クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-10 No.6-1

2007年10月09日 12時05分01秒 | Weblog
<PentaTone>
PTC 5186 083(SACD-Hybrid) \2850
S・プロコフィエフ:
交響曲第5番変ロ長調Op.100/戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団
今回ユロフスキが取り上げたのは、「交響曲第5番」と「戦争終結に寄せる頌
歌」の2作品。
7つの交響曲の中でも絶大な存在感を持つ「交響曲第5番」では、咆哮を上げる
金管セクションと最高のアダージョを聴かせる弦楽セクションが中心となって
壮大な音楽が創造されている。
一方の「戦争終結に寄せる頌歌」は、なんと8台のハープと4台のピアノ、管楽
器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという驚愕の編成で演奏され
る規格外の大曲。これまでも個性的なレパートリーを演奏してきたユロフスキ
のセンスが光る見事な選曲である。
圧倒的なパワーとスケールで迫り来るプロコフィエフ。若き巨匠ユロフスキの
計り知れぬ才能・・・恐るべし!
2005年9月(交響曲第5番/ライヴ)&2007年2月(頌歌)の録音。

PTC 5186 305(SACD-Hybrid) \2850
W・A・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/同第13番ハ長調K.415
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)、オランダ室内管弦楽団
今では誰もがペンタトーンの看板アーティスト&代名詞として認める「ユリア
・フィッシャー」。その才能を見出したペンタトーンが新たに起用を決めたピ
アニストが今回登場となるドイツの天才マーティン・ヘルムヘン。
2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」で弱冠19歳
という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。2006年にはルツェル
ン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで共演を果たすなど、
既に実績は十分のアーティストなのである。
この11月からはユリア・フィッシャーとのデュオでドイツを中心としたツアー
が予定されるなど、ヘルムヘンに対する周囲の期待度は非常に高い。
また2008年にはソロ・リサイタル、ピエモンテーシとのデュオ・リサイタル、
NHK交響楽団との共演などによる来日公演が予定されており、その勇姿を再び
日本で目にすることが出来そうだ。




<Avie>
AV 2135 \2180
F・プーランク:
バレエ組曲《模範的な動物たち》-ラ・フォンテーヌの寓話による/ピアノと
管弦楽のための《田園のコンセール》/即興曲第13番イ短調/即興曲第15番
ハ短調《エディト・ピアフの思い出》
ステファノ・ボラーニ(ピアノ)、
ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)、フィラルモニカ'900
265年という由緒ある歴史を持ち、トスカニーニ、プッチーニ、シュトラウス、
カラス、テバルディ、ステファノ、ドミンゴ、パバロッティといった超大物ア
ーティストたちが活躍してきたイタリアのトリノ歌劇場のオーケストラ「フィ
ラルモニカ'900」のプーランク・アルバム。
イタリア北部の都市トリノを本拠地とするトリノ歌劇場は、今シーズンから新
たにジャナンドレア・ノセダを音楽監督に迎えるなどさらなるレベルアップを
図っている。
元々はチェンバロのために作曲された「田園のコンセール」でソリストを務め
るのは、なんとイタリアが生んだ天才ジャズ・ピアニスト、ステファノ・ボラ
ーニ!
現在はジャズを主な活躍の場としているボラーニだが、実はそのルーツはクラ
シックにある。1972年にミラノで生まれ15歳でプロデビューを果たしたボラー
ニは、1993年にフィレンツェのケルビーニ音楽院のピアノ科を卒業。
フィラルモニカ'900だけでなくトスカニーニ管やミラノ・ジュゼッペ・ヴェル
ディ管などからもソリストとして招かれるなど、クラシックの一流ピアニスト
としても認められている。
ちなみに2つの即興曲ではボラーニによる本当の即興演奏が次々と展開される
など、まさに型破り。クラシックで身に付けた演奏技術とジャズで培われたリ
ズムとテクニック。これらが融合した新鮮で斬新なプーランクの世界をご堪能
あれ!

AV 2140 \2180
F・メンデルスゾーン:
協奏的変奏曲ニ長調Op.17/春の歌Op.19a-1(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Op.45/冬の歌Op.19a-3(ピアッティ編)/
チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58/アッサイ・トランクィーロ/
無言歌ニ長調Op.109/ヴェネツィアの舟歌(ピアッティ編)
アントニオ・メネセス(チェロ)、ジェラルド・ワイス(ピアノ)
ブラジルが生んだ名チェリスト、アントニオ・メネセスのリリース第3弾はメ
ンデルスゾーンのチェロ作品集!
メネセスが16歳の時に南米ツアー中のチェロ奏者アントニオ・ヤニグロと出会
い渡欧を決意。この出会いが1977年のミュンヘン国際コンクール、1982年の
チャイコフスキー国際コンクールでの優勝へのスタートとなったことは有名な
逸話として知られている。
また帝王カラヤンの晩年に共演を行ったR・シュトラウスの「ドン・キホーテ」
やムターとのブラームス「二重協奏曲」は現在も名盤として知られている。
今回のメンデルスゾーン・アルバムには、チェロ・ソナタなどチェロのために
書かれた作品はもちろんのこと、アルフレード・ピアッティによってチェロ用
に編曲された歌曲が見事なアクセントを加えている。
メネセスのあふれんばかりの歌心が、美しき音色に乗って響き渡る。

AV 2141 \2180
アイ・シング・ザ・バース ――
アンドルー・スミス(1970-):いざ来たれ、異邦人の救い主よ
グレゴリオ聖歌:今日、キリストがお生まれになった
G・P・da・パレストリーナ:今日、キリストがお生まれになった
作曲者不詳:御子はわれらに生まれたもう
K・レイトン:ルリ・ルラ
ペロタン(c.1160-1240):祝されし御身体
W・コーニッシュ:アヴェ・マリア
グレゴリオ聖歌:うるわしき救い主の御母よ
アイルランド民謡:The Darkest Midnight in December
P・M・デイヴィス:The Fader of Heven
作曲者不詳:ラーマの声が
C・ノン・パパ:ラーマの声が
ノルマンディー民謡:まぶねの中で
R・パーソンス:アヴェ・マリア
コヴェントリー・キャロル:ルリ・ルラ
グレゴリオ聖歌:アヴェ・マリア
15世紀イギリスのキャロル:Lullay lullow、Marvel not Joseph
R・スメルト:ノエル
グレゴリオ聖歌:いざ来たれ、異邦人の救い主よ
W・バード:おお、大いなる神秘
グレゴリオ聖歌:王なる主が来たまえり
C・ノン・パパ:三博士がやってきて
A・スミス:ヌンク・ディミッティス
グレゴリオ聖歌:ラーマの声
ニューヨーク・ポリフォニー、エリザベス・バーバー(ソプラノ)、
ルース・カンンガム(ソプラノ)、エミリー・ウィリアムス(アルト)
結成から僅か1年で新世代の男声ヴォーカル・アンサンブルとして急速に評価
を高めているアメリカのアンサンブル「ニューヨーク・ポリフォニー」が新
たに登場!
4人の若き歌い手たちのエレガントな歌声と抜群のアンサンブル能力によって
生み出されるハーモニーは、今後のさらなる成長を予感させてくれる見事な
レベル。グレゴリオ聖歌から現代までの作品を色濃くじっくりと聴かせてく
れている。クリスマス・アルバムとしてもオススメの1枚。

AV 2131 \2180
ロマンティック・フルート作品集 ――
C-M・ウィドール:組曲Op.34
B・ゴダール:組曲Op.116
C・ライネッケ:フルート・ソナタOp.167《水の精》
C・フランク:フルート・ソナタ イ長調
C・サン=サーンス:ロマンスOp.37
ジェフリー・カーナー(フルート)、フー・ソン(ピアノ)
1990年の就任以来、世界屈指の名門フィラデルフィア管の首席フルート奏者と
して活躍を続けるジェフリー・カーナー。アヴィー(Avie)からのリリース第5
弾となる今回の新作は、ライネッケやフランクなどフルートのための重要レ
パートリーを集めたもの。
これまでにリリースされた「アメリカ」、「イギリス」、「フランス」、
「ブラームス」での演奏が全世界でリスナー、メディアから高く評価されて
おり、当代一流のフルーティストによる最新盤、しかも人気レパートリーの
録音は再び話題を呼ぶことだろう。

AV 2122 \2180
グロスター大聖堂のクリスマス ――
J・ムトン:Nesciens Mater
S・ラフマニノフ:アヴェ・マリア
P・マンツ:E'en so, Lord Jesus, quickly come
H・ハウエルズ:汚れなきバラ、哀しきノエル
E・マコンキー:そのようなバラはない
A・ブルックナー:エサイの杖は芽を出し
J・ガードナー:明日は私の喜び踊る日
J・タヴナー:子羊
P・レッジャー編曲:クリスマスの夜
D・ウィルコックス編曲:まぶねの中で
R・ロドニー・ベネット:三艘の船がやってくる
W・マサイアス:御子が生まれた
M・ブラッチリー編曲:きよしこの夜
R・パヌフニク編曲:Sleep, Little Jesus, Sleep
S・ジャクソン:新しいクリスマス
J・ジュベール:灯り
P・ワーロック:ベツレヘム・ダウン
C・ウッド編曲:ディン・ドン・メリリー・オン・ハイ
R・ヴォーン・ウィリアムズ:清められた神の子
A・ワレル編曲:クリスマスおめでとう
H・ダーク:厳しい真冬に
D・ウィルコックス編曲:讃美歌111番《神の御子は》、ひいらぎ飾ろう
ロバート・フーザート(オルガン)、
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、グロスター大聖堂聖歌隊
大人気映画「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の撮影
場所となり、日本でも一気に知名度が上がったイギリスのグロスター大聖堂。
1539年の結成から400年以上という長大な歴史を持つグロスター大聖堂聖歌隊
によるクリスマス・アルバムは、知名度抜群のクリスマス・キャロルと近代
イギリスの作曲家による作品を織り交ぜたバラエティに富んだプログラムと
なっている。

AV 2144 \2180
ロマン派ヴィルトゥオーゾ・オルガン作品Vol.2 ――
G・エドムンドソン:トッカータ《高き天より、われは来たり》
J・アイアランド:悲歌的ロマンス
J・クロモリツキ:主題と変奏Op.34
O・ラヴァネッロ:アドラショーネ
G・ロパルツ:前奏曲とアレグロ・モデラート
L・ヴィエルヌ:ロマンス
G・ウェイツ:交響曲第1番
ジェイン・パーカー=スミス(オルガン)
1975年に急遽降板したフェルナンド・ジェルマーニの代役として出演したコン
サートでロイヤル・フェスティヴァル・ホールへのデビューを飾ったイギリス
の女流オルガン奏者パーカー=スミス。
このコンサートを契機として世界的なキャリアを積み始めたパーカー=スミス
が得意としているロマン派のオルガン作品集第2弾。ロパルツ、ヴィエルヌな
どの重要作品を収録している。




<Etcetera>
KTC 1329 \2250
ユリウス・レントヘン(1855-1932):チェロ協奏曲全集 ――
チェロ協奏曲第1番/同第2番/同第3番*
アルトゥーロ・ムルザバル(チェロ)、
ポール・ワトキンス(指揮)、
オランダ放送室内フィルハーモニック管弦楽団、
ヘンリク・シェーファー(指揮)*、オランダ放送交響楽団*
19世紀後半から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族「レント
ヘン家」最大の実力者ユリウス・レントヘン。
ブラームスやグリーグとも親交を深め、ライネッケやリストから作曲を学んだ
レントヘン。後期ロマン派の作曲家として、アムステルダム音楽院の院長とし
て多くの作品の作曲や後進の育成を行った音楽家である。
レントヘンは生誕150年を迎えた2005年を機会にその作品の再評価が急速に進
んでおり、ロマンティシズムにあふれた作品に注目が集まっている。
ソリストのアルトゥーロ・ムルザバルは、現在オランダ放送フィル&オランダ
放送室内フィルの主席奏者を務めるスペイン出身の名手。オーケストラをバッ
クにムルザバルが堂々と繰り広げる演奏がレントヘンのチェロ協奏曲の魅力を
存分に伝えてくれる。2004年12月&2006年6月の録音。

KTC 1344 \2250
テオ・ファーベイ(1959-):
フラクタル交響曲/ピアノ協奏曲/クラリネット協奏曲
エティエンヌ・シーベンス(指揮)、
ハーグ・レジデンティ管弦楽団、
エレン・コーヴァー(ピアノ)、
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、
オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団、
スシェフ・ドウエス(クラリネット)、
マルクス・ステンツ(指揮)、
ロッテルダム・フィルハーモニック管弦楽団
シャイー&コンセルトへボウ管によって演奏されたベルクの「ピアノ・ソナ
タ」の編曲者としても知られるオランダの作曲家テオ・ファーベイ。
フランスの数学者マンデルブロによって提唱された「フラクタル」の考えを
作曲に用いることによって生み出した「フラクタル交響曲」など、斬新な作
品を次々と発表している。
3作品は全てオランダのコンセルトヘボウを舞台として行われた初演を収録し
たライヴ録音。オランダのトップ・オーケストラがファーベイの世界を解析
する。2005年-2006年の録音。

KTC 1331 2枚組 \4500
F・シューベルト:フォルテピアノのための作品集Vol.2 ――
4つの即興曲D.899/4つの即興曲D.935/ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
《幻想》/同第7番変ホ長調D.568
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
19世紀初頭にウィーンで最も高い評価を受けたナネッテ・シュトライヒャーに
よって1826年に製作されたシリアルナンバー(2090番)入りの銘器を使用した
シューベルト・シリーズの第2集。
ヴィーラント・クイケンとの親交も深いベルギー鍵盤界の重鎮ヤン・フェル
ミューレンは、当代きってのフォルテピアノ奏者として高い名声を誇る。特
に「即興曲」での緩急と強弱を大胆に使い分けた演奏はまさにベテランの味
である。2007年4月の録音。

KTC 1342 \2250
フランチェスコ・パスクアーレ・リッチ(1732-1817):
6つのシンフォニアOp.2(世界初録音)
ヤン・ウィレム・デ・フリエンド(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団
イタリアの中流階級の家庭に生まれコモ大聖堂の楽長などを務めたリッチは、
ハーグやアムステルダムで自らの作品の出版を行うなどオランダに縁の深い
イタリア人作曲家である。
モダン楽器とピリオド奏法を組み合わて演奏を行うコンバッティメント・コ
ンソート・アムステルダムで音楽監督フリエンドが、オランダ放送室内管(現
オランダ放送室内フィル)を巧みにコントロールしており洗練された録音に仕
上げている。全曲世界初録音。2002年1月の録音。

KTC 1346 \2250
1500年頃のボヘミア地方における聖歌とポリフォニー ――
めでたし聖母/めでたしイエス
スコラ・グレゴリアーナ・プラジェンシス、カペラ・フラメンカ、
バルバラ・マリア・ウィリィ(オルガン)
チェコのフラデク・クラロフにある東ボヘミア博物館に保管されている「フラ
ヌスの写本」、「スペシャルニクの写本」という未出版の2つの写本に基づい
て1500年頃にボヘミア地方で演奏されていた音楽を再現。
作曲者不詳の聖歌からジョスカン、オブレヒト、ギスラン=ヴェルボネなどの
作品が歌われている。中世、ルネサンスのスペシャリスト、カピラ・フラメン
カとチェコの聖歌隊が織り成す神秘的なハーモニーに心を奪われる。

KTC 4023 \2250
ピエ・カンツィオーネス-中世フィンランドの賛歌(22曲)
ゼフィーロ・トルナ、アントワープ大聖堂聖歌隊
1582年にグライフスヴァルトで出版が行われた「ピエ・カンツィオーネス」は
16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。ここでは70曲を超える聖歌を収めた
「ピエ・カンツィオーナス」から22曲を収録している。声楽と古楽器による演
奏が大半を占めており、民族的な要素が色濃く窺える。
1996年に結成されたゼフィーロ・トルナは、声楽、リコーダー、中世リュート
&バロック・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバ、打楽器で編成されており、ユル
ガス・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレなど、古楽ファンにお馴染みの
アンサンブルに参加し腕を磨いた若手奏者が中心を担っている。

KTC 1339 \2250
ロッテルダムの弦楽四重奏曲 ――
クラース・デ・フリース(1944-):弦楽四重奏曲第1番
バート・デ・カンプ(1959-2005):シャコンヌ
オスカー・ファン・ディレーン(1958-):弦楽四重奏曲
アストリド・クルイーセルブリンク(1972-):弦楽四重奏曲
エドワード・トップ(1972-):弦楽四重奏曲
ハンス・クールメース(1959-):ローゼン
ドゥーレン弦楽四重奏団、
アーサ・オルソン(ソプラノ)、ウィルバート・グローテンボーア(打楽器)
オランダの名門ロッテルダム音楽院で作曲を学んだ音楽家たちの「弦楽四重奏
曲」を集めたアルバム。作品は1993年から2000年にかけて作曲されたものばか
りとなっており、現代オランダの弦楽作品を知るには最適。
ロッテルダム・フィルの本拠地であるデ・ドゥーレンをアンサンブル名に冠し
ているドゥーレン弦楽四重奏団。20世紀初期から現代までの作品を専門とし
ており、オランダの作曲家たちからの信頼を受けている。

KTC 1340 \2250
シャルル・レヴェンス(1689-1764):ボルドー・聖アンドレ大聖堂の音楽 ――
死者のためのミサ曲第1番/同第2番
ミシェル・ラプレニー(指揮)、
サジタリウス、アンサンブル・ヴォーカル・アルページ
マルセイユに生まれ、聖ピエール大聖堂の音楽監督などを務めた18世紀フラン
スの音楽家シャルル・レヴェンスのミサ曲を収録したタイトル。
1986年に結成されたサジタリウスは声楽とオルガン、通奏低音を加えたヴォー
カル・アンサンブル。ラプレニーとのコンビで数々の名演奏を残している。
LA 008-3(Lira d'Arco)からの移行再発売。

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07-10 No.6-2

2007年10月09日 12時04分35秒 | Weblog
<Pavane>
ADW 7387 \2250
P・I・チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23/同第2番ト長調Op.44(原典版)
ミハイル・ペトゥコフ(ピアノ)、
アレクサンドル・アニシモフ(指揮)、
ブエノスアイレス・フィルハーモニック管弦楽団
1954年ブルガリア生まれのピアノ奏者ミハイル・ペチュコフはリヒテルやギレ
リス、そしてニコラーエワからピアノを学び、1975年のエリザーベト王妃国際
コンクールなどでの入賞経験を持つ個性派ピアニスト。
ソリストのパワーに劣らぬ存在感を発揮しているのは、日本でもお馴染みの指
揮者アニシモフとアルゼンチンのブエノスアイレス・フィルという仰天の組み
合わせ。
ペトゥコフとアニシモフ&ブエノスアイレス・フィルが繰り出す個性豊かで豪
快なチャイコフスキーは特にマニアにオススメ!1993年&1994年の録音。

ADW 7392 \2250
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):
ソナタ ロ短調Op.45/ソナタ・ブリランテ イ短調Op.185/グランド・ソナタ
ロ短調Op.190
カルロ・ヤンス(フルート)、ダニエル・ブルメンタール(ピアノ)
ウェーバーの後釜としてドレスデン宮廷歌劇場のカペルマイスターを務めたラ
イシガーのソナタ集。カルロ・ヤンスは、名手レイモン・ギヨーの門下生であ
りフルート奏者としてだけでなく指揮者、ルクセンブルク音楽院の教授として
など幅広く活躍している。
ここではヴァイオリンのために書かれたソナタをフルート版へと編曲してお
り、当盤が全曲世界初録音となる。1997年の録音。

ADW 7386 \2250
M・ブルッフ:クラリネット、ヴィオラとピアノのための《8つの小品》Op.83
C・ライネッケ:
クラリネット、ヴィオラとピアノのための《三重奏曲》Op.274
ロメオ・トゥドラシェ(クラリネット)、
アンドレイ・グリドチュク(ヴィオラ)、トニーノ・リオロ(ピアノ)
ブカレスト音楽院出身のトゥドラシェ、イルクーツク生まれのグリドチュク、
イタリアの銘器ファツィオーリを駆使するリオロといった多国籍トリオによる
ブルッフとライネッケの室内楽作品集。1996年の録音。

ADW 7393/4 2枚組 \4500
J-G・ロパルツ:オルガンのための作品全集 ――
Offertoire Pascal/3つの小品/6つの小品/Versets du commun des Saints
/2つの小品/3つの瞑想曲/ラプソディ/前奏曲とアレグロ・モデラート
ジャン=ピエール・レコウディ(オルガン)
パヴァーヌ・レーベルの主力オルガニストとして数多くの録音を発表している
レコウディによるロパルツ・アルバム。演奏にはルーアンのサン・トゥーアン
修道院に設置されているグランド・オルガンを使用している。1997年の録音。

ADW 7384 \2250
アンソニー・ジラール(1959-):
管弦楽のための《24の前奏曲》/平和のために/二重協奏曲/開いた天井
(全曲世界初録音)
ジュヌヴィエーヴ・ジラール(ピアノ)、
フィリップ・ペナンゲール(チェロ)、
ユベール・シャシェルー(ヴァイオリン)、
ダニエル・アリニョン(オーボエ)、
ベルナール・カルメル(指揮)、オーケストラ・ベルナール・カルメル
アンソニー・ギラール(ギラード)は、フランス国立ルーアン音楽院でディレ
クターを務めているフランス人作曲家。パヴァーヌからは宗教作品集(ADW
7443)もリリースされている。全曲世界初録音。1997年の録音。




<BNL>
BNL 112947(CD+dts) \4500
C・グノー:
レクイエム ハ長調/死のための小ミサ曲/葬送ミサ曲/モテット《Beati qui
lavant》
リ・シン・ファン(ソプラノ)、ダイア・ドゥリメル(アルト)、
ピエール・ヴァエロ(テノール)、ブルーノ・デュボワ(バス)、
ベルナール・ラルマン(指揮)、パリ仏独合唱団、ヴェルサイユ弦楽五重奏団
19世紀後半のフランスを代表する作曲家の1人であるグノーにとって最後の作
品となった「レクイエム ハ短調」をメインに据えた宗教作品集。4人のソリ
ストと合唱団、オルガンと弦楽四重奏によって演奏されるこの作品は、アン
リ・ビュセールによって編曲編集が行われグノーの死から数年後の1895年に
出版されている。
フランス合唱界の大ベテラン、ベルナール・ラルマンが鍛え上げたパリ仏独
合唱団がグノーの「鎮魂歌」を荘厳に歌う。
(このCDはノーマルCD+同内容の5チャンネルdts盤がセットになっております。
/dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオー
ディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。)

BNL 112952(2CDs+2dts) \9000
J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ集BWV.1001-1006
フレデリク・ペラッシー(ヴァイオリン)
メニューイン・スクールでの実績で一躍有名となり、BNLからは16歳で初のア
ルバムをリリースするなど神童として注目を集めたペラッシー。2006年9月に
収録された新録音は30歳を超えたペラッシーが遂に挑んだバッハの無伴奏。
持って生まれた才能に風格が備わったペラッシーがバッハの神髄に迫る。




<Syrius>
SYR 141377 \2250
F・リスト:
交響詩《前奏曲》/ラ・カンパネラ/ペトラルカのソネット第104番/
同第123番/エステ荘の噴水/孤独な中の神の祝福/ハンガリー狂詩曲第2番
ジャン・デュベ(ピアノ)
NHK-BSの「ぴあのピア」でもその演奏が放映されたフランスの若手ピアニス
ト、ジャン・デュベ。2002年に第6回リスト国際コンクールを制覇したデュベ
にとってリストは最大のレパートリー。ラ・カンパネラでの卓越した技巧は
一聴に値する演奏である。

SYR 141383 \2250
C・フランク:
前奏曲、コラールとフーガ/前奏曲、アリアと終曲/前奏曲、フーガと変奏曲
/コラール第3番より Quasi allegro
ジャン・デュベ(ピアノ)
こちらはジャン・デュベが21歳の時に録音を行ったフランクのピアノ作品集。
タイトルが「前奏曲-」から始まる作品にスポットあてている。演奏からは21
歳とは思えない落ち着きを感じさせてくれる。

SYR 141385 \2250
イタリアのオルガン作品集第6巻 ――
M・E・ボッシ:交響的練習曲Op.78、練習曲、即興曲Op.49-3
R・レモンディ:主題と変奏
O・ラヴァネッロ:
前奏曲Op.50-1、アレグロ・ヴィヴァーチェ、アンダンテ・カンタービレ
Op.125
P・アレッサンドロ・ヨン:演奏会用練習曲
R・マナーリ:演奏会用練習曲
U・マセイ:アンダンテ、演奏会用練習曲
C・ドビュッシー(カポラーリ編):8本の指のために/他
ファウスト・カポラーリ(オルガン)
イタリアのオルガン奏者カポラーリによるイタリアのオルガン作品集。19世紀
後半から20世紀前半に生きた作曲家による「練習曲」がテーマとなっている。

SYR 141378 \2250
演奏会用オルガン ――
A・ギルマン:前奏曲とアレグロ・リゾルート
S・カルク=エラート:シャコンヌと変奏曲Op.142-7
M・E・ボッシ:スケルツォ
E・ベアストー:夕べの歌
L・ヴィエルヌ:オルガン交響曲第3番より
J・J・エストラーダ:プロセッション
W・マサイアス:プロセッショナル
E・ルメア:ベル・スケルツォ
F・ペーテルス:トッカータ、フーガと賛歌
マッシモ・ノゼッティ(オルガン)
ヴィエルヌ、ギルマンといったオルガンの大家からベアストーやマサイアスな
ど様々なヨーロッパの作曲家によるオルガン作品を収録。





<Cybele>
SACD 160.601(SACD-Hybrid) \2850
クリストフ・マリア・ワーグナー(1966-):
練習曲集第1巻/クロマトマニー/練習曲集第2巻/Vier bis fuenf Gesiter
クリストフ・マリア・ワーグナー(ピアノ)、トマス・モンバウー(ピアノ)
現代ドイツのコンポーザー・ピアニストの自作自演集。ワーグナーはファゴッ
トのダグ・イェンセンや岡崎耕治、オーボエのシュテファン・シーリらと共演
を重ねている。




<Hortus>
HORTUS 006 \2250
ワイマール時代のバッハ ――
J・S・バッハ:フーガ ニ長調BWV.532/いざ来たれ、異教徒の救い主よ
BWV.659a/われらキリストをたたえまつるBWV.696/いざ来たれ、異教徒の
救い主よBWV.599/前奏曲BWV.543a/イエスが十字架にかかりたまいし時
BWV.621/主よ、われ汝に望みを抱けりBWV.712/他 全16曲
ヴァンサン・ジャンヴラン(オルガン)
ヴァンサン・ジャンヴランはパリのサン・ニコラ・デ・シャン教会でオルガニ
ストであり、来日経験もあるフランスのオルガニスト。ここには大バッハが
ワイマール時代にオルガンオために作曲を行った16作品を収録。





<Cavalli>
CCD 453 \2180
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1961-):晩祷
バンベルク教会聖歌隊、カール=ハインツ・ベーム(オルガン)、
ルツ・ランドウ(トランペット)、ティル・ウェーザー(トランペット)、
ヨハン・ヴォイトファー(トロンボーン)、
フォルカー・ヘンシーク(トロンボーン)、他
旧市街の全体が世界遺産に登録されている大司教の都市バンベルク。2007年
のバンベルク1000周年を記念して作曲されたブッヘンベルクの「晩祷」は、
オルガンによるファンファーレ風の導入から始まり、合唱やバンベルク響の
金管奏者、朗読までが次々と登場するロマン派的な作風の宗教作品である。

CCD 330 \2180
アダム・フォン・フルダ(ca.1445-1505):ミサ曲、モテットと歌曲集
アンサンブル・スティムベルク
ドイツのヘッセン州の都市フルダで15世紀に活躍していたとされているドイ
ツの知られざる作曲家アダム・フォン・フルダの声楽作品集。前作フィンク
の声楽作品集(CCD 325)でも透き通るハーモニーを聴かせてくれたアンサン
ブル・スティムベルクは、2001年にミュンヘンで結成された男声ヴォーカル
・クヮルテット。

CCD 280 \2180
ホルスト・ローゼ(1943-):
ヴァイオリンとピアノのための6つの幻想的小品《千匹皮》/無伴奏ヴィオラ
のための《ソリチュードII》/ピアノのための《La naissance de feu》/
ヴァイオリンとヴィオラのための《...unterwegs...》/ピアノのための《デ
ディケーション》/無伴奏ヴァイオリンのための《Die Zeit ist ein ufer
loser Fluss》/ヴァイオリンとピアノのための《別れ》
ワレリー・ルービン(ヴァイオリン)、
マーティン・ティンフス(ヴィオラ)、
オートウィン・ストゥルマー(ピアノ)
1943年ドイツのクルムバッハ出身の作曲家ホルスト・ローゼの室内楽作品集。
ローゼはバイロイトやザルツブルクのモーツァルテウムで作曲を学んでおり、
その作品にはバンベルク芸術協会やオーフス交響楽団などから多くの賞が授
与されている。




<Antes Edition>
BM-CD 31.9226 \2180
レネ・エースペレ(1953-):
フルート協奏曲第2番/カントゥス/チェロのためのコンチェルタートゥス・
セラトゥス/クラリネット協奏曲
ネーメ・プンテル(フルート)、マリウス・ヤルヴィ(チェロ)、
トーマス・ヴァヴィロフ(クラリネット)、
リスト・ヨースト(指揮)、タリン室内管弦楽団
レネ・エースペレは、ハチャトゥリアンに師事した経験を持つエストニアの
作曲家。これまでにアンテス・エディション(Antes Edition)から3枚の作品
集をリリースしているエースペレは、エストニアの民族音楽からミニマムま
でに精通しており若手作曲家の指導にも定評がある。

BM-CD 31.9229 \2180
フリートリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):
ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.28/同第2番ロ長調Op.37
アレンスキー・トリオ
ブラームスの作品から強い影響を受けたドイツの音楽家ゲルンスハイムは保
守的な作曲家として知られており、特に室内楽の分野に際立った作品が見ら
れる。アレンスキー・トリオの表現力豊かな演奏が作品に華を添えている。

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07-10 No.5

2007年10月05日 15時11分08秒 | Weblog
<VIRGIN CLASSICS>
VC-5105442 \2380
ジャルスキー/カレスティーニ-あるカストラートの物語
ハード・カヴァー・ブックレット・ヴァージョン
ハード・カヴァー・ブックレット92P

VC-3952422 \1980
ジャルスキー/カレスティーニ-あるカストラートの物語
ジュエル・ケース、ブックレット40P
ポルポラ:「Siface」-(エルミニオ)Tu che d'ardir m'attendi
カペッリ:「I fratelli riconosciuti」-(アッターロ)Ciel memico
ヘンデル:「クレタのアリアンナ」-(テセオ)Qui ti sfido
「アリオダンテ」-(アリオダンテ)E vivo ancora?-不実な女よ、
戯れるがよい
「アルチーナ」-(ルッジェーロ)Sta nell' ircana; Chi scopre al mio
pensiero - Mi lusinga
レーオ:「Farnace」-(Farnace)Se mi dai morte
ハッセ:「ティトの慈悲」-(セスト)Se mai senti; Vo disperato
グルック:「オルフェオ」-(オルフェオ)Ecco all' aure supreme - Mio bel
nume; In mirar la mia sventura
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ル・コンセール・ダストレエ、 
エマニュエル・アイム指揮
18世紀イタリアの名カストラートへのトリビュートをテーマにした新録音。
カレスティーニは18世紀前半-中盤に活躍して大人気のカストラート、ヘンデ
ルは「クレタのアリアンナ」を彼のために作曲しています。”完璧なカスト
ラート”と評された先輩へのトリビュートとその歌唱の再現をめざしたジャル
スキーの新録音です。
豪華なブックレット版と通常版を2種類をご案内します。

VBDW-5051022(2CD+DVD) \2480
ヴィヴァ・ヴィラゾン
ベスト選曲の2CDとプラハでのコンサートのハイライツを収録したDVD付き
デジパック、ブックレット32p

VBD-3952452 2枚組 \1980
ヴィヴァ・ヴィラゾン
ベスト選曲の2CD
ブリリアント・ボックス、ブックレット32p 
CD1
ヴェルディ:「リゴレット」-女心の歌/ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
グノー:「ファウスト」-ファウストのカヴァティーヌ
/ピド指揮、フランス放送フィルO
ソラサバル:「港の酒場女」-そんなことはありえない/ドミンゴ指揮 他
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」-お母さん、あの酒は強いね
グノー:「ポリュークト」-ポリュークトのスタンス
「ロメオとジュリエット」-ロメオのカヴァティーヌ/以上ピド指揮 他
プッチーニ:「ラ・ボエーム」-冷たい手を
「マノン・レスコー」-見たこともないすばらしい美人(初発売)
以上ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
「トスカ」-妙なる調和
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」-青春は過ぎ去り
オッフェンバック:「ホフマン物語」-昔、アイゼナッハの宮廷に
/以上プラッソン指揮
ビーベス:「ドニャ・フラスキータ」-煙が立てば/ドミンゴ指揮 他
マスネ:「魔術師」-ああ、現れよ、わが天空の運命を司る星よ/ピド指揮 他
ベルリオーズ:Dieu tout puissant/プラッソン指揮
アデステ・フィデレス
きよしこの夜/以上ロンビ指揮、ベル・アルテ交響楽団
CD2
モンテヴェルディ:Si dolce e l'tormento; Eri gia tutta mia
/以上アイム指揮
ドニゼッティ:「愛の妙薬」-人知れぬ涙
ヴェルディ:「椿姫」-燃える心を
「ドン・カルロ」-私は彼女を失った!
チレア:「アルルの女」-ありふれた話
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」-祖先の墓に別れを告げよう
以上ヴィオッティ指揮、ミュンヘン放送O
ヴェルディ:「仮面舞踏会」-永久に君を失えば
ビゼー:「カルメン」-花の歌
「真珠採り」-耳に残るは君が歌声/以上プラッソン指揮 他
マスネ:「ローマ」-彼女に会うのだ
「マノン」-消え去れ優しい面影よ
「ウェルテル」-旅から息子が
「ル・シッド」-おお、父なる主よ!/以上ピド指揮 他
以上ロランド・ヴィラゾン(テナー)
ヴァージン・クラシックスとのわずか4年足らずの期間に世界的スターとなっ
たヴィラゾン。初発売の「マノン・レスコー」からのアリアを含む2CDのベス
ト盤をお求め安い価格でご案内します。

VC-3952502 \1980
リギーニ-ブラヴーラ・アリア集
サリエリ:「Cublai, gran Khan dei Tartari」-Fra I barbari sopetti
リギーニ:「Il natal d'Apollo」-Ove son? Qual' aure io spiro
サリエリ:「L'Europa riconosciuta」-Numi, respiro…Ah, lo sento
リギーニ:「Il natal d'Apollo」-Ombra dolente
モーツァルト:「魔笛」-若者よ、恐れるな; 復讐の心は地獄のように
サリエリ:「Cublai, gran Khan dei Tartari」-D'un insultante orgoglio
モーツァルト:「ルチオ・シルラ」-In un instante…Parto, m'affretto
サリエリ:「Der Rauchfangkehrer」-Basta, vincesti…Ah non lasciarmi
「セミラーミデ」-Sento l'amica speme
モーツァルト:Basta, vincesti…Ah, non lasciarmi, K.468
サリエリ:「L'Europa riconosciuta」-Quando piu irato freme
「La finta scema」-Se spiegar potessi appieno
ディアーナ・ダムラオ(ソプラノ)
レ・セルクル・ドゥ・アルモニー
ジェレミー・ローラー指揮
クリスタルのような高音域を持ち世界をリードするコロラトゥーラ・ソプラノ
として頭角をあらわしたダムラオのリサイタル・デビュー・アルバムが遂に登
場しました。ドイツ出身のダムラオは2002年の世界デビュー以来欧米の主要音
楽シーンに登場、ザルツブルクにも毎年登場してその輝かしいキャリアを積み
重ねています。デビュー・アルバムでは彼女の得意とする夜の女王のアリアを
始めモーツァルトと同時代のサリエリとリギーニの作品で高度のテクニックを
遺憾なく発揮したものとなりました。

VC-3952412 \1980
アイム、デセイ/バッハ:マニフィカト 他
バッハ:マニフィカト ニ長調BWV243
ヘンデル:主はわが主に言われたHMV232
ナタリー・デセイ(ソプラノI)
カリーヌ・デゥシェイェ(ソプラノII)
フィリップ・ジャルスキー(アルト)
トビー・スペンス(テナー)
ローラン・ナウリ(バス)
ル・コンセール・ダストレエ(オーケストラと合唱)
エマニュエル・アイム指揮
新世代のバロック・スターによるバッハとハイドンの傑作声楽作品集。
ヴァージン・レーベルが誇るデセイ、ジャルスキー、アイムというスター・
アーティスト達が一堂に会した新録音。新たなバロック音楽の名盤の誕生です。

VCD-5143652(CD+DVD) \2480
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(インターナショナル、CD+DVD盤)
ブリリアント・ボックス、44Pブックレット(英、独、仏語でのノート、歌詞)

VC-3952432 \1980
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(インターナショナル、CD盤)
ジュエル・ボックス、44Pブックレット(英、独、仏語でのノート、歌詞)

VCD-5129602(CD+DVD) \2480
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(フランス発売版、CD+DVD盤)
デジパック、32Pブックレット(仏語)

VC-5118722 \1980
デセイ/イタリア・オペラ・アリア集(フランス発売版、CD盤)
ジュエル・ボックス、32Pブックレット(仏語)
(収録予定曲)
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」第2幕-狂乱の場w/フランク・
フェラーリ(バリトン)、マシュー・ローズ(バス)
「マリア・ストュアルダ」第1幕-Allenta il pie, Regina…Oh nube
che lieve w/カリーヌ・デゥシェイェ(メゾ・ソプラノ)
ヴェルディ:「椿姫」第1幕-ああ、そはかの人か
w/ロベルト・アラーニャ(テナー)
「リゴレット」第1幕-慕わしい人の名は
w/アラーニャ、フェラーリ、ローズ
ベッリーニ:
「カプレーティとモンテッキ」第1幕-私はこうして晴れの衣装を着せられ
…ああ、いくたび
「清教徒」第2幕-狂乱の場w/フェラーリ、ローズ
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
ヨーロッパ室内合唱団
コンツェルト・ケルン、エヴェリーノ・ピド指揮
DVDの収録内容は未詳です。
ナタリー・デセイのレパートリーが変化の時をむかえ、コロラトゥーラから
ベル・カントのレパートリーに移っています。その時期をとらえ07年の7-8月
にケルンで収録された最新アルバムです。いずれもイタリア・ベルカント・
アリアの名曲ぞろい。「ルチア」のフルートパートがグラスハーモニカで演
奏されるのも興味深い録音です。来日公演に合わせた日本盤と同様に先行発
売されるフランス盤と、1月に発売されるインターナショナル盤を同時にご案
内します。



<EMI FRANCE>
CZS-3846992 17枚組 \9450
マルセル・メイエ/スタジオ録音集成1925-1957
CD1
シャブリエ:3つのロマンティックなワルツ w/プーランク(第2ピアノ)
絵画風の小曲集  他
CD2
ラヴェル:
亡き王女のためのパヴァーヌ; 水の戯れ; 鏡; クープランの墓 他
CD3
ラヴェル:ソナチネ; 高雅にして感傷的なワルツ; 夜のギャスパール;
高雅にして感傷的なワルツ(48年録音)(初CD化); 鏡より3曲(48年録音)
(一部初CD化)
CD4
ドビュッシー:喜びの島; 前奏曲集第1巻、第2巻
CD5
ドビュッシー:映像第1集、第2集; マスク
映像第2集より2曲(47年録音); 前奏曲集第2巻より3曲(47年録音); 
ラモー賛(47年録音); ラモー賛(54年録音)以上初CD化
クープラン:クラヴサン小品5曲(54年録音)
CD6
クープラン:クラヴサン小品9曲
バッハ:パルティータ第1番、第3番、第2番
CD7
バッハ:
半音階的幻想曲とフーガ; トッカータ ニ短調BWV913; イタリア協奏曲
2声のためのインヴェンション; 3声のためのインヴェンション
CD8
バッハ:イギリス組曲第4番; トッカータ 嬰ヘ短調BWV910; トッカータ
ハ短調BWV911; トッカータ ニ長調BWV912; 幻想曲とフーガ イ長調
BWV904; パルティータ第6番
CD9
ラモー:
クラヴサン曲集第1巻; 組曲ホ短調; 組曲ニ長調; 組曲イ短調(3曲)
CD10
ラモー:組曲イ短調(3曲); 組曲ト長調; クラヴサン小品(46年録音)
CD11
D.スカルラッティ:ソナタ(22曲)
CD12
D.スカルラッティ:ソナタ(30曲)
CD13
D.スカルラッティ:ソナタ(7曲)
モーツァルト:ソナタ第8番; ソナタ第11番; ソナタ第18番他
(以上3曲初CD化)
CD14
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番; 第23番
(以上 モーリス・エウィット指揮)
CD15
ロッシーニ:ピアノ小品(5曲)
シューベルト:高雅なワルツD969;他; 16のドイツ舞曲(初CD化)他
CD16
ストラヴィンスキー:
ペトルーシュカの3つの楽章; セレナード; ソナタ 他
エスプラ:ソナタ(ピアノと管弦楽のための)w/エスプラ指揮 他
CD17
シュトラウス:ブルレスケ
ミヨー:スカラムーシュ
シャブリエ:幻想的なブレエ  他
ラヴェル:道化師の朝の歌
プーランク:3つの常動曲
ストラヴィンスキー:ラグタイム
ドビュッシー:金魚
アルベニス;ナバラ   他
ハイドン:ソナタ ホ短調Hob.XVI/34 (初CD化)
以上 マルセル・メイエ(ピアノ)
20世紀中盤のフランスを代表するピアニスト、メイエのディスコフィル・フラ
ンセ録音を中心とした貴重な録音のリマスター音源による集大成。
メイエはロンとコルトーに師事、その後リカルド・ビニェスにも学ぶ。コクト
ー、ピカソ、ディアギレフなどのサークルとも親交を深め、プーランク他の6
人組の初演も担当。バロック作品にも関心を示し、シャブリエとラモーの作品
を同時期に録音した始めてのピアニスト。またバッハのイギリス組曲第4番は
彼女が初録音している。カサドシュに続いてラヴェルの主要作品を録音。また
高度なテクニックを生かしてストラヴィンスキーの録音も実現している。20世
紀のフランス音楽界に大きな足跡を残したメイエのアンソロジーです。




<OPUS ARTE>
OA0982(DVD-Video) \4580
ヴェルディ:歌劇「オベルト」
オベルト(サン・ボニファーチョ伯爵):
イリダールイルダール・アブドラザコフ
レオノーラ(オベルトの娘):エヴリン・ヘルリツィウス
リッカルド(サリングェッラ伯爵):カルロ・ベントレ
クニーザ(エッツェリーノ家の娘):マリアンネ・コルネッティ
イメルダ(クニーザの侍女):ヌリア・ロレンツォ
指揮:イヴ・アベル
アストゥリアス州立交響楽団/ビルバオ歌劇場合唱団
演出:イグナシオ・ガルシア
美術&衣装衣裳:ドメニコ・フランキ
照明:ビニチオ・ケッリ 
演出補:ズリマ・メンバ
美術&衣裳衣装助手:ミヒャエラ・アンドリース 
2007年1月26&、29日 エウスカルデュナ音楽ホール(ビルバオ)
収録時間全プログラム152分(本編136分)
字幕 英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語
ヴェルディ現存する最初のオペラ《オベルト》。序曲は《椿姫》の宴のシー
ンを思い出させ、ストーリーは《リゴレット》を連想させる。初期作品なが
ら、すでに熱いヴェルディ節が満載だ。初の映像ソフトとなる当盤は、スペ
イン・バスクの首都ビルバオの歌劇場の最新プロジェクトで、隣のアストゥ
リアス州から呼んだオーケストラが実に表情豊か。歌手も個性揃い。なかで
も、レオノーラ役のヘルリツィウスは、その蛇のような情念をまざまざと見
せつけ、最後のシーンは、まるで楳図かずおの世界だ。(解説:鈴木淳史)

OA4010(DVD-Video) \2850
パヴァロッティ&サザーランド ガラ・コンサート
[収録曲]
■ベルリーニ《カプレーティ家とモンテッキ家》序曲
■ヴェルディ《椿姫》より〈乾杯の歌〉
■プッチーニ《トスカ》より〈妙なる調和〉
■ヴェルディ《椿姫》より〈あなたは約束を守って下さった
~さようなら、過ぎ去った日よ〉
■ヴェルディ《第一次十字軍のロンバルディア人》より
〈私の喜びを彼女の心に注ぎたい〉
■ベルリーニ《清教徒》より〈優しい声が私を呼んでいた〉
■ベルリーニ《夢遊病の娘》より〈指輪をお取り〉
■チレア《アドリアーナ・ルクヴルール》より〈私は創造の神のしもべ〉 
■マスネ《ヴェルテル》より〈オシアンの歌〉
■マスネ《タイス》より〈瞑想曲〉 
■トマ《ハムレット》より〈遊びの仲間に入れて下さい(狂乱の場)〉 
■レオンカヴァッロ《道化師》より〈衣装をつけろ〉 
■ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》より〈裏切られた父の眠る墓で〉
[アンコール]
■ドニゼッティ《愛の妙薬》より〈人知れぬ涙〉
■ルイージ&フェデリーコ・リッチ《クリスピーノと死神》より〈もう本売
りのアンネッタではない〉
■ヴェルディ《椿姫》より〈パリを離れて〉
テノール:ルチアーノ・パヴァロッティ
ソプラノ:ジョーン・サザーランド
指揮:リチャード・ボニング  エリザベス・シドニー管弦楽団
1983年、シドニー・オペラハウス・コンサートホールにおけるライヴ収録
収録時間全プログラム123分
字幕 英語
ルチアーノ・パヴァロッティ(1935-2007)、一時代を築き、テノールの代名
詞とも言えるこの大歌手が、全盛期の1983年にシドニーでサザーランドとと
もに行ったガラ・コンサートの映像。明るく伸びやかな美声で歌われる〈妙
なる調和〉や〈人知れぬ涙〉などの名アリアは、声そのもののエクスタシー
で魅了し、存在感十分のサザーランドとの二重唱もたっぷり収録。歌を愛す
るすべての人に捧げる珠玉の名唱。(解説:鶴間 圭)

OA4021(DVD-Video) \2850
チマローザ:歌劇「秘密の結婚」
ジェローニモ(金持ちの商人):エンリーコ・フィッソーレ
エリゼッタ(ジェローニモの長女):ヴァレーリア・バイアーノ
カロリーナ(ジェローニモの次女):アントネッラ・バンデッリ
フィダールマ(ジェローニモの妹、金持ちの未亡人):カルメン・ゴンサレス
ロビンソン伯爵:ロベルト・コヴィエッロ
パオリーノ(ジェローニモの店の使用人、カロリーナと秘密裏に結婚してい
る):パオロ・バルバチーニ
指揮:フランシス・トラヴィス
スイス・イタリア語放送管弦楽団
演出:フィリッポ・クリヴェッリ
チェンバロ:マルコ・バルデリ  
装置・衣裳:エマヌエーレ・ルツァッティ
収録:1986年 ルガノ(スイス)
収録時間全プログラム164分
字幕 英語
二人の娘を持つ金持ちの商人が娘を伯爵と結婚させようと考えるが、妹はす
でに店の使用人の若者と秘密裏に結婚していた。そこで、妹と夫は姉を伯爵
と結婚させようと図るが、伯爵は妹を気に入ってしまう。一方、未亡人とな
っている姉妹の叔母は再婚しようとちゃっかり使用人の若者に目をつけ、ひ
と騒動に。オペラ史上の位置は有名でも、実演に接する機会の少ないナポリ
派オペラ・ブッファの魅力を余すところなく伝える映像。(解説:鶴間 圭)

OA5002(HD-DVD-Video) \5480
※HD DVD専用プレイヤー以外では再生できません。
モーツァルト:歌劇「魔笛」
タミーノ:ヴィル・ハルトマン
パミーナ:ドロテア・レッシュマン
夜の女王:ディアーナ・ダムラウ
ザラストロ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パパゲーナ:アイリッシュ・タイナン
モノスタトス:エイドリアン・トンプソン
第一の侍女:ジリアン・ウェブスター
第二の侍女:クリスティーン・ライス
第三の侍女:イヴォンヌ・ハワード
弁者:トーマス・アレン
指揮:コリン・デイヴィス
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
(コンサート・マスター:ヴァスコ・ヴァシレフ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:テリー・エドワーズ)
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
リア・ハウスマン振付
2003年1月27日コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ロンドン)におけるライ
ヴ収録
収録時間 全プログラム182分(本編162分)
字幕 本編:英語・フランス語・スペイン語
特典:ドイツ語・フランス語・イタリア語
オペラ作品初のHD DVD、待望のリリース。由緒ある英国ロイヤル・オペラに
おける2003年の上演を、超ハイスペックディスクHD DVDの高精細映像で楽し
める、モーツァルトの歌劇《魔笛》が登場。色彩豊かな舞台から登場人物の
細かな動きまでを余すことなく収録。上演も、コリン・デイヴィスの指揮、
レッシュマン、ダムラウら豪華キャストと、気鋭の演出家デイヴィッド・マ
クヴィカーが総力を結集した、英国モーツァルト演奏の矜持と言える内容。
(解説:江藤光紀)

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07-10 No.4-1

2007年10月04日 13時15分18秒 | Weblog
<Deutsche Grammophon>
4777097(CD+DVD) 3650
《マエストロ・カラヤン生誕100年》
「カラヤン:ザ・レジェンド」
CD
リスト:ハンガリー狂詩曲第5番ホ短調
バッハ:2つのヴァイオリンのための
 協奏曲ニ短調BWV1043
ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
DVD
レオンカヴァッロ:《道化師》-
 導入部 芝居をするか!-衣装を着けろ
スッペ:オペレッタ《軽騎兵》序曲
ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》-Halt, du Gieriger
ブラームス:
ドイツ・レクイエム-万軍の主よ、あなたのいますところはどれほど愛されて
いることでしょう
チャイコフスキー:交響曲第4番-第3楽章
ベートーヴェン:交響曲第5番(全曲)
クリスティアン・フェラス(Vn)、ミシェル・シュヴァルベ(Vn.)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
来年2008年に生誕100年、再来年2009年に没後20年を迎えるヘルベルト・フォ
ン・カラヤンを記念してリリースされるCD&DVD特別限定セット。適当な音源
を寄せ集めた安手のコンピレーションとは異なり、CDの3曲はコアなファンに
とっても貴重な録音が集められています。リストや1964年録音のブラームス
の交響曲第4番は初CD化であり、またバッハはなんと初出音源となります。
DVDには2008年にリリースされる映像作品の中からのハイライトが集められて
います。さらに、多くの珍しい写真やセレクト版ディスコグラフィも含まれ
る100ページのデラックス・ブックレットが付く豪華仕様となります。

4777244 3枚組 3700
ベートーヴェン:
CD 1
ピアノ協奏曲第1番作品15
ピアノ協奏曲第2番作品19
CD 2
ピアノ協奏曲第3番作品37
ピアノ協奏曲第4番作品58
CD 3
ピアノ協奏曲第5番作品73《皇帝》
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲作品56
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
(三重協奏曲)
イリア・グリンゴルツ(Vn)、マリオ・ブルネッロ(Vc)、
アレクサンダー・ロンクィヒ(Pf)
ベネズエラ・シモン・ボリーバル青少年管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド
録音:
1992-93年、ベルリン(ライヴ)
2006年9月、ローマ(ライヴ)[三重協奏曲]
1992-93年にベルリンでライヴ収録された、ポリーニによるベートーヴェンの
ピアノ協奏曲第2回全曲録音(1度目はベーム、ヨッフム指揮ウィーン・フィル)。
今回は、アバド唯一の録音である《三重協奏曲》を併録したセットでのリリー
スとなります。これは、近年ドゥダメルとの録音で話題のベネズエラのシモン
・ボリーバル青少年管弦楽団を指揮したもので、ソリストにはイリア・グリン
ゴルツ、マリオ・ブルネッロ、アレクサンダー・ロンクィヒという豪華なメン
バーを揃えています。アバドと3人のソリスト、当オーケストラは2006年9月に
パレルモやローマをめぐるツアーを行っているので、そこでのライヴ収録と思
われます。

4777155 10枚組 10500
カラヤン:マスター・レコーディングス 1959-1979
CD 1
R.シュトラウス:
交響詩《英雄の生涯》(1959年3月収録)
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》
(1972年12月&1973年1月収録)
※戦後初録音
CD 2
ベートーヴェン:
交響曲第3番《英雄》(1962年3月収録)
交響曲第4番(1962年12月収録)
※全集から。リマスター盤。
CD 3
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番(Pf. リヒテル:1962年10月収録)
ロココ風の主題による変奏曲(Vc. ロストロポーヴィチ:1968年9月収録)
CD 4
ブラームス:
交響曲第2番(1963年10月収録)
交響曲第3番(1964年9月収録)
※第1回全集から。ニュー・リマスター盤。
CD 5
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》(1964年2月収録)
バルトーク:管弦楽のための協奏曲(1965年9、10月収録)
※ニュー・リマスター盤(ストラヴィンスキー)。
CD 6
ドビュッシー:交響詩《海》、《牧神の午後への前奏曲》
ラヴェル:《ダフニスとクロエ》第2組曲、《ボレロ》
※1964年3月収録、1966年3月収録(ボレロ)
CD 7
シューベルト:
交響曲第7(8)番《未完成》(1964年10月収録)
交響曲第8(9)番《グレイト》(1968年9月収録)
※ニュー・リマスター盤。
CD 8
オペラ間奏曲集
(ヴェルディ、マスカーニ、プッチーニ、レオンカヴァッロ、ムソルグスキー、
シュミット、マスネ、ジョルダーノ、チレア、ヴォルフ=フェラーリ)
※1967年収録。まとめてCD化されるのはこれが初。
ニュー・リマスター盤。
CD 9
モーツァルト:
レクイエム ニ短調K626
戴冠式ミサ曲K317
アンナ・トモワ=シントウ(S)
アグネス・バルツァ(Ms)
ヴェルナー・クレン(T)
ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
※1975年9月収録。
CD 10
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(1979年9、12月収録)
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn,)
※ ニュー・リマスター盤。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
ヘルベルト・フォン・カラヤンは言うまでもなく20世紀を代表する最も有名な
指揮者。来年2008年には生誕100年(再来年には没後20年)を迎え、ザルツブル
クやルツェルンなど、彼が中心となっていた音楽祭では、カラヤン・イヤーと
して特別な行事が予定されています。彼がその名声を世界に浸透させたのはす
ぐれた音楽的能力に加え、録音活動においても旺盛に活躍したことが重要な要
因であるといえるでしょう。ドイツ・グラモフォンはその活動の中心となった
レーベルであり、250点以上ものアルバムが遺されました。当セットは、来年
のメモリアル・イヤーを記念し、1959-1979年に録音された名盤の中から厳選
に厳選を重ねた10枚組です。ただし、「10枚」といってもLP2枚分がCD1枚にま
とめられているものが多いので内容的には非常に濃いものです。収録作品に
は、R.シュトラウスをはじめとするカラヤンの得意なものばかりが集められ、
彼のグラモフォン初録音までもが含まれています。それらの多くは今回新た
にリマスターが施され、音質の向上が図られています。ブックレットはフル
・カラー32ページの豪華版で、原稿も新たに書き下ろされました。懐かしい
オリジナルを用いたジャケット写真は、古くからのファンには嬉しいもので
しょう。デジパック仕様。スペシャル・プライス。尚、各タイトルとも同時
期に分売されます。

4777156 1350
カラヤン:マスター・レコーディングス
R.シュトラウス:
交響詩《英雄の生涯》(1959年3月収録)
交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》
 (1972年12月&1973年1月収録)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

4777157 1350
カラヤン:マスター・レコーディングス
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調作品55《英雄》
交響曲第4番変ロ長調作品60
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年3月、1962年12月

4777158 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
チャイコフスキー:
ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
ロココ風の主題による変奏曲イ長調作品33
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ウィーン交響楽団(作品23)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1962年10月、1968年9月(ロココ)

4777159 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調作品73
交響曲第3番ヘ長調作品90
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1963年10月、1964年9月

4777160 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年2月、1965年9、10月(バルトーク)

4777161 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ドビュッシー:
交響詩《海》
牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:
《ダフニスとクロエ》第2組曲
ボレロ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年3月、1966年3月

4777162 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
シューベルト:
交響曲第7(8)番ロ短調《未完成》D759
交響曲第8(9)番ハ長調《グレイト》D944
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1964年10月、1968年9月

4777163 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
「オペラ間奏曲集」
ヴェルディ:歌劇《椿姫》第3幕への前奏曲
マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
プッチーニ:歌劇《修道女アンジェリカ》間奏曲
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》間奏曲
ムソルグスキー[リムスキー=コルサコフ編]:
 歌劇《ホヴァーンシチナ》第4幕への間奏曲
プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》第3幕への間奏曲
フランツ・シュミット:歌劇《ノートル・ダム》間奏曲
マスネ:歌劇《タイース》瞑想曲(第3幕への間奏曲)
ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》第2幕への間奏曲
チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》第2幕への間奏曲
ヴォルフ=フェラーリ:歌劇《友人フリッツ》間奏曲
ヴォルフガング・メクサー(Org:カヴァレリア)
ミシェル・シュヴァルベ(Vn:タイース)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1967年

4777164 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
モーツァルト:
レクイエム ニ短調K626
戴冠式ミサ曲K317
アンナ・トモワ=シントウ(S)、アグネス・バルツァ(Ms)
ヴェルナー・クレン(T)、ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
ウィーン楽友協会合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1975年9月

4777165 1350
カラヤン/マスター・レコーディングス
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
アンネ=ゾフィ・ムター(Vn)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
録音:1979年9、12月


4777328 2枚組 2080
ポートレイト・オブ・アーティスト/ナルシソ・イエペス
CD 1
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 [ガルシア・ナバロ指揮
 フィルハーモニア管弦楽団]
ムダラ:ファンタジア第10番
 〈ルドヴィーコの手法によってハープを
  模したファンタジア〉
スカルラッティ:
 ソナタK32-アリア
 ソナタK322-アレグロ
タレガ:
 アランブラ宮殿の思い出
 アデリタ-《4つのマズルカ》より
アルベニス:
 スペイン組曲作品47-アストゥリアス(伝説)[セゴビア編]
 《スペイン》作品165-マラゲーニャ
グラナドス:スペイン舞曲第5番(アンダルーサ)
モレーノ・トローバ:マドローノ
プーランク:サラバンド作品179
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調作品99
CD 2
ヴィラ=ロボス:
 練習曲第12番イ短調
 前奏曲第1番ホ短調
バッハ:リュート組曲(パルティータ)ハ短調BWV997
テレマン:2つのギターのためのポロネーズ風
 パルティータ イ長調[w. ゴデリエベ・モンデン(ギター)]
ソル:村人の幻想曲イ短調作品52
ジュリアーニ:ギター協奏曲イ長調作品30
 [ガルシア・ナバロ指揮イギリス室内管弦楽団]
サインス・デ・ラ・マーサ:
 ペテレラ
 アンダルーサ
作者不詳(イエペス編):ロマンス(映画『禁じられた遊び』より)
ルイス・ピポ:歌と踊り第1番(イエペス編)
ナルシソ・イエペス(G)
ナルシソ・イエペスは1927年生まれ、1997年に没したスペインのギタリスト。
したがって、今年2007年は彼の生誕80年、および没後10年に当たります。当
セットはこれを記念してのリリース。収録作品は、バッハやスカルラッティ
からプーランク、ヴィラ=ロボス、カステルヌオーヴォ=テデスコにいたる
幅広いもので、このギタリストの芸風の広さを俯瞰する好企画となっていま
す。また、その配置も大変気が利いています。つまり、彼の名を一躍有名と
した《アランフエス協奏曲》を巻頭に、さらにその名声を世界的にしたルネ
・クレマン監督による映画『禁じられた遊び』(1952年)のロマンスを巻末に
置くという粋な計らいがなされているのです。

48064 1350
ヴンダーリヒ/聖なるアリア集
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》-
 もろもろの谷は高くせられ 他
 ハインツ・メンデ指揮SDR管弦楽団
バッハ:復活祭カンタータ集
 カンタータ第31番《天は笑い、地は歓呼す》BWV31-他
  マルセル・クラン指揮交響合奏団、合唱団
 カンタータ第108番《我世を去るは汝らのためなり》BWV108-
  カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団
 《復活祭オラトリオ》BWV249-我が死の苦しみは和らぎ
  マルセル・クラン指揮交響合奏団、合唱団
 《マタイ受難曲》BWV244-
  おお痛まし、苛まれた心は震える
  我は我がイエスの元に目覚めておらん
  カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団
  シュトゥットガルト少年聖歌隊
ヴェルディ:レクイエム-
 我は嘆く
 主イエズスよ
 讃美の生け贄
 妙なるラッパ
 マリア・シュターダー、マルガ・ヘフゲン、ゴットロープ・フリック、
合唱団、
 シュトゥットガルト放送交響楽団、ハンス・ミュラー=クレイ指揮
ハイドン:オラトリオ《天地創造》-
 差し込む光の前では
 また神は仰られた
 いまぞ天は光に満ちて輝き
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248-
 私は栄光ゆえあなたのみに生きよう
 カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団
フリッツ・ヴンダーリヒ(T)
フリッツ・ヴンダーリヒは1930年に生まれ、1966年に没したドイツのテノール
歌手。リリック・テノールとして一世を風靡し期待を一身に受けましたが、事
故がもとで30代半ば急逝し、ファンを大変悲しませました。昨年2006年には没
後40年を迎えています。DGからはロッシーニの歌劇《セビリャの理髪師》の
DVDや、『ヴンダーリヒの芸術』7枚組CDセットもリリースされています。
当CDは後者の中から、バッハ、ヘンデル、ハイドン、ヴェルディらの傑作宗教
作品からチョイスした名曲・名唱集です。共演陣には、最初に契約したシュ
トゥットガルトからは放送交響楽団が、またミュンヒェンを中心に活躍した
こともあり、カール・リヒター指揮ミュンヒェン・バッハ管弦楽団も参加し
ています。この伝説的な歌手には、先に『生涯と伝説』(073 420-2)という
DVDもリリースされているので、併せてお楽しみください。

4776738 1850
WE WISH YOU A MERRY CHRISTMAS
[1]聖夜「クリスマスの歌」
ロベルト・アラーニャ
[2] プレトリウス“もろびと声あげ”
ガブリエリ・コンソート&ポール・マクリーシュ
[3] ""ホワイト・クリスマス""
ブリン・ターフェル
[4] ""きよしこの夜""
アンドレ・リュウ&ヨハン・シュトラウス・オーケストラ
[5] ""信仰篤き人々よ""
ルチアーノ・パヴァロッティ
[6]グスタフ・ヌードクヴィスト ""Nu ar advent""
アンネ・ゾフィ・フォン・オッター
[7] トレッリ“クリスマス・コンチェルト”
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー
[8] ラミレス:ミサ・クリオージャより“サンクトゥス”
ホセ・カレーラス
[9]グノー=バッハ“アヴェ・マリア”
プラシド・ドミンゴ
[10] プレトリウス“エサイの根”
ラツィンガー指揮レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊
[11] ヘアストン“マリアの御子”
ブリン・ターフェル
[12]レスピーギ“シチリアーナ”
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー
[13] J.S. バッハ“クリスマス・オラトリオ”より
「喜びの声をあげよ、喜び踊れ!」
ガーディナー指揮モンテヴェルディ合唱団、
イギリス・バロック・ソロイスツ
[14] ""ディンドン、空高く""
サイモン・プレストン指揮ウェストミンスター寺院聖歌隊
[15] ""そりすべりメドレー""
ロベルト・アラーニャ"
Various Artists
名歌手たちによる美しいクリスマス音楽とキャロルの数々です。ドミンゴ、
アンドレ・リュウ、アラーニャ、パヴァロッティ、そしてターフェル。彼ら
が奏する素晴らしい演奏で、今年のクリスマスは決まり!トラック6のアンネ
・ゾフィー・オッターの "Nu ar advent" はアルバム未収録セッションで、
今回が初CD化となります。

4776653 1350
古代クリスマスの典礼音楽
1. ベツレヘムの教会の鐘の音
2. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -イントロデュース
3. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -アレルヤ
4. ローマ・カトリック教会の真夜中のミサ
   -コムニオ
5. ギリシャ正教会-“救世主は来たれり”
6. ギリシャ正教会-“聖マタイの聖歌”
7. ギリシャ正教会-“素晴らしき神秘”
8. アビシニア教会の聖歌-聖ヤレの讃歌
 「今日、彼は私たちのために生まれた」
9. アビシニア教会-“聖ルカの聖歌”
10. アビシニア教会-“これぞ喜びの日”
11.ギリシャ・カトリック教会-キリスト降誕のNegalynarion
   “私の魂を賞賛してください”
12.ギリシャ・カトリック教会-“ガラテア人の手紙”
13.アルメニア教会-今日は救世主が生まれ、神が顕れる
14.アルメニア教会- 聖処女マリアへの讃歌
15.アルメニア教会-驚くほど美しい神秘
16.コプト教会- 聖三位一体への聖歌
17.コプト教会-聖ヨハネの聖歌
18.古代シリアのアレルヤ、アレルヤ
19.古代シリア-聖ルカの聖歌
20.マロン教会-聖なるかな、聖なるかな
21.マロン教会- 真夜中のミサより“詩篇42番”
22.ベツレヘム教会の鐘の音"
このアルバムはエルサレム、ナザレの聖歌、鐘の音などの古代からのキリスト
教の伝統音楽を集めたものです。エルサレムアビシニア語教会、ギリシャの正
教会、ナザレの受胎告知教会、エルサレムのアルメニア語教会、エルサレムの
コプト教会、などの各地の教会にて録音されました。聖地に伝わるクリスマス
音楽集で心穏やかなクリスマスを。

734384(DVD-Video) 3350
カラヤン/チャイコフスキー:後期交響曲集
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ長調作品36
交響曲第5番ホ短調作品64
交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》
[トレーラー]
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(抜粋)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
収録:1974年、フィルハーモニー、ベルリン
カラヤンが、独自のコンセプトで撮影のみならず、編集やマスタリングにまで
深くかかわったこの映像作品は、1974年にベルリンのフィルハーモニーでライ
ヴ収録されたもので今回が初DVD化となります。収録データを見る限りでは、
カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は1973年から76年にかけて、
後期交響曲集を計3回ずつ映像作品にしていることとなります。LDでリリース
されていた前後の映像と見比べてみれば、演奏の変化とともに、カラヤンの映
像へのこだわりと実験を如実に知ることもできることでしょう。35ミリ・フィ
ルムで撮影された映像自体も大きな魅力。なお、当DVDにはラフマニノフのピ
アノ協奏曲第2番の映像商品の予告(約12分間)も収録されています。
NTSC方式、リージョン・フリー、5.1DTSサラウンド。

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07-10 No.4-2

2007年10月04日 13時13分49秒 | Weblog
734377(DVD-Video) \3350
「オペラ・ガラ」ライヴ・フロム・バーデン バーデン
ベッリーニ“ノルマ”より
 1.序曲 2.聞いて、ノルマ ネトレプコ、ガランチャ
ドニゼッティ“愛の妙薬”より 3.人知れぬ涙 ヴァルガス
ベッリーニ“清教徒”より 4.お前を失ってしまった テジエ
ベッリーニ“ノルマ”より 5.清らかな女神よ ネトレプコ
ロッシーニ“チェネレントラ”より 
 6.不安と涙のうちに生まれ ガランチャ
ヴェルディ“ドン・カルロ”より 
 7.共に生き、共に死ぬ ヴァルガス、テジエ
サン=サーンス“サムソンとデリラ”より 8.バッカナール 9.不明
ドリーブ“ラクメ”より 10.花の二重唱 ネトレプコ、ガランチャ
ビゼー“真珠とり”より 11.聖なる神殿の奥深く ヴァルガス、テジエ
"サン=サーンス“サムソンとデリラ”より 
 12.あなたの声にわが心は開く ガランチャ
ヴェルディ“ルイザ・ミラー”より 
13.静かな薄明かりの夕べに ヴァルガス
カタラーニ“ワリー”より 14.さようなら、ふるさとの家よ ネトレプコ
ヴェルディ“ドン・カルロ”より 15.終わりの日は来た テジエ
プッチーニ“ラ・ボエーム”より 
16.ああ、麗しの乙女 ネトレプコ、ヴァルガス
ヴェルディ“リゴレット”より 17.愛する美しい乙女よ
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ
レハール“ジュディッタ”より 
18.私のくちびるは熱いキスを・・・ ネトレプコ
マスネ“ル・シッド”より 19.統べたまえ、裁きたもう御父よ ヴァルガス
チャピ“セベデオの娘”より 20.私が愛を捧げたの ガランチャ
ビゼー“カルメン”より 21.闘牛士の歌 テジエ
ヴェルディ“椿姫”より 22.乾杯の歌
 ネトレプコ、ガランチャ、ヴァルガス、テジエ"
アンナ・ネトレプコ(S) エレナ・ガランチャ(S) ラモン・ヴァルガス(T) 
リュドヴィク・テジエ(Br)
SWR南西ドイツ放送交響楽団 指揮:マルコ・アルミリャート
録音:2007年7-8月
先にハイライト版でCDリリースされたバーデン・バーデン祝祭劇場でのコンサ
ート(2007年7月28、31日、8月3日)の映像商品です。



<DECCA & PHILIPS>
●L'Oiseau Lyre
4759099 1350
バッハ:
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053
チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
チェンバロ協奏曲第7番ト短調BWV1058
クリストフ・ルセ(Cemb)、ヤープ・シュレーダー(Vn)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:
1981年9月14日、キングズウェイ・ホール、ロンドン(BWV1041)
1993年8月5-8日、EMIアビーロード第1スタジオ、ロンドン
指揮者としても有名なクリストフ・ルセは、レザール・フロリサンやラ・プ
ティット・バンドなどでソロを務めたこともあるチェンバロ奏者。現在は
1991年に自身が創設したレ・タラン・リリクを中心に活動しています。その
彼が独奏を務めたバッハのチェンバロ協奏曲集は1993、94年に録音されたも
の。バッハのチェンバロ協奏曲はどれも自作を原曲に持つ編曲作品であり、
当盤収録のBWV1053はオーボエ、1055はヴィオラ・ダモーレのためのものだっ
たと考えられています。収録作品の内、BWV1058の原曲はヴァイオリン協奏曲
第1番であることがわかっています。つまりこれらの曲ではバッハによる原曲
と編曲の両方を聴き比べることが可能ということになります。ヴァイオリン
協奏曲のソリストは、オランダの卓越したピリオド奏者であるヤープ・シュ
レーダー。彼はホグウッドとともにこの演奏でのアンサンブルのリーダーも
務めており、当盤はリリース当時、アルヒーフ・レーベルのピノック&スタ
ンデイジ盤と人気を2分したベストセラーものでした。

4759101 1350
プレトーリウス:舞曲集
プレトーリウス:テルプシコール(1612年刊)-舞曲集
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
録音:1980年代
17世紀の最も重要な作曲家プレトーリウス。ドイツ初期バロック音楽界の最大
の理論家兼作曲家であり、世界初の音楽辞典とも言われる『音楽大全』を著わ
したことでも名高い。その生涯に、モテットやコラール・コンチェルト、
100曲以上のプロテスタントの賛美歌など、主に教会音楽を作曲しました。と
同時に器楽の発展にも寄与。この《テルプシコール》はそれを代表するもので
あり、当時流行していた各国由来の舞曲を4-6声の器楽合奏に編曲した曲集で
す。出版は1612年。タイトルとなっている「テルプシコール」は、ギリシャ
神話の9人のムーサの内、合唱と舞踊を司る者のこと。ピケットと彼が創立し
たニュー・ロンドン・コンソートのメンバーは、この録音に当たり、『音楽
大全』を参照したピリオド楽器---リュート、テオルボ、サックバット、ショ
ーム、クルタル、ダルシマーなど---を使用しています。

4759106 1350
ピケット/カルミナ・ブラーナ第1巻
作曲者不詳:『カルミナ・ブラーナ』写本より
歌集
見よ 敬虔が地下で眠るを
病んではいるが
空は変えても心は変えず
正義と不正が
堕落した生活の
ギデオンの麦打ち場に
フェブスは黄金の車に乗って
ジュピターがマーキュリーと
やさしい大地
今は歓びの時
私はとてもきれいな娘でした
酒場にいる時には
バッカスよ ようこそ
かつては嘆きを知らぬ身が
いざ たたえよう カタリナの
キャサリン・ボット(S)、マイケル・ジョージ(Br)
テサ・ボナー、サリー・ダンクリー(S)、アンドルー・キング(T)
ニュー・ロンドン・コンソート 指揮:フィリップ・ピケット
録音:1986年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
当アルバムに収められた音楽は、10、ないしは11-13世紀前半に編まれ、バイ
エルン地方ボイレン(=ラテン語のブラーナ)の修道院に所蔵されていたラテ
ン語による世俗詩集『カルミナ・ブラーナ』の写本に基づくものです。「カ
ルミナ・ブラーナ」とは、「ボイレンの歌」の意味で、収められた200篇を超
す詩の内容は、愛や酒、賭博を歌ったものから、道徳や宗教を説くものまで
幅広く、カール・オルフのカンタータにも用いられ、よく知られています。
これらの中にはネウマ譜が付されているものがあり、当盤は(おそらく他の写
本や資料と照らし合わせた上で)15作品を選んで復元音化を試みたものです。
演奏に当たっては、ハープ、リュート、ギターン、レベックなど、当時の楽
器を用いています。

4759108 1350
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ集作品5
第1番イ長調
第2番ニ短調
第3番ハ長調
第4番変ロ長調
第5番ヘ長調
第6番イ短調
アントニー・プリース(Vc)、リチャード・ウェブ(Vc通奏低音)
クリストファー・ホグウッド(Cemb)
録音:1975年4月、全聖徒教会、ピーターシャム
ジェミニアーニはイタリア・バロックの最後を飾るヴァイオリン奏者兼作曲
家です。1714年にロンドンにわたり、当時のヘンデル人気の中でも着実に名
手として活躍、人気を博しました。チェロ・ソナタ作品5は当時の慣習通り、
6曲セットで構成され、1746年に出版されました。6曲はすべて緩急緩急の教
会ソナタ形式で書かれていました。ソリストを務めるアントニー・プリース
は、英国で最も著名なピリオド・チェリストで、アカデミー・オブ・エンシェ
ント・ミュージック、およびイングリッシュ・コンサートの両方で首席を務
めた名手。彼の父は、これまた英国の名高いチェリストで、ジャクリーヌ・
デュ・プレも師事した教育者でもあるウィリアム・プリースです。ここでは
18世紀のピリオド楽器を演奏。クリストファー・ホグウッドがチェンバロを
担当しているのも要チェックでしょう。

4759110 1350
ジェズアルド:5声のマドレガーレ集第5巻
エマ・カークビー、イヴリン・タブ(S)
メアリー・ニコルズ(A)
ジョゼフ・コーンウェル、アンドルー・キング(T)
リチャード・ウィストライク(B)
コンソート・オブ・ミュージック
指揮:アントニー・ルーリー
録音:1983年3月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
ジェズアルドはルネサンス後期のイタリアの貴族で、作曲家兼リュート奏者。
シュニトケのオペラの題材に採り上げられたことでも知られ、不貞を働いた
妻とその相手を殺害し、逃亡した逸話は特に有名です。当アルバムは、ジェ
ズアルドの6巻からなる《5声のマドリガル集》から《第5巻》を収録。この曲
集は1611年に出版されたもので、全21曲で構成されています。独創的な和声
と半音階、リズムの対比が駆使されており、旧来型の「第1作法」とは別スタ
イルの、いわゆる「第2作法」のそれに属します(この用語は、ほぼ同世代の
モンテヴェルディが呼んだもの)。特にその表現主義的半音階書法は、ジェズ
アルドの後、19世紀の後期ロマン派の登場まで用いられなかったというほど
でした。コンソート・オブ・ミュージックは1969年にアントニー・ルーリー
によって創設されたアーリー・ミュージック専門の演奏団体。

4759111 1350
ハイドン:
交響曲第96番ニ長調「奇跡」
交響曲第94番ト長調「驚愕」
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
録音:1984年8月、聖バルナバ教会、ロンドン
ハイドンの第93番以降の12曲の交響曲は、ロンドンで演奏会を主催していた
主催者の名にちなんでザロモン交響曲集(もしくはその場所をとってロンド
ン交響曲集)と呼ばれます。当アルバムはその中から、愛称付きの2曲、第94
番と第96番をチョイスしたもの。共に1791年に作曲され、同編成で、古典派
の交響曲様式を備えたものです。ブックレットには、ハイドンの様式と、19
世紀のソナタ形式の基本的なモデルとの関係が詳細に記載されています。ホ
グウッド&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックは、この2曲と
第100、104番を80年代前半に録音した後、1988年から作曲年代順にハイドン
交響曲全集録音をスタートさせています。現在第10巻まで漕ぎ着けたところ
でですが、ストップしているのが残念です。

4759112 1350
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ・ディ・ダディ
ミサ・フザン・ルグレ
チャールズ・ブレット、マイケル・チャンス、ティモシー・ペンローズ(CT)
ジョゼフ・コーンウェル、ロジャーズ・コヴィー=クランプ
ポール・エリオット、アンドルー・キング(T)
マイケル・ジョージ、ポール・ヒリアー(Br)
ロンドン中世アンサンブル
指揮:ピーター・ディヴィス、ティモシー・デイヴィス
録音:1984年1月、ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン
《ミサ・ディ・ダディ》《ミサ・フザン・ルグレ》はともに1514年の作で、
この作曲家の後期のものと考えられます。共に4声のミサ曲で、〈キリエ〉
〈グローリア〉〈クレド〉〈サンクトゥス-ベネディクトゥス〉〈アニュス・
デイ〉という、いわゆるミサ通常式文で書かれています。《ミサ・フザン・
ルグレ》はイギリスの作曲家W.フライによるシャンソン、つまりは世俗歌曲
の一節を定旋律としたもので、写本の表紙に聖母マリアがエリザベトを訪問
する絵が描かれていることから、聖母訪問の祝日のミサとみなされています。
ロンドン中世アンサンブルは、1970年代後半から80年代前半に活動した先駆
的団体。中でもデュファイやオケゲムの全集は有名。9人の歌手の中には、
マイケル・チャンスやポール・ヒリヤーも名を連ねています。当盤は特に対
抗盤がなきに等しく(特に《ミサ・ディ・ダディ》)、資料的価値のきわめて
高いディスクといえるでしょう。ジョスカン・ファンは必携。

4759114 1350
ダウランド:リュート歌曲集第1巻(1597年刊)
エマ・カークビー(S)
ジョン・ヨーク・スキナー(CT)
マーティン・ヒル(T)
デイヴィッド・トマス(B)
キャサリン・マキントシュ(トレブル・ヴィオール)
ポリー・ウォターフィールド、イアン・ガミー(テナー・ヴィオール)
トレヴァー・ジョーンズ(バス・ヴィオール)
コンソート・オブ・ミュージック 指揮:アンソニー・ルーリー
録音:1976年1月、デッカ第3スタジオ、ウェスト・ハムステッド、ロンドン
アンソニー・ルーリー/コンソート・オブ・ミュージックによるダウランド
歌曲全集録音の幕開けとなったアルバム。清澄な歌声が一世を風靡したエマ
・カークビー(ルーリーのパートナー)をはじめとする声楽陣はもとより、
キャサリン・マキントッシュやトレヴァー・ジョーンズなど、器楽奏者も充
実。《リュート歌曲集第1巻》は、ダウランドの全21曲から成るリュート伴
奏付き歌曲で、1597年にロンドンで出版されました。1594年に宮廷リュート
奏者就任を失敗し、失意の中ヨーロッパを旅していたダウランドが再び名声
を獲得することになったのが、この作品です。この成功によって、翌98年に
はデンマーク王家の宮廷リュート奏者に迎えられました。なお、当盤では、
声楽アンサンブルや、いくつかの伴奏形態(リュートとバス・ヴィオール、
リュートのみ、ヴィオールとリュート)で歌われています。これは「編曲」
ではなく、ダウランドの楽譜にそれらを許容する旨が記されていることに基
づく措置です。

4759116 1350
ヨハン・シュターミツ:
交響曲ト長調
クラリネット協奏曲変ロ長調
田園交響曲ニ長調作品4-2
交響曲ニ長調作品3-2
アラン・ハッカー(Cl)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
オリジナル・リリース:1975年
ヨハン・シュターミツはその生涯に少なくとも58以上の交響曲を、10以上の
弦楽合奏曲を書いた作曲家。彼は従来の3楽章制を4楽章に拡大するなど、古
典派の交響曲のスタイルを確立した重要な作曲家です(彼の交響曲の半数以上
にはトリオ付きメヌエットが付加されています)。クラリネット協奏曲でソロ
を務めているアラン・ハッカーは、イギリス・クラリネット界の大御所。バ
ートウィスルやマックスウェル・デイヴィスなどの作品を初演しているよう
に同時代はもちろん、バセット・クラリネットを用いた古典まで幅広いレパ
ートリーを誇ります。当盤は1975年にLPで出ていたもので、今回初めてイン
ターナショナル・リリースされるに当たり、リマスタリングが施されました。

4759118 1350
ムファト:音楽の花束第2巻
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管弦楽団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
オリジナル・リリース:1982年
ゲオルク・ムファトはフランスに生まれ、リュリに学んだ作曲家。ローマで
はパスクイーニに師事し、コレッリと交遊を持っていました。ザルツブルク
大司教の宮廷オルガニストやパッサウの宮廷楽長を務め、ドイツの音楽にフ
ランスやイタリアの様式を導入しました。1698年にパッサウで出版された
《音楽の花束第2巻》も海外の影響を多分に込められた弦楽合奏曲集で、8つ
の舞曲集をひとまとめにしたものです。各曲は最初にフランス風序曲を持ち、
6つないし8つの舞曲で構成。それらの中には第1集《貴族の若様たち》での
〈スペインのアントレ〉〈イタリア人のためのガヴォット〉、また第2集《楽
しい詩歌》での〈ひき肉(またはみじん切り)〉〈皿洗い〉などユニークなタ
イトルの曲も収められています。当盤は全8集の内、第4集までを収録。今回
初めてインターナショナル・リリースされるに当たり、リマスタリングが施さ
れました。


743217(DVD-Video) 3350
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》
レオニード・サラファーノフ
イリーナ・ゴールブ
マリインスキー劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
収録:2007年1月、マリインスキー劇場、サンクト・ペテルブルク
チャイコフスキーのバレエ《白鳥の湖》で手兵マリインスキー劇場を用い、
音楽のみのヴァージョンと、バレエの映像版の2種をリリースしたばかりゲ
ルギエフ。《白鳥》の次に選ばれるのが《くるみ割り人形》、というのはさ
ほど驚くことではないでしょう。但しご注意を。当盤の《くるみ》は、クリ
スマスに子供向けに上演される伝統的かつ心温まるヴァージョンではなく、
「大人のための」演出がなされたものなのです。演出を担当したのは、世界
的に有名な前衛美術家ミハイル・シェミャーキン。彼らしい人目を惹く衣裳
と衝撃的な舞台装置がまずは「売り」となります。(この公演は彼らのパリ
公演でも披露されています。振り付けはキリル・シーモノフ)。
また、《白鳥の湖》でロパートキナを起用していたように、映像では最高の
ダンサーの踊りが収録されているのも実に魅力的です。今回もマリインスキ
ーの若きスターで日本でも既に有名な、レオニード・サラファーノフ(プリ
ンシパル)と、当劇場でもソーモアと並びヴィジュアルのよさで知られるイ
リーナ・ゴールブ(セカンド・ソリスト)が出演しているのでバレエ・ファン
には決して見逃せないものでしょう。類稀なる身体能力を誇るサラファーノ
フ以下、通常とは異なるプロダクションにもかかわらず、踊りの質が下がる
ことなど微塵もないことは言うまでもありません。さらに、通常のバレエで
はカットや曲順の入れ替えなど普通に行われるものですが、当盤では完全ノ
ー・カット版による演奏なので、チャイコフスキーのスコアを隅から隅まで
味わえるのも嬉しくもまた、貴重。先の《白鳥の湖》と是非併せて揃えたい
DVDです。2007年のクリスマスに向けてのリリース。

743215(DVD-Video) 3350
ヴェルディ:歌劇《椿姫》
ルネ・フレミング(S/ヴィオレッタ)
ローランド・ビリャソン(T/アルフレード)
レナート・ブルゾン(Br/ジェルモン)
ロサンジェルス・オペラ
指揮:ジェイムズ・コンロン
収録:2006年
ドミンゴ率いるロサンジェルス・オペラの2006年公演の映像記録。この《椿
姫》は、豪華な舞台とキャストで話題になりました。ヒロインのヴィオレッ
タ役にはルネ・フレミング。2006年のメトロポリタン歌劇場来日公演に同行
し、同役を歌って聴衆を魅了していたのは記憶に新しいところです。さらに
アルフレード役には、ドミンゴからも後継者として指名され、ザルツブルク
音楽祭ではネトレプコとの《椿姫》で大いに話題を呼び、今や時代の寵児と
なったローランド・ビリャソンが招かれました。ザルツでのネトレプコとの
共演の様子は、DGよりリリースされているのでこちらも是非ご覧いただきた
いもの(CD:UCCG-1274/5、DVD:UCBG-1158/9)。ちなみにロサンジェルス・オ
ペラは公式サイトで、このCDとDVDをクライバー盤とヴォット盤と共にリスナ
ーへの推薦盤として挙げているほどです。次いで重要な役であるジェルモン
には、ヴェテランのヴェルディ歌手、レナート・ブルゾンを起用。まさに盤
石の体制が敷かれたプロダクションといえるでしょう。指揮を務めるジェイ
ムズ・コンロンはロサンジェルス・オペラの音楽監督。しばらく前に公開さ
れていた映画『魔笛』でも音楽を担当していました。

711269(DVD-Video) 3350
ハイドン:オラトリオ《天地創造》
エマ・カークビー(S)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)
マイケル・ジョージ(B)
オクスフォード・ニュー・カレッジ合唱団
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(エンシェント室内管弦楽団&合唱団)
指揮:クリストファー・ホグウッド
収録:1990年3月10日、グロスター大聖堂、イギリス
ハイドンの《天地創造》は、《四季》と並び愛され続けている傑作。ミルト
ンの《失楽園》や聖書から採り出した言葉を元にイギリスの詩人リドリーが
書いた台本に基づくオラトリオです。通常は、この台本をヴァン・スヴィー
テンが翻訳したドイツ語ヴァージョンで上演されますが、当盤では、ピリオ
ド楽器の第一人者ホグウッドらしく、オリジナルの英語ヴァージョンで演奏
しています。DVDとしては、演奏風景の他に、BBC撮影による自然の風景や、
ハイドンの同時代(またはそれに近い時代)の画家であるウィリアム・ブレイ
クやウィリアム・ターナーらの傑作絵画の映像が組み合わされています。

711509(DVD-Video) 3350
パヴァロッティ イン ハイドパーク
ヴェルディ:歌劇<ルイザ・ミラー>序曲
ヴェルディ:歌劇<ルイザ・ミラー> 穏やかな夜には
ヴェルディ:歌劇<ナブッコ> 行け、わが想いよ、金色の翼にのって
マイヤベーア:歌劇<アフリカの女> おお、パラダイス
マスカーニ:歌劇<カヴァレリア・ルスティカーナ> 間奏曲
ヴェルディ:歌劇<十字軍のロンバルティア人> 私の喜びで彼女を包みたい
マスネ:歌劇<ウィルテル> 春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
レオンカヴァルロ:歌劇<道化師> ドン、ティン、ドン[鐘の合唱]
ワーグナー:歌劇<ローエングリン> 婚礼の合唱
ブッチーニ:歌劇<トスカ> 妙なる調和
ブッチーニ:歌劇<トスカ> 星は光りぬ
サラサーテ/ボルネ版、ジョット編:カルメン幻想曲
レオンカヴァルロ:歌劇<道化師> 衣裳をつけろ
ヴェルディ:歌劇<シチリア島の夕べの祈り>序曲
ビクシオ/ケルビーニ:マンマ
ビクシオ/ケルビーニ:風の託そう私の歌
デ・クルティス:忘れな草
ブッチーニ:歌劇<マノン・レスコー> 美しい人たちの中で
ブッチーニ:歌劇<マノン・レスコー> 何とすばらしい美人
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
デ・クルティス:帰れ、ソレントへ
ブッチーニ:歌劇<トゥーランドット> 誰も寝てはならぬ
<ボーナストラック>
トレーラー:パヴァロッティ&フレンズ (9 mins)
トレーラー:パヴァロッティ・ザ・DVDコレクション (5 mins)
パヴァロッティ:「ザ・ラスト¥・テナー」(抜粋) (13 mins)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
アンドレア・グリミネッリ(Fl)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
指揮: レオーネ・マジエラ
収録:1991年7月 ロンドン
1991年7月、ロンドンのハイドパークにて行われた、ルチアーノ・パヴァロッ
ティのコンサートの模様を収めた作品。追悼再発シリーズデジパック仕様

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07-10 No.3

2007年10月03日 13時35分34秒 | Weblog
<BBC LEGENDS>
BBCL 4226 \2180
ステレオ
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」
(2)ラフマニノフ:交響詩「死の島」Op.29
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指)
(1)ロンドンSO.(2)ソヴィエト国立SO.
録音:
(1)1978年8月28日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
(2)1968年8月22日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。稀代の怪物指揮者スヴェトラーノフがLSOを
振った「革命」は、エジンバラ音楽祭におけるライヴで完全初出。スヴェトラ
ーノフといえば手兵ソヴィエト国立響との演奏を抜きに語れませんが、この翌
年には首席客演指揮者に任命されることになるLSOは、当時プレヴィンのもと
で大躍進を遂げ、アンサンブルの条件が揃っていました。スタイルの異なるプ
レヴィン&LSO盤(65年)との聴き比べもまた興味深いところではないでしょう
か。いずれにせよ、第8番(BBCL.4189)の余韻も冷め遣らぬところへ、またして
もファンにはとんでもないタイトルの出現といえそうです。
いっぽう、これより10年前、プロムスでの実況録音による「死の島」。40歳を
目前にして、戦車に喩えられる激烈で濃厚な味付けはこの時期ならではのもの。
なお、当日はオイストラフ独奏でショスタコーヴィチの第2協奏曲(BBCL.4060)
とスクリャービンの法悦の詩(BBCL.4121)も演奏されています。

BBCL 4227 \2180
ステレオ
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第14番変ホ長調KV.449
(2)ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467
(3)2つの行進曲ニ長調KV.335より第1番
(4)6つのドイツ舞曲KV.571
ルドルフ・ゼルキン(P)
アレクサンダー・シュナイダー(指)イギリス室内O.
録音:
(1)(3)(4)1964年8月28日エジンバラ、アッシャー・ホール(ライヴ)
(2)1966年7月23日ロンドン、ギルド・ホール(ライヴ)
コレクター収蔵音源による21番をのぞいて、すべてBBCアーカイヴからの復刻。
前作第12番(BBCL.4157)を聴いた音楽評論家許光俊氏が「夢見心地。こんなす
ごいモーツァルトがあった!」と驚きを隠さないゼルキンのモーツァルト。嬉
しいことに続編が登場です。しかも今回はすべてステレオ、年代相応のすぐれ
た音質でいうことなし。甘美、はかなさと、さまざまな表情をみせてこれこそ
絶品としか云いようのないピアノに、またしても絶妙なサポートで応えるのは
朋友シュナイダー。フィルアップのドイツ舞曲は既出(BBCL.4157)と同一の内
容ですが、新たに発見されたステレオ音源での再登場となります。

BBCL 4228 \2180
ステレオ
J.S.バッハ:
(1)ゴルトベルク変奏曲BWV.988
[アンコール]
(2)パルティータ第5番ト長調BWV.829より前奏曲
(3)(ヘス編):カンタータ第147番よりコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
タチアナ・ニコラーエワ(P)
録音:1986年11月10日セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ライヴ)
すべてBBCアーカイヴ音源の復刻。生前バッハのエキスパートとして知られた
ニコラーエワの初出ライヴです。彼女のゴルトベルクは少なくとも現状で3種
の別録音(70年、87年ライヴ、92年)を数えますが、80年代半ばという時期は
実演に接した人びとが口を揃えて語るようにちょうどピークにあたります。
一音一音が研ぎ澄まされ、あいまいさのかけらもないピアニズムは、深い精神
性を湛えて費やす言葉もありません。アンコールにいたるまで、しんと静まり
返った空気が独特です。




<indesens>
INDE 001 \2450
グレート・フレンチ・コンチェルト【1948-1956】
(1)デザンクロ(1912-1971):祈祷、呪詛と踊り
(2)ジョリヴェ(1905-1974):トランペット協奏曲第2番
(3)トマジ(1901-1971):トランペット協奏曲
(4)シャルル・シェイヌ(1925-):
トランペットとオーケストラのための協奏曲第1番
(5)ジョリヴェ:トランペット、弦楽とピアノのコンチェルティーノ
エリック・オービエ(Tp)
マリウス・コンスタン(指)パリ・オペラ座管弦楽団
トランペット吹きの憧れの存在、エリック・オービエは、パリ・オペラ座管の
首席奏者を長年務め、現在は日本をはじめ世界各地でマスタークラスや演奏会
に大忙しの日々をおくっています。そんな彼による新録音が登場です。曲目は
とりわけ管楽器ファンにはたまらないものが見事にそろいました。近頃、のだ
めの影響もあって人気上昇中の作曲家、ジョリヴェのトランペット協奏曲は
名曲かつ難曲。名手オビエは迫力満点、歌心たっぷりに高らかに聴かせます。
しかもオケは文句なしのパリ管。エネルギーと叙情の核融合作曲家、ジョリ
ヴェ独特のリズムも見事に決まって思わずうなってしまう出来栄えとなって
います。シャルル・シェイヌはコンクールなどにも作品を提供している管楽
器界の大御所。他にもトマジで聴かせる色彩豊かな音色、デザンクロで聴かせ
る官能性すら漂う音色・・・。何度も繰り返して聴きたくなる一枚となって
います。

INDE 004 \2450
デュティユー:初期の作品集
(1)サラバンドとコルテージュ
(2)フルートとピアノのためのソナチネ
(3)コラール、カデンツァとフガート
(4)オーボエとピアノのためのソナタ
(5)ピアノ・ソナタop.1
(1)マルク・トレネル(Fg)(2)ヴィンセント・ルーカス(Fl)
(3)ダニエル・ブレジンスキ(Tb)(4)アレクサンドル・ガテ(Ob)
(1)-(5)パスカル・ゴダール(P)
なんと豪華、パリ管弦楽団のメンバーたちが勢ぞろいしてのデュティユーの初
期作品集の登場です。フルートとピアノのためのソナチネは、鋭敏な和声感覚
が非常に印象深い作品ですが、ルーカスが見事に演奏しています。ファゴット
のトレネルも名手ぶりを遺憾なく発揮、ブレジンスキのトロンボーンは神の声
のように響きます。若き日から格調高い作風で鳴らしていたデュティユーの魅
力がたっぷりと味わえる一枚となっています。

INDE 002 \2450
フランス・トロンボーンの芸術
(1)デュティユー:コラール、カデンツァとフガート
(2)サン=サーンス:カヴァティーナop.144
(3)トマジ:アンダンテとスケルツォ
(4)ジョセフ・ギイ・ロパルツ:演奏会用作品
(5)カステレード:ソナティナ
(6)ロジャー・ブトリ:カプリッチョ
(7)デザンクロ:聖歌とアレグレット
(8)アレクサンドル・ギルマン:交響的断章
ジャン・ラファー(トロンボーン)
オオツ ユミ(P)
パリ・オペラ座管首席トロンボーン奏者、ジャン・ラファーによる珠玉のアル
バム。サン=サーンスのカヴァティーナは、発表当時「今までこの楽器のため
にこれほどまでに素晴らしい作品は存在しなかった」と絶賛された作品です。
トマジの作品は、もともとはオーケストラとトロンボーンのための作品ですが、
ここではピアノが伴奏。トロンボーンの冒頭のカデンツァはまさに神業。見事
としかいいようがありません。ロパルツの作品は、トロンボーン奏者たちの間
で憧れの作品。どれをとっても珠玉の名曲を、この上ない名手が見事に演奏し
ています。ピアニストは日本人で、CNSM出身。管楽器奏者との共演も多く、こ
こでもバッチリのサポートを聴かせてくれます。

INDE 003 \2450
ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
(1)ジェローム・ノレ:ヴェルティージュ
(2)ヤン・ケトシェル:クインテットop.65
(3)イヴァン・ジェヴティック:3人の中国の奴隷
(4)ヴラディミール・コスマ:短い映画
(5)アンドレ・ラフォッセ(ラフォース):短い組曲
ヴェルティージュ・ブラス・クインテット
ヴェルティージュ・ブラス・クインテットは、1999年、フランス国立パリ高等
音楽院の学生達によって結成された団体です。世界中の音楽学生なら誰もがあ
こがれる名門校の出身だけあって、皆とにかく上手い!これからがたのしみな
ブラス・クインテットの登場です。



<Halca>
XTQCDM 2 2枚組 \2580
“パリのルチアーノ・パヴァロッティ”
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」序曲
ヴェルディ:「ルイザ・ミラー」-穏やかな夜には
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
マイヤベーア:「アフリカの女」-おお、楽園よ
ヴェルディ:「シチリア島の晩鐘」序曲
ヴェルディ:「ロンバルディ」-私の喜びで彼女を包みたい
マスネ:「ウェルテル」-春風よ、なぜ私をめざめさせるのか
プッチーニ:「トスカ」-妙なる調和,星は光りぬ
ビゼー:「カルメン組曲」-ファンタジア・ブリランテ
レオンカヴァッロ:「道化師」-衣装をつけろ
ロッシーニ:「ギヨーム・テル」序曲
レオンカヴァッロ:マッティナータ
シベッラ:ジロメッタ
デ・クルティス:忘れな草
プッチーニ:
「マノン・レスコー」-栗色、金髪の美人たちの中で,見たこともない美人
ディ・カプア:オ・ソレ・ミオ
プッチーニ:「トゥーランドット」-誰も寝てはならぬ
レオーネ・マジエラ(指)管弦楽団
アンドレア・グラミネッリ(Fl)
1993年9月,パリ,シャン・ド・マルス公園
9月5日、偉大なテノール、ルチアーノ・パヴァロッティが亡くなりました。
葬儀は国葬並にとり行われ、また死のニュースは日本でも大々的に報じられま
した。いかにパヴァロッティが広く愛されていたかを物語っているでしょう。
彼の死を悼んで、1993年のライヴ録音が登場。エッフェル塔の足元にあるシャ
ン・ド・マルス公園で行った野外ライブです。ご存知の通り、パヴァロッティ
はこうした野外ライブを積極的に行っています。後年になるほどお気楽企画が
増えてしまったのに対し、ここではオペラアリアを中心にかなり充実したプロ
グラムを組み、天下の大テノールに相応しい感動と興奮を生み出しています。
偉大なテノールの円熟の記録をお楽しみください。




<GRAND SLAM>
GS 2025 \2250
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68 (2)ハンガリー舞曲第1番 
(3)ハンガリー舞曲第10番
[ボーナス・トラック]
(4)交響曲第1番より第1楽章 (5)交響曲第1番より第4楽章抜粋
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
(1)(4)(5)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
(2)(3)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1947年11月17日、18日、19日、20日、ウィーン、ムジークフェラ
インザール、
(2)(3)1930年、ベルリン高等音楽院(4)(5)不明
Source:
(1)HMV(France, LA VOIX DE SON MAITRE) DB 6634/6638, DBS 6639(2VH7083-1
/7084-2/7085-1/7086-2/7087-2/7088-2/7091-1/7092-1/7093-1/7099-1/7100-1)
(2)(3)Polydor(Germany) 90190 (2530 1/2BH1/ 2587 1/2BH1)
(4)(5)Nippon Columbia(Japan) DXM-163-VX
制作者より
1947年にウィーン・フィルと録音されたブラームスの交響曲第1番は、フルト
ヴェングラーの演奏の中では決して高く評価されていません。しかし、その一
因は復刻する際の加工の仕方によるものが大きいようです。この演奏を復刻す
る際にはたいていの場合オリジナルのイギリスHMVのSP盤(78回転)が使用され
ますが、このイギリス盤はカートリッジで再生すると高域に独特のきついノイ
ズを生じます。そのノイズは大なり小なりカットして復刻するのですが、そう
なるとどうしても原音の輝きや艶を失ってしまいます。しかし、このディスク
で使用したフランスHMV盤はイギリス盤に比べて高域のノイズはかなり少なく、
SP盤に刻まれた情報を限りなく忠実に復刻することが可能となりました。従い
まして、従来の復刻盤と比較して大きく異なる印象を抱く人は多いかと思いま
す。なお、余白には戦前のポリドール盤からの復刻である個性の濃厚なハンガ
リー舞曲を2曲(ベルリン・フィル)収録しました。これも原音を忠実に生かす
ように復刻をしています。
また、ボーナス・トラックには1973年に日本コロムビアから発売されたブラー
ムスの交響曲第1番の抜粋を収録しています。このコロムビア盤は当時「録音
年不詳」として発売されましたが、のちにこのディスクのブラームス第1と同
一のSPからの復刻と判定されました。しかし、その後このコロムビア盤に関
しては「ベーム指揮、ウィーン・フィルのSPのテイク(1942年、ドイツ・エレ
クトローラ)が一部に挿入されている」とする説も浮上し、その論争にはいま
だに終止符が打たれていません。制作者もこのディスクの演奏とコロムビア
盤とは同一のものと判断していますが、詳細に比較すると、たとえば第1楽章
の序奏部の最後の部分では演奏ノイズが若干異なるような気もします。その
あたりも熱心なファンの方の耳で実際に確かめていただきたいと思い、あえ
てボーナス・トラックとして加えました。 (平林 直哉)
■ 解説書の内容
これまでと同様に、交響曲第1番の英グラモフォン誌の批評の邦訳を掲載しま
す。さらに、コロムビア盤LPに掲載された岡俊雄氏の解説も当時の貴重な資
料として特別に再掲載します。




<SPOTLIGHT>
MK 20090 \2080
ロッシーニ:「エルミオーネ」
モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」,「ドン・ジョヴァンニ」
ドニゼッティ:「アンナ・ボレーナ」,「ロベルト・デヴェル」
ヴェルディ:「エルナーニ」,「トロヴァトーレ」
からのアリア
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(S)
エラルド・サルミエリ(指)ブルガリア交響楽団
録音:2004年12月3-6日
アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカは、ブルガリア出身のプリマドンナ。
ドニゼッティ、ヴェルディのヒロインで高い評判を取りつつ、近年は古楽の世
界にも足を踏み入れ、もうすぐ発売のヤーコプスが指揮した「ドン・ジョヴァ
ンニ」でもエルヴィーラを歌っています。残念ながらまだ来日がないため、日
本で知名度は今一つですが、ヨーロッパでは今が旬のソプラノとして大変人気
があります。このCDは、2004年に祖国で録音したもの。彼女の得意なアリアば
かり7曲収録されています。

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07-10 No.2

2007年10月03日 13時35分12秒 | Weblog
<OEHMS CLASSICS>
OC594 2枚組 \2900
モートン・フェルドマン: ピアノ作品集 Vol.2
「For Bunita Marcus (1985)」「Palais De Mari (1986)」
ザビーネ・リープナー(p)
前回のVol.1 【OC510】で通常の1.5-倍の遅さの演奏でびっくりさせてくれ
たS.リープナーの2枚のフェルドマン作品集。2曲ともフェルドマンの最晩年の
ピアノ作品です。彼の弟子であるBunita Marcusのために書かれた“For
BunitaMarcus”。本来、空白に一つ一つ音をはめていく感のある作品で、ま
るで満天に輝く星を数えているような気分にさせる不思議な音の世界に満ち
ています。各々の音の動きを追うことも困難ですし、リズムを把握するのも
難しいのですが、ただ音の流れに身を任せながら、心地良い眠りをむさぼる
のも良いかもしれません。この曲は、いままでいくつかのに演奏も存在する
のですが、今回の演奏もとりわけゆったりとしていて、演奏時間がゆうに80
分を超えてしまいました。もう一つの曲、“廃墟の静寂“も基本的には同じ
作風です。移り変わる響きの美しさは、まるで万華鏡のよう。ただただ聞い
ているだけで癒されることでしょう。
【ザビーネ・リープナー】
ミュンヘン音楽大学で学び、ホルショフスキ・マスタークラスでピアノを学ん
だ。彼女は古典的作品の演奏は行わず、現代音楽専門家として活躍し、バイエ
ルン放送や.. WDRなど主要放送局で、現代音楽の初演を行っている。
1992年から現代音楽シリーズのコンサートを行っており、特に最近は「モー
トン・フェルドマン&ジョン・ケージ」シリーズと題したコンサートを続け
ており、絶賛を浴びている。
【録音:2006年2月4-5日; バイエルン放送第1スタジオ】

OC597 \1450
ヴィエニャフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番
シマノフスキ: ヴァイオリン協奏曲第2番*
ルトスワフスキ: チェイン2:対話
ベンヤミン・シュミット(Vn)
ダニエル・ライスキン(指揮)
ヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団
最近ジャズの分野でも目覚ましい活躍ぶりを披露するベンヤミン・シュミッ
ト。今作はポーランドの偉大な作曲家3人のヴァイオリン協奏曲を取り上げま
す。ヴィエニアエフスキの協奏曲2番は、この作曲家の作品の中でもとりわけ
有名なもので、厳粛な第1楽章、夢見るような第2楽章、そして情熱的な終楽
章と、聞かせどころの多き名曲です。彼の演奏はとてもクール。もちろん歌
わせるところはきっちりつぼを押さえていますが、全体的にべとつかず、すっ
きり爽やかな仕上がりです。終楽章での目まぐるしいパッセージの見事な処
理をお聞きください。シマノフスキの協奏曲第2番は作曲家の最晩年の作品。
音色、リズムすべてにおいて大胆さが際立つものですが、シュミットはいと
も楽しげにこの曲を征服します。そしてルトスワフスキ。難解さの中にユーモ
ラスな表情を湛えた独特の作品ですが、彼は何とも明晰な切り口でこの曲を
楽しませてくれるのです。
【録音:2006年12月ヴロツワフ・フィルハーモニー*
2006年2月 ラ・ショー・ドゥフォン・音楽ホール(スイス)】



<DHM>
88697115702 \1900
パーセル: アンセム「主よ、われらの罪を思い出したもうことなかれ」、
「メアリー女王の葬送ための音楽」
J.S.バッハ: カンタータ第131番「深き淵よりわれ汝に呼ばわる、主よ」 、
カンタータ第150番「主よ、われは汝を求む」
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:
モテット「Wir wissen, so unser irdisches Haus」
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール・ノイマン合唱団とアンサンブル
ヘンゲルブロックの最新録音。彼が最も研究しているのは「人間の願望と、
死との接触」を表題とした作品です。パーセルの傑作の一つ「メアリー女王
の葬送ための音楽」。この曲は、イギリス国教会の葬儀様式に基づいており、
曲の前後に葬送行進曲が、ティンパニ(小型の太鼓を使用する場合もあり)と
金管楽器によって演奏される。また合唱のハーモニーは、メアリー女王につ
くした彼最晩年(35歳ですが)の素晴らしい出来上がりの作品です(この曲を作
曲した2ヵ月後に、パーセルは亡くなった)。またバッハの作品は、バッハ初
期の作品の傑作といわれており、パッヘルベルやブクステフーデの様式を基
本としています。150番のシャコンヌの主題は、後にブラームスが交響曲第4
番の終楽章のパッサカリア主題の基となったものです。
【録音:2007年3月23-24日: Kirche Maria Himmelfahrt Forstern-Tading】

88697164142(SACD-Hybrid) 2枚組 \3100
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(全曲)
【ヨハン・ゴットフリート・ヘルダーによるドイツ語訳版】
シャロン・ロストルフ=ザミール(Sp) マリア・リカルダ・ヴェッセリンク(Ms)
コビー・ヴァン・レンズブルク(T) ライムント・ノルテ(Bs)
ヴォルフガング・カチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー・ベルリン(オリジナル楽器使用)
ドレスデン室内合唱団
もちろんヘンデルが作曲したメサイアは、英語によるもの。その後ドイツ語
によってもドイツで演奏された(有名なものはモーツァルト編曲版もある)が、
現在通常ドイツ語で歌われるものは、ルターによるものがほとんど。しかし
ながらその言葉は非常に難解なものであった。哲学者、文学者、詩人、神学
者であったヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(1744-1803)によってドイツ語
翻訳されたドレスデンで演奏されたものは、ルターによる難解なものでなく、
一般人にも理解されやすいものであった。この演奏では、その版を使用して
の演奏となります。今や、様々な古楽音楽祭にて積極的にバロック・オペラ
の復演や、バロックとジャズの融合の試みなどを手がけるリュート&指揮者、
ヴォルフガング・カチュナー指揮、ベルリンの古楽器アンサンブル”ラウテ
ン・カンパニー”、そしてゆかりあるドレスデンからの合唱団による演奏です。
【録音:2004年1月12-18日:Historischer Kursaal、バート・ラウホシュ
テット】

88697174212 3枚組 \3960
ヘンデル: 歌劇「イングランド王・リチャード1世」(全曲)
ローレンス・ザッゾ(リチャード1世:C-T)
ヌリア・リアル(コスタンツァ:Sp)
ジェラルディン・マクグリーヴィ(ブルケリア.. Sp)
ティム・ミード(オリンテ:C-T)
カーティス・ストリートマン(ベラルド:Bs)
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(イザチオ:Bs)
ポール・グッドウィン(指揮)
バーゼル室内管弦楽団
この作品は、ロンドンにおけるオペラ復興を目的として、貴族や裕福なパト
ロンたちによって1719年に設立された「王室音楽アカデミー」のために、ヘ
ンデルが作曲した13の大規模なオペラのうち11番目の作品。また、ヘンデル
のオペラの中でも、最も精彩に富むスコアリングで書かれた作品でもあり、
ヘンデルはこの作品を再演することは無かったが、その後のオペラの中でい
くつかのアリアの転用がみらます。 この録音は、パリなど数箇所で演奏会形
式で行われた公演のあとに、バーゼルの教会でスタジオ録音されたもので、
最近様々なバロックオペラに出演しているローレンス・ザッゾ、ティム・ミ
ードの2人のカウンター・テナー。そしてスペイン生まれの若い古楽系ソプラ
ノ歌手として注目されているヌリア・リアル。ベテラン・バス歌手デイヴィ
ッド・ウィルソン=ジョンソンを起用。イギリスを代表するベテラン・バロッ
ク・オーボエ奏者、現在エンシェント・ミュージック管弦楽団(エンシェント
室内O)のAssociate Conductor、ポール・グッドウィンが指揮を担当し、今ま
で様々なオペラ演奏の経験を生かして、最高の音作りに徹しています。また、
バロックから現代音楽、ジャズまで幅広いレパートリーを持つバーゼル室内
管弦楽団がここでは古楽器によって演奏しています。(今までにこの作品の録
音は、クリストフ・ルセ盤がありましたが、現在では廃盤のもよう。)
【録音:2007年5月23日-6月1日 バーゼル・マルティン教会】

88697147182 \1900
J.S.バッハ: チェンバロ独奏のための協奏曲集
(BWV.972, 979, 973, 974, 978, 975, 981)
ヴィタル・ジュリアン・フレイ(cemb)
ここに収録された作品は、バッハが、ヴィヴァルディやマルチェッロ等のイタ
リアの音楽家らのヴァイオリン等の独奏楽器楽器と弦楽のための協奏曲を、
鍵盤楽器ソロ用に編曲したものです。そのうちチェンバロ用の曲が16曲と、
オルガン用の曲が6曲現存しています。色々なバッハ文献に必ず書いてある
「イタリア体験」、バッハが23-32歳頃にこれらの編曲を通じてイタリア形式
を習得したとされています。また、編曲を通してバッハの作曲技法が確立さ
れたとも言われています。
【ヴィタル・ジュリアン・フレイ】
1979年スイス生まれ。ロバート・ヒル、クリスティーネ・ショルンスハイム
にチェンバロを学ぶ。また、レオンハルト、クリスティアーネ・ジャコテ、
クリストフ・ルセ、アンドレアス・シュタイアー、ケネス・ギルバートにも
師事。彼の高いテクニックとレベルによって、彼は「新世代の開拓者」と呼
ばれ、『彼の演奏は、最初から最後までエキサイティングでかつ雄弁で美し
く多彩!彼の音楽に欠点はありますでしょうか? 彼の音楽には喜びと驚きで
いっぱいです!』と絶賛を浴びています。また、彼はスイスとライプツィヒ
にアンサンブルを設立し、コンサート活動を行っています。
【録音:2006年11月 ミュールハイム】



<RCA RED SEAL EU>
88697141732 2枚組 \1980
モンセラート・カバリエ・ベスト 【Die grosen Erfolge】
ビゼー/『カルメン』より「ハバネラ」、
ヴェルディ/『椿姫』より、
プッチーニ/『ボエーム』より、『トスカ』より、『ジアンニ・スキッキ』より、
レハール/『メリー・ウィドゥ』より、
チレア/『アドリアーナ・ルクヴルール』より、
ベルリーニ/『ノルマ』より、
オッフェンバック/『ホフマン物語』より、
モーツァルト/『魔笛』より、ド
リーブ/『ラクメ』より、
ワーグナー/『トリスタンとイゾルデ』より、
マスカーニ/『アヴェ・マリア』、
R・シュトラウス/『子守唄』『献呈』、
A・L・ウェッバー/『オペラ座の怪人』より、
サン=サーンス/『白鳥』、
バッハ/『アリア』、
ヴァンゲリス/『March with me』 ,他、全36トラック収録予定
来年75歳を迎えるカバリエは、大きな会場でのコンサートは引退としていま
すが、いまだヨーロッパの小劇場やサロンでコンサートを行い絶賛を浴びて
いるソプラノ歌手です。もちろんコンサート・チケットは即完売。この記念
的アルバムの1枚目は、彼女の今までの輝かしいオペラへの録音の中から名ア
リアを収録。もちろんベルカント・オペラだけでなくワーグナーまで、絶妙
なピアニッシモも絶品。そして彼女はポピュラー歌手らとも数多く競演し、
ここには収録されていないがフレディ・マーキューリーとのデュエット『バ
ルセロナ』は、バロセロナ・オリンピックのテーマ曲ともなった。このアル
バムの2枚目では、チーフタンズ、ヘルムート・ロッティ、リサ・ニルソン、
カジャ・ニン、ロス・デル・リオ、ディー・プリンツェン、ゴットハードら
との競演した曲。そしてミュージカルの曲を中心として収録されています。

88697158372 \1900
ユリウス・レントヘン: 室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 イ短調 Op.100、 クラリネット三重奏曲 変ホ長調、
ヴィオラ・ソナタ ハ短調、 六重奏曲 ト長調
Artists of the Royal Conservatory
オランダの音楽家の一族レントヘン家で最も著名なユリウス(1855-1932)。
ライネッケやリストに作曲を師事し、グリーグや北欧の作曲家と親交を持ち、
初期の作品には北欧の影響が見受けられます。またブラームスにも気に入ら
れていたそうで、後期の作品ではレーガー、ドビュッシーなどの影響が見ら
れます。またグリーグの弦楽四重奏曲を補筆完成させたのも彼だったのです。
この録音では、トロント王立音楽院の教授らのメンバーによって研究され、
演奏されます。
【録音:2007年4月2-4日:The Living Arts Centre, Mississauga, Ontario】

88697170432 \1450
プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」100%
1:ルチアーノ・パヴァロッティ、2:プラシド・ドミンゴ、3:ホセ・カレーラ
ス、4:マリオ・ランザ、5:マイケル・ボルトン、6:ベン・ヘップナー、
7:サルヴァトーレ・リチートラ、8:マルセロ・アルバレス、
9:アミーチ・フォーエヴァー、10:セルゲイ・ラリン、
11:ユッシ・ビヨルリンク
往年歌手から、3大テナー、新鋭テノール歌手たち、そしてマイケル・ボルト
ンやアミーチ・フォーエヴァーまで様々なスタイルでお送りする「誰も寝て
はならぬ」。


<RCA RED SEAL US>
88697115612 \1900
クリストファー・ローズ: 「KAROLIJU」
ルトスワフスキ:「20のポーランド語クリスマスキャロル」より14曲
ロドリーゴ: 「Retablo de Navidad」より 3曲
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
BBC交響楽団 フィルハーモニア合唱団
アンナ・ステファニー(Ms)
1949年ボルティモア生まれの作曲家、クリストファー・ローズは、アメリカ
を代表する現代音楽作曲家の1人です。ベルリオーズ、ブルックナー、ショス
タコーヴィチの音楽に触発され、ジョージ・クラムと作曲研究を行い、衝撃
的な不協和音が特徴。またトロンボーン協奏曲は、彼の最も代表する曲となっ
ています。
この「Karoliju」は、伝統的なクリスマス・キャロルと、カール・オルフの
カルミナ・ブラーナに触発されて作曲されています。基本はクリスマス・キャ
ロルですが、その言葉の意味は深いものです。その意味を彼独自の音楽で表
現したものです。 この作品は、1991年11月7日に、ジンマン指揮ボルティモ
ア交響楽団&合唱団で初演されたものです。今回はそのジンマンが、BBC交響
楽団と今年録音したものです。
【録音:2007年3月19-21日 Watford Colosseum, Watford、UK】





<Glossa>
GCD 920925 \2180
C・モンテヴェルディ:マドリガーレ集第5巻(1605) ――
つれないアマリッリ/おお、わが心のミルティッロ/私の魂は/さあシルヴィ
オ/私があなたを愛しているのを/これ以上何をあなたにあげられようか/
もしアマリッリと共にいる苦しみが甘美なら/ああ、美しい太陽に向かうよ
うに/この暴虐なる愛の神は/愛の神よ、もしお前が公正ならば/あなたを
愛しています、私の生命よ/このように少しずつ/このすばらしい合奏
クラウディオ・カヴィーナ(指揮)、
ラ・ヴェネクシアーナ
去る6月に行われ大盛況を博した初の来日公演や、演奏と文献の両面からアプ
ローチのできる前代未聞の「オルフェオ」のリリースなどルネサンス音楽の
分野に旋風を巻き起こし続ける「ラ・ヴェネクシアーナ」。
第8巻(GCD 920928)に続くモンテヴェルディのマドリガーレ・シリーズ最新作
は、「オルフェオ」が完成する2年前となる1605年に出版された「マドリガー
レ集第5巻」!
「マドリガーレ集第5巻」は劇的な表現様式を追求したモンテヴェルディが通
奏低音声部を加えるなど、革新的な手法を用いた作品として知られている。
イタリア・ルネサンス音楽の申し子、鬼才クラウディオ・カヴィーナとラ・
ヴェネクシアーナのコンビは、来日公演の大成功によって日本での知名度も
急上昇!
モンテヴェルディ&ジェズアルドのマドリガーレ集やモンテヴェルディの「オ
ルフェオ」など筆頭とする才気に満ちたレコーディングを次々と打ち出して
おり、世界屈指のヴォーカル・アンサンブルとしての地位と評価を確立して
いる。また今年2007年はモンテヴェルディの「オルフェオ」と「聖母マリア
の夕べの祈り」の2大作品をプログラムとしたコンサート・ツアーが進行中。

GCDSA 922204(SACD-Hybrid) \2580
E・エルガー:
交響曲第1番変イ長調Op.55/オラトリオ《神の国》Op.51より 前奏曲
マーティン・ブラビンズ(指揮)、
フランダース放送管弦楽団
ニケやパンドルフォ、ブリュッヘン、メイヤーソン、ラ・ヴェネクシアーナ
・・・数多くの世界的な古楽器奏者の録音をリリースしているグロッサから
なんとエルガーの生誕150年記念アルバムが登場。しかもプログラムは交響曲
第1番!
グロッサ2度目の登場となる名門フランダース放送管を率いてこのエルガーで
タクトを執るのは、ハイペリオンでもお馴染みのマエストロ、マーティン・ブ
ラビンズ。
有名無名にかかわらず膨大な数のイギリス作品をレパートリーとしているブ
ラビンズは、イギリス音楽の新たなスペシャリストとして大きな期待を浴び
ている。




<MEMORIES>
MR2028/2034 7枚組 \3380
モノラル
ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番(VPO、1937年10月19日)、
交響曲第2番(LSO、1938年3月2日)、
交響曲第3番「英雄」(VPO、1936年5月)、
交響曲第4番(LPO、1933年11月)、
交響曲第5番「運命」(LPO、1933年)、
交響曲第6番「田園」(RPO、1927年1月)、
交響曲第7番(VPO、1936年2月)、
交響曲第8番(VPO、1936年2月)、
交響曲第9番「合唱」
(VPO、ヘルツグリューバー=S、アンダイ=Ms、マイクル=T、マイル=Bs、
1935年2月)、
ハンマークラヴィーア・ソナタ=管弦楽編曲版(1930年3月)、
ピアノ協奏曲第3番(マルグリット・ロン、COP、1939年6月)、
三重協奏曲
(VPO、オドノポソフ=Vn、アウバー=Vc、モラレス=P、1937年10月)、
「フィデリオ」序曲(LPO、1938年10月)、
「献堂式」序曲(LPO、1938年10月)、
アテネの廃墟(LSO,1940年2月)、
「エグモント」序曲(VPO、1937年)、
「レオノーレ」序曲第2番(LSO,1938年2月)
フェリックス・ワインガルトナー指揮
巨匠ワインガルトナーのベートーヴェン全集は様々なレーベルでCD化されて
おりますが、ボックス全集化となりますと国内盤東芝盤、もしくは
Grammofono2000(編集欠損のある欠陥版)ぐらいでいずれも入手不可能です。
今回のMEMORIES盤は、SPコレクションのみならず、再発LPなども、その復刻
ソースとして、再生マスタリングされたとのことで、針音をむしろ盛大に取
り込んだために、迫力と音域が増し、大人しい指揮者と思われがちなワイン
ガルトナーも結構燃えていたんだなあという感慨を新たにさせる自信作との
ことです。完全限定盤。

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07-10 No.1-1

2007年10月03日 13時34分10秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.570775
ドビュッシー(1862-1918):
海/夜想曲 -「雲」「祭」/牧神の午後への前奏曲
細川俊夫(1955-):循環する海(細川氏による解説(英文) 付き
演奏/準・メルクル(指揮)、フランス国立リヨン管弦楽団
録音 2007年8月

8.554797
シューベルト:ドイツ語歌曲全集24集 ロマン派の詩人による歌曲集第1集
若い尼僧D. 828/愛は裏切られ D. 751/春のおもい D. 686/朝の歌 D. 685/
夕映え D. 690/蝶々 D. 633/乙女 D. 652/ 少年 D. 692/ばら D. 745/さすら
い人D. 649/山々D. 634/流れ D. 693/鳥たちD. 691/星 D. 684/茂み D. 646/
汝はわれを愛さず D. 756/それらがここにいたことは D. 775/君こそわが想い
D. 776/笑いと涙 D. 777 「ロザムンデ D. 797」より No. 3b. ロマンツェ
“アリエッテ”
演奏/ユリア・ボルヒェルト (ソプラノ)
ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
シュレーゲル(1772-1829)やリュッケルト(1788-1866)などのロマン派の詩人た
ちの詩に付けられたシューベルトの珠玉のメロディ集。それまでハイネやゲー
テに傾倒していたシューベルトが、ドイツ・ロマン派の大詩人シュレーゲルの
詩と出会い"夕映え"や"蝶々"などに美しいメロディをつけたのは1818年頃から
です。そして彼はリュッケルトやクロプシュトックなどの詩も含め1820年まで
に350もの歌曲を書きました。1825年にシューベルトとシュレーゲルは実際に
邂逅しましたが、その時に2人の大芸術家がどんな会話をかわしたのかは残念
なことに記録に残っていませんが、さぞかし刺激的なひとときだったことで
しょう。

8.557896-97 2枚組
ラ=リュー:マニフィカト全集/3つのサルヴェ・レジーナ
演奏/ペーター・シューベルト(指揮)
ヴィヴァ・ヴォーチェ
15世紀の変わり目頃、イタリア、オランダ、スペイン、ベルギーで活躍したと
言われる作曲家ピエール・ド・ラ=リューの現存するマニフィカト全曲集です。
オケゲムの弟子でもあったと言われる彼の作品は、成熟期のフランドル楽派に
おける最良のものに属し、通模倣様式(同一モティーフの模倣で全曲を統一する
手法)を用いた表現力豊かな音楽です。ルネサンス期の声の饗宴をお楽しみく
ださい。
ヴィヴァ・ヴォーチェはナディア・ブーランジェ、ヘルムートリリングらから
指揮を学んだピーター・シューベルトの設立したアンサンブルで、グレゴリオ
聖歌から21世紀の音楽まで幅広いレパートリーを誇ります。

8.557919
マルティヌー:ピアノ作品全集第3集
ピアノ・ソナタ/幻想曲とトッカータ/練習曲とポルカ/3 つのチェコ舞曲
演奏/ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
作曲家でもあり、ピアニスト、ハープシコード奏者としても活躍中のルガノ在
住のコウクルによるマルティヌーのピアノ作品集の第3集です。今回のメイン
の作品は、何といっても晩年の作品である「ピアノ・ソナタ」でしょう。 交
響曲第6番とピアノ協奏曲第4番との間に書かれ、親友でもあった名ピアニスト、
ルドルフ・ゼルキンに捧げられました。
叩きつけるような迫力に満ちた部分と時折見え隠れする瞑想的な部分の対比が
すばらしく、望郷の念が色濃く反映されたマルティヌー畢生の作品です。

8.557939-40 2枚組
グラナドス:ピアノ曲集 第9集
スカルラッティ・ソナタのトランスクリプション集
CD1
ピアノ・ソナタ第1番 (スカルラッティの原曲K.520/L.86/P.362)
第2番(K.521/L.408/P.492)
第3番(K.522/L.S25/P.526)
第4番(K.518/L.116/P.390)
第5番(K.541/L.120/P.545)
第6番(K.540/L.S17/P.544)
第7番(K.102/L.89/P.88)
第8番(K.546/L.312/P.550)
第9番(K.190/L.250/P.256)
第10番(F・クルーセルのソナタを編曲)
第11番(K.110/L.469/P.129)
第12番(K.534/L.11/P.538)
第13番(編曲者不明のソナタ)
CD2
第14番(K.535/L.262/P.531)
第15番(K.553/L.425/P.557)
第16番(K.555/L.477/P.559)
第17番(K.554/L.821/P.558)
第18番(K.547/L.S28/P.551)
第19番(K.109/L.138/P.290)
第20番(K.211/L.133/P.277)
第21番(K.552/L.421/P.556)
第22番(K.537/L.293/P.541)
第23番(K.528/L.200/P.532)
第24番(K.139/L.6/P.126)
第25番(K.48/L.157/P.87)
第26番(K.5360/L.236/P.540)
演奏/ダグラス・リヴァ(ピアノ)
グラナドスのピアノ作品集も今回で第 作を数えました。
とはいえ、今回の作品は何とスカルラッティのソナタをグラナドスがピアノ版
に編曲したものという変わり種。 ところどころで「おやっ?」と思うサプライ
ズがあって、かなり楽しめます。第2集から演奏を担当しているリーヴァにとっ
ても今作はちょっと手強い相手かもしれません。色々な意味で聴きごたえのあ
る曲集です。全26曲じっくりとお楽しみください。

8.559305
ポーター:弦楽四重奏曲 第1番-第4番
弦楽四重奏曲 第3番/弦楽四重奏曲 第2番/弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調
弦楽四重奏曲 第4番
演奏/アイヴス弦楽四重奏団
1897 年生まれのアメリカの作曲家クインシー・ポーターは、パリ留学でダン
ディに師事、帰国後はブロッホの薫陶を受けた人です。初期の作品はブラーム
スの影響が感じられますが、次第に作風は新古典主義的なものへと変化し、
荒々しいリズムと複雑な対位法が顕著な作品を多く書きました。ここに収録さ
れている弦楽四重奏曲も、ある時はバルトーク風であり、またストラヴィンス
キー、ヒンデミット風でもあり、内省的な部分と躍動的な部分が目まぐるしく
交錯する極めて興味深い曲集となっています。

8.570006-07 2枚組
ハルフテル:ピアノ作品集
CD1
たそがれ/陽気なマーチ/ピアノ・ソナタ/スペイン風/あいさつ/ドゥルシ
ネア姫のセレナーデ/キューバ風の2つの小品/前奏曲と舞曲/リカルド・ヴィ
ニェスを悼んで/ソナタ"D・スカルラッティへのオマージュ"/秋のノクター
ン"ショパンの思い出"/トゥリーナへのオマージュ/モンポウへのオマージュ
/R・ハルフテルへのオマージュ
CD2
乙女の組曲/ヴァレンシア-パソドーブレ/パナデロス/ボレロとカチュチャ
/子どものための3つの小品
演奏/ギレルモ・ゴンザレス(ピアノ)
マドリード出身の作曲家、エルネスト・アルフテルはドイツ系の音楽一家の家
系に生まれマニュエル・デ・ファリャに師事しました。同じく作曲家のロドル
フォ・アルフテルは兄、クリストバル・アルフテルは甥にあたります。 この
アルバムは彼の様々なピアノ曲を集めたもので、彼が敬愛したスカルラッティ
の影響を受けた「ピアノ・ソナタ」や、情熱的なリズムが魅力的な「ハヴァネ
ラ」、「陽気なマーチ」、憂鬱だけどたまらなく美しい「ショパンの思い出」
など、一度聴いたら忘れられない魅力的な曲ばかりです。

8.570298
メトネル:ヴァイオリンとピアノのための作品全集第1集
ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.57“エピカ”/3つの夜想曲 Op.16/おとぎ話
Op.20 No.1 (ハイフェッツ編)
演奏/ローレンス・カヤレイ(ヴァイオリン)
ポール・スチュワート(ピアノ)
最近、ピアノ作品が注目されているロシアの大作曲家メトネルの45分を超える
ヴァイオリン・ソナタ第3番です。これはメトネルの作品の中でもとりわけ異彩
を放つ大作で、次から次へと溢れだす美しいメロディは民謡風でもあり少しだ
け陰鬱な表情を持ちつつも、そこはかとない郷愁を誘うことでしょう。カヤレ
イの演奏は曲の移り変わりを丹念に追いつつ、根底に流れる熱き情念もきっち
り描き出したものです。

8.570310
ヴィドール:オルガン名作集
交響曲第1 番 Op.13 No.1 より第5楽章/交響曲第2番 Op.13 No.2 より 第4楽章
/交響曲第4番 Op.13 No.4 より第3楽章
交響曲第3番 Op.13 No.3 より 第5楽章 フィナーレ-アレグロ・モルト/3つの
小品集より第2番「神秘的に」
バッハの思い出より第4曲、第5曲
交響曲第6番Op.42 No.2 より第1楽章/ゴシック交響曲Op.79 より第2楽章
交響曲第5番Op.42 No.1 全曲
演奏/ロベルト・デルカンプ(オルガン)
有名な「トッカータ」を含む18世紀の最大のオルガン作曲家ヴィドールの作品
集です。オルガンの機能を最大限に生かした華やかで流麗な曲ばかり。“バッ
ハの思い出”ではおなじみのメロディも使われています。そして、トッカータ
を含む交響曲第5番は全曲収録されています。このトッカータのテンポ設定に
ついては諸説ありますが、ヴィドール自身は適度な早さを望んでいたといわれ
ます。この演奏はまさにそんなテンポで、落ち着いた風情が得も言われぬ美し
さを醸し出しています。

8.570413
バックス:ピアノ曲集 第4集 2台ピアノのための作品集
祝典序曲(2台ピアノ版)/毒を入れられた噴水/"幸せな平野-アイルランドの
交響詩"/2台ピアノのためのソナタ
聖アンソニーを誘った悪魔/赤い秋/ハルダンゲル
演奏/マーティン・ロスコー(ピアノ)
アシュリー・ウェイス(ピアノ)
アイルランドの近代作曲家バックスは伝説と自然、そしてロマンスをこよな
く愛し、幻想的で神秘的な作品を多く残しました。彼の書いた音楽は例えよう
もなくロマンティックな雰囲気に満ちたものばかりで、彼が愛したアイルラン
ドの風景と若いころに訪問したロシアの雰囲気が反映された魅力的な作品が揃
っています。ここに収録された2台ピアノのための作品集はとりわけ音の絡み合
いが官能的で、曲の至るところに名ピアニスト、ハリエット・コーエンの面影
が彷彿されることでしょう。

8.570416
スタンフォード:室内楽曲作品集
クラリネット・ソナタ/クラリネットと弦楽四重奏のための“幻想曲第1番&
第2番”
クラリネットとピアノのための“3つの間奏曲”/ピアノ三重奏曲“困難を克服
して栄光を獲得する”
演奏/ロバート・プレーン(クラリネット)/グールド三重奏団
ミア・クーパー(第2ヴァイオリン)&ヴィッド・アダムス(ヴィオラ)
近現代英国音楽史の幕開けを告げた、アイルランドの作曲家スタンフォードの
室内楽作品集です。ブラームスの影響を受けつつも、アイルランドに伝わる民
謡をさりげなく曲に取り入れたバランスの良い作風が魅力の彼の作品は交響曲
から合唱曲まで多くの人に愛されています。このアルバムには彼の代表的な室
内楽作品(世界初録音となるピアノ三重奏曲を含む)が収録されていて、特に晩
年に書かれた“2つの幻想曲”の激しいコントラストには耳を奪われること必至
です。

8.570434
カラーチェ :マンドリン協奏曲集第1番&第2番
マンドリン協奏曲第1番 Op.113/マンドリン協奏曲第2番 Op.144/ナポリ風狂
詩曲 Op.66
ポロネーズ Op.36/小妖精の踊り Op.43
演奏/アリソン・スティーブンス(マンドリン)
スティーヴン・デヴァイン(ピアノ)
マンドリンを演奏する人なら知らぬ者なしと言われる、ラファエル・カラーチェ
の作品集です。
祖父ニコラが始めたギターの制作を父アントニオが引き継ぎ、リュートとマン
ドリンの制作で名を馳せたのは19 世紀中頃でした。その息子であるラファエル
は楽器制作だけでなく演奏家、作曲家としても成功し、世界中にマンドリンを
普及させることに成功したのです。ここで聴かれる彼の作品は、まさに"マンド
リンのシューベルト"とでも呼ぶような美しいメロディラインを持ったもので、
マンドリン特有のトレモロ奏法を存分に生かした胸震わせる音楽です。
カラーチェ工房は現在でも最高級のマンドリンメーカーとしての名前を誇って
います。マンドリン奏者のアリソン・スティーブンスは、あの一世を風靡した
名画「コレリ大尉のマンドリン」で実際の演奏を担当していた名手です。

8.570446
期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ-ニルセ・ゴンザレス(ギター)
ホセ:ソナタ
ポンセ:主題と変奏曲と終曲
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2 番BWV1003
クレルチ:ヴォロで/和音の練習、タイの練習
タレガ:アデリタ/ソルへのマズルカ
演奏/ニルセ・ゴンザレス(ギター)
2006年のタレガ国際ギターコンクールで第1位を受賞した期待の若手ニルス・
ゴンザレス。彼はマドリッドの王立音楽院でホセ・ルイス・ロドリーゴに学び、
デュッセルドルフのシューマン音楽院ではホアキン・クレルチから教えを受け
ています。このリサイタルでは、バッハのソナタを中心に様々な作曲家の作品
を演奏したもので、ゴンザレスはギターの持つ可能性を最大限に引き出した、
色彩感あふれる音楽を聴かせてくれます。

8.570508
チマローザ:序曲集第1集
歌劇「ヴォルドミーロ」序曲/歌劇「ストランバ男爵夫人」序曲/歌劇「伯爵
の奇行」序曲/ 歌劇「秘密の結婚」(ウィーン版初録音)序曲 /歌劇「不誠実
な誠実」序曲/歌劇「ドン・カレンドリーノの帰還序曲/歌劇「大工」序曲/
歌劇「クレオパトラ」序曲/歌劇「饗宴」序曲/
歌劇「太陽のおとめ(イダリーデ)」序曲
歌劇「信じやすい人」序曲/歌劇「みじめな劇場支配人」序曲
演奏/アレッサンドロ・アモレッティ(指揮)
ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア
MARCO POLO より移行盤。チマローザと言えば「秘密の結婚」が良く知られてい
ますが、実はその生涯に約70作ものオペラを作曲しています。機知にあふれた
生き生きとした陽気な音楽、美しいメロディは文豪ゲーテも大絶賛したと言わ
れ、当時の全ヨーロッパの聴衆を魅了しました。残念なことに、現在ではチマ
ローザのオペラの全貌を知ることは困難になってしまいましたが、ここに収め
られた序曲を聴くだけでも当時の熱狂ぶりが伝わることでしょう。

8.570510
期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ-トーマ・ヴィロトー(ギター)
リョベート:ソルの主題による変奏曲 Op.15
タンスマン:カヴァティーナ
ブローウェル: オリシャたちの儀式
ヒナステラ:ギター・ソナタ Op.47
ディアンス:トリアエラ
演奏/トーマ・ヴィロトー(ギター)
2006 年のアメリカギター基金主催のコンクールで優勝したトーマ・ヴィロトー
のデビュー・アルバムです。彼は1985年パリに生まれ、12歳から音楽を学び始
めました。1998年にバルセロナのファン・ペドロ・カレーロ音楽院に入学、名
ギタリストアルヴァーロ・ピエッリに師事しました。多数のマスタークラスに
参加し研鑽を積み、その2年後にバルセロナ高等音楽院、そして2001年からはパ
リで、エコール・ノルマルにてポンセの下で学ぶ俊英です。

8.570553
アルベニス:ピアノ曲集 第2集
旅の思い出(海にて、伝説、朝の歌、アルハンブラ宮殿にて、ティエルラの門、
入り江のざわめき、海辺にて)/
スペイン-思い出/アスレーホス/平原/ナバーラ(セヴラック補追完成版)
演奏/ギレルモ・ゴンザレス(ピアノ)
高い評価を受けている第1集(8.554311-12)に続く、アルベニスのピアノ作品集
第2集です。
今作はアルベニス初期の名曲で有名な「入り江のざわめき」を含む“旅の思い
出”を中心とした選曲で、スペインの民間伝承曲からヒントを受けたものから
ショパン風の作品まで多彩な表情を見せてくれます。一転、晩年の作品である
“アスレーホス” や“ナバーラ”は極めて独創的なメロディを持ち、その響き
の斬新さと華やかさで多くの人々の心を捉えています。 1974年からマドリード
王立音楽院で教鞭を取るベテラン、ゴンザレスの揺るぎのない技巧はこれらの
曲の持ち味を存分に生かした素晴らしいものです。

8.570573-74 2枚組
ベスト・オブ・イギリス音楽
CD1
エルガー:ニムロッド
ウォルトン:王冠
ブリッジ:“2つの詩曲”よりアレグロ・コン・ブリオ
ヴォーン=ウィリアムス:海の歌
ラッブラ:“ヴァイオリン協奏曲”より第3楽章
スタンフォード:グロリア
アーノルド:“スコットランド舞曲”より第1番、第2番
エルガー:詩篇第29番
ブリテン:“4つの海の間奏曲”より日曜日の朝
ウォルトン:スピットファイア前奏曲とフーガ
ホルスト:“惑星”より木星
パリー:私は歓喜した
エルガー“エニグマ”よりフィナーレ
CD2
ヴォーン=ウィリアムス:揚げひばり
スタンフォード:ブルーバード
エルガー:“チェロ協奏曲”より第3楽章
バックス:夏の音楽
アイアランド:聖なる少年
スタイナー:神はかくもこの世を愛したもうた
フィンジ:“クラリネット協奏曲”より第1楽章
エルガー:“弦楽のためのセレナード”より第1楽章
ラター:“レクイエム”より主は私の羊飼い
タヴナー:子羊
ハーティ:“ピアノ協奏曲”より第2楽章
ディーリアス:春一番のカッコウを聞いて
演奏/様々な演奏家
数多いイギリス音楽の名曲の中から。とりわけ感動的な作品を2枚のアルバムに
濃縮しました。 1枚目はウォルトンの行進曲“王冠”など力強く熱狂的な曲を
集め、2枚目は美しく心休まる音楽と、通して聴いても楽しめる選曲となって
います。

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07-10 No.1-2

2007年10月03日 13時33分40秒 | Weblog
8.570575-76 2枚組
ベスト・オブ・イギリス・ライトミュージック
CD1
カーゾン:“ロビン・フッド組曲”より射手の行進
コーツ:音と映像
ヘッジス:“ヘイガム・サウンズ”より序曲
コーツ:“ロンドンの日常”よりコヴェントガーデン
トーチ:ショートケーキ・ウォーク
トーイ:“ホーンテッド・ボールルーム”より演奏会用ワルツ
ファーノン:メロディ・フェア
ウッド:若者のためのセレナーデ
コリンズ:ヴァニティ・フェア
ビンジ:水車
トムリンソン:小さなセレナーデ
クィルター:子どもたちの序曲
ウォーランド:ミレニアム祝賀行進曲
ケテルビー:ペルシャの市場にて
グレインジャー:カントリー・ガーデン
アディンセル:“チップス先生、さようなら”よりテーマ
グッドウィン:“633 爆撃隊”よりメインテーマ
CD2
アディンセル:ワルソー・コンチェルト
ロドニー・ベネット“オリエント急行殺人事件”よりメイン・タイトル・テーマ、
ワルツ/ホワイト:パフィン・ビリー
トーチ:オール・ストリングス・アンド・ファンシー・フリー
メイヤール:マリーゴールド
ダンカン:ハイヒール
コーツ:全ての労働者に電話をしよう
エリス:コロネーション・
スコット/ファーノン:“コルディッツ”マーチ
ケテルビー:修道院の庭で
ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ
コーツ:スリーピー・ラグーン
トムリンソン:シェナンドゥ
コールリッジ=テイラー:ハイアワサの歌」序曲
ジャーマン:歌劇“トム・ジョーンズ”からソフィアのワルツ
コーツ:ダムバスターズ行進曲
演奏/様々な演奏家
ついつい「軽音楽」と訳してしまいがちなライト・ミュージック。日本ではポッ
プス系の音楽を指しますが、 イギリスでは「ちょっと軽めのクラシック音楽」
の意味で使われます。この2枚組にはそんな楽しい小品を集めました。 我が国
でも人気の高いケテルビーの“ペルシャの市場にて”を始め、行進曲や映画音
楽など魅力的な作品ばかり。 まさに音の宝石箱と言った味わいです。

8.558198-99 2枚組
合唱音楽集-グレゴリオ聖歌からアルヴォ・ペルトまで
収録曲:
グレゴリオ聖歌
ジョスカン・デ・プレ:アヴェ・マリア
タヴァナー:サンクトゥス、よき羊飼イエス・キリストよ
タリス:あなたの御手に
バード:聖所にて至高なる主を讃美もて祝え
他、パレストリーナ、ヴィクトリア、モンテヴェルディ、カリッシミ、
シュッツ、シャルパンティエ、ギボンズ、 ウィールクス、パーセル、
J.S.バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ハイドン、メンデルスゾーン、
ブルックナー、フォーレ、ブラームス、ベルリオーズ、マーラー、
スタンフォード、プーランク、ヴォーン=ウィリアムス、
ブリテン、ペルトの作品
演奏/様々な演奏家
全42曲、176ページの英文ブックレット付き
およそ1000 年に渡る合唱音楽の歴史を2枚のCD で俯瞰するという好企画盤で
す。 CD1にはグレゴリオ聖歌からバッハまで、CD2にはヘンデルからロマン派、
そしてペルトまでと系統的にお聴きいただける選曲になっております。
人間の最も基本的な表現の形・・・それは歌。
崇拝、悲しみ、喜び全てを内包した合唱音楽を聴くことはこの上ない喜びと言
えるでしょう。


<NAXOS JAZZ LEGENDS>
8.120814 \1000
スイングからビバップへ、ジャズの変革期を生き抜いたデュークのチャレンジ
精神の軌跡
デューク・エリントン 第9集
「ラブ・ユー・マドリー」オリジナル・レコーディングス 1947-1953
サルトリー・セレナーデ/ハイア・スー/ゴールデン・クレス/ドント・ゲット・
アラウンド・マッチ・エニモア
プログレッシブ・ガヴォット/ラブ・ユー・マドリー/ビルド・ザット・レイル
ロード/シング・ザット・ソング
ファンシー・ダン/ヴィップス・ブーギー/モノローグ(プリティ・アンド・ザ・
ウルフ/ジャム・ウィズ・サム
ディープ・ナイト/プリーズ・ビー・カインド/サマダ/テイク・ザ・‘A’・ト
レイン(A 列車で行こう)
ロック・スキッピン・アット・ザ・ブルー・ノート/サテン・ドール/スキン・
ディープ
演奏/デューク・エリントン・アンド・ヒズ・オーケストラ/タイリー・グレ
ン(tb)/アル・ヒブラー(vo)/イヴォンヌ・ラノーズ(vo)/ファン・ティゾール、
クエンティン・ジャクソン、ブリット・ウッドマン(tb)/ウィリー・スミス(as)
/ジミー・ハミルトン(cl)/ベティー・ローチェ(vo)/レイ・ナンス(tr)/ルイ・
ベルソン(dr)
1940年代の終わりから50年代初頭は、スイングからビバップへとジャズが変革
していく時代。そんな時代のデューク&ザ・ヒズ・オーケストラの軌跡を辿る
1枚だ。曲はほぼ時系列に並べられているが、アル・ヒブラーのブルージーな
ヴォーカルをフィーチャーした「ドント・ゲット・アラウンド-」他、ブルース
色を強めた作品が多いのが特徴的。50年代始めに新たに迎えたドラマー、ルイ
・ベルソンのダイナミックなソロが有名な「スキン・ディープ」なども、彼の
ジャズ変革期のさまざまな音楽的試みの一環として聴くと、また新しい遠近感
で楽しめるだろう。この後の1956年、伝説の「ニューポート」を生み出す巨匠
をより深く理解するために、ぜひとも聞いておきたい貴重なコレクションだ。



<NAXOS HISTORICAL>
8.111089 \1000
グレート・ギタリスト・シリーズ/セゴビア
アンドレアス・セゴビア第3集:1950年代アメリカ録音集
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007-プレリュード
無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012-ガボットI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番 BWV1002-ブーレ
無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009- クーラント
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番BWV1001-シチリアーノ
リュート組曲BWV996-ブーレ
前奏曲BWV999
リュートのためのパルティータBWV1006a-ガボット
無伴奏ヴァイオリンのための
パルティータ第2番BWV1004-シャコンヌ
無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009-ブーレI&II
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1 番BWV1001-フーガ
ヘンデル:組曲第4 番HWV437-サラバンド
メヌエットI(ニ短調)&II(ニ長調)
メヌエットI(アンダンティーノ)&II(グラジオーソ)
ガボットHWV491
C.P.E バッハ:シチリアーナ
グルック:オルフェオとエウリディーチェ-バレエ
ハイドン:メヌエットとトリオ
(すべてセゴビア自身の編曲による)
演奏/アンドレアス・セゴビア 録音 1952、1954、1955 年
バッハやヘンデルの作品を最初にギターで演奏しようと試みたのは、偉大なる
タレガだと言われています。 そしてその可能性を限りなく押し広めたのがセゴ
ビアです。彼による編曲のおかげで、バッハは現代のギター演奏において重要
なレパートリーとなりました。ここで聴けるようにセゴビアのバロック音楽へ
のアプローチは独特なもので、現在のような学究的なものではなく、あくまで
もリサイタルで演奏するための華麗で装飾的なもの。首尾一貫した解釈と音楽
性に裏付けられた完璧な芸術として評価されることでしょう。

8.111096 \1000
グレート・シンガー・シリーズ/レーマン
ロッテ・レーマンの歌曲録音集第5集 1941-1942
シューベルト:白鳥の歌D.957-ドッペルゲンガー/若い尼僧D.828
録音 1941年3月4日 ロス・アンジェルス
シューベルト:白鳥の歌D.957-愛の便り
録音 1941年3月19日 ロス・アンジェルス
R・シュトラウス:
万霊節 Op.10 No.8/明日の朝 Op.27 No.4/献呈 Op.10 No.1/セレナーデ
Op.17 No.2
録音 1941年7月2日 ロス・アンジェルス
シューベルト:美しき水車小屋の娘D.795(第7曲「焦燥」は収録されておりま
せん)
録音 1942年6月22日、25日
ロス・アンジェルス
歌・演奏/ロッテ・レーマン(ソプラノ)
ポール・ウラノフスキ(ピアノ)
1910 年にハンブルクでデビューし、クレンペラーに認められたロッテ・レー
マンはウィーン宮廷歌劇場で活躍し、ワーグナーやR・シュトラウスのオペラを
得意としていました。ここに収録されたシューベルトとR・シュトラウスの作品
は1941年と42年の録音です。彼女がアメリカに定住した後のもので声自体の輝
きこそ失われはしたものの、その解釈と音楽性は深さを極め、彼女のの歌曲に
おける芸術の頂点を表すものとして知られています。
全ての言葉を慈しむかのような濃厚なロマンティシズムが横溢した感動的な歌
唱です。

8.111261 \1000
グレート・ピアニスト・シリーズ/コルトー
アルフレッド・コルトー:アンコール集
シューベルト:リタニー(コルトー編)
ショパン:
即興曲第2番 Op.36/練習曲Op.25 No.1/ワルツ第7 番 Op.64 No.2
バラード第1番より(抜粋)
ブラームス:子守歌 Op.49 No.4(コルトー編)
リスト:ハンガリア狂詩曲 第11番
(ここまで1925年3月21日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘/ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
アルベニス:やしの木陰(ここまで1926年10月27日録音)
ウェーバー:舞踏への勧誘(1926年12月27、28日録音)
ショパン:
バラード第1番(1926年12月27日録音)/子守歌(1926年12月28日)
リスト:
ハンガリア狂詩曲第2番/リゴレット・パラフレーズ(1926年12月27日、28日録音)
ハンガリア狂詩曲第11番(1926年12月27日)
演奏/アルフレッド・コルトー(ピアノ)
このコレクションは、コルトーがビクタートーキングマシン社に行った録音の
全てが収録されています。 トラック5のショパンのバラード第1番の後半部分
ですが、1925年3月、彼が初めて電気録音のセッションを行った際に12インチ
盤の両面に記録したのですが、それはリリースされることがありませんした。
しかし実のところ後半だけは第2番の即興曲とカップリングされてイギリス
DB853 という番号でリリースされたのです。 (多くのコレクターはこのバラー
ドの断片を1926年12月に録音されたものの一部だと信じてきたのでした)その
おかげで、この録音はEMIフランスとBiddulphよりリリースされていた「完全
版」には含まれていなかったため (日本以外では)初めてのリリースとなります。

8.111262 \1000
グレート・コンダクター・シリーズ/カザルス
パブロ・カザルス:ベートーヴェン/ブラームス 1927年&1929年
ベートーヴェン:交響曲第1番
録音1929年7月3、6、8日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:交響曲第4番
録音1929年7月4-5日 バルセロナ・オリンピア劇場
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」-序曲
録音1929年7月8日 バルセロナ・オリンピア劇場
パブロ・カザルス(指揮)バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
録音 1927年12月6日 ロンドン クイーンズ・ホール
パブロ・カザルス(指揮)ロンドン交響楽団
演奏/パブロ・カザルス(指揮)
バルセロナ・パブロ・カザルス管弦楽団、ロンドン交響楽団
既出のベートーヴェン"コリオラン序曲"(パブロ・カザルス:アンコールと編曲
2 8.110976 に収録)と 今回のアルバムで、カザルスの戦前の指揮活動の全貌
が見渡せます。このブラームスは戦前後期のVICTOR 黒レーベルのセットから
復刻されました。オリジナルの録音は、最高のコピーですら最初からノイズが
多く、 バルセロナでの録音に至っては時々爆発のようなノイズが入っていま
す。ロンドンの原盤にも全体に渡って高いレベルのチリチリ音が入っていたり、
比較的ノイズが目立たないアメリカプレス盤でも満足のいく音質は得られませ
んでした。 今回は最良のリマスターで彼の芸術をお届けいたします。

8.111264 \1000
パーセル:ディドとイアネス
ディド・・・キルステン・クラグスタート(S)
ベリンダ、第2 の女・・・エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
第1 の女・・・E・マックナブ(S)
魔法使い・・・アーダ・マンディキアン(Ms)
第1 の魔女・・・シリア・レックス(S)
第2 の魔女・・・アンナ・ポラック(S)
イアネス・・・トマス・ヘムズリー(Br)
水夫・・・デヴィッド・ロイド(T)
チェロ通奏低音・・・レイモンド・クラーク
ジェレイント・ジョーンズ(指揮)
マーメイド・シンガース・管弦楽団
録音 1952年3 月15、27、28日
ロンドン アビーロード・スタジオ 第1 スタジオ
マーク・オバート=ソーン復刻
この"ディドとイアネス"の録音が最初にリリースされた1953年1月、「ついに
我々はこのオペラの満足な記録を手に入れた」とグラモフォン誌で称賛されま
した。特にフラグスタートは「見事な声と完全にコントロールされた歌い方」
とあり、他の出演者についても「活発なベリンダを演じたシュヴァルツコップ、
充分意地悪な魔女のマンディキアン、内気さを持ち併せた威厳のあるイアネス
役のヘムズリー」と評論家はこぞってこの録音を大絶賛したのです。



<TOCCATA>
TOCC0055 \2450
ライケルソン:
弦楽合奏のための小交響曲 ト短調
ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽合奏のための「リフレクションズ」
ヴィオラと弦楽合奏のための「アダージョ」/ヴィオラ、サクソフォン、オー
ケストラのための「ジャズ組曲」
演奏/ユーリ・バシュメット(ヴァイオリン),
エレナ・レヴィヒ(ヴァイオリン),イゴール・バットマン(サクソフォン)
ユーリ・ゴルベフ(コントラバス),エドゥアルド・ジザク(ドラム)
モスクワ・ソロイスツ
1961年生まれで現在ニューヨークで活躍する作曲家、イゴール・ライケルソン
はクラシックとジャズの融合を目指す「クロスオーヴァー」の第一人者として
知られています。このアルバムに収録された“ジャズ組曲”は彼の作品の中で
もとりわけ魅惑的なものです。親しみやすく懐かしささえ覚える、哀愁に満ち
たメロディラインは耳を捉えて離しません。
一転して、弦楽合奏のための3つの作品はチャイコフスキーの「弦楽セレナー
デ」の伝統を踏まえた古典的なスタイルによって書かれています。厚みのある
弦の音が交錯する小交響曲や名手バシュメットの奏でるヴィオラに思わず涙す
る「アダージョ」など美しさに溢れています。ジャンルを超えた音楽をお届け
いたします。

TOCC0050 \2450
ラモー: 鍵盤音楽全集 VOL.1
組曲第1集 イ短調/組曲第2集 ホ短調
コンセール用のクラヴサン組曲第1番・第2番・第3番/遍歴騎士”より組曲
演奏/スティーヴン・グットマン(ピアノ)
ラモーは偉大なる鍵盤音楽作曲家として知られています。
彼の作品を現代のピアノで演奏することは、古今東西多くのピアニストが試み
ていて、その誰もが独自の世界を作り上げているのです。このグットマンもそ
の一人。ロンドンで生まれ王立音楽院で学んだ彼は、近現代の作品とフランス
・バロック音楽のスペシャリストとして知られるイギリス期待のピアニストで
す。 このアルバムでは自らピアノ・ソロ用に編曲した曲も含めた“コンセール
用のクラヴサン組曲”を始め、様々な作品をいかにも楽しそうに弾きこなして
います。



<CPO>
999960-2 2枚組 \4900
ウラディミール・フォーゲル: オラトリオ“ティル・クリース”
演奏/ルカ・プファップ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
エヴリン・ディディ、ジャン・ウィニガー、マリー・テレーズ・レトルナイ
コール・デ・XVI
14世紀に北ドイツに実在していたとされる伝説の人物、ティル・オイレンシュ
ピーゲル。 彼の姿はR・シュトラウスの交響詩や、ベルギーの作家シャルル・
ド・コステ の代表作「ティル・オイレンシュピーゲルとラム・ゴーザグの冒険」
などで描写されヨーロッパでは特に親しみ深い人物として知られています。
この作品は、ロシアで生まれスイスで活躍した作曲家フォーゲルによる大規模
なオラトリオで、自由への憧れを込めた激しい音の連なりは強い感動をもたら
すものです。

777287-2(SACD-Hybrid) 2枚組 \5900
ジャン・フランチェスコ・マリピエーロ:ピアノ協奏曲全集
CD1
ピアノ協奏曲第1番-第3番
CD2
ピアノ協奏曲第4番-第6番/主題と変奏
演奏/サンドラ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)、
ミケーレ・カルッリ(指揮)、ザールブリュッケン放送交響楽団
ピッツェッティ、カセッラとともに近代イタリア復古主義の旗手として知られ
るマリピエーロは、モンテヴェルディ、ヴィヴァルディの研究家としても有名
です。しかしその作品はイタリア的な流麗さよりも憂鬱で気難しさが目立つも
のが多く決して耳なじみの良い曲ばかりではありません。とは言え、初期の作
品は印象派の影響も多分に受けているのでドビュッシーが好きな人なら必ずは
まること間違いなし。このアルバムは今までに全集としての録音がほとんどな
かったピアノ協奏曲全集で、マリピエーロの作風の変遷を見渡すことができる
貴重な録音といえるでしょう。

777047-2 \2450
エミール・ニコラウス・フォン・レズニチェク
喜劇的序曲/シャミッソーの詩による主題と変奏曲/
“コル・ニドライ”交響変奏曲
ボーナス・トラック
レズニチェク自作自演:喜劇的序曲/歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲
ミハイル・ユロフスキ(指揮)ケルンWDR 交響楽団
CPO レーベルで系統的にリリースされているレズニチェクの作品集です。
底抜けに明るい歌劇“ドンナ・ディアナ”序曲のみで、かろうじてその存在が
知られていたため「保守的な作風」の作曲家として認知されているレズニチェ
クですが、ここに収録された作品を改めて聴いてみれば、その評価はもしかし
たら間違いで あったのではないか?と考えさせられるほどシニカルで多様な
音楽を書いていた人だったことがわかるでしょう。人気急上昇中の指揮者ユロ
フスキの見事な演奏も注目です。ボーナス・トラックには作曲家自身の演奏も
収録されています。

777260-2 \2450
ジャン=ジャック・ルソー:
歌劇“村の占い師”全曲
演奏/ガブリエラ・ビュルクナー、ミヒャエル・フェイファー、
ドミニク・ヴェーナー、
カントゥス‐フィルムス室内合唱団/カントゥス‐フィルムス・コンソート
アンドレアス・ライズ(指揮)
フランスの啓蒙思想家であり、また音楽家でもあったルソーの代表作「村の占
い師」です。 終幕のパントマイムの音楽が「むすんでひらいて」の原型である
と言われることや、モーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の元に
なっていることで知られています。曲自体はとてもシンプルですが、多くの魅
力的な旋律を持ち、素朴さの中にも味わいのあるものです。ちなみに「むすん
でひらいて」のメロディを探すのは少々困難です。

777203-2 \1700
ヨハン・ソベック:管楽五重奏曲集
管楽五重奏曲Op9.11&14
演奏/アルベルト・シュヴァイツァー五重奏団
1831 年カールスバート生まれの作曲家ソーベック。その生涯はほとんど知られ
ていません。 かろうじて記録に残っているのは、プラハ芸術学校で学んだ後、
クラリネット奏者として活躍、1851年から1901年まではハノーヴァーの王立歌
劇場で首席クラリネット奏者を務めたことでしょうか。
ここに収録された作品はいずれも美しいメロディに満ち、そして存分に技巧的
です。クラリネットの扱いはもちろんのこと、オーボエ、ホルン、バスーン、
フルート各々の音の絡み合いは見事の一言に尽きるでしょう。

777230-2 \1700
ジョルジュ・オンスロウ:ピアノ三重奏曲全集 第1集
ピアノ三重奏曲 Op.14 No2
ピアノ三重奏曲 Op.27
演奏/カザルス三重奏団
イングランドの貴族を父に持つフランスの作曲家オンスロウ。
古典派とロマン派の過渡期に活躍し、シューマンやメンデルスゾーンに認めら
れ「フランスのベートーヴェン」と呼ばれドイツでも人気を博しました。(狩猟
時の事故で聴力を失ったことも、その呼び名の由来の一つでしょうか)
多くの作品を残していますがとりわけ室内楽に名作が多く、ここに収録されて
いるピアノ三重奏曲も才知にたけたもので、特にOp.27 はオーベルニュの民謡
を取り入れた華やかなピアノ・パートがとても魅力的な作品です。

※10月分の新譜ご案内の中にありました8.226012(CPO/セレナーデとロマンス
集)は、生産国の都合により 販売中止になりました。承りましたご注文はキャ
ンセルとさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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