クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-05 No.15-1

2010年05月18日 14時09分54秒 | Weblog
★ユニバーサル・ミュージック マーラー&シューマン セール★
セール期間 2010年6月30日入荷分まで★
詳細は当店HPにございます。
http://hwm3.gyao.ne.jp/goodies/um_mahler_schumann2010.html

※品切れ等で入荷が無かった場合はセール終了となりますので、お早めに
ご注文下さい

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※コメントはメーカー案内書より抜粋です。

<Australian Eloquence>
4803297 2枚組 \1750
シベリウス:管弦楽組曲集
CD1
1.《カレリア》組曲Op.11
2.《レンミンカイネン》組曲Op.22(4つの伝説曲)
CD2
1.交響詩《吟遊詩人》Op.64
2.交響詩《伝説(エン・サガ)》Op.9
3.《テンペスト》序曲Op.109‐1
4.交響詩《大洋の娘》Op.73
5.交響詩《夜の騎行と日の出》Op.55
ヘルシンキ放送交響楽団
指揮:オッコ・カム(CD1、CD2‐1、2)
バイエルン放送交響楽団
指揮:オイゲン・ヨッフム(CD2‐3-5)
シベリウスのスペシャリスト、カムの自信に満ち溢れた名演と、巨匠ヨッフム
による珍しい録音のカップリング。選曲も、通好みの渋名曲がずらりと並んで
おり、シベリウス・ファン必携の1枚と言えるでしょう。

4802381 \1180
ハイティンク/ラヴェル:管弦楽作品集
1.バレエ《ダフニスとクロエ》第1組曲
2. 同 第2組曲
3.亡き王女のためのパヴァーヌ
4.道化師の朝の歌
5.スペイン狂詩曲
アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団 
指揮:ベルナルト・ハイティンク
録音:1961年
印象派の大家ラヴェルは、意外かもしれませんが巨匠ハイティンクの主要レ
パートリーの一つで、多くの録音を残すとともに、演奏会でも繰り返し演奏
されています。ここに収録されているのは、彼が名門コンセルトへボウ管の
常任指揮者に就任した1961年に録音された就任記念盤とも言える1枚です。
その誠実で堂々とした音楽作りが、当時32歳の若さだったとは思えない驚き
の演奏が詰まったアルバム!

4801858 2枚組 \1750
ニールセン:
CD1
1.交響曲第1番ト短調Op.7
2.  同  第5番Op.50
3.《ヘリオス》序曲Op.17
CD2
1.フルート協奏曲FS.119
2.クラリネット協奏曲Op.57
3.《仮面舞踏会》FS.39より抜粋
ギルバード・イェスペルゼン(フルート:CD2‐1) 
イブ・エリクソン(クラリネット:CD2‐2)
デンマーク放送交響楽団
指揮:トマス・イェンセン(CD1‐1、2、CD2‐1、3)、
エリク・トゥクセン(CD1‐3)、モーゲンス・ヴェルディケ(CD2‐2)
録音:1952-54年
デンマーク最大の作曲家ニールセンの代表作である6つの交響曲と3つの協奏曲
などから精選した2枚組。彼の管楽協奏曲は、友人のコペンハーゲン管楽五重
奏団のメンバーのために書かれたもので、彼らの性格や音楽性を鑑みた書法が
随所に織り込まれています。録音は1952-54年に行われた歴史的録音で、フル
ート協奏曲では、この曲を捧げられたイェスペルゼン本人が演奏しています。
今回のリリースのためにリマスターされた高音質や興味深いライナーととも
にお楽しみください。

4801136 \1180
ベートーヴェン:
1.《レオノーレ》序曲第3番Op.72a
2.《エグモント》序曲Op.84
3.交響曲第7番イ長調Op.92
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1)
ロサンゼルス・フィルハーモニック(2-3)
指揮:ズービン・メータ
今年で74歳を迎える巨匠メータ。彼の輝かしいキャリアの出発点となったロサ
ンゼルス・フィル首席指揮者時代(1962-78年)のべト7&《エグモント》が、手
兵イスラエル・フィルとの《レオノーレ》第3番も加えて、待望の再リリース
となります。引き締まった筋肉質のテンポと、コントラバス出身の彼らしい重
厚な低音部が織りなす若き日の名演です。

480814(4800814) \1180
20世紀スイス楽作品集
1.ブロッホ:ヘブライ狂詩曲《シェロモ》
2. 同:管弦楽とチェロ・オブリガートのための交響詩《荒野の叫び》
3.オブシエ:アンティゴネー
4.ガイザー:交響曲イ短調Op.44
ザラ・ネルソヴァ(チェロ:1、2) 
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1、2) 
スイス・ロマンド管弦楽団(3、4) 
指揮:エルネスト・アンセルメ
スイスの巨匠アンセルメが、地元の3人の現代作曲家の作品を演奏した1枚。
中でもブロッホの2作品では、1918年にカナダで生まれ2002年にニューヨーク
で亡くなった、主にアメリカで活躍した女流チェリスト、ザラ・ネルソヴァ
の圧倒的名演を収録。ヴィブラートたっぷりの情熱的なチェロを、真摯に支
えるアンセルメの至芸にぜひご注目ください。

48053(4800053) 3枚組 \2680
ベルリオーズ:管弦楽作品集
CD1
幻想交響曲Op.14
CD2
1.序曲《海賊》Op.21
2.《ベアトリスとべネディクト》序曲Op.27
3.序曲《ローマの謝肉祭》Op.9
4.《ベンヴェヌート・チェルリーニ》序曲Op.23
5.歌曲集《夏の夜》Op.7
CD3
幻想交響曲Op.14(リハーサル:フランス語)
レジーヌ・クレスパン(ソプラノ:CD2‐5)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
アンセルメの十八番ベルリオーズをずらりと並べた豪華3枚組。中でも「幻想
交響曲」は、貴重なリハーサル風景も収録されており、オーケストラの魔術師
と謳われた彼の至芸に触れることができます。また、歌曲集《夏の夜》では、
ワーグナー歌手として名声を得る一方でフランス歌曲も実に美しく歌ったとフ
ランスのソプラノ、クレスパンが1960年代に残した名演を収録。よく通るまっ
すぐな美声が、オケともみごとに溶け合って美しいひとときを現出します。

48041(4800041) 2枚組 \1750
近現代フランス管弦楽作品集
CD1
1.ルーセル:《くもの饗宴》組曲Op.17
2. 同:交響曲第3番ト短調Op.42
3. 同:  同  第4番イ長調Op.53
CD2
1. 同:小組曲Op.39
2.デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
3.ショーソン:交響曲変ロ長調Op.20
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
アンセルメの象徴とも言えるフランス音楽の中から、通好みの名曲を精選した
2枚組。昨年の世界初CD化で好評を博したルーセルの「小組曲」など、透明な
音色と、明るく快活なダイナミズムが光る名演揃いです。




<ACCORD>
4803437 2枚組 \3880
イルデブランド・ピッツェッティ:歌劇《フェドーラ》全3幕
ハスミク・パピアン(ソプラノ:フェドーラ) 
グスターヴォ・ポルタ(テノール:イッポリート) 
チャンハン・リム(バリトン:テセオ) 
クリスティーネ・ノレン(アルト:エトラ)他 
モンペリエ歌劇場少年合唱団 ラトビア放送合唱団 
モンペリエ国立管弦楽団
指揮:エンリケ・マッツォーラ
録音:2008年7月16日 モンペリエ
イタリア新古典主義音楽の推進者ピッツェッティが1912年に作曲し、約1世紀
も眠り続けていた名作オペラが、2008年7月に待望の世界初演を迎えた際の感
動的な記録。イタリアのメロドラマの伝統をしっかりと受け継いだこの19世
紀オペラは、全編に渡ってロマンティックなファンタジーに満ち溢れていま
す。アルメニアの名ソプラノ・パピアンやアルゼンチンのテノール・ポルタら
名歌手陣、輝かしい合唱、そしてそれらを巧みに統括したスペイン出身の期待
のオペラ指揮者ピッツェッティなど、充実したキャストも適材適所で大きな魅
力を放っています。





<DECCA(フランス)>
4803474 \1350
ショパン:ピアノ作品集
1.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
2.夜想曲第21番ハ短調
3.  同  第20番嬰ハ短調
4.3つのエコセーズOp.72‐3
5.ドイツ民謡《スイスの少年》による変奏曲ホ長調
6.ワルツ第15番ホ長調
7. 同 第16番変イ長調
8.  同 第17番変ホ長調
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1981年
ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)への継続的な出演で、日本でふたたび人気を集め
ているブリジット・エンゲラー。カラヤンに才能を見出され、バレンボイム、
メータ、ロストロポーヴィチ、小澤、カサドシュら名高い指揮者たちと共演し
てきた才媛が1981年に録音した、ショパンの遺作だけで編んだ珍しい作品集
です。今年のLFJでも大好評だった大粒の美しい音色と、優雅なフレージング
の数々を、たっぷりお楽しみください。

4803478 \1350
チャイコフスキー:ピアノ作品集
1.《四季》Op.37a
2.ドゥムカ ハ短調Op.59
3.ユモレスクOp.10‐2
4.夜想曲Op.19‐4
5.無言歌ヘ長調Op.2-3
6.感傷的なワルツ ヘ短調 Op.51-6
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1982年
モスクワ音楽院で名教授ネイガウスに師事し、チャイコフスキー・コンクール
に入賞したエンゲラーの十八番チャイコフスキー。音色とフレージングの中に
輝かしさとほの暗さがみごとに同居した演奏の数々は、地元ロシア出身の彼女
ならではの至芸と言えるでしょう。

4803475 \1350
シューベルト&リスト:ピアノ作品集
1.ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817
2.3つのピアノ小品(即興曲)D.946
3.4つの即興曲D.899
4.水の上で歌う(リスト編)
5.連祷(リスト編)
6.糸を紡ぐグレートヒェン(リスト編)
7.セレナーデ(リスト編)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1983-84年
シューベルトがテーマだった2008年のLFJでも好評を博したエンゲラーのシュ
ーベルト&リスト。シューベルトの歌曲を数多くピアノ用に編曲したリストの
関連性に、若い頃から注目し、確かな成果をあげていたことがわかる貴重な
記録です。

4803681 \1350
シューマン:ピアノ作品集
CD1
1.ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
2.アベッグ変奏曲Op.1
3.子供の情景Op.15
4.色とりどりの小品Op.99
CD2
1.謝肉祭Op.9
2.ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
録音:1979年(CD1)、1983年(CD2)
ゆったりとしたテンポ、豊かなニュアンス、そして幸福な余韻に溢れた名手
エンゲラーのシューマン世界。打鍵とペダルのコントロール、それに余韻や間
の取りかたなど、各曲の細部まで配慮が行き届いた至芸の数々をたっぷりお楽
しみください。




<MD+G>
94316226(SACD-Hybrid) \2950
ベートーヴェン:後期ソナタ集
1.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
2. 同 第31番変イ長調Op.110
3. 同 第32番ハ短調Op.111
エリザベート・レオンスカヤ(ピアノ:1901年製スタインウェイD)
録音:2009年10月30日-11日1日 マリエンミュンスター修道院 
ブラームス、メンデルスゾーン、シューベルト、ショパン…。グルジア出身の
名女流ピアニスト、エリーザベト・レオンスカヤが当レーベルに行ってきた録
音の数々は、いつも斬新な解釈で多くの聴き手を魅了し続けてきました。そし
て当盤では、ベートーヴェンのピアノ音楽の集大成と言える3つの最後のソナ
タを収録。スタインウェイの名器を自在に操る妙技をSACDの高音質で記録した
演奏の数々は、彼女の円熟期を代表する名演として長く記憶されることでしょ
う。

30916172 \2080
イタリアの転機
1.G.サンマルティーニ:協奏曲ヘ長調
2.ガルッピ:協奏曲ハ短調
3.ボッケリーニ:協奏曲第3番ト長調
4.ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調RV.434
5.ロカテッリ:ソナタ第8番ニ長調
6.マンチーニ:ソナタ ニ長調
ムジカ・アルタ・リパ
録音:2009年11月29日-30日、11日1日 マリエンミュンスター修道院
18世紀の後期イタリア・バロック音楽は、ヴィヴァルディを筆頭に、協奏曲な
どの分野で音楽に多くの革新をもたらし、後の古典派やロマン派に受け継がれ
ることになりました。そんな音楽史の重要な転機に生まれた6つの傑作を、名
門ムジカ・アルタ・リパが、ベルカント風の豊かな歌心や超絶技巧を随所で効
果的に盛り込んだ名演でお届けします。

64514102 \2080
プレイヤー・ピアノVol.10-ナンカロウの遺志を継ぐ者たち‐2
1.リゲティ:ピアノのための練習曲集から(第9-15番)
2. 同:コンティニュアム
3.ボウデリー:カノン
4.古川聖:プレイヤー・ピアノのための12曲
5.シュテーブラー:プレイマニック
アンピコ・ベーゼンドルファー・グランド・ピアノ(1927)
アンピコ・フィッシャー・グランド・ピアノ(1925)
録音:2005年6月19-24日 イマヌエル教会、ヴッパータール
MDGのプレイヤー・ピアノ・シリーズ第10弾は、第6弾「ナンカロウの遺志を継
ぐ者たち」の第2弾で、すべて20世紀後半に書かれた作品を収録しました。リ
ゲティ作品を自動ピアノ用に編曲した2曲、ナンカロウの80歳の誕生を記念し
て書かれたボウデリーの「カノン」、日本が誇る現代作曲家・古川聖など、
聴きどころが目白押しです。今回も、聴いているうちに頭がクラクラしてトラ
ンス状態になること請け合いです!

3192742 \2080
グダニスクと西プロイセンの音楽巡礼
1.聖マリーン教会/グダニスク(ダンツィヒ)
2.聖ニコライ教会/グダニスク(ダンツィヒ)
3.オリワ大聖堂/オリワ
4.聖トルン教会/トルン
5.フィルハーモニー/ビドゴシュチ
6.プルシュチ福音教会/プルシュチ(ダンツィヒ)
7.ボンシュテテン・カトリック教会/コニッツ
8.ペルプリン大聖堂の内陣オルガン/ペルプリン
9.同 大オルガン/ペルプリン
ジャン・ヤンカ(オルガン)
録音:1986年9月
オルガン巡礼の旅は、ポーランド最大の港湾都市グダニスクを中心とした西プ
ロイセンに到着しました。その8箇所の教会にあるオルガンの素晴らしい音響
と音色をご紹介します。東プロイセン同様、中世から20世紀の2度の世界大戦
に至るまで、常にドイツとポーランドの争いに翻弄されつつも、常に政治や
経済の中心として活気に満ち溢れていたこの地ならではの、壮麗かつ厳粛な
調べをご堪能ください。オルガンを弾くジャン・ヤンカ(1933-)は、クラクフ
で学んだ後、シュトゥットガルト、パリへ渡り、パリではマルセル・デュプ
レに師事。作曲家としても有名で、フランスの印象派の伝統を受け継きなが
ら、キリストの復活に対する深い信仰心も帯びた、美しいオルガン作品を数
多く書いています。

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10-05 No.15-2

2010年05月18日 14時09分15秒 | Weblog
<Crystal Classics>
N 67014 3枚組 \4600
モーツァルト:ハルモニームジークのための音楽 ――
歌劇《魔笛》(ハイデンライヒ&タルクマン編)/歌劇《後宮からの逃走》
(ヴェント編)/歌劇《フィガロの結婚》(ヴェント&タルクマン編)/歌劇
《コシ・ファン・トゥッテ》(タルクマン編)/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
(トリーベンゼー&タルクマン編)
リノス・アンサンブル
ハイデンライヒやヴェント、トリーベンゼーの手によって施されたモーツァル
トの存命当時、18世紀後期のアレンジをベースとしているところも、このリノ
ス・アンサンブル盤の魅力の1つである。

N 67003 \2300
J・S・バッハ協奏曲集 ――
三重協奏曲イ短調BWV.1044*/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041#/
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042#/2つのヴァイオリンのための協奏
曲ニ短調BWV.1043+
パウル・マイゼン(フルート)*、ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)*、
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)*、
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)#/+、
エルンスト・マイヤー=シールニンク(ヴァイオリン)+
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)
ドイツ・バロック・ドリステン
ドイツのクリスタル・クラシックスが、カプリッチョ・レーベルの膨大な音源
の中から発掘してきた大バッハの「協奏曲集」の聴きどころはやはり豪華トリ
オによる「三重協奏曲」!
幾人もの世界的奏者を輩出するなど指導者としても高名なパウル・マイゼン。
ベルリン・フィルの元コンサート・マスター、ライナー・クスマウル。そして
オランダが誇る鍵盤界の巨星ボブ・ファン・アスペレンが組んだトリオの演奏
は別格です。

N 67006 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
オデオン・トリオ〔クルト・グントナー(ヴァイオリン)、アンゲリカ・メイ
(チェロ)、レナード・ホカンソン(ピアノ)〕
オデオン・トリオは、バイエルン国立歌劇場管、バイロイト祝祭管、ミュン
ヘン・フィル、ミュンヘン・バッハ管のコンサートマスターを歴任し、2005年
からは武蔵野音楽大学の客員教授として後進の育成に取り組んでいるドイツの
名ヴァイオリニスト、クルト・グントナーが1972年に結成したアンサンブル。
ケンペやリヒターとの共演など長きに渡って第一線で活躍を続け、ドイツの伝
統と音楽を肌で感じ取ってきたグントナーの演奏には言葉では言い表しきれな
い説得力がある。1980年6月の録音。

N 67010 2枚組 \3500
ボッケリーニ:五重奏曲集 ――
オーボエ五重奏曲ト長調Op.55-1*/弦楽五重奏曲ニ短調Op.13-4+
ギター五重奏曲第2番ホ長調G.446#/オーボエ五重奏曲ニ短調Op.55-6*
ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448《ファンダンゴ》#
弦楽五重奏曲イ長調Op.60-3+/オーボエ五重奏曲変ホ長調Op.55-5*
ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)*、パリジー四重奏団*、
ジャン=ピエール・ジュメ(ギター)#、ディモフ弦楽四重奏団#、
ペーターゼン・クヮルテット+、
18世紀イタリアの"五重奏曲王"、ルイジ・ボッケリーニの「オーボエ五重奏
曲」と「ギター五重奏曲」、「弦楽五重奏曲」を収録した五重奏曲三昧のボッ
ケリーニ・アルバム。
シュトゥットガルト放送響の元首席オーボエ奏者レンチェシュの濃密な響き、
ギターと弦楽四重奏の共演、ペーターゼン・クヮルテットのハイレベルな響
きなど、多彩な"味"が楽しめます!1992年-1993年の録音。
スリップケース仕様。

N 67011 3枚組 \4600
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271《ジュノム》
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456/ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)、
ニコラス・クラーマー(指揮)、カペラ・コロニエンシス
早くから古楽演奏に取り組んできたフォルテピアノの名手リンダ・ニコルソン
と、1954年にドイツのケルンで結成されたピリオド・オーケストラのコンビに
よるモーツァルトのピアノ協奏曲集。
リンダ・ニコルソンのフォルテピアノから生まれる軽やかな響きで聴くモー
ツァルトは、録音から約20年が経過した今聴き直すと逆にどこか新鮮。
1989年-1990年の録音。スリップケース仕様。

N 67012 3枚組 \4600
ロシアン・ピアノ・レアリティーズ ――
メトネル:祝祭の舞曲/スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9/ショス
タコーヴィチ:幻想舞曲Op.6-2*/ラフマニノフ:ロマンス*/メトネル:春/
スクリャービン:悲劇的な詩変ロ長調Op.34、悪魔的な詩Op.36、詩曲変ニ長調
Op.41/ラフマニノフ:メロディ ホ長調Op.3-3/ショスタコーヴィチ:ポルカ*
/メトネル:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.11-1/ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
Op.3-2《鐘》/スクリャービン:7つの前奏曲Op.17/メトネル:悲劇的ソナタ
/ショスタコーヴィチ:夜想曲Op.6-3*/スクリャービン:10のマズルカOp.3
より 第1番、第2番、第3番、第9番、第10番/ショスタコーヴィチ:タランテラ
Op.17-4*/メトネル:プロローグOp.1-1/スクリャービン:ワルツ ヘ短調Op.1
/ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94*/メト
ネル:夕べの歌/スクリャービン:2つのマズルカ風即興曲Op.7、ポロネーズ
変ロ短調Op.21/ラフマニノフ:6つの小品Op.11*
マリア・レットベリ(ピアノ/スクリャービン)、
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ/ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ)、
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ/メトネル)、
ホルガー・ブッシュ(ピアノ)*
メトネル、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ。ロシアの
ピアノ音楽を語る上で欠かせない4人の作曲家たちの作品を、スクリャービン
弾きレットベリやメトネルの権威デルジャヴィナなどそれぞれのスペシャリ
ストたちが弾き分けた好企画。
ロシアのピアノ作品入門としても強くオススメできるセットです。
2002年&2005年、2008年、2009年の録音。スリップケース仕様。

N 67016 2枚組 \3500
シューマン:
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》/交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
ピアノ協奏曲イ短調Op.54*/序奏と協奏的アレグロ ニ短調Op.134*
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調Op.92*
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、
ハイドルン・ホルトマン(ピアノ)*、
ステファン・ゾルテス(指揮)*、ベルリン放送交響楽団*
イギリスの名匠サー・ネヴィル・マリナーがシュトゥットガルト放送交響楽団
のシェフを務めていた1985年&1986年のシューマン。
マリナーのコントロールが隅々まで行き届いたシューマンが響いてきます。ド
イツの名女流ピアニスト、ハイドルン・ホルトマンが弾く「ピアノ協奏曲」も
カップリングした充実のプログラム。
1985年2月&1986年8月、1991年9月*の録音。スリップケース仕様。

N 67018 \2300
グレゴリオ聖歌集 ―― 受難とイースターの祈り
フーベルト・ヴェルテン(指揮)、カントアルテ・レーゲンスブルク
ドイツ、バイエルン州の都市レーゲンスブルクの男声聖歌隊が歌うグレゴリオ
聖歌のハーモニーは、まるで神々からのメッセージのように響く。
録音会場となったレーゲンスブルク教会音楽学校のコンツェルトザールの豊か
な残響が、神聖な雰囲気を高めている。
1995年12月の録音。スリップケース仕様。

N 67019 \2300
ミサ・サンクタ ――
ウェーバー:聖なるミサ曲第2番ト長調Op.76《祝典ミサ》
キール:ミサ・ソレムニスOp.40*
ヘルムート・フローシャウアー(指揮)、
ケルンWDR交響楽団&合唱団、
アンケ・ホフマン(ソプラノ)、
メヒトヒルト・ゲオルグ(アルト)、アンドレアス・ワーグナー(テノール)、
ヨー=チャン・ナ(バス)、ブリギッテ・リントナー(ソプラノ)*、
レジーネ・レットガー(メゾ・ソプラノ)*、
エリザベート・グラーフ(アルト)*、トーマス・デヴァルト(テノール)*、
カール・フェート(バス)*
輝かしい響きが特徴的な「祝典ミサ」は、「魔弾の射手」や「オベロン」など
のオペラや協奏曲の傑作を遺したドイツ・ロマン派の巨匠ウェーバーの珍しい
宗教作品。
またウェーバーの次世代の作曲家であり、器楽曲や室内楽曲で知られるフリー
ドリヒ・キールの「ミサ・ソレムニス」もレアな録音。
1999年11月&1996年10月の録音。スリップケース仕様。

N 67020 2枚組 \3500
ガーシュウィン:
ピアノ協奏曲ヘ調*/パリのアメリカ人/キューバ序曲/《アイ・ガット・
リズム》による変奏曲+/《ポーギー&ベス》より/
ラプソディ・イン・ブルー*
セシル・ウーセ(ピアノ)*、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、アラン・マークス(ピアノ)+、
ハンス=ディーター・バウム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
フランスのセシル・ウーセ、アメリカのアラン・マークスがソリストとしてド
イツの2つのオーケストラと共演。
フランスやドイツのテイストが加わったガーシュウィンも面白そう。「パリの
アメリカ人」や「キューバ序曲」などのオーケストラ作品もしっかり収録!
スリップケース仕様。

N 67023 \2300
スターバト・マーテル ――
ペルゴレージ:悲しみに暮れる御母は佇みたもう
J・S・バッハ:マタイ受難曲より アリアとコラール
ブルックナー:モテット《キリストはおのれを低くして》
シューベルト:スターバト・マーテル ト短調D.175
ヴェルディ:聖母への讃歌
メンデルスゾーン:わが神、わが神、なんぞわれを捨てたまいし
ハイドン:《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》より グラーヴェ
シューベルト:オッフェルトリウム変ロ長調D.963
ブルックナー:おおマリア、御身は何と美しく
ヴェルディ:スターバト・マーテル
シューベルト:天使の合唱D.440
マーカス・クリード(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、RIAS合唱団、
ヘルマン・マックス(指揮)、
ライニッシュ・カントライ、
エミール・タバコフ(指揮)、ブルガリア室内合唱団、他
生誕300周年のペルゴレージからバッハ、ブルックナー、シューベルトなど、
数々の大作曲家たちの作品で構成された悲しみの聖母、"スターバト・マーテ
ル"。スリップケース仕様。




<DACAPO>
8.226093 \1780
シュッツ(1585-1672):
十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478/ヨハネ受難曲 SWV481
1-11.十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478
13-19.ヨハネ受難曲 SWV481
演奏:エルセ・トルプ(ソプラノ)/リネア・ロンホルト(アルト)/アダム・リ
ース(テノール )/ヨハン・リンデロース(テノール)/ヤコプ・ブロッホ・
イェスペルセン(バス)/エリック・リンドブロム(サックバット)/エリック・
ビョルキヴィスト(サックバット)/イアン・プライス(サックバット)/ユリア
ーネ・ラーケヴィオラ・ダ・ガンバ)/サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
/アラン・ラムスッセン(オルガン)
ポール・ヒリアー(指揮)…1-11
福音史家…アダム・リース(テノール)/イエス…ヤコプ・ブロッホ・イェス
ペルセン(バス)/アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ポール・ヒリアー(指揮)…13-19
録音 2009年8月27-29日コペンハーゲンガルニソン教会… 1-11
2009年6月5-7日コペンハーゲン聖ポール教会… 13-19
ARS NOVAコペンハーゲンとポール・ヒリアーによるシュッツの第3弾です。
1645年頃に作曲された「十字架上-」は、シュッツの数ある作品の中でも最高
傑作として評価されるものです。20分程度の小さな曲ながら、ゴルゴダの丘で
処刑されたイエスのドラマを簡潔に、かつ暖かい目で描いていて、円熟期の
シュッツの信仰心と熟達した音楽語法が最大限に生かされた素晴らしい曲と
なっています。かたや「ヨハネ受難曲」は 1665年の作品で、晩年のシュッツ
によるムダのない書法で描かれた40分程度のドラマです。無伴奏合唱と 2人の
ソロによる静かで引き締まった祈りと願いの音楽は、最後まで迷いを残しつつ
光の中に消えて行きます。




<cpo>
777388-2 2枚組 \4900
グノー(1818-1893):歌劇「血まみれの修道女」全 5幕
A-E.スクリーブ,G.ドラヴィーニュ台本
演奏:マルコ・ヴァッサーリ(バリトン)/ゲナディウス・ベルゴルコ(バリトン)
/ヨーンキ・バエク(テノール)/ナタリア・アトマンチュク(ソプラノ)/イリ
ス・マリー・コチアン(ソプラノ )/フランク・フェーバー(バス)他/
オスナブリュック劇場合唱団&男声合唱団/オスナブリュック交響楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)
なんとも恐ろしいタイトルのグノーのオペラです。M・G・ルイスによる 19世
紀のベストセラー「僧侶」に基づいた台本を使って書きあげられていますが、
この恐怖譚は 19世紀に好んで取り上げられたテーマで、ベルリオーズも未完
ではありますが、同じ題材に音楽を付けています。1954年の初演時には素晴ら
しい成功を収めたのですが、神聖さと世俗性が混在した内容のせいか、少しず
つ人気が陰り、最終的にはすっかり忘れ去られてしまった作品です。5年に一
度現れる修道女の亡霊、その騒ぎに乗じて駆け落ちを企む一組の男女。しかし、
女性はその愛に迷いを感じてしまい、約束の時間には間に合いませんでした。
男性は時間通りに現れた亡霊を彼女だと思い、その腕に抱き取ってしまいます。
2人の愛の行方は一体どうなるのでしょう?入念な準備をもってこの叙情的な
作品を蘇演したボイマーと歌手、オスナブリュックの演奏者たちの熱演をお楽
しみください。

777432-2 \2450
ダヴィドフ(1838-1889):
1.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第3番 Op.18
2.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第4番 Op.31
3.チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19-4
4.チャイコフスキー:カプリッチォ風小品 Op.62
5.チャイコフスキー :アンダンテ・カンタービレ
演奏:ウェン=シン・ヤン(チェロ)
上海交響楽団/テリェ・ミッケルセン(指揮)
カルル・ダヴィドフは 19世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフ
スキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人です。彼のチェロ協奏曲が 4曲あ
ることは知られていましたが、第3番と第4番に関してはこのアルバムが世界初
録音となります。ロシア的というよりも、ドイツ・ロマン派の流れを汲む重厚
で美しい作品は、一度聴いたら忘れることはありません。バッハの無伴奏で堅
実な演奏を聴かせたウェイ=シン・ヤンですが、ここでも繊細な音色と豊かな
表現力で、このロシアの隠れた名作を完全な形で蘇らせています。チャイコフ
スキーの作/品でも、しっとり味わい深い歌心を見せてくれています。第1番と
第2番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者の演奏で入手可能(777263.2)。

777549-2 2枚組(1枚価格) \2450
ツェラー(1842-1898):喜歌劇「坑夫長」全 3幕
M.ヴェスト,L.ヘルト台本
演奏:サンティアンゴ・ビュルギ(テノール)/コーネリア・ツィンク(ソプラノ)
ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ(テノール)/
ドンナ・エレン(ソプラノ)/ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)他
シェーンブルン宮廷劇場管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・モック(指揮)
1894年に作曲されたカール・ツェラーの喜歌劇「坑夫長」全曲盤の登場です。
現在では、中のアリア「気を悪くしないで」のみが知られていますが、初演当
時は、社会情勢を鋭く風刺したコメディとして、大変人気のあった演目です。
政界進出を目論む現場監督ツヴァック、彼のやり方に不服を唱えストライキを
する炭坑夫たち。そして先導する坑夫長マルティン、マルティンを助けるロデ
リック(身分を隠した王子)、そしてツヴァックの娘など様々な登場人物が入り
乱れ、賑やかな物語を作りだしています。ツェラーの音楽はあくまでも上品で、
ちょっとだけセンチメンタルで魅力的。オペレッタ・ファンの方垂涎のアイテ
ムです。

777414-2(SACD-Hybrid) \2950
カール・ニルセン(1865-1931):オルガン作品全集
ルーズ・ランゴー(1893-1952):オルガン作品選集
《カール・ニルセン》1.祝典前奏曲/2.29の小前奏曲/3.2つの前奏曲/
4.メロディ/5.コムモーティオ
《ルーズ・ランゴー》1.昇天日/2.埋没-最初の日曜日の後に
3.収穫の前奏曲/4.アクセル・ゲーゼの葬儀に/5.結婚行進曲
演奏:フリードヘルム・フランメ(オルガン)
バートガンダーシャイム大聖堂
バロック作品の解釈に定評あるフランメの最新アルバムは、北欧の巨匠2人の
オルガン作品です。ニルセンは最晩年になってからいくつかの素晴らしいオル
ガン作品を書いていて、あまり聴く機会はないのですが、どれも傑作と呼ぶに
ふさわしいものばかりです。美しく素朴な小品の集まりである「 29の小前奏
曲」、全く対照的の現代的な響きに満ちた「コムモーティオ」、そして遺作で
ある「2つの前奏曲」など、清らかさが体中に浸みわたる曲ばかりです。ラン
ゴーの作品は、もっと現代的で、オルガンの響きをくまなく使い、きわめて強
烈な印象を残します。超優秀録音であるのは言うまでもありません。

777504-2 2枚組 \4900
テオドール・グヴィ(1819-1898):
カンタータ「イフィゲニーとタウリーデ」 Op.7
ゲーテによる 4人のソリスト、合唱と管弦楽のための劇的情景
演奏:クリスティーネ・マシュラー(ソプラノ)/エッケハルト・アベーレ(バス
・バリトン )/ベンジャミン・ヒューレット(テノール)/ヴィンツェンツ・ハ
ーブ(バリトン)/カントライ・サールルイ
ラ・グラン・ソサエティ・フィルハーモニック
ヨアキム・フォンティーヌ(指揮)
フランスとドイツの対立のおかげで、どちらの国からも評価されることのなか
った悲しい作曲家グヴィ。最近ようやく彼の評価が進み、このような大作オラ
トリオも上演されるようになってきました。このジャンルは彼の全作品の中で
も重要な位置を占めており、かのベルリオーズも高く評価していた作品群です。
1884年に Breitkopf社から出版された(フランスとドイツの2カ国語で書かれて
いました)ギリシャ神話をモティーフにした「イフィゲニー-」も当時の批評家
たちをいたく感動させたと言い、精悍で引き締まった音楽は、今改めて聴いて
みても、とても衝撃的なものです。

777451-2 \1700
ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
1.作者不詳:ファンタジアト長調/ 2.シュメルツァー(1623頃-1680):リトル
ネッロ/ 3.レグレンツィ(1626-1690):ソナタホ短調/4.ヴァレンティーニ
(1681-1753):ソナタ/ 5.レオポルド 1世(1640-1705):ソナタ/6.フローベル
ガー(1616-1667):カプリッチョヘ長調,トッカータト長調,2つのカプリッチョ,
組曲変ロ長調/7.レグレンツィ:ソナタハ長調/ 8.皇帝フェルディナント三
世(1608-1657):賛歌「イエスよ、乙女らの花冠」/9.作者不詳:ファンタジア
イ長調
演奏:クラウス・メルテンス(バス)
ハンブルク・ラーツムジーク
ジモーネ・エッケルト(指揮)
ハプスブルク家(ドイツ語: Haus Habsburg)は、現在のスイス領内に発祥した
ドイツ系の貴族の家系。相次ぐ政略結婚により、ヨーロッパで強大な力を得た
ことはご存じの通りです。彼らは熱心な音楽愛好家であり、多くの作曲家を擁
護し、様々な音楽を楽しんだことでも知られています。神聖ローマ帝国皇帝、
フェルディナント 3世、その息子レオポルド1世は、とりわけヴィオラ・ダ・
ガンバを愛奏し、優れた作品を書いています。このアルバムには、2人の偉大
な統治者と、その同時代の作曲家たちの作品を収録しています。新しい音楽の
発見と、聴く楽しみをお届けいたします。

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10-05 No.14-1

2010年05月18日 14時08分52秒 | Weblog
<BIS>
BIS SA 1851(SACD-Hybrid) \2500
J.S.バッハ:カンタータ全集 Vol.46
(1)第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」BWV102
(2)第19番「かくて戦いおこれり」BWV19
(3)第17番「感謝の供えものを献ぐる者は」BWV17
(4)第45番「人よ、汝はさきに告げられたり」BWV45
ハナ・ブラシコヴァー(Sop)、ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ(Bs)、
鈴木雅明(指)
バッハ・コレギウム・ジャパン
今回は1726年ライプツィヒで作られた4篇。伸びやかなテーマに始まり、終始
晴れやかな気分に満ちた第17番「感謝の供えものを献ぐる者は」や、この上な
く美しい第102番「主よ、汝の目は信仰を顧みるにあらずや」など絶品の連続。
BCJの魔術的な演奏はもとより、チェコの若き名花ブラシコヴァーの透明な歌
唱も聴きものです。

BIS SA 1746(SACD-Hybrid) \2500
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
(1888年版/2004年コーストヴェット校訂版)
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管
ヴァンスカと手兵ミネソタ管によるブルックナーの交響曲シリーズが開始で
す。第1弾は第4番「ロマンティック」ですが、2004年に出版されたコースト
ヴェット版を用いているのが注目。一般的に「第3稿」と呼ばれる悪名高き
1888年版に基づくもので、すが、それが偏見にすぎなかったことを証明して
くれます。内藤彰指揮東京ニューシティ管弦楽団盤に次ぐ2つ目の録音となり
ます。コーストヴェットの書き下ろし欧文ブックレット解説も読みごたえ満
点。重厚さや濃厚さと無縁の21世紀的ブルックナー演奏の歴史の始まりと申
せましょう。

BIS SA 1660(SACD-Hybrid) \2500
ヴィラ=ロボス:アマゾンの森(1958)
アンナ・コロンディ(Sop)、
ジョン・ネシュリング(指)
サンパウロ国立響、同合唱団男声パート
ヴィラ=ロボスの死の前年、最後の大作となった「アマゾンの森」は声楽を
含む大編成の作品。もともとは1959年公開のオードリー・ヘップバーン、ア
ンソニー・パーキンス主演の映画「緑の館」(メル・ファーラー監督)の音楽
をヴィラ=ロボスが担当したものの興行的に失敗、それに落胆した彼が素材
を演奏会用の作品にまとめ直しました。その秘曲が待望の最新録音で登場、
それも地元サンパウロ国立響というのが最高。最晩年の作ながら熱と生命力
に満ち、ノスタルジックなメロディと情感に胸を打たれます。

BIS SA 1729(SACD-Hybrid) \2500
(1)プーランク:フルートソナタ
(2)フランク・マルタン:バラード
(3)ライネッケ:フルートソナタ「ウンディーネ(水の精)」
(4)マルティヌー:フルートソナタ
(5)メシアン:黒つぐみ
シャロン・ベザリー(Fl)、ロナルド・ブラウティハム(Pf)
フルート界の王道名作を集め、ベザリーがムラマツ特製の24kフルートでお贈
りする超豪華企画。曲芸的に難しいマルタンも、オシャレな歌に満ちたプーラ
ンクもシャロンの美点が存分に発揮されています。ピアノ・パートも難しい
曲ばかりですが、名手ブラウティハムが絶妙なサポートを披露しています。

BIS SA 1613(SACD-Hybrid) \2500
ベートーヴェン:ピアノソナタ全集 Vol.8
(1)第28番イ長調 Op.101
(2)第30番ホ長調 Op.109
(3)第31番変イ長調 Op.110
(4)第32番ハ短調 Op.111
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ブラウティハムのベートーヴェン・ソナタ・シリーズの最終巻。単なるフォ
ルテピアノ演奏のベートーヴェンのソナタとは一線を画する充実ぶりで、最
後の3つのソナタなど、物々しさや押しつけがましさ皆無で、これまで聴いた
ことのないような不思議な感動を覚えます。

BIS 1677 \2450
エイノ・タンベルク:
(1)バレエ組曲「尼僧ヨアンナ」Op.37a(イヴァシキェヴィチ原作)
(2)交響的舞曲 Op.6
(3)コンチェルト・グロッソ Op.5
ネーメ・ヤルヴィ(指)
ハーグ・レジデンティ管
ソ連時代のエストニアを代表する作曲家エイノ・タンベルク(1930-)作品を、
同郷のヤルヴィ(父)が振ったファン狂喜の1枚。出世作「コンチェルト・グロ
ッソ」、エストニアの民族色濃厚な「交響的舞曲」も個性的ですが、カヴァ
レロヴィチ監督のポーランド映画で知られる「尼僧ヨアンナ」のバレエ組曲
が入っているのも注目。

BIS 1602 \2450
ユーハン・ヘルミク・ルーマン:ドロットニングホルムの音楽(全24曲)
アンドルー・マンゼ(指)
ヘルシンボリ響
何とアンドルー・マンゼがBISに登場! それも「スウェーデン音楽の父」と
称されるユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758)の代表作「ドロットニン
グホルムの音楽」なので興味津々。1744年、スウェーデン国王とプロイセン
王女の婚礼を祝って作られた管弦楽曲で、全部で24曲から成ります。華やかか
つ貴族的な音楽はマンゼにぴったり。さらに彼ならではの引締ったサウンド
で、ますます曲の良さを再認させてくれます。




<KII>
KKC 9009(DVD-Video) \4000
字幕:日仏英独露西
[Bel Air]
輸入盤・日本語解説書付
私がいなきゃ始まらない-マエストロ・ゲルギエフ
マリインスキー・オペラ、ロンドン交響楽団、メトロポリタン・オペラ、
イェヒム・ブロンフマン、アンナ・ネトレプコ、ウリヤナ・ロパートキナ、
ドミートリー・フヴィストロフスキー他出演
今日世界で最もカリスマ性のある音楽家ワレリー・ゲルギエフ。彼の仕事や
生活を追いながら、その考えや芸術観を知ってゆく好企画。ロンドン交響楽
団との「春の祭典」、マリインスキー劇場管とブロンフマンとのラフマニノ
フの「ピアノ協奏曲第3番」のリハは興味津々。また家族との良きパパぶりや、
故郷ウラジカフカスを訪れてのリラックスした表情など、コワモテのイメー
ジのあるゲルギエフの意外な一面を垣間見せてくれます。
演奏としてはリムスキー=コルサコフの序曲「ロシアの復活祭」とチャイコ
フスキーの交響曲第5番の第2楽章がカットなして聴けます。またおまけとし
てゲルギエフが芸術や指揮、さらにチェチェン問題にからむ政治やホール運
営や企画などについて熱く語るのも貴重。嬉しいことに全篇日本語字幕付。
極上のドキュメンタリー番組を観た充実感を味わえます。

KKC 5087(SACD-Hybrid) \3000
[Mariinsky]
輸入盤・日本語解説書付
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
(2)パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
デニス・マツーエフ(Pf)、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団
[録音:2009年2月 マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)]
1998年に行われた第11回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で優勝
したデニス・マツーエフ。ゲルギエフの超お気に入りで、その強い希望もあっ
て録音されたラフマニノフの協奏曲集がマリインスキー・レーベルから登場し
ます。第3番は雄大なテンポによる演奏で、ゲルギエフの伴奏ともに近年稀に
見る大きな音楽に圧倒されます。もちろんマツーエフの技巧は全く危なげな所
がなく、ギレリスを思わす鋼鉄のタッチとクリアな音色で曲を征服。独奏、
指揮、オーケストラと三拍子揃った滅多にないラフ3の豪華新録音と申せま
しょう。パガニーニの主題による狂詩曲も、有名な第18変奏でのゲルギエフ
ならではの華麗な世界に注目です。

KKC 5086(SACD-Hybrid) \3000
[LSO]
輸入盤・日本語解説書付
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」
ヴィクトリヤ・ヤーストレボワ(SopI 罪深き女)、
アイリッシュ・タイナン(SopII 贖罪の女)、
リュドミラ・ドゥディーノワ(SopIII 栄光の聖母)、
リリ・パーシキヴィ(MsI サマリアの女)、
ズラータ・ブルィチェワ(MsII エジプトのマリア)、
セルゲイ・セミシクール(Ten マリア崇拝の博士)、
アレクセイ・マルコフ(Br 法悦の神父)、
エフゲニー・ニキーチン(Bs 瞑想の神父)、
エルサム・カレッジ合唱団、
ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ、ロンドン交響合唱団、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロンドン交響楽団
[2008年7月9、10日ロンドン、セント・ポール大聖堂(ライヴ)]
「シティ・オブ・ロンドン・フェスティヴァル2008」のメイン・イベントとし
て上演され、熱狂的興奮に包まれた伝説の公演が登場です。ソリストはマリイ
ンスキー劇場のメンバーを含め、8人のうち7人をロシア勢で固め、合唱も世界
中から選りすぐった、まさに万全の態勢で臨んだゲルギエフの強い意気込みが
伝わる、恐ろしいまでの名演です。




<Reference Recordings>
RR 120SACD(SACD-Hybrid) \2380
ブリテン:
「青少年のための管弦楽入門」、「シンフォニア・ダ・レクイエム」、
「ピーター・グライムズ」より「4つの海の間奏曲とパッサカリア」
マイケル・スターン(指)
カンザスシティ交響楽団
録音:2009年6月5-6日インディペンデンス(ミズーリ州)
エンジニア:キース・ジョンソン プロデューサー:デヴィッド・フロス


★究極の2チャンネルサウンド『HRx』シリーズ
現在オーディオ界を賑わしているPCオーディオ。ハイサンプリングな音源を
パソコンで楽しむため、色々な再生ソフトが出現しています。
リファレンス・レコーディングスは、スペクトラルの設計者であり、HDCDの
発明者でもあるキース・ジョンソン博士が30年以上もチーフ・エンジニアを
務めている高音質レーベル。そのRRがまたまた驚異の音質体験を教えてくれ
る全く新しいフォーマットを提供してくれることとなりました。
HRxとは、パソコンとオーディオインターフェースを使用したPCオーディオや
デジタル・ストリーム(DS)機器に対応するために、176.4kHz/24bitの圧縮し
ないWAVデータを記録したDVD-Rのこと。密度の濃い音質、臨場感、楽器の音
の生々しさ、音空間をそのまま美しく再生できる驚異の音質。弦はさらにし
なやかに、金管はより煌びやかに鮮明に聴くことが出来ます。
通常のCD、SACD、DVDプレイヤーでは再生できませんが、PCオーディオをはじ
めようと思っている方、すでに再生環境をお持ちの方は是非体験して欲しい
音質です。

RR 95HRX \4750
176kHz / 24-bit
レスピーギ:
バレエ「シバの女王、ベルキス」(組曲)、 地の精の舞曲、 ローマの松
大植英次(指)
ミネソタ管弦楽団

RR 101HRX \4750
176kHz / 24-bit
オルガン・センセーション
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):オルガン・ソナタ第1番 ニ長調
ラインベルガー:夕べの安らぎ
ヴィエルヌ:オルガンのための交響曲第1番-終曲
リスト:BACHによる前奏曲とフーガ/「アド・ノス、アド・サルタレム・ウン
ダム」による幻想曲とフーガ
フェリックス・ヘル(Org)

RR 99HRX \4750
176kHz / 24-bit
サティ:ジムノペディ第1&3番、
ドビュッシー:夢想、
フォーレ:パヴァーヌ、
グリーグ:ソルヴェーグの歌、
マスネ:聖処女の最後の眠り、
ヴォルフ=フェラーリ:マドンナの首飾りより 間奏曲、
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、ロメオとジュリエット、
ラヴェル:亡き王女のための、
チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ、
シベリウス:レンミンカイネン組曲よりトゥオネラの白鳥、
ドビュッシー:夢
大植英次(指)

RR 70HRX \4750
176kHz / 24-bit
ストラヴィンスキー:
バレエ「火の鳥」組曲、交響詩「ナイチンゲールの歌」、
バレエ「春の祭典」組曲
(オリジナル・アナログ・マスターより)
大植英次(指)ミネソタ管弦楽団

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10-05 No.14-2

2010年05月18日 14時08分17秒 | Weblog
<MEDICI ARTS>
~EUROARTS
20 57754(Blu-ray) \4250
ラトル&ベルリン・フィルのヴァルトビューネ2009
チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」Op.71より 「序曲」、 「クリスマス・ツリー」、
「マーチ」、 「パ・ド・ドゥ(アンコール)」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:「春の祭典」
リンケ:「ベルリンの風」(アンコール)
サー・サイモン・ラトル(指)
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
イエフ・ブロンフマン(P)
収録:2009年6月21日オリンピックスタジアム(ベルリン)ライヴ
聴衆もベルリン・フィルのメンバーもリラックスした毎年恒例の野外コンサー
ト、ベルリン・フィル・ヴァルトビューネ。2009年はロシアの作曲家チャイコ
フスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーの作品。絶妙なアンサンブル、
音色の美しさで楽しませてくれる「くるみ割り人形」。ソリストにブロンフ
マンを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第3番。超絶技巧、迫力、力強さ、
しなやかさを兼ね備えたブロンフマンの演奏は鳥肌もの。不安定な天候の中
スタートした後半のプラグラム「春の祭典」は、輝かしいサウンドと底知れ
ぬパワーでクライマックスに向かっていく様は圧巻です。ラトルのサプライ
ズがあるアンコール、またコンサートマスターに内定した直後の樫本大進の
姿など話題に事欠かないベルリン・フィルならではの野外コンサートの面白
さ楽しさを味わうことができる映像です。
ユーロアーツからラトル&BPOの映像は6本発売されていますが、これが初ブ
ルーレイ化となります。

~idealeaudience
30 77934(Blu-ray) \4250
字幕:伊、英、独、仏、ポーランド語
ドキュメンタリー
ピョートル・アンデルジェフスキ『アンクワイエット・トラベラー
(Unquiet Traveller)』
・プロローグーダブルステップ
・ショパン
・家族、ピアノ・スタディ
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
(ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン)
・モーツァルトー魔笛
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
(ドゥダメル&ロンドン・フィル)
・ブダペストー祖母
・シマノフスキ:子守歌
(ドロタ・アンデルシェフスカ:Vn)
・2つの傷ーモーツァルトとワルシャワ
・バッハ
・リスボン
・エンド・クレジット
監督:ブリュノ・モンサンジョン
制作:2008年
クラシック映像界の巨匠、フランスの映像作家ブリュノ・モンサンジョン監
督の新作は、気鋭のピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキを追った
ドキュメンタリー。モンサンジョンによるアンデルシェフスキの映像は2作目。
鬼才モンサンジョンを惹きつける孤高のピアニスト、アンデルシェフスキの
魅力あふれる音楽性の秘密を垣間見れる内容です。
ブダペストからポーランドへの列車での冬の旅。モンサンジョンが描く「レ
イルロード・ムービー」です。シマノフスキのザコパネの別荘を訪れる場面、
ブレーメン、ロンドンとパリでのリハーサル風景、コンサート映像など盛り
だくさん。アンデルシェフスキが幼少期を過ごした土地を通り、彼の内面、
苦悩、不安そして彼の音楽性の真相に迫ります。
このドキュメンタリーは第22回国際テレビ映像祭(FIPA)で金賞を獲得。モン
サンジョン氏にとっては、スヴィヤトスラフ・リヒテルの「謎(エニグマ)」、
グレン・グールドの「ヒア・アフター」に次いで3度目の受賞。
鬼才ブリュノ・モンサンジョン監督の鮮やかな映像美をブルーレイで堪能で
きます。




<Profil>
PH 10038 \2180
ボリス・チャイコフスキー:
(1)交響曲第2番【1967年10月17日、世界初演時の録音】
(2)5つの小品(前奏曲/おとぎ話/追憶/マズルカ/物語)(1938)
(3)練習曲(1935)
(4)練習曲(1972)
(5)前奏曲(1945)
(6)4つの前奏曲(1936)【1985/6年録音】
ボリス・チャイコフスキー(Pf)(2)‐(6)、
キリル・コンドラシン(指)
モスクワ・フィル(1)
これは超お宝音源の出現! 近年再評価著しいボリス・チャイコフスキー
(1925-1996)の最高傑作とされる交響曲第2番の世界初演時の録音が出てきま
した。1967年作曲、コンドラシンに献呈されたこの作品には、コンドラシン
指揮モスクワ・フィルによる1969年録音のメロディア盤が存在しますが、ま
さか世界初演時のライヴ音源が残っていようとは。音質も思いのほか明瞭で、
初演の緊張感と熱気が伝わってきます。さらに、ボリス・チャイコフスキー
自作自演によるピアノ小品集が絶品。もともと彼はオボーリン門下で、ピア
ニストとしても作曲家の余技を超える腕前の持ち主。アシュケナージなどと
共通するオボーリン門下一流の透明な美音で、実に味わい深い演奏を繰り広
げています。全て初出。未亡人秘蔵の音源。

PH 07001 \2180
19世紀のギター音楽
(1)ジュリアーニ:ロッシニアーナ第1番 Op.119
(2)アルベニス:アストゥーリアス/サンブラ・グラナディーナ/朱色の塔
(3)カステルヌォーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番ニ長調 Op.99
フリーデマン・ヴットケ(Guit)、
ニコラ・パスケ(指)
ハンガリー室内管(3)
ドイツの実力派ギタリスト、ヴットケの新録音。「19世紀」と銘打ちながら
20世紀のカステルヌォーヴォ=テデスコが入っているのが不思議ですが、い
ずれもロマッティックな味わいに富む作品ばかりです。

PH 09024 3枚組 \6540
ダルゴムイシスキー:歌劇「ルサルカ」(全曲)
ナターシャ(ルサルカ):エヴェリナ・ドブラチェワ(Sop)、
粉屋の父:アルチュン・コチニヤン(Bs)、
王子:フセヴォロド・グリヴノフ(Ten)、王女:マリーナ・プルデンスカヤ(Ms)、
侍女オリガ:エレーナ・ブリレワ(Sop)、狩人:アンドレイ・テレギン(Bs)、
ルサルチカ:マルタ・ユロフスキー(Sop)、
ミハイル・ユロフスキー(指)
ケルン南西ドイツ交響楽団、同合唱団
ロシア五人組の精神的父だったアレクサンドル・ダルゴムイシスキー
(1813-1869)の代表作「ルサルカ」が最新録音で登場。プーシキンの原作に基
づき、王子と恋に落ちた粉屋の娘が捨てられて投身自殺をし、水の精となっ
て復讐をとげるまでを描いています。とはいっても、国民楽派以前の作品の
ためムソルグスキーのような生々しいものではなく、音楽自体は古典的で優
雅、美しい旋律に満ちています。父ユロフスキーの指揮ぶりも充実。ルサル
カの娘役を彼の孫娘マルタ・ユロフスキーが演じているのも聴きものです。




<MV CREMONA>
MVC 009-025 \2180
ヴィヴァルディの協奏曲によるオルガン作品集
J・S・バッハ(1685-1750)編曲:協奏曲ヘ長調 BWV978(Op.3 No.3)
アン・ドーソン編曲:
ソナタ ニ長調(Op.3 No.9)/ソナタ イ長調(Op.3 No.5)
ソナタ ニ長調(Op.3 No.12)
J・S・バッハ編曲:
協奏曲ニ長調 BWV972(Op.3 No.9)/協奏曲ト長調 BWV973(Op.7 No.2)
アン・ドーソン:ソナタ ヘ長調(Op.3 No.7)
ダヴィデ・ポッツィ(オルガン)
録音/使用楽器:2008年10月28-29日、マントヴァ県(イタリア)
マルカリア、カンピテッロ、聖教皇チェレスティーノ1世教区教会/
1794年、アンドレア・モンテサンティ製
マルカリア、カザティコ、聖母マリア被昇天教区教会/18世紀、不詳作者製
カステルッキオ、オスピタレット、聖使徒バルトロメオ教区教会/
1745年、ジョヴァンニ・ドリア製
J・S・バッハのクラヴィーア用編曲版、および「アン・ドーソンの手稿譜集」
(18世紀前半に英国で編纂)に収められたクラヴィーア編曲版(ブックレット筆
者はアン・ドーソンの編曲と記しています)によるヴィヴァルディの協奏曲。
(括弧)内は原曲の作品番号。「Op.3 No.9」では両者の聴き比べも楽しめます。

MVC 009-027 \2180
クレモナ、聖ピエトロ・アル・ポー教会のオーケストラ・オルガン
メンデルスゾーン(1809-1847):前奏曲とフーガ変ロ長調 Op.35 No.6
カルク=エーレルト(1877-1933):「スケッチブック」から
煙突掃除人 Op.102 No.3/修道士の歌 Op.102 No.4
ワルツのテンポ Op.102 No.6/アリア(バッハ風)Op.101 No.6b
奉献曲(ベルリオーズ風)Op.101 No.13
J・S・バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 から アリア,変奏 1,3,7,14,28,29
ゲオルク・ムッファト(1653-1704):Nova Cyclopoeias Harmonica から
アリア,Ad malleorum ictus allusio
モーツァルト(1756-1791):オペラ「フィガロの結婚」序曲
メンデルスゾーン:7つの性格的小品 Op.7 から 憧れに満ちて,軽やかに
カール・ピウッティ(1846-1902):ソナタ ホ短調 Op.27 から 第2、3楽章
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)
録音:2008年11月14-15日、クレモナ(イタリア)、聖ピエトロ・アル・ポー教会
使用楽器:1877年、ルイジ・リンジャルディ製 Op.181
(復元:1988年、マショーニ/2008年、ジャンニ・カーザ)
十数種類のオーケストラ楽器の音色を出せることから、当時「オーケストラ・
モデル」と称されたオルガン。もちろん現代のオルガンの音色機能とは比べる
べくもありませんが、「フィガロの結婚」序曲を聴くと、製作者ルイジ・リン
ジャルディが目指していたものが雰囲気としてわかる気がします。

MVC 009-028 \2180
マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):オルガン作品集
楽しい時間 Op.132 No.5/アヴェ・マリア Op.104 No.2
組曲「Res Severa Magnum Gaudium」から
前奏曲,アレグロ・モデラート,コラール,フーガ
スケルツォ ト短調/ソナタ ニ長調/田舎の情景 Op.132 No.3
コンチェルトのトッカータ Op.118 No.5/夕べの歌 Op.92 No.1
バルディの行進曲
マルコ・ルッジェーリ(オルガン)
録音:2008年10月28-29日、レッジョ・エミーリア県レッジョーロ(イタリア)
レッジョーロ教区聖ジュゼッペ教会

MVC 010-031 \2180
アントニオ・バルトロメオ・ブルーニ(1757-1821):
ヴァイオリンとヴィオラのための6つの協奏的二重奏曲
アレア・アンサンブル
アンドレア・ロニョーニ(ヴァイオリン)
ステファノ・マルコッキ(ヴィオラ)
録音:2009年5月23-23日、クレモナ(イタリア)、パッラヴィチーノ宮
アントニオ・バルトロメオ・ブルーニはガエターノ・プニャーニ(1731-1798)
に師事しパリで活躍したイタリアのヴァイオリニスト・指揮者・作曲家。ヴィ
オラ教本の著者としても高名です。弦楽器の二重奏は彼のお気に入りの分野だ
ったようで、2つのヴァイオリンまたはヴァイオリンとヴィオラのために書い
た楽曲数は少なくとも150を超えています。同じくプニャーニ門下でパリで活
躍したジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(1755-1824)とこれらの楽
曲を共演していた可能性を考えるのも、あながち妄想とはいえないでしょう。
今回のアレア・アンサンブルはデュオ編成。アンドレア・ロニョーニ(1973年
クレモナ生まれ)はファビオ・ビオンディに師事し、2001年に師の率いるエウ
ローパ・ガランテの第2ヴァイオリン首席に就任。ステファノ・マルコッキ
(1974年パルマ生まれ)も同じく2001年にエウローパ・ガランテのヴィオラ首
席に就任しています。

MVC 010-032 \2180
ファゴット・ヴィルトゥオーゾ
ガエターノ・キアブラーノ(1725-1800):ファゴットと低音のためのソナタ(+)
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)(とされる):低音のためのソナタ
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:
チェンバロ・ソナタ Op.4 No.2(チェンバロ独奏)
ジローラモ・ベゾッツィ(1704-1778):ファゴット・ソナタ(*)
ガエターノ・プニャーニ(1731-1798):ファゴット・ソナタ(+)
フランチェスコ・リクペロ(18世紀):ファゴットと低音のためのソナタ第1番(+)
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
アンサンブル・ラウラ・ソアーヴェ
池田愛(ファゴット) ディエゴ・カンタルーピ(アーチリュート、ギター)
ダヴィデ・ポッツィ(チェンバロ)
録音:2008年10月18-20日、クレモナ県ソレジーナ、アリアデッロ教会
バロック時代には通奏低音楽器として使われることが多かったファゴットをソ
ロに据えた作品集。
セルジオ・アッツォリーニ(1967年ボルツァーノ生まれ)はクラウス・トゥーネ
マンに師事したイタリアのファゴット奏者。モーダン、ピリオドを問わず現代
最高のファゴット奏者の一人に数えられています。バーゼル国立音楽アカデミ
ーでアッツォリーニに師事した日本の池田愛が低音パートを吹いています。
(ブックレットによれば池田の参加は(*)のみですが、(+)でも低音パートを吹
く音が聞こえるので参加しているはず。)
2010年6月号にてディアパゾン・ドール獲得。楽曲・演奏・録音のすべてがす
ばらしく、日本人奏者の活躍にも注目したいので推薦盤とします。

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