ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

冬の花と蝶1:蝶

2019年01月25日 | 沖縄01自然風景季節

 大学時代の友人2人が沖縄へ遊びに来ていて、1月7日、2人の要望で浜比嘉島へ車を走らせた。その日は晴れて1月とは思えない暖かさ、暖かいというより暑い。2人は「暑い、暑い」と言って、車に乗ってすぐに上着を脱いだ。私も脱いだ。
 浜比嘉島に着いて、公共の(らしき)駐車場に車を停めて、2人が名所を観光している間、私は近辺を散策する。散策していると海辺の植物であるハマウドやホソバワダン、ハマグルマなどの花が咲いているのに気づく。「冬の花だっけ?」と写真を撮る。
 写真を撮っている私のところへ名所観光を終えた2人が戻ってきた。その時、藪の中からオウゴマダラがひらひら飛んできた。「オウゴマダラが飛んでるよ」と言うと、何度も沖縄に来ているKは「あっホントだ」とすぐに気付く。オウゴマダラは大きい上、ゆったりと飛ぶので目に付きやすい。その前に私はモンシロチョウ、タイワンキチョウなどの蝶を目にしていた。「これだけ暖かいと蝶も春が来たと勘違いするのか」と思う。

 その時の1時間余りの散策で、腰に痛みが出なかったので「散歩は大丈夫かも」と自信を持って、その後、1月24日までの間に1時間以上の散歩を8回やった。8回とも公園の散策、海辺の公園、山林の公園とあちらこちら巡り、さらに多くの花と蝶を見た。
 花については野草を含めればわんさかあるので次回に譲るとして。
 蝶は上記3種の他アオタテハモドキ、アカタテハ、イシガケチョウ、ウスイロコノマチョウ、タテハモドキ、ツマグロヒョウモン、ツマベニチョウ、ツマムラサキマダラ、ヒメアカタテハ、リュウキュウアサギマダラ、リュウキュウヒメジャノメ、ルリタテハなど、これもたくさんいた。それらを見ている内に「そういえば、冬でも蝶が飛んでるのは毎年のことだったか」と思い直し、図鑑を開き、あるいは自分のブログを見て確認する。
 出現時期はそれぞれイシガケチョウ3~12月、オウゴマダラ3~11月、ツマベニチョウ3~11月、リュウキュウヒメジャノメ3~12月となっているが、参考文献は20年以上前の発行なので、温暖化が進んだ今はそれらが1月に飛んでいても不思議はない。その他はすべて出現時期が周年となっている、冬に出現する種は他にも多くあった。

 ここ最近の公園散歩で遭遇し、写真を撮った花は20種ほどになる。沖縄の冬は花の季節といっていいのだろう。花がいっぱい咲いているということは、その蜜を食い物としているチョウがいっぱいいても何の不思議もない。沖縄の冬は蝶の季節でもある。ということで、私自身の沖縄の自然に対する理解を深めるという意味で、冬の蝶を紹介したい。

 なお、昨日24日の末吉公園散策で珍しいものに出会った。ウラギンシジミかもしれない蝶。そして、鳥のカワセミ、カワセミは留鳥だが滅多に見ない。小さな池にいた。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
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 記:2019.1.25 ガジ丸 →沖縄の生活目次