クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-05 No.15-2

2010年05月18日 14時09分15秒 | Weblog
<Crystal Classics>
N 67014 3枚組 \4600
モーツァルト:ハルモニームジークのための音楽 ――
歌劇《魔笛》(ハイデンライヒ&タルクマン編)/歌劇《後宮からの逃走》
(ヴェント編)/歌劇《フィガロの結婚》(ヴェント&タルクマン編)/歌劇
《コシ・ファン・トゥッテ》(タルクマン編)/歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
(トリーベンゼー&タルクマン編)
リノス・アンサンブル
ハイデンライヒやヴェント、トリーベンゼーの手によって施されたモーツァル
トの存命当時、18世紀後期のアレンジをベースとしているところも、このリノ
ス・アンサンブル盤の魅力の1つである。

N 67003 \2300
J・S・バッハ協奏曲集 ――
三重協奏曲イ短調BWV.1044*/ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041#/
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042#/2つのヴァイオリンのための協奏
曲ニ短調BWV.1043+
パウル・マイゼン(フルート)*、ライナー・クスマウル(ヴァイオリン)*、
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)*、
クリスティアン・アルテンブルガー(ヴァイオリン)#/+、
エルンスト・マイヤー=シールニンク(ヴァイオリン)+
ヘルムート・ヴィンシャーマン(指揮)
ドイツ・バロック・ドリステン
ドイツのクリスタル・クラシックスが、カプリッチョ・レーベルの膨大な音源
の中から発掘してきた大バッハの「協奏曲集」の聴きどころはやはり豪華トリ
オによる「三重協奏曲」!
幾人もの世界的奏者を輩出するなど指導者としても高名なパウル・マイゼン。
ベルリン・フィルの元コンサート・マスター、ライナー・クスマウル。そして
オランダが誇る鍵盤界の巨星ボブ・ファン・アスペレンが組んだトリオの演奏
は別格です。

N 67006 \2300
シューベルト:
ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898,Op.99
ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D.929,Op.100
オデオン・トリオ〔クルト・グントナー(ヴァイオリン)、アンゲリカ・メイ
(チェロ)、レナード・ホカンソン(ピアノ)〕
オデオン・トリオは、バイエルン国立歌劇場管、バイロイト祝祭管、ミュン
ヘン・フィル、ミュンヘン・バッハ管のコンサートマスターを歴任し、2005年
からは武蔵野音楽大学の客員教授として後進の育成に取り組んでいるドイツの
名ヴァイオリニスト、クルト・グントナーが1972年に結成したアンサンブル。
ケンペやリヒターとの共演など長きに渡って第一線で活躍を続け、ドイツの伝
統と音楽を肌で感じ取ってきたグントナーの演奏には言葉では言い表しきれな
い説得力がある。1980年6月の録音。

N 67010 2枚組 \3500
ボッケリーニ:五重奏曲集 ――
オーボエ五重奏曲ト長調Op.55-1*/弦楽五重奏曲ニ短調Op.13-4+
ギター五重奏曲第2番ホ長調G.446#/オーボエ五重奏曲ニ短調Op.55-6*
ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448《ファンダンゴ》#
弦楽五重奏曲イ長調Op.60-3+/オーボエ五重奏曲変ホ長調Op.55-5*
ラヨシュ・レンチェシュ(オーボエ)*、パリジー四重奏団*、
ジャン=ピエール・ジュメ(ギター)#、ディモフ弦楽四重奏団#、
ペーターゼン・クヮルテット+、
18世紀イタリアの"五重奏曲王"、ルイジ・ボッケリーニの「オーボエ五重奏
曲」と「ギター五重奏曲」、「弦楽五重奏曲」を収録した五重奏曲三昧のボッ
ケリーニ・アルバム。
シュトゥットガルト放送響の元首席オーボエ奏者レンチェシュの濃密な響き、
ギターと弦楽四重奏の共演、ペーターゼン・クヮルテットのハイレベルな響
きなど、多彩な"味"が楽しめます!1992年-1993年の録音。
スリップケース仕様。

N 67011 3枚組 \4600
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 ――
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271《ジュノム》
ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414/ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調K.456/ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
リンダ・ニコルソン(フォルテピアノ)、
ニコラス・クラーマー(指揮)、カペラ・コロニエンシス
早くから古楽演奏に取り組んできたフォルテピアノの名手リンダ・ニコルソン
と、1954年にドイツのケルンで結成されたピリオド・オーケストラのコンビに
よるモーツァルトのピアノ協奏曲集。
リンダ・ニコルソンのフォルテピアノから生まれる軽やかな響きで聴くモー
ツァルトは、録音から約20年が経過した今聴き直すと逆にどこか新鮮。
1989年-1990年の録音。スリップケース仕様。

N 67012 3枚組 \4600
ロシアン・ピアノ・レアリティーズ ――
メトネル:祝祭の舞曲/スクリャービン:左手のための2つの小品Op.9/ショス
タコーヴィチ:幻想舞曲Op.6-2*/ラフマニノフ:ロマンス*/メトネル:春/
スクリャービン:悲劇的な詩変ロ長調Op.34、悪魔的な詩Op.36、詩曲変ニ長調
Op.41/ラフマニノフ:メロディ ホ長調Op.3-3/ショスタコーヴィチ:ポルカ*
/メトネル:ピアノ・ソナタ変イ長調Op.11-1/ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
Op.3-2《鐘》/スクリャービン:7つの前奏曲Op.17/メトネル:悲劇的ソナタ
/ショスタコーヴィチ:夜想曲Op.6-3*/スクリャービン:10のマズルカOp.3
より 第1番、第2番、第3番、第9番、第10番/ショスタコーヴィチ:タランテラ
Op.17-4*/メトネル:プロローグOp.1-1/スクリャービン:ワルツ ヘ短調Op.1
/ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノOp.94*/メト
ネル:夕べの歌/スクリャービン:2つのマズルカ風即興曲Op.7、ポロネーズ
変ロ短調Op.21/ラフマニノフ:6つの小品Op.11*
マリア・レットベリ(ピアノ/スクリャービン)、
マルガレーテ・バビンスキー(ピアノ/ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ)、
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ/メトネル)、
ホルガー・ブッシュ(ピアノ)*
メトネル、スクリャービン、ショスタコーヴィチ、ラフマニノフ。ロシアの
ピアノ音楽を語る上で欠かせない4人の作曲家たちの作品を、スクリャービン
弾きレットベリやメトネルの権威デルジャヴィナなどそれぞれのスペシャリ
ストたちが弾き分けた好企画。
ロシアのピアノ作品入門としても強くオススメできるセットです。
2002年&2005年、2008年、2009年の録音。スリップケース仕様。

N 67016 2枚組 \3500
シューマン:
交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》/交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
ピアノ協奏曲イ短調Op.54*/序奏と協奏的アレグロ ニ短調Op.134*
序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調Op.92*
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、
ハイドルン・ホルトマン(ピアノ)*、
ステファン・ゾルテス(指揮)*、ベルリン放送交響楽団*
イギリスの名匠サー・ネヴィル・マリナーがシュトゥットガルト放送交響楽団
のシェフを務めていた1985年&1986年のシューマン。
マリナーのコントロールが隅々まで行き届いたシューマンが響いてきます。ド
イツの名女流ピアニスト、ハイドルン・ホルトマンが弾く「ピアノ協奏曲」も
カップリングした充実のプログラム。
1985年2月&1986年8月、1991年9月*の録音。スリップケース仕様。

N 67018 \2300
グレゴリオ聖歌集 ―― 受難とイースターの祈り
フーベルト・ヴェルテン(指揮)、カントアルテ・レーゲンスブルク
ドイツ、バイエルン州の都市レーゲンスブルクの男声聖歌隊が歌うグレゴリオ
聖歌のハーモニーは、まるで神々からのメッセージのように響く。
録音会場となったレーゲンスブルク教会音楽学校のコンツェルトザールの豊か
な残響が、神聖な雰囲気を高めている。
1995年12月の録音。スリップケース仕様。

N 67019 \2300
ミサ・サンクタ ――
ウェーバー:聖なるミサ曲第2番ト長調Op.76《祝典ミサ》
キール:ミサ・ソレムニスOp.40*
ヘルムート・フローシャウアー(指揮)、
ケルンWDR交響楽団&合唱団、
アンケ・ホフマン(ソプラノ)、
メヒトヒルト・ゲオルグ(アルト)、アンドレアス・ワーグナー(テノール)、
ヨー=チャン・ナ(バス)、ブリギッテ・リントナー(ソプラノ)*、
レジーネ・レットガー(メゾ・ソプラノ)*、
エリザベート・グラーフ(アルト)*、トーマス・デヴァルト(テノール)*、
カール・フェート(バス)*
輝かしい響きが特徴的な「祝典ミサ」は、「魔弾の射手」や「オベロン」など
のオペラや協奏曲の傑作を遺したドイツ・ロマン派の巨匠ウェーバーの珍しい
宗教作品。
またウェーバーの次世代の作曲家であり、器楽曲や室内楽曲で知られるフリー
ドリヒ・キールの「ミサ・ソレムニス」もレアな録音。
1999年11月&1996年10月の録音。スリップケース仕様。

N 67020 2枚組 \3500
ガーシュウィン:
ピアノ協奏曲ヘ調*/パリのアメリカ人/キューバ序曲/《アイ・ガット・
リズム》による変奏曲+/《ポーギー&ベス》より/
ラプソディ・イン・ブルー*
セシル・ウーセ(ピアノ)*、
ネヴィル・マリナー(指揮)、
シュトゥットガルト放送交響楽団、アラン・マークス(ピアノ)+、
ハンス=ディーター・バウム(指揮)、ベルリン放送交響楽団
フランスのセシル・ウーセ、アメリカのアラン・マークスがソリストとしてド
イツの2つのオーケストラと共演。
フランスやドイツのテイストが加わったガーシュウィンも面白そう。「パリの
アメリカ人」や「キューバ序曲」などのオーケストラ作品もしっかり収録!
スリップケース仕様。

N 67023 \2300
スターバト・マーテル ――
ペルゴレージ:悲しみに暮れる御母は佇みたもう
J・S・バッハ:マタイ受難曲より アリアとコラール
ブルックナー:モテット《キリストはおのれを低くして》
シューベルト:スターバト・マーテル ト短調D.175
ヴェルディ:聖母への讃歌
メンデルスゾーン:わが神、わが神、なんぞわれを捨てたまいし
ハイドン:《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》より グラーヴェ
シューベルト:オッフェルトリウム変ロ長調D.963
ブルックナー:おおマリア、御身は何と美しく
ヴェルディ:スターバト・マーテル
シューベルト:天使の合唱D.440
マーカス・クリード(指揮)、
ベルリン放送交響楽団、RIAS合唱団、
ヘルマン・マックス(指揮)、
ライニッシュ・カントライ、
エミール・タバコフ(指揮)、ブルガリア室内合唱団、他
生誕300周年のペルゴレージからバッハ、ブルックナー、シューベルトなど、
数々の大作曲家たちの作品で構成された悲しみの聖母、"スターバト・マーテ
ル"。スリップケース仕様。




<DACAPO>
8.226093 \1780
シュッツ(1585-1672):
十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478/ヨハネ受難曲 SWV481
1-11.十字架上のキリストの最後の 7つの言葉 SWV478
13-19.ヨハネ受難曲 SWV481
演奏:エルセ・トルプ(ソプラノ)/リネア・ロンホルト(アルト)/アダム・リ
ース(テノール )/ヨハン・リンデロース(テノール)/ヤコプ・ブロッホ・
イェスペルセン(バス)/エリック・リンドブロム(サックバット)/エリック・
ビョルキヴィスト(サックバット)/イアン・プライス(サックバット)/ユリア
ーネ・ラーケヴィオラ・ダ・ガンバ)/サラ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
/アラン・ラムスッセン(オルガン)
ポール・ヒリアー(指揮)…1-11
福音史家…アダム・リース(テノール)/イエス…ヤコプ・ブロッホ・イェス
ペルセン(バス)/アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
ポール・ヒリアー(指揮)…13-19
録音 2009年8月27-29日コペンハーゲンガルニソン教会… 1-11
2009年6月5-7日コペンハーゲン聖ポール教会… 13-19
ARS NOVAコペンハーゲンとポール・ヒリアーによるシュッツの第3弾です。
1645年頃に作曲された「十字架上-」は、シュッツの数ある作品の中でも最高
傑作として評価されるものです。20分程度の小さな曲ながら、ゴルゴダの丘で
処刑されたイエスのドラマを簡潔に、かつ暖かい目で描いていて、円熟期の
シュッツの信仰心と熟達した音楽語法が最大限に生かされた素晴らしい曲と
なっています。かたや「ヨハネ受難曲」は 1665年の作品で、晩年のシュッツ
によるムダのない書法で描かれた40分程度のドラマです。無伴奏合唱と 2人の
ソロによる静かで引き締まった祈りと願いの音楽は、最後まで迷いを残しつつ
光の中に消えて行きます。




<cpo>
777388-2 2枚組 \4900
グノー(1818-1893):歌劇「血まみれの修道女」全 5幕
A-E.スクリーブ,G.ドラヴィーニュ台本
演奏:マルコ・ヴァッサーリ(バリトン)/ゲナディウス・ベルゴルコ(バリトン)
/ヨーンキ・バエク(テノール)/ナタリア・アトマンチュク(ソプラノ)/イリ
ス・マリー・コチアン(ソプラノ )/フランク・フェーバー(バス)他/
オスナブリュック劇場合唱団&男声合唱団/オスナブリュック交響楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)
なんとも恐ろしいタイトルのグノーのオペラです。M・G・ルイスによる 19世
紀のベストセラー「僧侶」に基づいた台本を使って書きあげられていますが、
この恐怖譚は 19世紀に好んで取り上げられたテーマで、ベルリオーズも未完
ではありますが、同じ題材に音楽を付けています。1954年の初演時には素晴ら
しい成功を収めたのですが、神聖さと世俗性が混在した内容のせいか、少しず
つ人気が陰り、最終的にはすっかり忘れ去られてしまった作品です。5年に一
度現れる修道女の亡霊、その騒ぎに乗じて駆け落ちを企む一組の男女。しかし、
女性はその愛に迷いを感じてしまい、約束の時間には間に合いませんでした。
男性は時間通りに現れた亡霊を彼女だと思い、その腕に抱き取ってしまいます。
2人の愛の行方は一体どうなるのでしょう?入念な準備をもってこの叙情的な
作品を蘇演したボイマーと歌手、オスナブリュックの演奏者たちの熱演をお楽
しみください。

777432-2 \2450
ダヴィドフ(1838-1889):
1.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第3番 Op.18
2.ダヴィドフ:チェロ協奏曲第4番 Op.31
3.チャイコフスキー(1840-1893):夜想曲 Op.19-4
4.チャイコフスキー:カプリッチォ風小品 Op.62
5.チャイコフスキー :アンダンテ・カンタービレ
演奏:ウェン=シン・ヤン(チェロ)
上海交響楽団/テリェ・ミッケルセン(指揮)
カルル・ダヴィドフは 19世紀ロシア帝国の著名なチェリストで、チャイコフ
スキーから「チェロ界の帝王」と呼ばれた人です。彼のチェロ協奏曲が 4曲あ
ることは知られていましたが、第3番と第4番に関してはこのアルバムが世界初
録音となります。ロシア的というよりも、ドイツ・ロマン派の流れを汲む重厚
で美しい作品は、一度聴いたら忘れることはありません。バッハの無伴奏で堅
実な演奏を聴かせたウェイ=シン・ヤンですが、ここでも繊細な音色と豊かな
表現力で、このロシアの隠れた名作を完全な形で蘇らせています。チャイコフ
スキーの作/品でも、しっとり味わい深い歌心を見せてくれています。第1番と
第2番の協奏曲は、同じチェリストと指揮者の演奏で入手可能(777263.2)。

777549-2 2枚組(1枚価格) \2450
ツェラー(1842-1898):喜歌劇「坑夫長」全 3幕
M.ヴェスト,L.ヘルト台本
演奏:サンティアンゴ・ビュルギ(テノール)/コーネリア・ツィンク(ソプラノ)
ヴォルフガンク・ミュラー=ローレンツ(テノール)/
ドンナ・エレン(ソプラノ)/ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)他
シェーンブルン宮廷劇場管弦楽団&合唱団
ヘルベルト・モック(指揮)
1894年に作曲されたカール・ツェラーの喜歌劇「坑夫長」全曲盤の登場です。
現在では、中のアリア「気を悪くしないで」のみが知られていますが、初演当
時は、社会情勢を鋭く風刺したコメディとして、大変人気のあった演目です。
政界進出を目論む現場監督ツヴァック、彼のやり方に不服を唱えストライキを
する炭坑夫たち。そして先導する坑夫長マルティン、マルティンを助けるロデ
リック(身分を隠した王子)、そしてツヴァックの娘など様々な登場人物が入り
乱れ、賑やかな物語を作りだしています。ツェラーの音楽はあくまでも上品で、
ちょっとだけセンチメンタルで魅力的。オペレッタ・ファンの方垂涎のアイテ
ムです。

777414-2(SACD-Hybrid) \2950
カール・ニルセン(1865-1931):オルガン作品全集
ルーズ・ランゴー(1893-1952):オルガン作品選集
《カール・ニルセン》1.祝典前奏曲/2.29の小前奏曲/3.2つの前奏曲/
4.メロディ/5.コムモーティオ
《ルーズ・ランゴー》1.昇天日/2.埋没-最初の日曜日の後に
3.収穫の前奏曲/4.アクセル・ゲーゼの葬儀に/5.結婚行進曲
演奏:フリードヘルム・フランメ(オルガン)
バートガンダーシャイム大聖堂
バロック作品の解釈に定評あるフランメの最新アルバムは、北欧の巨匠2人の
オルガン作品です。ニルセンは最晩年になってからいくつかの素晴らしいオル
ガン作品を書いていて、あまり聴く機会はないのですが、どれも傑作と呼ぶに
ふさわしいものばかりです。美しく素朴な小品の集まりである「 29の小前奏
曲」、全く対照的の現代的な響きに満ちた「コムモーティオ」、そして遺作で
ある「2つの前奏曲」など、清らかさが体中に浸みわたる曲ばかりです。ラン
ゴーの作品は、もっと現代的で、オルガンの響きをくまなく使い、きわめて強
烈な印象を残します。超優秀録音であるのは言うまでもありません。

777504-2 2枚組 \4900
テオドール・グヴィ(1819-1898):
カンタータ「イフィゲニーとタウリーデ」 Op.7
ゲーテによる 4人のソリスト、合唱と管弦楽のための劇的情景
演奏:クリスティーネ・マシュラー(ソプラノ)/エッケハルト・アベーレ(バス
・バリトン )/ベンジャミン・ヒューレット(テノール)/ヴィンツェンツ・ハ
ーブ(バリトン)/カントライ・サールルイ
ラ・グラン・ソサエティ・フィルハーモニック
ヨアキム・フォンティーヌ(指揮)
フランスとドイツの対立のおかげで、どちらの国からも評価されることのなか
った悲しい作曲家グヴィ。最近ようやく彼の評価が進み、このような大作オラ
トリオも上演されるようになってきました。このジャンルは彼の全作品の中で
も重要な位置を占めており、かのベルリオーズも高く評価していた作品群です。
1884年に Breitkopf社から出版された(フランスとドイツの2カ国語で書かれて
いました)ギリシャ神話をモティーフにした「イフィゲニー-」も当時の批評家
たちをいたく感動させたと言い、精悍で引き締まった音楽は、今改めて聴いて
みても、とても衝撃的なものです。

777451-2 \1700
ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
1.作者不詳:ファンタジアト長調/ 2.シュメルツァー(1623頃-1680):リトル
ネッロ/ 3.レグレンツィ(1626-1690):ソナタホ短調/4.ヴァレンティーニ
(1681-1753):ソナタ/ 5.レオポルド 1世(1640-1705):ソナタ/6.フローベル
ガー(1616-1667):カプリッチョヘ長調,トッカータト長調,2つのカプリッチョ,
組曲変ロ長調/7.レグレンツィ:ソナタハ長調/ 8.皇帝フェルディナント三
世(1608-1657):賛歌「イエスよ、乙女らの花冠」/9.作者不詳:ファンタジア
イ長調
演奏:クラウス・メルテンス(バス)
ハンブルク・ラーツムジーク
ジモーネ・エッケルト(指揮)
ハプスブルク家(ドイツ語: Haus Habsburg)は、現在のスイス領内に発祥した
ドイツ系の貴族の家系。相次ぐ政略結婚により、ヨーロッパで強大な力を得た
ことはご存じの通りです。彼らは熱心な音楽愛好家であり、多くの作曲家を擁
護し、様々な音楽を楽しんだことでも知られています。神聖ローマ帝国皇帝、
フェルディナント 3世、その息子レオポルド1世は、とりわけヴィオラ・ダ・
ガンバを愛奏し、優れた作品を書いています。このアルバムには、2人の偉大
な統治者と、その同時代の作曲家たちの作品を収録しています。新しい音楽の
発見と、聴く楽しみをお届けいたします。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10-05 No.14-1 | トップ | 10-05 No.15-1 »

Weblog」カテゴリの最新記事