<PentaTone>
PTC 5186 083(SACD-Hybrid) \2850
S・プロコフィエフ:
交響曲第5番変ロ長調Op.100/戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
今回ユロフスキが取り上げたのは、「交響曲第5番」と「戦争終結に寄せる頌
歌」の2作品。
7つの交響曲の中でも絶大な存在感を持つ「交響曲第5番」では、咆哮を上げる
金管セクションと最高のアダージョを聴かせる弦楽セクションが中心となって
壮大な音楽が創造されている。
一方の「戦争終結に寄せる頌歌」は、なんと8台のハープと4台のピアノ、管楽
器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという驚愕の編成で演奏され
る規格外の大曲。これまでも個性的なレパートリーを演奏してきたユロフスキ
のセンスが光る見事な選曲である。
圧倒的なパワーとスケールで迫り来るプロコフィエフ。若き巨匠ユロフスキの
計り知れぬ才能・・・恐るべし!
2005年9月(交響曲第5番/ライヴ)&2007年2月(頌歌)の録音。
PTC 5186 305(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/同第13番ハ長調K.415
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)、オランダ室内管弦楽団
今では誰もがペンタトーンの看板アーティスト&代名詞として認める「ユリア
・フィッシャー」。その才能を見出したペンタトーンが新たに起用を決めたピ
アニストが今回登場となるドイツの天才マーティン・ヘルムヘン。
2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」で弱冠19歳
という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。2006年にはルツェル
ン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで共演を果たすなど、
既に実績は十分のアーティストなのである。
この11月からはユリア・フィッシャーとのデュオでドイツを中心としたツアー
が予定されるなど、ヘルムヘンに対する周囲の期待度は非常に高い。
また2008年にはソロ・リサイタル、ピエモンテーシとのデュオ・リサイタル、
NHK交響楽団との共演などによる来日公演が予定されており、その勇姿を再び
日本で目にすることが出来そうだ。
<Avie>
AV 2135 \2180
F・プーランク:
バレエ組曲《模範的な動物たち》-ラ・フォンテーヌの寓話による/ピアノと
管弦楽のための《田園のコンセール》/即興曲第13番イ短調/即興曲第15番
ハ短調《エディト・ピアフの思い出》
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、フィラルモニカ'900
265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、
カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物ア
ーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィ
ラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。
イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新
たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えるなどさらなるレベルアップを
図っている。
元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務め
るのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラ
ーニ!
現在はジャズを主な活躍の場としているボラーニだが、実はそのルーツはクラ
シックにある。1972年にミラノで生まれ15歳でプロデビューを果たしたボラー
ニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。
フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェル
ディ管などからもソリストとして招かれるなど、クラシックの一流ピアニスト
としても認められている。
ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏が次々と展開される
など、まさに型破り。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリ
ズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能
あれ!
AV 2140 \2180
F・メンデルスゾーン:
協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45/冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58/アッサイ・トランクィーロ/
無言歌ニ長調Op.109/ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(チェロ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメ
ンデルスゾーンのチェロ作品集!
メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会
い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年の
チャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な
逸話として知られている。
また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」
やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。
今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために
書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用
に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。
メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響き渡る。
AV 2141 \2180
アイ・シング・ザ・バース ――
アンドルー・スミス(1970-):いざ来たれ、異邦人の救い主よ
グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった
G・P・da・パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった
作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう
K・レイトン:ルリ・ルラ
ペロタン(c.1160-1240):祝されし御身体
W・コーニッシュ:アヴェ・マリア
グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ
アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December
P・M・デイヴィス:The Fader of Heven
作曲者不詳:ラーマの声が
C・ノン・パパ:ラーマの声が
ノルマンディー民謡:まぶねの中で
R・パーソンス:アヴェ・マリア
コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア
15世紀イギリスのキャロル:Lullay lullow、Marvel not Joseph
R・スメルト:ノエル
グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ
W・バード:おお、大いなる神秘
グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり
C・ノン・パパ:三博士がやってきて
A・スミス:ヌンク・ディミッティス
グレゴリオ聖歌:ラーマの声
ニューヨーク・ポリフォニー、エリザベス・バーバー(ソプラノ)、
ルース・カンンガム(ソプラノ)、エミリー・ウィリアムス(アルト)
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価
を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新
たに登場!
4人の若き歌い手たちのエレガントな歌声と抜群のアンサンブル能力によって
生み出されるハーモニーは、今後のさらなる成長を予感させてくれる見事な
レベル。グレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴かせてく
れている。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。
AV 2131 \2180
ロマンティック・フルート作品集 ――
C-M・ウィドール:組曲Op.34
B・ゴダール:組曲Op.116
C・ライネッケ:フルート・ソナタOp.167《水の精》
C・フランク:フルート・ソナタ イ長調
C・サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(フルート)、フー・ソン(ピアノ)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者と
して活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5
弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レ
パートリーを集めたもの。
これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、
「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されて
おり、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの
録音は再び話題を呼ぶことだろう。
AV 2122 \2180
グロスター大聖堂のクリスマス ――
J・ムトン:Nesciens Mater
S・ラフマニノフ:アヴェ・マリア
P・マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come
H・ハウエルズ:汚れなきバラ、哀しきノエル
E・マコンキー:そのようなバラはない
A・ブルックナー:エサイの杖は芽を出し
J・ガードナー:明日は私の喜び踊る日
J・タヴナー:子羊
P・レッジャー編曲:クリスマスの夜
D・ウィルコックス編曲:まぶねの中で
R・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる
W・マサイアス:御子が生まれた
M・ブラッチリー編曲:きよしこの夜
R・パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep
S・ジャクソン:新しいクリスマス
J・ジュベール:灯り
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
C・ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
R・ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子
A・ワレル編曲:クリスマスおめでとう
H・ダーク:厳しい真冬に
D・ウィルコックス編曲:讃美歌111番《神の御子は》、ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(オルガン)、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、グロスター大聖堂聖歌隊
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影
場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂。
1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊
によるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代
イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだプログラムと
なっている。
AV 2144 \2180
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品Vol.2 ――
G・エドムンドソン:トッカータ《高き天より、われは来たり》
J・アイアランド:悲歌的ロマンス
J・クロモリツキ:主題と変奏Op.34
O・ラヴァネッロ:アドラショーネ
G・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート
L・ヴィエルヌ:ロマンス
G・ウェイツ:交響曲第1番
ジェイン・パーカー=スミス(オルガン)
1975年に急遽降板したフェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコン
サートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビューを飾ったイギリス
の女流オルガン奏者パーカー=スミス。
このコンサートを契機として世界的なキャリアを積み始めたパーカー=スミス
が得意としているロマン派のオルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌな
どの重要作品を収録している。
<Etcetera>
KTC 1329 \2250
ユリウス・レントヘン(1855-1932):チェロ協奏曲全集 ――
チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(チェロ)、
ポール・ワトキンス(指揮)、
オランダ放送室内フィルハーモニック管弦楽団、
ヘンリク・シェーファー(指揮)*、オランダ放送交響楽団*
19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レント
ヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。
ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだ
レントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長とし
て多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家である。
レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進
んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっている。
ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ
放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。オーケストラをバッ
クにムルザバルが堂々と繰り広げる演奏がレントヘンのチェロ協奏曲の魅力を
存分に伝えてくれる。2004年12月&2006年6月の録音。
KTC 1344 \2250
テオ・ファーベイ(1959-):
フラクタル交響曲/ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指揮)、
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
エレン・コーヴァー(ピアノ)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
スシェフ・ドウエス(クラリネット)、
マルクス・ステンツ(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
シャイー&コンセルトへボウ管によって演奏されたベルクの「ピアノ・ソナ
タ」の編曲者としても知られるオランダの作曲家テオ・ファーベイ。
フランスの数学者マンデルブロによって提唱された「フラクタル」の考えを
作曲に用いることによって生み出した「フラクタル交響曲」など、斬新な作
品を次々と発表している。
3作品は全てオランダのコンセルトヘボウを舞台として行われた初演を収録し
たライヴ録音。オランダのトップ・オーケストラがファーベイの世界を解析
する。2005年-2006年の録音。
KTC 1331 2枚組 \4500
F・シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.2 ――
4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935/ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
《幻想》/同第7番変ホ長調D.568
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用した
シューベルト・シリーズの第2集。
ヴィーラント・クイケンとの親交も深いベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェル
ミューレンは、当代きってのフォルテピアノ奏者として高い名声を誇る。特
に「即興曲」での緩急と強弱を大胆に使い分けた演奏はまさにベテランの味
である。2007年4月の録音。
KTC 1342 \2250
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732-1817):
6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、
ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深い
イタリア人作曲家である。
モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コ
ンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現
オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕
上げている。全曲世界初録音。2002年1月の録音。
KTC 1346 \2250
1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー ――
めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(オルガン)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラ
ヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づい
て1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。
作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの
作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメン
カとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーに心を奪われる。
KTC 4023 \2250
ピエ・カンツィオーネス-中世フィンランドの賛歌(22曲)
ゼフィーロ・トルナ、アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は
16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた
「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録している。声楽と古楽器による演
奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺える。
1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート
&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユル
ガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みの
アンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っている。
KTC 1339 \2250
ロッテルダムの弦楽四重奏曲 ――
クラース・デ・フリース(1944-):弦楽四重奏曲第1番
バート・デ・カンプ(1959-2005):シャコンヌ
オスカー・ファン・ディレーン(1958-):弦楽四重奏曲
アストリド・クルイーセルブリンク(1972-):弦楽四重奏曲
エドワード・トップ(1972-):弦楽四重奏曲
ハンス・クールメース(1959-):ローゼン
ドゥーレン弦楽四重奏団、
アーサ・オルソン(ソプラノ)、ウィルバート・グローテンボーア(打楽器)
オランダの名門ロッテルダム音楽院で作曲を学んだ音楽家たちの「弦楽四重奏
曲」を集めたアルバム。作品は1993年から2000年にかけて作曲されたものばか
りとなっており、現代オランダの弦楽作品を知るには最適。
ロッテルダム・フィルの本拠地であるデ・ドゥーレンをアンサンブル名に冠し
ているドゥーレン弦楽四重奏団。20世紀初期から現代までの作品を専門とし
ており、オランダの作曲家たちからの信頼を受けている。
KTC 1340 \2250
シャルル・レヴェンス(1689-1764):ボルドー・聖アンドレ大聖堂の音楽 ――
死者のためのミサ曲第1番/同第2番
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
サジタリウス、アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フラン
スの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。
1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォー
カル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残している。
LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。
PTC 5186 083(SACD-Hybrid) \2850
S・プロコフィエフ:
交響曲第5番変ロ長調Op.100/戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
今回ユロフスキが取り上げたのは、「交響曲第5番」と「戦争終結に寄せる頌
歌」の2作品。
7つの交響曲の中でも絶大な存在感を持つ「交響曲第5番」では、咆哮を上げる
金管セクションと最高のアダージョを聴かせる弦楽セクションが中心となって
壮大な音楽が創造されている。
一方の「戦争終結に寄せる頌歌」は、なんと8台のハープと4台のピアノ、管楽
器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという驚愕の編成で演奏され
る規格外の大曲。これまでも個性的なレパートリーを演奏してきたユロフスキ
のセンスが光る見事な選曲である。
圧倒的なパワーとスケールで迫り来るプロコフィエフ。若き巨匠ユロフスキの
計り知れぬ才能・・・恐るべし!
2005年9月(交響曲第5番/ライヴ)&2007年2月(頌歌)の録音。
PTC 5186 305(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/同第13番ハ長調K.415
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)、オランダ室内管弦楽団
今では誰もがペンタトーンの看板アーティスト&代名詞として認める「ユリア
・フィッシャー」。その才能を見出したペンタトーンが新たに起用を決めたピ
アニストが今回登場となるドイツの天才マーティン・ヘルムヘン。
2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」で弱冠19歳
という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。2006年にはルツェル
ン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで共演を果たすなど、
既に実績は十分のアーティストなのである。
この11月からはユリア・フィッシャーとのデュオでドイツを中心としたツアー
が予定されるなど、ヘルムヘンに対する周囲の期待度は非常に高い。
また2008年にはソロ・リサイタル、ピエモンテーシとのデュオ・リサイタル、
NHK交響楽団との共演などによる来日公演が予定されており、その勇姿を再び
日本で目にすることが出来そうだ。
<Avie>
AV 2135 \2180
F・プーランク:
バレエ組曲《模範的な動物たち》-ラ・フォンテーヌの寓話による/ピアノと
管弦楽のための《田園のコンセール》/即興曲第13番イ短調/即興曲第15番
ハ短調《エディト・ピアフの思い出》
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、フィラルモニカ'900
265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、
カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物ア
ーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィ
ラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。
イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新
たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えるなどさらなるレベルアップを
図っている。
元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務め
るのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラ
ーニ!
現在はジャズを主な活躍の場としているボラーニだが、実はそのルーツはクラ
シックにある。1972年にミラノで生まれ15歳でプロデビューを果たしたボラー
ニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。
フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェル
ディ管などからもソリストとして招かれるなど、クラシックの一流ピアニスト
としても認められている。
ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏が次々と展開される
など、まさに型破り。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリ
ズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能
あれ!
AV 2140 \2180
F・メンデルスゾーン:
協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45/冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58/アッサイ・トランクィーロ/
無言歌ニ長調Op.109/ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(チェロ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメ
ンデルスゾーンのチェロ作品集!
メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会
い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年の
チャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な
逸話として知られている。
また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」
やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。
今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために
書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用
に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。
メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響き渡る。
AV 2141 \2180
アイ・シング・ザ・バース ――
アンドルー・スミス(1970-):いざ来たれ、異邦人の救い主よ
グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった
G・P・da・パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった
作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう
K・レイトン:ルリ・ルラ
ペロタン(c.1160-1240):祝されし御身体
W・コーニッシュ:アヴェ・マリア
グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ
アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December
P・M・デイヴィス:The Fader of Heven
作曲者不詳:ラーマの声が
C・ノン・パパ:ラーマの声が
ノルマンディー民謡:まぶねの中で
R・パーソンス:アヴェ・マリア
コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア
15世紀イギリスのキャロル:Lullay lullow、Marvel not Joseph
R・スメルト:ノエル
グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ
W・バード:おお、大いなる神秘
グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり
C・ノン・パパ:三博士がやってきて
A・スミス:ヌンク・ディミッティス
グレゴリオ聖歌:ラーマの声
ニューヨーク・ポリフォニー、エリザベス・バーバー(ソプラノ)、
ルース・カンンガム(ソプラノ)、エミリー・ウィリアムス(アルト)
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価
を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新
たに登場!
4人の若き歌い手たちのエレガントな歌声と抜群のアンサンブル能力によって
生み出されるハーモニーは、今後のさらなる成長を予感させてくれる見事な
レベル。グレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴かせてく
れている。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。
AV 2131 \2180
ロマンティック・フルート作品集 ――
C-M・ウィドール:組曲Op.34
B・ゴダール:組曲Op.116
C・ライネッケ:フルート・ソナタOp.167《水の精》
C・フランク:フルート・ソナタ イ長調
C・サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(フルート)、フー・ソン(ピアノ)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者と
して活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5
弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レ
パートリーを集めたもの。
これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、
「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されて
おり、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの
録音は再び話題を呼ぶことだろう。
AV 2122 \2180
グロスター大聖堂のクリスマス ――
J・ムトン:Nesciens Mater
S・ラフマニノフ:アヴェ・マリア
P・マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come
H・ハウエルズ:汚れなきバラ、哀しきノエル
E・マコンキー:そのようなバラはない
A・ブルックナー:エサイの杖は芽を出し
J・ガードナー:明日は私の喜び踊る日
J・タヴナー:子羊
P・レッジャー編曲:クリスマスの夜
D・ウィルコックス編曲:まぶねの中で
R・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる
W・マサイアス:御子が生まれた
M・ブラッチリー編曲:きよしこの夜
R・パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep
S・ジャクソン:新しいクリスマス
J・ジュベール:灯り
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
C・ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
R・ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子
A・ワレル編曲:クリスマスおめでとう
H・ダーク:厳しい真冬に
D・ウィルコックス編曲:讃美歌111番《神の御子は》、ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(オルガン)、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、グロスター大聖堂聖歌隊
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影
場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂。
1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊
によるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代
イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだプログラムと
なっている。
AV 2144 \2180
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品Vol.2 ――
G・エドムンドソン:トッカータ《高き天より、われは来たり》
J・アイアランド:悲歌的ロマンス
J・クロモリツキ:主題と変奏Op.34
O・ラヴァネッロ:アドラショーネ
G・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート
L・ヴィエルヌ:ロマンス
G・ウェイツ:交響曲第1番
ジェイン・パーカー=スミス(オルガン)
1975年に急遽降板したフェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコン
サートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビューを飾ったイギリス
の女流オルガン奏者パーカー=スミス。
このコンサートを契機として世界的なキャリアを積み始めたパーカー=スミス
が得意としているロマン派のオルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌな
どの重要作品を収録している。
<Etcetera>
KTC 1329 \2250
ユリウス・レントヘン(1855-1932):チェロ協奏曲全集 ――
チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(チェロ)、
ポール・ワトキンス(指揮)、
オランダ放送室内フィルハーモニック管弦楽団、
ヘンリク・シェーファー(指揮)*、オランダ放送交響楽団*
19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レント
ヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。
ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだ
レントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長とし
て多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家である。
レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進
んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっている。
ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ
放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。オーケストラをバッ
クにムルザバルが堂々と繰り広げる演奏がレントヘンのチェロ協奏曲の魅力を
存分に伝えてくれる。2004年12月&2006年6月の録音。
KTC 1344 \2250
テオ・ファーベイ(1959-):
フラクタル交響曲/ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指揮)、
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
エレン・コーヴァー(ピアノ)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
スシェフ・ドウエス(クラリネット)、
マルクス・ステンツ(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
シャイー&コンセルトへボウ管によって演奏されたベルクの「ピアノ・ソナ
タ」の編曲者としても知られるオランダの作曲家テオ・ファーベイ。
フランスの数学者マンデルブロによって提唱された「フラクタル」の考えを
作曲に用いることによって生み出した「フラクタル交響曲」など、斬新な作
品を次々と発表している。
3作品は全てオランダのコンセルトヘボウを舞台として行われた初演を収録し
たライヴ録音。オランダのトップ・オーケストラがファーベイの世界を解析
する。2005年-2006年の録音。
KTC 1331 2枚組 \4500
F・シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.2 ――
4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935/ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
《幻想》/同第7番変ホ長調D.568
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用した
シューベルト・シリーズの第2集。
ヴィーラント・クイケンとの親交も深いベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェル
ミューレンは、当代きってのフォルテピアノ奏者として高い名声を誇る。特
に「即興曲」での緩急と強弱を大胆に使い分けた演奏はまさにベテランの味
である。2007年4月の録音。
KTC 1342 \2250
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732-1817):
6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、
ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深い
イタリア人作曲家である。
モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コ
ンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現
オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕
上げている。全曲世界初録音。2002年1月の録音。
KTC 1346 \2250
1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー ――
めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(オルガン)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラ
ヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づい
て1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。
作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの
作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメン
カとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーに心を奪われる。
KTC 4023 \2250
ピエ・カンツィオーネス-中世フィンランドの賛歌(22曲)
ゼフィーロ・トルナ、アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は
16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた
「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録している。声楽と古楽器による演
奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺える。
1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート
&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユル
ガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みの
アンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っている。
KTC 1339 \2250
ロッテルダムの弦楽四重奏曲 ――
クラース・デ・フリース(1944-):弦楽四重奏曲第1番
バート・デ・カンプ(1959-2005):シャコンヌ
オスカー・ファン・ディレーン(1958-):弦楽四重奏曲
アストリド・クルイーセルブリンク(1972-):弦楽四重奏曲
エドワード・トップ(1972-):弦楽四重奏曲
ハンス・クールメース(1959-):ローゼン
ドゥーレン弦楽四重奏団、
アーサ・オルソン(ソプラノ)、ウィルバート・グローテンボーア(打楽器)
オランダの名門ロッテルダム音楽院で作曲を学んだ音楽家たちの「弦楽四重奏
曲」を集めたアルバム。作品は1993年から2000年にかけて作曲されたものばか
りとなっており、現代オランダの弦楽作品を知るには最適。
ロッテルダム・フィルの本拠地であるデ・ドゥーレンをアンサンブル名に冠し
ているドゥーレン弦楽四重奏団。20世紀初期から現代までの作品を専門とし
ており、オランダの作曲家たちからの信頼を受けている。
KTC 1340 \2250
シャルル・レヴェンス(1689-1764):ボルドー・聖アンドレ大聖堂の音楽 ――
死者のためのミサ曲第1番/同第2番
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
サジタリウス、アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フラン
スの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。
1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォー
カル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残している。
LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。