト、チャイコフスキーの超有名作品を集めた「弦楽オーケストラのため
の名曲集」!
グラミー賞受賞やノミネートに輝いたロシアン・プログラム(ONYX 4007/ONYX
4017)、タン・ドゥンや武満徹、林光の作品を取り上げたアジアン・プログラム
(ONYX 4027)など、他の追随を許さぬ独自のレパートリーとスタイルを貫いて
きたバシュメット&モスクワ・ソロイスツの演奏なだけに、聴きなれた"弦楽
セレナード"や"アイネ・クライネ・ナハトムジーク”といった名作が新鮮で
刺激的に聴こえてくる可能性は高い。

ONYX 4033 2枚組 \3250
ブラームス:ヴィオラのための作品集 ――
ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78《雨の歌》(クレンゲル&リザノフ編)
ヴィオラ、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調Op.40
ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
ヴィオラ、チェロとピアノのための三重奏曲イ短調Op.114
マキシム・リザノフ(ヴィオラ)、カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)、
ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)、ヤコフ・カツネルソン(ピアノ)、
クリスティーヌ・ブラウマネ(チェロ)
世界的名手ユーリ・バシュメットが「遂に私のライバルが現れた ―― 。」と、
その才能と存在を認めた同郷の大器マキシム・リザノフのオニックス第2弾はな
んとブラームス。
前作(ONYX 4023)ではカンチェリの「ステュクス」やタヴナーの「ミルラを捧げ
る人」などバシュメットのために作曲された作品に挑み、本家顔負けの壮絶な
演奏を繰り広げたリザノフ。
今回リリースとなるブラームスもバシュメットが得意としている重要レパート
リーなだけに、リザノフがバシュメット越えを虎視眈々と狙っているのは間違
いないだろう。
ロンドン・フィルの首席奏者に就任したブラウマネなど同世代の若き才能がリ
ザノフの下に集うのは、その実力の高さが認められているからこそ。偉大なる
先人を追うリザノフの好演に期待したい。

ONYX 4031 \2180
ロシアのロマンス ――
チャイコフスキー:
子守歌Op.16-1、もしも私が知っていたならOp.47-1、もう忘れられて、騒がし
い舞踏会でOp.38-3、私は野の草ではなかったかOp.47-7
グリンカ:
血には憧れが燃えさかり、シターンに寄せて、わけもなくぼくを誘わないで、
教えてなぜ?
リムスキー=コルサコフ:
ばらと夜うぐいすOp.2-2、静かな夜に夢見たことOp.40-3、それは早春のこと
だったOp.43-4
キュイ:私は花に触りましたOp.49-1
ダルゴムイシスキー:少年と少女、私はまだ彼を愛している
ヴラソフ:バフチサラーイの泉
ラフマニノフ:
歌うな美しい女よ私の前でOp.4-4、リラの花Op.21-5、私は悲しみのために恋
をしたOp.8-4、夜の庭でOp.38-1、ひなぎくOp.38-3、私はあなたを待っている
Op.14-1
エレナ・ケレッシーディ(ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
世界各国の歌劇場を舞台として、感動的かつ情熱的な歌声で現代のギリシャを
代表するアーティストとして脚光を浴びる注目のソプラノ歌手、エレナ・ケレ
ッシーディがオニックスから登場!
ボニー、ストーティン、ルークロフト、そしてグラハムに続きオニックスへ加
わったケレッシーディのソロ・アルバムは、ダルゴムイシスキーやキュイの歌
曲なども取り上げたユニークなロシア歌曲集。
1996年にヴェルディの「椿姫」のヴィオレッタ役でコヴェント・ガーデンにデ
ビューを果たし大成功を収めるとケレッシーディへの注目度が一気に加速。
現在はコヴェント・ガーデンを中心にパリ、MET、ベルリン、ウィーンなどの主
要なオペラハウスで目覚しい活躍を見せている。世界の歌劇場を感動で包み込ん
だケレッシーディの歌声がベールを脱ぐ。

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08-09 No.7

2008年09月04日 18時07分53秒 | Weblog
●変更のご案内
先日ご案内いたしました下記の2点に変更がございます。
よろしくお願いいたします。

4759404 9枚組 \5850 ※枚数・価格変更 11枚組 \8990になります
プッチーニ:The Definitive Collection                
トスカ/ボエーム/蝶々夫人/マノン・レスコー/トゥーランドット
-名場面集
限定盤

743312(Blu-ray) ※番号変更 743313になります \5380
ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
アンナ・カテリナ・アントナッチ(S:カルメン)
ヨナス・カウフマン(T:ドン・ホセ)
ノラ・アンセレム(S:ミカエラ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br:エスカミーリョ)他
演出:フランチェスカ・ザンベロ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 
指揮:アントニオ・パッパーノ

===================================

※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<JVC xrcd SHM-CDエディション>
アニヴァーサリー SHM-CDエディション第2回発売
XRCD マスタリング・エンジニア 杉本一家セレクション
■初回のみの限定生産盤。
■豪華デジパック仕様+透明プラスティックケース封入による、永久保存パッ
ケージ。
■ジャケットには初出LP盤のジャケット・デザインを使用。

JMCXR0012S \3800
バルトーク:
弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 & 5つのハンガリー・スケッチ
フリッツ・ライナー(指揮) 
シカゴ交響楽団
[録音]1958年12月28日&29日、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達 
[LP初出] LSC-2374[March 1960]
ライナーがシカゴ響と残した数多くの録音のうち、R.シュトラウスのオーケス
トラ作品と並んで、最重要の名盤に挙げるべき1枚で、同じコンビによる「管弦
楽のための協奏曲」と同じく、初出以来カタログから消えたことがない。ライ
ナーがシカゴ響に着任してから5シーズンが過ぎた1958年秋、全米横断演奏旅行
を大成功のうちに終えたライナーが、70歳の誕生日(12月19日)を迎えた直後に
録音されたバルトーク畢生の名作2編が収められている。若き日にブダペストの
リスト音楽院でバルトークの薫陶を得て以来、二人は強い絆で結ばれ、ライナ
ーがアメリカに活動の本拠を移した後も、積極的にバルトークの作品を取り上
げ続けた。ライナーによるバルトークへのそうした献身が結実したのがこの
「弦・チェレ」「5つのハンガリー・スケッチ」で、音符の一つ一つにまで血の
通った有機的な演奏が熱い感動を呼ぶ。 

JMCXR0013S \3800
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
フリッツ・ライナー(指揮) 
シカゴ交響楽団
[録音]1957年11月9日、シカゴ、オーケストラ・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2214[September 1958]
LP時代に「新世界」最高の名盤とされた1枚。シカゴ響は、クーベリック(マー
キュリー)、レヴァイン(RCA)、ショルティ(デッカ)、それに当ライナー盤と、
代々の音楽監督とこの交響曲を録音しているが、その中でも最もストイックで
純音楽美に溢れたのが当盤。速めのテンポでストレートに進行し、大仰な身振
りを避けながらも、自然な感興がつくのはライナーの音楽性の賜物であろう。
見事なアクセントを付けるティンパニ、立体的に響くホルンやトロンボーン、
チャーミングな木管の味わいなど、細部の彫琢は見事。   

JMCXR0019S \3800
ベートーヴェン:交響曲 第3番「英雄」
シャルル・ミュンシュ(指揮) 
ボストン交響楽団
[録音]1957年12月2日、ボストン、シンフォニー・ホール
[マスター]オリジナル3チャンネル・マスター使用
[オリジナル・プロデューサー]リチャード・モア
[オリジナル・レコーディング・エンジニア]ルイス・レイトン
[リマスタリング・エンジニア]瀧口博達
[LP初出] LSC-2233[September 1958]
ミュンシュはボストン響音楽監督時代にベートーヴェンの交響曲を7曲録音して
いる。ドイツとの国境が近いストラスブールに生まれ、若いころワルターやフ
ルトヴェングラーのもとでゲヴァントハウス管のコンサートマスターをつとめ
るなど、ミュンシュはフランス人でありながらもドイツの文化や音楽を血肉の
ものとしてきた。この1957年録音の「エロイカ」でも、フランス風の趣をたた
え、「オーケストラの貴族」と称されたボストン響の豊麗な響きを生かし、活
力に満ちたベートーヴェン像を描いている。第1楽章コーダでトランペット・
パートを補充してテーマを吹かせるのはこの世代の指揮者の常套だが、その直
前で低弦のテーマにホルンを重ねたり、第3楽章トリオを繰り返さないのはミュ
ンシュならではの処理である。




<EMI CLASSICS>
CDS-2436712 2枚組 \3000
A VERY NICE ALBUM
(スタンダード・ヴァージョン)
CD1 
”Melody”
DONOVAN
CARNIVORE OF THE ANIMALS
NICE BOTTLE OF BEAUJOLAIR, INNIT?
LINK 1
BOO BOOOZ BLOOOOZE
HILLS OF SATURN
LINK 2
INVADERS
CD2 
"Invention"
INTRO
15 STONES
LINK 3
WHERE ALL PATHS MEET
LINK 4
OUT
LINK 5
FATHER AND SON
LINK 6
HUDSON'S IBITHA
ナイジェル・ケネディ(エレクトリック・ヴァイオリン)
クサントーネ・ブラック(ヴォーカル)、クリス・ルング(ヴォーカル)
NKQ(ナイジェル・ケネディ・クィンテット)
ナイジェル・ケネディ(ヴァイオリン)、Adam Kowalewski(ベース)、
Pawel Dobrowolski(ドラムス)、Toasz Grzegorski(テナー・サックス)、
Piotr Wylezol(ピアノ)
全てケネディ自作のジャズ、ワールド、フォーク音楽を融合した最新作。
現在ポーランド在住でクラコフのジャズ・シーンで大活躍中のケネディから届
いた新作。ヴォーカルで参加のクサントーネ・ブラックはエイミー・ワインハ
ウスの07年ツアー・バンドのキー・メンバー。
デジパックで発売中のCDC-2131712のスタンダード・ヴァージョンのご案内で
す。ブリリアント・ボックス 12Pブックレット

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08-09 No.6-1

2008年09月04日 18時07分03秒 | Weblog
<Onyx>
ONYX 4030 \2180
フランス歌曲の百年 ――
ビゼー:4月の歌/フランク:夜想曲/ラロ:ギター/グノー:夜うぐいすに/サン
=サーンス:死の舞踏/シャブリエ:蝉/パラディール:プシュケ/ショーソン:
蝶々Op.2-3/バシュレ:愛しの夜/デュパルク:戦のある国へ/ラヴェル:孔雀
/カプレ:カラスとキツネ/ルーセル:賢い妻の答えOp.35-2/メシアン:失われ
た婚約者/ドビュッシー:感傷的な対話/フォーレ:ヴォカリーズ・エチュード
/アーン:クロリスに/サティ:帽子屋/オネゲル:アンデルセンの《小さな人
魚》の3つの歌/カントルーブ:子守歌/ローゼンタール:イギリスのねずみ/
プーランク:モンテ・カルロの女
スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ)、
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
オニックスからリリースされるグラハムにとって久しぶりのソロ・アルバム
「フランス歌曲の百年」はプログラミングが非常にユニーク。
1人の作曲家の作品や数人の作曲家の歌曲集単位でのプログラムではなく、ビゼ
ーからプーランクまで22人の作曲家の作品が1曲ずつ選りすぐられており、
アルバムのタイトルにもある「フランス歌曲の百年間」がグラハムの抜群の歌
唱力によって具現化されたものである!
アーンの「クロリスに」やカントルーブの「子守歌」などグラハムお気に入り
の歌が聴けるという魅力だけでなく、パラディールの「プシュケ」やバシュレの
「愛しの夜」といった多くの新たな発見をもたらしてくれるという意味でもこの
「フランス歌曲の百年間」が持つ存在感は計り知れない。
また、2007/2008シーズンのアメリカ、ヨーロッパ・ツアーでもコンビを組んだ
名手マルコム・マルティヌーはグラハムの歌声が持つ魅力の引き出し方を心得
ており、その伴奏は実に絶妙。
最近ではラトル&ベルリン・フィルとの共演によるベルリオーズ「クレオパト
ラの死」での絶唱が記憶に新たしいグラハムにとってフランス歌曲は十八番中
の十八番。
名コンビと称されるバーバラ・ボニーの「マイ・ネーム・イズ・バーバラ
」(ONYX 4003)と共に、オニックスの歌曲シーンの双璧をなす素晴らしいアルバ
ムの登場である。




<Timpani>
1C 1151 \2300
ジャン・クラ(1879-1932):室内楽作品集 ――
チェロ・ソナタ(世界初録音)/ヴァイオリン、チェロとピアノのための《三重
奏曲》/チェロとピアノのための《ラルゴ》(世界初録音)
フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)、アレクサンドル・フラムチン(チェロ)、
アラン・ジャコン(ピアノ)
海軍少将としての軍人の姿が本業でありながらも独学で作曲を学び、デュパル
クとの出会いによってフランス印象派の作風を身に付けるなど音楽に大きな情
熱を注ぎ続けたジャン・クラ。
若かりし頃のクラの作品を集めたこの室内楽作品集ではどことなくシューマン
やブラームスの面影を感じさせる「チェロ・ソナタ」など、後年のクラの作品
とはまた違う側面を知ることができる。
"クセナキス"のシリーズでお馴染みのスーパー・オーケストラ、ルクセンブル
ク・フィルのコンサートマスターとして活躍するコッホ、首席チェロ奏者のフ
ラムチン、ティンパニでもお馴染みの近現代フランス室内楽作品の名手ジャコ
ンなどアーティスト陣も万全。





<Centaur>
CRC 2921 \2080
ブラームス(ユン=チャオ・ウェイ編):チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
何占豪/陳鋼(ユン=チャオ・ウェイ編):ヴァイオリン協奏曲《梁山伯と祝英台》
ユン=シャオ・ウェイ(コントラバス)、
チャオ=イ・チョウ(ピアノ)
ブラームスの名作「チェロ・ソナタ第1番」と中国のクラシック音楽で最も親し
まれている作品の1つに数えられる「梁山伯と祝英台」をカップリングし、しか
もコントラバスで演奏&録音したというユニークで独創的なコントラバス作品
集。台湾出身のユン=シャオ・ウェイはボストンのイーストマン音楽院で研鑽
を積み、来日経験も持つ女流コントラバス奏者。カーネギー・ホールでソロ・
リサイタルを行うなど、活動の拠点としているアメリカでも熱い視線を集める
注目のアーティストである。

CRC 2944 \2080
ホルン、フルートとピアノのための室内楽作品集 ――
エワイゼン:バラード、牧歌と舞曲/テレマン:協奏曲ヘ長調/ドップラー:リギ
の思い出Op.34/ミュラー:セレナーデOp.15/バック:フルートとホルンのため
の《2-ビット・コントラプションズ》/バルボトゥー:ホルン、フルートとピア
ノのための《エスキス》
ブルース・ボンネル(ホルン)、ヴィエリ・ボタツィーニ(フルート)、
ピーター・グリーン(ピアノ)
室内楽作品のスペシャリストであり、オーケストラプレーヤーとしては香港フィ
ルの2番奏者、マレーシア・フィルの首席奏者を務めるなどアジアのオーケスト
ラを渡り歩いたアメリカのホルニスト、ブルース・ボンネル。
マーレシア・フィル、トルコのアクバンク室内管、イスタンブール国立響など
で活躍してきたイタリアのフルーティスト、ヴィエリ・ボタツィーニといった
興味深い経歴を持つ2人の管楽器奏者にカナダのピアニスト、ピーター・グリー
ンが加わった室内楽作品集。
トロンボーンやトランペットの関係者にはお馴染みのエワイゼン、ホルン奏者
にとって欠かせないバルボトゥーの作品など、プログラムも多彩。

CRC 2916 \2080
友情に ――
野田瞭:舞/デザンクロ:前奏曲、カデンツァと終曲/ボノー:ワルツ形式のカ
プリース/ムツィンスキ:サクソフォン・ソナタ/シュトックハウゼン:友情に
/デニゾフ:サクソフォン・ソナタ
ジェイムス・ロメイン(サクソフォン)、ケヴィン・クラス(ピアノ)
ハイ・レベルのウィンド・シンフォニー(吹奏楽団)を持つアメリカのドレイク
大学でサクソフォンとジャズ演奏法の指導を行っているサクソフォン奏者、ジェ
イムス・ロメインのソロ・アルバム。
デザンクロやボノー、デニゾフなどの定番レパートリーから、日本の野田瞭、
アメリカのムツィンスキ、そしてアルバム・タイトルとなっているシュトック
ハウゼンの「友情に」などの難曲を安定感抜群の演奏で聴かせてくれる。伸び
やかなサウンドもGood!

CRC 2908 \2080
ロージー・メイ=クイ・リー:ピアノ作品集 ――
3楽章のソナタ/二十四節気
ローレン・シャック・クラーク(ピアノ)
日本で学んだ伝統音楽を自らの作品に取り入れているロージー・メイ=クイ・
リーは、ボストンのバークリー音楽大学で准教授を務める台湾生まれの女流作
曲家。
2006年のインディアナポリス国際ダブル・リード・コンヴェンションにゲスト
・コンポーザとして招かれ、「オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏
曲」で大成功を収めている。
"和"の心と旋律が感じられる「3楽章のソナタ」、演奏時間61分という大作「二
十四節気」はいずれも完成度の高い作品。ピアノ作品のレア・レパートリー・
ファンにもオススメ。

CRC 2935 \2080
フェデリコ・モレーノ・トローバ(1891-1982):ギターのための独奏作品集 ――
陽気なムードで/古い伝説/ザパティアート/ロンド・フェスティーヴァ/郷
愁/ナナ/キエン・テ・プソ・ペテネラ/小さな歌/ホタ・レヴァンティーナ
/夜想曲第2番/マーチャ・デル・コホ/舞曲第1番/タコネオ・クラシコ/コ
ントラダンツァ/ヴェルベネラ/プンテアド/ソナタ・ファンタジア/トリプ
ティコ
マイケル・ボイド(ギター)
スペイン国民楽派の伝統を守り、サルスエラの発展と新しいギター音楽の開拓
に生涯を通じて尽力した20世紀スペインの作曲家、指揮者であるフェデリコ・
モレーノ・トローバの"スペイン・ギター音楽の作曲家"としての姿をクローズ
アップした作品集。
情熱的でありながらもどこか哀愁を漂わせる旋律、これぞスペインというリズ
ムなど、トローバのギター作品は、脈々と続く"スペインのギター音楽"の系譜
を受け継いだ傑作である。

CRC 2915 \2080
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
キャロル・リーバーマン(ディレクター)、
ホーリー・クロス・チェンバー・プレーヤーズ
生誕100年を迎えたメシアンの室内楽作品を代表する「世の終わりのための四重
奏曲」を演奏するのは、ボストンを拠点に活動するアーティストたちによって
1985年に結成された室内楽団「ホーリー・クロス・チェンバー・プレーヤーズ」。
ディレクターのリーバーマンは、ヘンデル&ハイドン・ソサイエティやボスト
ン・ポップス、CBC祝祭管での活動、またバロック・ヴァイオリンの名手として
も名高いアメリカの女流アーティスト。リーバーマンのヴァイオリンのリード
によってメシアン特有の神秘的な雰囲気が創造されている。

CRC 2918 \2080
アメリカン・ファンタジー-シェーンベルクとアメリカの音楽 ――
シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための《幻想曲》
ケージ:ヴァイオリンと鍵盤楽器のための《6つのメロディ》
ギュンター・シュラー:レチタティーヴォとロンド
ドナルド・ハリス:ヴァイオリンとピアノのための《幻想曲》
レオン・キルヒナー:
無伴奏ヴァイオリンのための(世界初録音)、二重奏曲第2番
ジェーン・クルサード:デイ・ドリーム(世界初録音)
ハッセ・ボルップ(ヴァイオリン)、
メアリー・キャスリーン・エルンスト(ピアノ)
12音技法の創始者シェーンベルクと、その亡命先アメリカの作曲家たちによる
作品をテーマとしたヴァイオリンとピアノのための作品集。
シェーンベルクから音楽を学んだケージやクルサード、またはその作品から大
きな影響を受けたアメリカの作曲家たちによる才気にあふれた作品でアメリカ
のデュオが大健闘。鬼気迫る表現が作品の持つ難解なメッセージを紐解く。

CRC 2922 \2080
ハウエルズ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ホ長調Op.18
ブリテン:ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.6
ヴォーン=ウィリアムズ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ジョン・ギルバート(ヴァイオリン)、スーザン・ワズ(ピアノ)
ソリスト、室内楽奏者としての演奏活動に加え、管弦打楽器のレベルの高さに
定評のあるテキサス工科大学音楽学校でヴァイオリン科の教授として教鞭を執
るアメリカのヴァイオリニスト、ジョン・ギルバートによるイギリス・プログ
ラム。ブリテン、ヴォーン=ウィリアムズはもちろんのこと、抒情性豊かなハ
ウエルズのヴァイオリン・ソナタ第1番はもっと陽の目を見るべき近現代イギリ
スの室内楽の傑作の1つと言えるだろう。

CRC 2923 \2080
リップスティック ――
ヤコブ・T・フェルトハウス:
フルートとサウンドトラックのための《リップスティック》
パウル・ハイデン:フルートとサクソフォンのための《ヤヌス》
ロバート・ディック:
フルート、キーボードとドラムのための《テクノ・ヤマン》
ジェニファー・ヒグドン:無伴奏フルートのための《ラピッド・ファイアー》
アン・ラ・ベルジュ:無伴奏フルートのための《リヴァンパー》
ハーヴェイ・ソルベルガー:無伴奏フルートのための《クオドリベチュード》
イアン・クラーク:無伴奏フルートのための《ズーム・チューブ》
カスリーン・ ケムラー(フルート)、グリフィン・キャンプベル(サクソフォン)
シャンドスからリリースされた「パラディソ」など独自の路線を突き進むオラ
ンダの作曲家フェルトハウスの作品「リップスティック」をアルバムのタイト
ルとしたフルートのための作品集。
アメリカやイギリス、ポーランド、イタリアなどを舞台として活躍するカスリ
ーン・ ケムラーはルイジアナ州立大学の教授を務める女流フルーティスト。
現代の作曲家たちが書いたグレードの高いフルート作品でのケムラーによる
堂々たる演奏は聴き応えアリ。

CRC 2927 \2080
J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV.988
ベス・レヴィン(ピアノ)
12歳でフィラデルフィア管との共演でデビューを果たし、ルドルフ・ゼルキン
の下で研鑽を積んだベス・レヴィンはアメリカの女流ピアニスト。
ベス・レヴィンは、フィラデルフィア管、ボストン・ポップス、ボストン・シ
ヴィック響、シアトル響などからソリストとして招聘を受けるなどソリストと
してアメリカを中心に幅広い活動を展開中。この「ゴルトベルク変奏曲」は
2007年4月28日にニューヨークのスタインウェイ・ホールでのライヴ録音。
ストレートなアプローチが作品の魅力をしっかりと引き出している。

CRC 2931/2932 2枚組 \4160
モンテヴェルディ:歌劇《オルフェオ》
ダニエル・ステプナー(音楽監督)、
ミュージック・フロム・アストン・マグナ
ミュージック・フロム・アストン・マグナは、アメリカのアストン・マグナ財
団が主催し今年で36年目を迎える夏の音楽祭の1つであるアストン・マグナ音楽
祭やアストン・マグナ・アカデミーで活躍するピリオド楽器によるピリオド演
奏のアンサンブル。
これまでにセンター(Centaur)・レーベルからは、18世紀オーケストラの首席奏
者ホープリッチをソリストに迎えてのモーツァルト(CRC 2561)、ヘンデルの
「時と悟りの勝利」(CRC 2421/2422)、バッハのカンタータ集(CRC 2690)などが
リリースされるなど着実に評価を高めている演奏団体である。

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08-09 No.6-2

2008年09月04日 18時06分34秒 | Weblog
<Musiques Suisses>
MGBCTS-M 112 \2300
ハインツ・ホリガー(1939-):木管五重奏のための《h》
ローランド・モーザー(1943-):11の変奏
ユルク・ヴィッテンバッハ(1935-):セレナーデ
シャンドール・ヴェレシュ(1907-1992):ディプティク
チューリッヒ木管五重奏団
ハンガリーで生まれスイスに亡命した20世紀の作曲家シャンドール・ヴェレシュ
と、ヴェレシュがスイスで育てた弟子たちによる木管五重奏のための作品集。
チューリッヒ木管五重奏団は、スイスの名門チューリッヒ歌劇場やスイス・イタ
リア語放送管、ベルン響、チューリッヒ室内管など第一線で活躍する一流のプ
レーヤーたちによって1994年に結成されたアンサンブル。初期ロマン派から近
現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、新作の初演も数多い。

MGBCTS-M 110 \2300
アンサンブル・フェニックス・バーゼル ――
ジム・グリム(1928-2006):室内協奏曲
ベアト・フラー(1954-):スティル
ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):クピオ・ディッソルヴィ
ホルヘ・サンチェス(1969-):ベネノ
アレックス・ブエス(1954-):分裂症の幽霊
ユルク・ヘネベルガー(指揮)、アンアサンブル・フェニックス・バーゼル
アンサンブル・フェニックス・バーゼルは、1998年にユルク・ヘネベルガー、
クリストフ・ボッシュ、ダニエル・ブエスらを中心として結成され25人の演奏
家たちで構成されるコンテンポラリー・ミュージックのスペシャリスト集団。
バーゼル歌劇場からはコンテンポラリー・ミュージックやダンス・シアター・
プロダクションのために定期的に招聘されるなど、その現代作品の演奏能力に
は大きな信頼が寄せられている。




<Linn>
CKD 315(SACD-Hybrid) \2580
ラヴェル:ピアノ作品全集Vol.2 ――
前奏曲/ハイドンの名によるメヌエット/ソナチネ/古風なメヌエット/
高貴で感傷的なワルツ/ボロディン風に/シャブリエ風に/亡き王女のための
パヴァーヌ/組曲《クープランの墓》
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
リスボン生まれのワールド・ヴィルトゥオーソ・ピアニスト、アルトゥール・
ピツァーロによるラヴェルのピアノ独奏作品全集に第2弾が登場!
「夜のガスパール」や「鏡」、「ラ・ヴァルス」などを収録した第1巻の成功に
よって新たなスタンダードとして一気に躍り出たピツァーロの"ラヴェル"。
この第2巻ではピツァーロの持ち味である卓越したテクニックが存分に求められ
る「クープランの墓」や、豊かな表現力や繊細なタッチが余すことなく発揮さ
れるであろう「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、ピツァーロに打って付け
のラヴェルの名作が前作以上に所狭しと並んでいる。
ピツァーロは2006年にロンドン、リスボン、オーフスでラヴェルとドビュッシ
ーのピアノ独奏作品全曲の演奏を行ってきており、レコーディングへの準備は
万端。

CKD 321 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ヴェニス・コレクション ――
あふれるよろこび(DISC-1) -
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):ベルガマスカにもとづくアリア、
二コラ・マッティス(fl.1670):ヴァイオリンのためのエア集(2曲)
マシュー・ロック(1621/2-1677):ブロークン・コンソート ニ長調
クリストファー・シンプソン(c.1605-1669):
《ジョン、来て、キスして》によるディヴィジョン
ジョン・ブロウ(1649-1708):ソナタ イ長調、
ビアージョ・マリーニ(c.1587-1663):ソナタ、
作曲者不詳(c.1660):シャコンヌ、
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):スコットランドのエア、
二コラ・マッティス:ヴァイオリンのためのエア集(4曲)、
ヘンリー・パーセル(1659-1695):ツー・イン・アポン・ア・グラウンド、
二コラ・マッティス:スコットランドのユーモアによるグラウンド/
有翼のライオン(DISC-2) -
ダリオ・カステッロ(fl.1620):12度のソナタ、
ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ(1632-1692):シャコンヌOp.7-3、
マルコ・ウッチェリーニ:4声のソナタOp.5、
アントニオ・ヴィヴァルディ(1676-1741):協奏曲ヘ長調RV.100、
ジョヴァンニ・バティスタ・ブオナメンテ(d.1642):組曲、
フランチェスコ:カヴァッリ(1607-1676):カンツォン、
サンティアゴ・デ・ムルシア(fl.1700):エル・アモール, ラ・ホタ、
フランチェスコ・トゥリーニ(1589-1656):3声のソナタ、
アントニオ・ヴィヴァルディ:協奏曲ニ長調RV.84、
マルコ・ウッチェリーニ:アリア第11番, アリア第14番, アリア第15番
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、ジョアンナ・レヴァイン(チェロ)、
ウィリアム・カーター(ギター&アーチリュート&テオルボ)〕
1991年にパメラ・トービー、レイチェル・ポッジャー、ジョアンナ・レヴァイ
ン、ウィリアム・カーターといった世界屈指のピリオド奏者たちによって結成
された「パラディアン・アンサンブル」。
この17世紀イタリアの作曲家たちの作品に同世代のイギリスの作曲家たちの作
品を織り交ぜた「ヴェニス・コレクション」は、パラディアン・アンサンブル
最初期の録音である「あふれるよろこび」(CKD 010)、「有翼のライオン」
(CKD 015)がセット化されたもの。
ポッジャー在籍時代のオリジナル・メンバーによる演奏は、録音から十数年が
経過した今もなお全く色褪せることのない芸術品である。1992年11月&1993年
11月の録音。

CKD 322 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ライプツィヒ・コレクション ――
J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集(DISC-1) ――
トリオ・ソナタ第6番ハ長調BWV.530(原曲ト長調)、
デュエット第1番ホ短調BWV.802、デュエット第2番ヘ長調BWV.803、
トリオ・ソナタ第1番ト長調BWV.525(原曲ホ長調)、
トリオ・ソナタ第3番ト短調BWV.527(原二短調)、
デュエット第3番ト長調BWV.804、デュエット第4番イ短調BWV.805、
トリオ・ソナタ第5番ヘ長調BWV.529(原曲ハ短調)、14のカノンBWV.1087/
J・S・バッハ:ソナタとコラール集(DISC-2) ――
トリオ・ソナタ ト長調BWV.1039、
コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》BWV.645、
トリオ・ソナタ第4番ト短調BWV.528(原曲ホ短調)、
コラール《イエスよ、いまぞ汝御空より降り来たりて》BWV.650、
ヴァイオリン・ソナタ ト長調BWV.1021、
トリオ《いと高きところにまします神にのみ栄光あれ》BWV.664、
コラール《古き年は過ぎ去りぬ》BWV.614/
トリオ《主イエス・キリストよ、われらをかえりみたまえ》BWV.632、
トリオ・ソナタ第2番ホ短調BWV.526(原曲ト短調)
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル
・ポッジャー(ヴァイオリン/DISC-1)、ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン
/DISC-2)、スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&7弦バス・ヴィオ
ール)、ウィリアム・カーター(ギター&アーチリュート&テオルボ)〕
パラディアン・アンサンブルの「ライプツィヒ・コレクション」のプログラム
はもちろん大バッハ!
「J・S・バッハ:トリオ・ソナタ集」(CKD 036)と「J・S・バッハ:ソナタとコラ
ール集」(CKD 275)が1つとなった「ライプツィヒ・コレクション」では、6つの
トリオ・ソナタBWV.525-530の全曲が揃うだけでなく、オルガンのためのライプ
ツィヒ・コラールからのアレンジやデュエットなどが収められるなど充実度は
満点!
トービーとポッジャーの素晴らしすぎるコンビネーションや、ポッジャーとリ
ヒターという新旧のヴァイオリニストの聴き比べなど楽しみは尽きない。
1994年11月&2005年10月の録音。DISC-2はHDCD仕様。

CKD 323 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ヴェルサイユ・コレクション ――
太陽王の楽園(DISC-1) ――
ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747):様々な性格の舞曲集、
エティエンヌ・ムリニエ(17世紀):プレリュード, シャコンヌ、
マラン・マレ(1656-1728):サント・コロンブ氏へのトンボー, 組曲ニ長調、
フランソワ・クープラン(1668-1733):
えりぬきのミュゼット&居酒屋のミュゼット、マラン・マレ:組曲ニ長調/
四大元素(DISC-2) ――
ジャン=フェリ・ルベル:四大元素(四重奏版)、
マラン・マレ:組曲イ短調, 組曲ト長調, スペインのフォリア
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル・
ポッジャー(ヴァイオリン/DISC-1)、ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン/
DISC-2)、スザンネ・ハインリヒ(7弦バス・ヴィオール )、ウィリアム・カー
ター(ギター&テオルボ)〕
パラディアン・アンサンブルがバロックの枠にとらわれない発想力と驚異的な
パフォーマンスでルベル、マレ、クープラン、ムリニエなど、栄華を極めたフ
ランス・バロック時代の巨星たちの音楽を現代に呼び覚ました話題作。
「太陽王の楽園」(CKD 100)と「四大元素」(CKD 221)が聴ける「ヴェルサイユ
・コレクション」。特にルベルの「四大元素」の室内楽編成による演奏は非常
に珍しく、冒頭の迫り来る音圧はまるでトーンクラスターではないかと思える
ほど!またアルバムの最後に「スペインのフォリア」を置いたアイディアもユ
ニーク。
ヴェルサイユ時代の音楽から醸し出される抜群の一体感はもちろんのこと、歯
切れの良い熱演はさすがパラディアン・アンサンブルと言わずにいられない!
1998年11月&2003年5月の録音。DISC-1、DISC-2ともにHDCD仕様。

CKD 324 2枚組 特別価格 \2180
パラディアン・アンサンブル-ロンドン・コレクション ――
チョイス・コレクション(DISC-1) ――
マシュー・ロック(1621/22-1677):ブロークン・コンソート ニ長調、
二コラ・マッティス(fl.1670):エア集ヘ長調(5曲)、
トマス・バルツァー(c.1630-1663):「ジョン、来て、キスして」、
ジョン・ウェルドン(1676-1736):エア集ニ長調(5曲)、
作曲者不詳(1706):王様のサイモンじいさん、
ジョン・ブロウ(1649-1708):グラウンド ト短調、
ヘンリー・バトラー(d.1652-):カリーノ・カストゥラーメによる変奏曲、
二コラ・マッティス:エア集ホ長調(2曲)、
マシュー・ロック:ブロークン・コンソート ハ長調/
ヘルド・バイ・イヤーズ(DISC-2) ――
二コラ・マッティス:エア集(6曲)、
作曲者不詳(17世紀):
ストラロッホのリュート曲集&ロワランのリュート曲集より、
伝承曲(パラディアン・アンサンブル編曲):4つのスコットランド民謡、
ニコラ・マッティス:エア集ニ長調(5曲)、
作曲者不詳(17世紀):
ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの手稿譜より-ト長調のグラウンド
によるディヴィジョン、
ニコラ・マッティス:エア集ニ短調(4曲)、
作曲者不詳(1684):
ディヴィジョン・ヴァイオリンより ロジャー・オヴ・カヴァリー・ディヴィ
ジョン ニ短調、
ニコラ・マッティス:
エア集ト短調(4曲), ギターのためのエア集(5曲), アリア、
伝承曲(パラディアン・アンサンブル編曲):新しい調べ
パラディアン・アンサンブル〔パメラ・トービー(リコーダー)、レイチェル・
ポッジャー(ヴァイオリン)、スザンネ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&
バス・ヴィオール )、ウィリアム・カーター(リュート&テオルボ&ギター)〕
パーセルの没後300年に発表されたものの、敢えてパーセルの作品を取り上げず
に同世代のイギリスの作曲家たちによる作品でプログラムを固めるなどパラディ
アン・アンサンブルの本領が発揮された仰天の「チョイス・コレクション」
(CKD 041)。
この「チョイス・コレクション」とイタリアのナポリで生まれイギリスで活躍
した二コラ・マッティスの民謡に基づくエアや、パラディアン・アンサンブル
によるアレンジなどをふんだんに収めたエンターテイメント・アルバム「ヘル
ド・バイ・イヤーズ」(CKD 161)をセットにしたのが「ロンドン・コレクショ
ン」!
カーターとハインリヒの奏でる美しくも時おり強い主張を見せる低音の上で華
麗に、そして自由自在に舞うポッジャーとトービー。まさに鳥肌モノです。
1995年3月&2000年2月の録音。DISC-2はHDCD仕様。

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08-09 No.5-1

2008年09月04日 18時05分13秒 | Weblog
<Chaconne>
CHAN 0752 2枚組(1枚価格) \2180
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.3 ――
カンタータ第172番《響きわたれ、汝ら歌よ》BWV.172/カンタータ第182番
《天の王よ、ようこそ来ませ》BWV.182/カンタータ第21番《わが心には患い
多かりき》BWV.21
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
シャコンヌ(Chaconne)の中核アーティスト、パーセル・クヮルテットとエマ・
カークビーをはじめとした世界屈指の歌い手たちによる充実の演奏で絶賛を博
している大バッハの『初期カンタータ集』の第3巻は第2巻(CHAN 0742)に引き続
きワイマール時代のカンタータを収録。
1714年にワイマール宮廷楽師長に就任したバッハ。この第3巻に収録されている
3作品はワイマール時代の最初期に書かれたカンタータと伝えられており、ワイ
マール時代のカンタータの中でも最高傑作の呼び声が高く後世の教会カンター
タに大きな影響を与えた「BWV.21」など3曲ともバッハのカンタータの重要作と
して位置づけられている。
第1巻&第2巻に引き続きパーセル・クヮルテットと4人のソリスト、カークビ
ー、チャンス、ダニエルズ、ハーヴェイは今回も健在!シャコンヌ・シリーズ
を代表する名盤に加わる可能性はとてつもなく高い。

CHAN 0754X \1780
クリスマスのための協奏曲とカンタータ集 ――
マンフレディーニ:合奏協奏曲ハ長調Op.3-12
A・スカルラッティ:カンタータ・パストラーレ
ヴィヴァルディ:協奏曲ホ長調《安らぎ》RV.270
テレマン:もろびと声あげ
コレッリ:合奏協奏曲ト短調Op.6-8
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ドメニコの父、アレッサンドロ・スカルラッティと同世代の作曲家たちによる
バロック時代のクリスマス作品集。「クリスマス協奏曲」とも呼ばれるコレッ
リの有名な合奏協奏曲からA・スカルラッティのカンタータ・パストラーレなど
選曲へのこだわりも本格的。瞬く間に到来するクリスマス・シーズンのアイテ
ムとして、またはバロック音楽に親しむためなど、楽しみかたは色々!
1998年5月11日-13日の録音。
24-bit/96kHzデジタル・リマスターによる新装再発売盤。


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シャンドスのアーリー・ミュージック・シリーズとして定評のある"シャコン
ヌ"の中から、特に人気の高い厳選下記32タイトルを、締め切り日までのご注
文分に限り特別価格にてご提供させていただきます!
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含まれており、今回新たに日本語曲目表記オビ付き仕様として新装となるタイ
トルもございます。

セール価格:各1枚 \1950(通常価格 \2180)
セール価格締切日:9月8日

CHAN 0742
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.2-ワイマール時代のカンタータ ――
カンタータ第12番《泣き、嘆き、憂い、おそれ》BWV.12/第18番《天より雨く
だりて雪おちて》BWV.18/第61 番《いざ来たれ、異邦人の救い主よ》BWV.61
/第161番《来たれ、甘き死の時よ》BWV.161
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
豪華ソリスト陣による抜群の演奏で話題を呼んだバッハの初期カンタータ集
Vol.2ではワイマール時代の作品に突入。大バッハが1709年から1717年の9年間
を過ごした「ワイマール時代」に書かれたカンタータの中から、1713年-
1715年に作曲された4曲を収録している。

CHAN 0715
J・S・バッハ:初期カンタータ集Vol.1 ――
カンタータ第4番《キリストは死の絆につきたまえり》BWV.4/第106番《神の
時は最上の時なり》BWV.106/第131番《深き淵より、主よ、われ汝を呼ぶ》
BWV.131/第196番《主はわれらを御心にとめ給えり》BWV.196
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンターテナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット
初期カンタータ集Vol.1に収録されている4曲はいずれも1707年-1708年(22歳-
23歳)の間に作曲された作品。作曲当時のバッハはミュールハウゼンの聖プラ
ージウス教会のオルガニストとして活躍したミュールハウゼン時代からワイ
マール次代へと移り変わる最中であった。

CHAN 0723
ブクステフーデ:宗教的カンタータ集Vol.2 ――
新たに生まれ給う御子BuxWV.13/鹿の谷川を慕いあえぐがごとくBuxWV.92/何
ものも私たちと神の愛を引き離すことはできないBuxWV.77/主はわが主に仰せ
られるBuxWV.17/神の子にあらずやBuxWV.6/わが魂よ、主をほめまつれBux
WV.71/イエス、我が慰めと笑いよ来れBuxWV.58/主よ、汝今こそこの僕を
BuxWV.37/イエスの甘き思い出BuxWV.57
エマ・カークビー(ソプラノ)、マイケル・チャンス(カウンター・テナー)、
チャールズ・ダニエルズ(テノール)、ピーター・ハーヴェイ(バス)、
パーセル・クヮルテット、クレア・サラマン(ヴァイオリン)、
レイチェル・バート(ヴィオラ)、ジェ―ン・ロジャース(ヴィオラ)、
市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ウィリアム・ハント(ヴィオローネ)
バロック時代を代表する音楽家として名を馳せているブクステフーデはバッハ
以前のドイツにおける大作曲家、オルガン奏者として活躍。このVol.2ではカ
ンタータの貴重な録音も含まれている。

CHAN 0691
ブクステフーデ:宗教的カンタータ集Vol.1 ――
私はこの世を去ってBuxWV.47/めでたし、イエスよ、神の独り子BuxWV.94/
イエスの甘き思い出BuxWV.56/わが心は整えりBuxWV.73(*)/フーガ ハ長調
BuxWV.174/主に向かいて歌えBuxWV.12/わたしはこう思うBuxWV.48(#)/主よ、
あなたさえこの世にあればBuxWV.38/エスはわが喜びBuxWV.60
エマ・カークビー(ソプラノ)、スージー・ルブラン(ソプラノ)#、
ピーター・ハーヴェイ(バス)、パーセル・クヮルテット、
クレア・サラマン(ヴァイオリン)*

CHAN 0724
フンメル:ミサ曲集Vol.3 ――
ミサ曲ニ短調(s67/woo13)/《めでたし、天の女王》変ロ長調(s79/woo18)
(全曲世界初録音/スティーブン・ホッジャーによる校訂)
スーザン・グリットン(ソプラノ)、レイチェル・ニコルス(ソプラノ)、
パメラ・ヘレン・スティーブン(メゾ・ソプラノ)、
マーク・パドモア(テノール)、スティーブン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ヒコックスのフンメル第3弾!第3集に収録されている2作品は何れも世界初録
音という貴重な音源。ちなみに2作品の校訂を行ったのはChandosで度々作品の
校訂者として名前を拝見するスティーブン・ホッジャーである。

CHAN 0712
フンメル:ミサ曲集Vol.2 ――
テ・デウム/Quod in orbe Op.88/ミサ曲第2番Op.80
スーザン・グリットン(ソプラノ)、アン・マレー(メゾソプラノ)、
ジェームズ・ギルグリスト(テナー)、スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0681
フンメル:ミサ曲集Vol.1 ――
ミサ曲 ニ長調Op.111/オッフェルトリウム 恵み深き乙女/
ミサ曲 変ロ長調Op.77
スーザン・グリットン(ソプラノ)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90
ヒコックス&コレギウム・ムジクム90のフンメル・シリーズ第1弾。
2003年グラモフォン・アウォード合唱作品部門賞を受賞。

CHAN 0718
アルマン=ルイ・クープラン(1725-1789):チェンバロ作品集 ――
勝利/アルマンド/クロワシーのクーラント/おしゃべり/軽快なグレゴワー
ル/ロンドー:勇ましい人/第1メヌエット&第2メヌエット/ロンドー:道化ま
たはアダム/ブランシェ/ド・ボワジルー/フォウケ/セミラントまたはジョ
リー/ターピン/第1ガヴォット&第2ガヴォット/第1メヌエット&第2メヌエ
ット/雑木林/ケロン/悲しむ人/楽しみ/柔らかな感傷/優雅なロンドー
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)
アルマン=ルイ・クープランはフランソワ・クープランの孫にあたり18世紀パ
リで活躍した作曲家。
アルマン=ルイ・クープランのまとまった作品集はそれ程多く存在していない
ため今回のChaconneからのリリースは大クープランの孫の音楽を知ることので
きる非常に貴重な機会である。
演奏のソフィー・イェーツはChaconneシリーズを代表するチェンバロ奏者。こ
れまでにリリースされているラモー作品集やフランス、スペインのチェンバロ
作品集なども高い評価を受けており、このアルバムはアルマン=ルイ・クープ
ランの決定盤!

CHAN 0708
ラモー:新しいクラヴサン曲集より 組曲イ長調/同組曲ト長調/コンセールに
よるクラヴサン曲集からのチェンバロ編曲 第1組曲-リヴ/同第2組曲-わずらわ
しいもの/同第3組曲-内気(第1ロンドー)/同第3組曲-内気(第2ロンドー)/同
第4組曲-軽はずみなおしゃべり/フランス皇太子妃
ソフィー・イェーツ(チェンバロ)

CHAN 0698
シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44/ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47
ミケランジェロ・ピアノ四重奏団[フランチェスカ・ヴィカーリ(ヴァイオリ
ン)、ルカ・サンツォ(ヴィオラ)、ルイジ・ピオヴァーノ(チェロ)、エレナ・
マテウッチ(ピアノ)]、アントニオ・デ・セコンディ(ヴァイオリン)

CHAN 0726
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 ――
ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.9-1、同ハ長調p.9-8、同ニ長調Op.9-3、
同イ短調Op.9-5 /フランソワ・クープラン(1668-1733):尊厳、またはフォル
クレ/アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):ルクレール/ジャック・デュ
フリ(1715-1789):フォルクレ
サイモン・スタンデイジ(ヴァイオリン)、ニコラス・パール(ハープシコード)
これまでにもシャンドスにルクレールのヴァイオリン協奏曲の録音を行ってき
た名手、スタンデイジによる久しぶりのソロ・アルバム。ルクレールの作品は
18世紀フランスに活躍しながらその作品は典型的なイタリアの様式から成って
いる。スタンデイジのヴァイオリンに加えてニコラス・パールの演奏による小
品がカップリングされているのもポイント。

CHAN 0722
トマス・アーン(1710-1778):序曲集 ――
序曲第1番ホ短調/序曲第2番イ短調/序曲第3番ト長調/序曲第4番へ長調/序
曲第5番ニ長調/序曲第6番変ロ長調/序曲第7番ニ長調/序曲第8番ト短調/ア
ルフレッドへの序曲変ホ長調/トマスとサリーへの序曲ニ長調
サイモン・スタンデイジ(指揮)、コレギウム・ムジクム90
トマス・アーンは18 世紀中期イギリスにおける劇場音楽の第1人者としての地
位を築き、多数の作品を残した作曲家である。過去にもアーンのトリオ・ソナ
タ全集(CHAN 0666)を録音しているスタンデイジ&コレギウム・ムジクム90 が
今回取り上げてきたのは1751年に出版が行われた8声の8つの序曲と劇作品の序
曲である。
スタンデイジやヒコックスとの演奏で様々な名演を生み出してきたコレギウム
・ムジクム90によるレア・レパートリーの録音はピリオド・ファン注目の1枚

CHAN 0732
パレストリーナ:年間のオッフェルトリウム集より
リチャード・マーロウ(指揮)、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
デュリュフレ、メンデルスゾーンに続くマーロウ&ケンブリッジ・トリニティ
・カレッジ合唱団のシャンドス移籍第3弾はシャンコンヌからのパレストリーナ。
1593年に出版が行われた「年間のオッフェルトリウム集」は1年間分68曲に及ぶ
オッフェルトリウムを収めた壮大な典礼作品である。ニュートンの出身校とし
ても知られ、1332年からの長き歴史と伝統を持つトリニティ・カレッジが誇る
名門合唱団。

CHAN 0533/4 2枚組
J・S・バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)、キャサリン・デンリー(アルト)、
マーク・タッカー(テノール)、スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

CHAN 0522/3 2枚組
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》HMV.56
ジョーン・ロジャーズ(ソプラノ)、デラ・ジョーンズ(メゾソプラノ)、
クリストファー・ロブソン(カウンターテナー)、
フィリップ・ラングリッジ(テノール)、ブリン・ターフェル(バス=バリトン)、
リチャード・ヒコックス(指揮)、コレギウム・ムジクム90

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