一ヶ月も前からワイドショーで話題にされ続けている某元アイドルについて、私は彼女のファンであったことが爪の先ほども無かったので、特に感想は無い。ついでながら、私が青春だった頃はキャンディーズやピンクレディーの全盛期、ただし、その頃の私は彼女達でなく、河合奈保子のファンであった。「可愛くて巨乳」に惚れたんだと思う。私の周りに「可愛くて巨乳」がいなかったせいだと思う。・・・などという話では無く、
依存症というものについて、ちょっと考えてみた。
私の周りには、「可愛くて巨乳」はいないが、アルコール依存症ではないか?タバコ依存症ではないか?ギャンブル依存症ではないか?と疑われる人々はいる。
同僚のMは、緊張する仕事の前後にはチェーンスモーカーとなる。チェーンスモーカーという言葉を知らない人もいると思うので、説明すると、チェーン(くさり)のように煙が途切れることなく何本も続けてタバコを吸う人のことを言う。緊張する仕事の前は不安で、緊張する仕事が終わった後はホッとして、タバコに手が伸びるのだと思う。
ギャンブル依存症は、儲けた時の快感が忘れられなくてなのか、負けた時の悔しさを忘れるための再挑戦なのか知らないが、ウチナーンチュにはたくさんいる。お陰で、沖縄のパチンコ屋、スロットマシン屋は繁盛しているようである。
アルコール依存症は、アルコールに対してコントロールの効かない人がいることを知っている。そういう友人が身近にいる。フラフラになるまで飲んで、喚いたり、絡んだりして周りの顰蹙を買う。そんな時は鬱陶しいと思うのだが、根はイイ奴である。
依存症というほどでは無いかもしれないが、「酒無くして、何の人生ぞ。」と思うくらい、私も酒が好きである。仲間達とワイワイ騒ぎながら楽しく酔っ払うことが好きなのでは無く、一人で静かに飲むのが好きである。一人で毎日たらふく飲むようになるとアルコール依存症になるかもしれないと思って、週に2~3日の休肝日を設け、フラフラにならない程度の量(ビール1缶+泡盛の水割り3~4杯程度)に押さえている。
要は、自らの欲望をコントロールすることであろう。「この辺りで適当」と判断し、自らの意志できっぱりと止める。それができれば、依存症にはなりにくいと思う。
もう一つ、同僚Mのタバコについて言うと、緊張時の一服は不安を忘れるためのもの、これが習慣化すると、不安を感じるたびにタバコを吸うことになり、タバコが無ければ不安を処理できないという体質になる。これは良くない。ホッとしての一服は、それが1~2本程度なら、タバコの美味さを感じることができるだろう。タバコの美味さを感じることができたら、何本も続けて吸うことが勿体無いと思うようになるだろう。
酒も同様のことが言える。辛い時、辛さを忘れるためにぐでんぐでんに酔っ払ってしまうのは精神にも肉体にも悪影響を及ぼす。嬉しい事があった時、楽しく酔っ払うと酒はこよなく美味い。酒は美味いってことが解ると、なかなかぐでんぐでんにはなれない。
ギャンブルは酒やタバコと違い、体は関係なく心の問題。依存症からの脱却は「俺は明日から歯を磨くことを止める」のと同程度の覚悟で足りるのではないかと思う。麻薬依存症については、私の周りにそのような人はいないので、述べる意見は無い。
記:2009.9.18 島乃ガジ丸