<ACCENT>
ACC 24163 \1880
モンテクレール:
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ハ短調
レ・ラマージュ(鳥のさえずり) 7つのブリュネット
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ホ短調
フランク・トインス、マルク・アンタイ(Flトラベルソ)、
マルティン・バウアー(Va・ダ・ガンバ)、ロベール・コーネン(Hrps)
録音:2004年11月
クープランと同じ時代に活躍したモンテクレールのフルート(フリュート・
トラヴェルジエール)のための作品集です。現在の形を取り始めたコントラ
バスの音楽史上初の名手、そしてオペラ、宗教曲、器楽曲に才能を発揮した
モンテクレールですが、ここに収められた音楽には哀愁と静謐が支配する独
特の味わいがあり、当時の様式に従っているのにもかかわらず、現代の私た
ちに働きかける力は並大抵のものではありません。その生涯の全貌があまり
はっきりわかっておらず、すこし謎めいたところのある作曲家ですが、ひょ
っとして現代の作曲家が何かの間違いで過去にタイムスリップしてしまった
のではないかと思えるほど不思議な魅力を湛えた音楽です。
ACC 10081 \1880
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調RV40
ジェミニアーニ:ソナタ第6番 イ短調
ヴィヴァルディ:ソナタ 変ロ長調RV46
ジェミニアーニ:ソナタ第3番 ハ長調
ジェミニアーニ:ソナタ第2番 二短調
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調
ロエル・ディールティエンス(Vc)、
リヒテ・ファン・デル・メール(Vcコンティヌオ)、
アンソニー・ウッドロウ(Db)、ロベール・コーネン(Org、Hrps)
録音:1991年11月
後期イタリアバロック様式の典型的な明るさと憂いのコントラストが際立つ
音楽が生き生きと演奏されている爽快な一枚です。
ACC 24168 2枚組 \3760
ボワモルティエ:
フルートとハープシコードのためのソナタ集「ラ・ヴェルテー」
CD1:
第4組曲への前奏曲 ニ長調 ソナタ第1番 ニ長調
第3組曲への前奏曲 ト短調 ソナタ第2番 ト短調
第5組曲への前奏曲 イ短調 ソナタ第6番 ハ短調
第2組曲への前奏曲 ト長調 ソナタ第3番 ト長調
CD2:
第1組曲への前奏曲 ホ短調 ソナタ第4番 ホ短調 第4組曲 イ長調
第6組曲への前奏曲 イ長調 ラ・ヴェルテー
レ・ビュッファルダン
フランク・トインス(フラウト・トラヴェルソ)
マルチン・バウアー(Vaダ・ガンバ)
エーヴァルト・デメイエール(Hrps)
録音:2004年10月
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)はフランスバロック後
期に活躍し、特にリコーダー愛好者にはお馴染みの名前です。トインスはこ
の時代の作曲家の紹介を自らの使命としているだけあり、250年以上の時を隔
てた楽曲に新しい生命を吹き込んでいます。
ACC 24169 \1880
フレスコバルディ:ファンタジー(1608)とカンツォーニ(1615) 全18曲
リューウェ・タミンガ(Org)
録音:2004年12月
大バッハ以前の最も重要なオルガン作曲家ジローラモ・フレスコバルディ
(1583-1643)のオルガン音楽の魅力を集約した1枚です。イタリア・ボロー
ニャの聖ペトロニオ大聖堂のそれぞれ15世紀、16世紀に完成したオルガンの
響きを隈なく捉えた録音にも注目です。オルガンを弾いているタミンガはオ
ランダ出身ですが、現在ボローニャ在住でこの大聖堂のオルガン奏者を務め
ています。
ACC 10068 \1880
イル・カンター・モデルノ-15世紀のヴェネツィア、ナポリ歌曲集 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:1990年7月
14世紀、16世紀に比べて残された楽譜が異様に少ない15世紀のイタリア世俗
歌曲。その貴重なレパートリーを当時の様式で再現したアルバムです。イタ
リアルネッサンスが最も開花したこの時期になぜ?とは誰でも思うところで
すが、ダ・ヴィンチの時代の音楽自体は歓楽窮まって哀情多しといった感の
する独特の魅力を備えています。リコーダーや打楽器、ヴィオールなどを伴
った歌には独唱あり斉唱ありと編成も様々です。アンサンブル・ダエダルス
は1986年イタリア・ジェノヴァで結成されオリジナルスコアをもとに中世や
ルネッサンスの音楽にアプローチしてきた団体で器楽奏者と声楽メンバーか
ら構成されています。
ACC 23159 \1880
デリツィエ・ナポリターネ-16世紀の古いナポリの愛の歌 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:2003年7月、2005年2月
ルネッサンス期の音楽を生き生きと蘇らせることで定評あるアンサンブル・
ダエダルスが今度は古いナポリのラブソングを取上げました!語りがあれば、
ニャニャーという猫の声もあり、そしてもちろん切ない恋の歌ありとバラエ
ティ豊かな内容です。内容としては1500年代半ばに作られたものが多いので
すが、現在の私たちの感情と通じるところが多く、楽しい聴きものになって
います。
<TAHRA>
TAH 575 3枚組 \6240
「後宮からの逃走」
モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K・165
レクイエム ニ短調 K626
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団,合唱団
テレサ・シュティヒ=ランダル(S コンスタンツェ),
エミー・ローゼ(S ブロンデ),ルドルフ・ショック(T ベルモンテ),
マレー・ディッキー(T ペドリッロ),
テオドール・シュロット(Bs オスミン)
マリア・シュターダー(S)
リーザ・デラ・カーザ(S),マリア・フォン・イロスファイ(Ms),
ヘルムート・クレプス(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
録音:1954年10月18-24日,1953年4月14日,1952年3月31日
モーツァルト・イヤーを祝って、TAHRAが名指揮者ハンス・シュミット=イッ
セルシュテット(1900-1973)のモーツァルトの音楽をまとめてリリース。この
うち「エクスルターテ・ユビラーテ」はこれが初出と思われます。レクイエ
ムは、TAHRA TAH 9907(3CD)で出ていたもの。「後宮からの逃走」は、先に
RELIEFからCD(CR 1906)が出ていたもの。いずれもS-Iの人柄が反映された名
演です。
WEST 3003 2枚組 \4160
バッハ:管弦楽組曲(全4曲),音楽の捧げもの BWV 1079
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1962年9月(管弦楽組曲),1964年6月(音楽の捧げもの)
どちらもWESTMINSTER社によるステレオ録音。シェルヘンは新時代のバッハの
開拓者としても名高く、録音も結構残しています。ロマンティックな装いを
剥ぎ取り、知性的で明晰なバッハ像を打ち立て、続く戦後世代の演奏家に大
きな影響を与えました。この二つの録音はいずれもシェルヘン晩年の貴重な
もの。ドイツ・グラモフォン社からのライセンスを得てのCD化です。
TAH 579 2枚組 \4160
マルセル・メイエル讃
スカルラッティ:ソナタ L23,L401,L433,L449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調K・281,第8番 イ短調 K・310,
第12番 ヘ長調K・332,アダージョ ロ短調 K・540,幻想曲 ハ短調 K・396
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op73「皇帝」,
シャブリエ:絵画的小曲集-風景,華やかなメヌエット
ドビュッシー:練習曲集第1巻-第2番「3度のために」
ペトラッシ:トッカータ
プーランク:2つのノヴェレッテ
カゼッラ:バッハの名による2つのリチェルカーレ
マルセル・メイエル(P)
フォルクマール・アンドレーエ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950-1956年
フランスの名ピアニスト、マルセル・メイエルの録音集です。フランスの粋
に満ちたそのピアニズムは、今もってファンが多いのも頷けるもの、明晰で
粒立ちが良く、感受性に満ちているけれど情に溺れない彼女のピアノは、こ
とにモーツァルトで高い評価を得ており、ここでも3つのソナタをはじめいず
れも名演!さらに「皇帝」のライヴ、近代作品も含めてのうれしい2枚です。
<Doremi>
DHR 7864/9 6枚組 \10000
ステレオ
「リヒテル第10集 / 1960年カーネギー・ホール・リサイタル」
[CD 1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op2-3
同 第9番ホ長調Op14-1
同 第22番ヘ長調Op54
同 第7番ニ長調Op10-3
録音:1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op57「熱情」
ベートーヴェン:同 第12番変イ長調Op26
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調HobXVI:50
シューベルト:即興曲変イ長調Op90-4, D899-4
録音:1960年10月19日、1960年10月25日
[CD 3]
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op82
田園風ソナチネ ハ長調Op59-3
風景Op59-2
思考Op62-3
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op84
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
録音:1960年10月23日、1960年10月23日、1960年10月28日
[CD 4]
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
同:映像第1集
同:喜びの島
同:映像第2集より葉ずえを渡る鐘の音
同:前奏曲集第1巻より野を渡る風 / アナカプリの丘
ラヴェル:「鏡」より悲しい鳥
同:亡き王女のためのパヴァーヌ
同:水の戯れ
録音:1960年10月25日、1960年10月28日、1960年10月30日
[CD 5]
シューマン:ノヴェレッテOp21より第1、2 & 8曲
同:幻想曲ハ長調Op17
同:幻想小曲集Op12-2「飛翔」
ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op54
同:マズルカ第15番ハ長調Op24-2
同:練習曲ホ長調Op10-3「別れの曲」
同:練習曲ハ長調Op10-1
録音:1960年10月25日、1960年10月30日、1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 6]
ラフマニノフ:前奏曲集Op23より第1、2 & 8番
同:前奏曲集Op32より第1、2、6、7、9、10 & 12番
同:前奏曲集Op23より第4 & 5番
同:前奏曲集Op32より第12番、Op23より第7番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op53
録音:1960年10月28日、1960年10月23日、1960年10月30日
すべてカーネギー・ホール(ライヴ)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
1960年はリヒテルが念願のアメリカ・デビューを果たした重要な年。9月まで
は東欧にロシア、北欧と巡り、10月から12月にかけてシカゴを皮切りに北米
ツアーを行っています。そのアメリカ・デビューの目玉ともいえるのが、5日
間に渡り「クラシックの殿堂」カーネギー・ホールで行われたリサイタル。
謎のヴェイルに包まれていた「ピアノの巨人」が、いままさにセンセーション
を巻き起こすリアルな感触。こうしてまとめて聴けるのは大きなポイントで、
アンコールを含めほぼ完全な形で網羅しています。
<RAPTUS>
30505 01 \2080
フェルディナント・リース(1784-1838):
ピアノ・ソナタ ハ長調Op1-1,イ短調Op1-2
スーザン・カガン(Pf)
オランダのベートーヴェン・オタクのレーベル、Raptusの新譜は世界初録音
のフェルディナント・リースのピアノ・ソナタ。フェルディナントはベート
ーヴェンのボンでの音楽の師匠、フランツ・リースの長男。父、フランツは
ベートーヴェンの母が死去した際に一家を親しく援助したため、ベートーヴェ
ンもウィーンでこの旧師の息子を歓迎し大いに援助した。ピアノを教え、仕
事を斡旋し、リヒノフスキー公にも紹介している。だが、リースがあまりに
自分の真似ばかりするため激怒したこともあったという。
ハ長調ソナタはアレグロ・コン・ブリオで始まる4楽章形式の30分に及ぶ大
ソナタ。イ短調は3楽章、25分。第2楽章のアンダンテ・クワジ・アレグレ
ット スケルツァンドがいかにもベートーヴェンチックだが、どうしてもベ
ートーヴェンになりきれない、清水ミチコの完成度にはとうてい及ばぬ、ま
ねだ聖子なみ。ただしベートーヴェン・ファンは一聴の価値はあり。
ACC 24163 \1880
モンテクレール:
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ハ短調
レ・ラマージュ(鳥のさえずり) 7つのブリュネット
バスを伴ったフルートのためのコンセール第2番 ホ短調
フランク・トインス、マルク・アンタイ(Flトラベルソ)、
マルティン・バウアー(Va・ダ・ガンバ)、ロベール・コーネン(Hrps)
録音:2004年11月
クープランと同じ時代に活躍したモンテクレールのフルート(フリュート・
トラヴェルジエール)のための作品集です。現在の形を取り始めたコントラ
バスの音楽史上初の名手、そしてオペラ、宗教曲、器楽曲に才能を発揮した
モンテクレールですが、ここに収められた音楽には哀愁と静謐が支配する独
特の味わいがあり、当時の様式に従っているのにもかかわらず、現代の私た
ちに働きかける力は並大抵のものではありません。その生涯の全貌があまり
はっきりわかっておらず、すこし謎めいたところのある作曲家ですが、ひょ
っとして現代の作曲家が何かの間違いで過去にタイムスリップしてしまった
のではないかと思えるほど不思議な魅力を湛えた音楽です。
ACC 10081 \1880
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調RV40
ジェミニアーニ:ソナタ第6番 イ短調
ヴィヴァルディ:ソナタ 変ロ長調RV46
ジェミニアーニ:ソナタ第3番 ハ長調
ジェミニアーニ:ソナタ第2番 二短調
ヴィヴァルディ:ソナタ ト短調
ロエル・ディールティエンス(Vc)、
リヒテ・ファン・デル・メール(Vcコンティヌオ)、
アンソニー・ウッドロウ(Db)、ロベール・コーネン(Org、Hrps)
録音:1991年11月
後期イタリアバロック様式の典型的な明るさと憂いのコントラストが際立つ
音楽が生き生きと演奏されている爽快な一枚です。
ACC 24168 2枚組 \3760
ボワモルティエ:
フルートとハープシコードのためのソナタ集「ラ・ヴェルテー」
CD1:
第4組曲への前奏曲 ニ長調 ソナタ第1番 ニ長調
第3組曲への前奏曲 ト短調 ソナタ第2番 ト短調
第5組曲への前奏曲 イ短調 ソナタ第6番 ハ短調
第2組曲への前奏曲 ト長調 ソナタ第3番 ト長調
CD2:
第1組曲への前奏曲 ホ短調 ソナタ第4番 ホ短調 第4組曲 イ長調
第6組曲への前奏曲 イ長調 ラ・ヴェルテー
レ・ビュッファルダン
フランク・トインス(フラウト・トラヴェルソ)
マルチン・バウアー(Vaダ・ガンバ)
エーヴァルト・デメイエール(Hrps)
録音:2004年10月
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)はフランスバロック後
期に活躍し、特にリコーダー愛好者にはお馴染みの名前です。トインスはこ
の時代の作曲家の紹介を自らの使命としているだけあり、250年以上の時を隔
てた楽曲に新しい生命を吹き込んでいます。
ACC 24169 \1880
フレスコバルディ:ファンタジー(1608)とカンツォーニ(1615) 全18曲
リューウェ・タミンガ(Org)
録音:2004年12月
大バッハ以前の最も重要なオルガン作曲家ジローラモ・フレスコバルディ
(1583-1643)のオルガン音楽の魅力を集約した1枚です。イタリア・ボロー
ニャの聖ペトロニオ大聖堂のそれぞれ15世紀、16世紀に完成したオルガンの
響きを隈なく捉えた録音にも注目です。オルガンを弾いているタミンガはオ
ランダ出身ですが、現在ボローニャ在住でこの大聖堂のオルガン奏者を務め
ています。
ACC 10068 \1880
イル・カンター・モデルノ-15世紀のヴェネツィア、ナポリ歌曲集 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:1990年7月
14世紀、16世紀に比べて残された楽譜が異様に少ない15世紀のイタリア世俗
歌曲。その貴重なレパートリーを当時の様式で再現したアルバムです。イタ
リアルネッサンスが最も開花したこの時期になぜ?とは誰でも思うところで
すが、ダ・ヴィンチの時代の音楽自体は歓楽窮まって哀情多しといった感の
する独特の魅力を備えています。リコーダーや打楽器、ヴィオールなどを伴
った歌には独唱あり斉唱ありと編成も様々です。アンサンブル・ダエダルス
は1986年イタリア・ジェノヴァで結成されオリジナルスコアをもとに中世や
ルネッサンスの音楽にアプローチしてきた団体で器楽奏者と声楽メンバーか
ら構成されています。
ACC 23159 \1880
デリツィエ・ナポリターネ-16世紀の古いナポリの愛の歌 全18曲
アンサンブル・ダエダルス
録音:2003年7月、2005年2月
ルネッサンス期の音楽を生き生きと蘇らせることで定評あるアンサンブル・
ダエダルスが今度は古いナポリのラブソングを取上げました!語りがあれば、
ニャニャーという猫の声もあり、そしてもちろん切ない恋の歌ありとバラエ
ティ豊かな内容です。内容としては1500年代半ばに作られたものが多いので
すが、現在の私たちの感情と通じるところが多く、楽しい聴きものになって
います。
<TAHRA>
TAH 575 3枚組 \6240
「後宮からの逃走」
モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」K・165
レクイエム ニ短調 K626
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)NDR交響楽団,合唱団
テレサ・シュティヒ=ランダル(S コンスタンツェ),
エミー・ローゼ(S ブロンデ),ルドルフ・ショック(T ベルモンテ),
マレー・ディッキー(T ペドリッロ),
テオドール・シュロット(Bs オスミン)
マリア・シュターダー(S)
リーザ・デラ・カーザ(S),マリア・フォン・イロスファイ(Ms),
ヘルムート・クレプス(T),ゴットロープ・フリック(Bs)
録音:1954年10月18-24日,1953年4月14日,1952年3月31日
モーツァルト・イヤーを祝って、TAHRAが名指揮者ハンス・シュミット=イッ
セルシュテット(1900-1973)のモーツァルトの音楽をまとめてリリース。この
うち「エクスルターテ・ユビラーテ」はこれが初出と思われます。レクイエ
ムは、TAHRA TAH 9907(3CD)で出ていたもの。「後宮からの逃走」は、先に
RELIEFからCD(CR 1906)が出ていたもの。いずれもS-Iの人柄が反映された名
演です。
WEST 3003 2枚組 \4160
バッハ:管弦楽組曲(全4曲),音楽の捧げもの BWV 1079
ヘルマン・シェルヘン(指)ウィーン国立歌劇場管弦楽団
録音:1962年9月(管弦楽組曲),1964年6月(音楽の捧げもの)
どちらもWESTMINSTER社によるステレオ録音。シェルヘンは新時代のバッハの
開拓者としても名高く、録音も結構残しています。ロマンティックな装いを
剥ぎ取り、知性的で明晰なバッハ像を打ち立て、続く戦後世代の演奏家に大
きな影響を与えました。この二つの録音はいずれもシェルヘン晩年の貴重な
もの。ドイツ・グラモフォン社からのライセンスを得てのCD化です。
TAH 579 2枚組 \4160
マルセル・メイエル讃
スカルラッティ:ソナタ L23,L401,L433,L449
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調K・281,第8番 イ短調 K・310,
第12番 ヘ長調K・332,アダージョ ロ短調 K・540,幻想曲 ハ短調 K・396
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op73「皇帝」,
シャブリエ:絵画的小曲集-風景,華やかなメヌエット
ドビュッシー:練習曲集第1巻-第2番「3度のために」
ペトラッシ:トッカータ
プーランク:2つのノヴェレッテ
カゼッラ:バッハの名による2つのリチェルカーレ
マルセル・メイエル(P)
フォルクマール・アンドレーエ(指)スイス・ロマンド管弦楽団
録音:1950-1956年
フランスの名ピアニスト、マルセル・メイエルの録音集です。フランスの粋
に満ちたそのピアニズムは、今もってファンが多いのも頷けるもの、明晰で
粒立ちが良く、感受性に満ちているけれど情に溺れない彼女のピアノは、こ
とにモーツァルトで高い評価を得ており、ここでも3つのソナタをはじめいず
れも名演!さらに「皇帝」のライヴ、近代作品も含めてのうれしい2枚です。
<Doremi>
DHR 7864/9 6枚組 \10000
ステレオ
「リヒテル第10集 / 1960年カーネギー・ホール・リサイタル」
[CD 1]
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op2-3
同 第9番ホ長調Op14-1
同 第22番ヘ長調Op54
同 第7番ニ長調Op10-3
録音:1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番へ短調Op57「熱情」
ベートーヴェン:同 第12番変イ長調Op26
ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調HobXVI:50
シューベルト:即興曲変イ長調Op90-4, D899-4
録音:1960年10月19日、1960年10月25日
[CD 3]
プロコフィエフ:
ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op82
田園風ソナチネ ハ長調Op59-3
風景Op59-2
思考Op62-3
ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op84
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
「シンデレラ」Op95よりガヴォット
録音:1960年10月23日、1960年10月23日、1960年10月28日
[CD 4]
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
同:映像第1集
同:喜びの島
同:映像第2集より葉ずえを渡る鐘の音
同:前奏曲集第1巻より野を渡る風 / アナカプリの丘
ラヴェル:「鏡」より悲しい鳥
同:亡き王女のためのパヴァーヌ
同:水の戯れ
録音:1960年10月25日、1960年10月28日、1960年10月30日
[CD 5]
シューマン:ノヴェレッテOp21より第1、2 & 8曲
同:幻想曲ハ長調Op17
同:幻想小曲集Op12-2「飛翔」
ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op54
同:マズルカ第15番ハ長調Op24-2
同:練習曲ホ長調Op10-3「別れの曲」
同:練習曲ハ長調Op10-1
録音:1960年10月25日、1960年10月30日、1960年10月19日、1960年10月28日
[CD 6]
ラフマニノフ:前奏曲集Op23より第1、2 & 8番
同:前奏曲集Op32より第1、2、6、7、9、10 & 12番
同:前奏曲集Op23より第4 & 5番
同:前奏曲集Op32より第12番、Op23より第7番
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op53
録音:1960年10月28日、1960年10月23日、1960年10月30日
すべてカーネギー・ホール(ライヴ)
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
1960年はリヒテルが念願のアメリカ・デビューを果たした重要な年。9月まで
は東欧にロシア、北欧と巡り、10月から12月にかけてシカゴを皮切りに北米
ツアーを行っています。そのアメリカ・デビューの目玉ともいえるのが、5日
間に渡り「クラシックの殿堂」カーネギー・ホールで行われたリサイタル。
謎のヴェイルに包まれていた「ピアノの巨人」が、いままさにセンセーション
を巻き起こすリアルな感触。こうしてまとめて聴けるのは大きなポイントで、
アンコールを含めほぼ完全な形で網羅しています。
<RAPTUS>
30505 01 \2080
フェルディナント・リース(1784-1838):
ピアノ・ソナタ ハ長調Op1-1,イ短調Op1-2
スーザン・カガン(Pf)
オランダのベートーヴェン・オタクのレーベル、Raptusの新譜は世界初録音
のフェルディナント・リースのピアノ・ソナタ。フェルディナントはベート
ーヴェンのボンでの音楽の師匠、フランツ・リースの長男。父、フランツは
ベートーヴェンの母が死去した際に一家を親しく援助したため、ベートーヴェ
ンもウィーンでこの旧師の息子を歓迎し大いに援助した。ピアノを教え、仕
事を斡旋し、リヒノフスキー公にも紹介している。だが、リースがあまりに
自分の真似ばかりするため激怒したこともあったという。
ハ長調ソナタはアレグロ・コン・ブリオで始まる4楽章形式の30分に及ぶ大
ソナタ。イ短調は3楽章、25分。第2楽章のアンダンテ・クワジ・アレグレ
ット スケルツァンドがいかにもベートーヴェンチックだが、どうしてもベ
ートーヴェンになりきれない、清水ミチコの完成度にはとうてい及ばぬ、ま
ねだ聖子なみ。ただしベートーヴェン・ファンは一聴の価値はあり。