クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-05 No.2

2010年05月04日 21時02分23秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-Rのお知らせ★
2006年秋に発売を開始した当シリーズもおかげさまで約250タイトルを発売
する事ができましたが、2009年3月よりマスター制作にDSD録音を採用する事
にいたしました。これまでより更に生々しい音質をお届けする事が出来るよ
うになりましたのでご期待下さい。

DSD録音の商品番号は78CDR-3000番を使用します。また今後、これまで発売し
ました78CDR-1000番台のタイトルを随時DSD録音の新マスターで再発売を行な
う予定です。商品番号は下3桁は共通で使用いたします。従来の78CDR-1000番
台の商品は、当面は販売を継続いたします。

DSD録音のサンプラーも販売を開始いたしましたので、ご利用下さい。

■製作者からのメッセージ
DSD録音になったグッディーズ・ダイレクト・トランスファーCDR!
従来のCDを高音質化するさまざまな試みが盛んな中で、「グッディーズ・オリ
ジナル企画」のダイレクト・トランスファーCDRは、2009年2月発売新譜から
DSD録音を採用することになりました。DSD録音によって、これまでのSP復刻
からさらに飛躍し、SPレコードの直接再生と区別がつかないところに到達し
たと自負しています。DSD録音は従来の方式に較べて中音から低音にかけての
音の形が明瞭になり、高音は一皮剥けた感じです。LPとは比較にならない強
大な音響勢力を持つSPレコードをカスタムメイドの直熱真空管フォノイコラ
イザーを使用し、またノイズ除去と共に失われる音楽情報に最も気を配り一切
のノイズリダクションを使用していないのは従来通りです。(新 忠篤)

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●2010年5月現在での店頭取り扱い店

富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2010年5月新譜 5点発売★
発売予定:2010年5月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3254
モーツァルト:交響曲第25番ト短調 K.183
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(1948年4月9日&12月29日ロンドン、キングズウェイ・ホール録音)
セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)はルーマニア生まれ。ベルリンに学び、
その地で第2次世界大戦の終戦を迎えた。当時ベルリン・フィルの常任指揮者
だったヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)が大戦中のナチスとの
関係をとがめられ謹慎生活に入った。後継の指揮者にレオ・ボルヒャルトが
選ばれたが、ボルヒャルトが急死したため、後継者さがしのコンクールが開か
れ応募したチェリビダッケが審査員全員一致で優勝。ボルヒャルトの死の6日
後にベルリン・フィルの野外コンサートで指揮者デビューした。1947年のフル
トヴェングラー復帰後も、ベルリン・フィルに留まっていが、1954年フルト
ヴェングラーの死後カラヤンがベルリン・フィルの首席指揮者になってから、
イタリア、スウェーデンのオーケストラに客演した。1971年に南ドイツ放送
交響楽団、1979年にミュンヘン・フィルの首席指揮者になった。この録音は
チェリビダッケが36歳の時の英デッカ社に正規に録音したもの。第1楽章と
第2楽章は1948年4月に行われた録音セッションの結果に満足せず、同年の12月
の再セッションでOKを出している。同じ時期にデッカにはチャイコフスキー:
交響曲第5番と胡桃割り人形組曲の2曲があった。いずれもSPレコード末期
のffrr録音。

78CDR-3255
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
ブッシュ室内合奏団
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
マルセル・モイーズ(第1フルート)
ルイ・モイーズ(第2フルート)
蘭COLUMBIA LX441/2
(1935年10月15日ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ録音)
マルセル・モイーズ(1889-1984)は20世紀最高のフランスのフルート奏者。パ
リ音楽院でポール・タファネル(1844-1908)、フィリップ・ゴーベール(1879-
1941)に師事し、1906年に一等賞を得た。1932年から1949年までパリ音楽院の
教授をつとめる一方、パドルー管弦楽団、パリ音楽院管弦楽団、ストララム管
弦楽団の首席奏者もつとめた。1960年代にはスイス、イギリス、アメリカ、
日本で後進の指導にあたった。第2フルートのルイ・モイーズ(1912-2007)は
息子でピアニストでもあった。父子の録音も多い。アドルフ・ブッシュ(1891-
1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。1939年にアメリカに定住した。この録
音はヨーロッパ時代のも、同時期にブランデンブルク協奏曲全6曲を録音して
いた。モイーズはこのシリーズでドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープ
のためのソナタ(78CDR-3064)、ベートーヴェン:セレナーデ作品25(78CDR-3231)
が出ている。

78CDR-3256
ヘンデル:
ハープシコード協奏曲変ロ長調作品4-6
アリアと変奏曲変ロ長調
ワンダ・ランドフスカ(ハープシコード)
ウジェーヌ・ビゴー指揮管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE DB3307/8
(1937年4月21日パリ、アルベール・スタジオ録音)
ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)はポーランドのワルソー生まれ。20世紀最
高のハープシコード&ピアノ奏者。彼女はピアニスト、音楽学者、教授で1900
年から13年間パリのスコラ・カントルムで教鞭をとった。二列の鍵盤と七個の
ペダルを有する自分のハープシコードをパリのプレイエル社に特注し、生涯こ
の楽器を使用した。1940年フランス国籍を得たが、1941年ドイツ軍のフランス
侵攻によりアメリカにのがれた。パリに残したハープシコードは後にアメリカ
軍によって彼女の手元に送られた。このヘンデルはランドフスカが58歳の時の
録音。ハイドン:ハープシコード協奏曲ニ長調(78CDR-3053)の二日後の録音。
指揮者のウジェーヌ・ビゴー(1888-1965)はパリ音楽院出身。シャンゼリゼ劇
場の指揮者を経て1923年パリ音楽院管弦楽団、1928年にフランス放送管弦楽団、
1935年ラムルー管弦楽団、オペラ・コミックの指揮者を歴任。パリ音楽院の
指揮科教授も務めた。「アリアと変奏曲変ホ長調」はブラームス:ヘンデルの
主題による変奏曲とフーガ作品24の主題の原曲である。

78CDR-3257
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
ジョルジュ・ボスコフ(ピアノ)
ギュスターヴ・クロエ指揮パリ・フィルハーモニー管弦楽団
仏 ODEON 171.115/7
(1930年12月10日パリ録音)
ジョルジュ・ボスコフ(1882-1960)はルーマニア生まれのピアニスト。パリ音
楽院でルイ・ディエメール(1843-1919)に師事した。このボスコフ盤はこの曲
の世界初録音で、フランス・ピアニスムの伝統の繊細で軽い奏法が聴ける貴重
なもの。カデンツァは縮小版ながらモーツァルトの作曲したものが弾かれてい
える。ギュスターヴ・クロエ(1890-1970)はフランスの指揮者。フランス・オ
デオンに多くの録音を残している。

78CDR-3258
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調作品31-2
ブラームス:狂詩曲第2番ト短調作品79-2
レーヌ・ジャノーリ(ピアノ)
仏 BAM 41/43
(1947年5月30日パリ録音)
From the Library of CHRISTOPHER N. NOZAWA
レーヌ・ジャノーリ(1915-1979)はパリ生まれ。パリ音楽師範学校エコール・
ノルマルでアルフレッド・コルトー(1887-1962)に指導を受け、同時期にパリ
音楽院でイヴ・ナット(1890-1956)にもついた。さらにルツェルンでエトヴィ
ン・フィッシャー(1886-1960)に学び、フィッシャーと共に2台、3台クラヴィ
ア曲の演奏に力を入れた。1946年にコルトーの推薦でエコール・ノルマルの
ピアノ科の主任教授、室内楽科の教授を兼任、演奏家としてカザルス、エネス
コ、フルニエ、シャンドル・ヴェーグらと共演した。1956年にはパリ音楽院
教授に任命され、門下にはジャン=イヴ・ティボーデ(1961-)がいる。この
SP録音はジャノーリが32歳の時のもので、おそらく初レコード録音と思わ
れる。ジャノーリはモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(米ウェストミンスタ
ー)、シューマン:ピアノ曲全集(仏アデ)他、LP時代に数多くの録音を残した。

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