このところ毎日怒鳴っている。「暑いぞ!糞暑いぞ!バカ暑いぞ!」と独り言で、なおかつ、自分に聞こえる程度の小さな声で怒鳴っている。怒鳴っても涼しくならないのに怒鳴っている。暑さに怒鳴っているということは天に怒鳴っていることになるが、意識としてはそうでは無く、「何糞!コン畜生!」と我が身に気合を入れているだけだ。
土曜日は、それでも午前中は畑仕事をした。が、翌日曜日は、9時に引き上げた。6時半から1時間ほどはまだ良かったのだが、太陽がガンガン照りつけ始めると、大量の汗をかき、少しクラクラした。「あっ、これか、熱中症って」と感じて、慎重すぎるかもしれないが、大事をとって早く切り上げたのだ。月曜日は暑い中、2時まで頑張ったが、そのせいか、翌火曜日の朝は起きるのが辛かった。火~木は12時頃には引き上げた。
夜も暑い。眠れないことはないが眠りが浅い。夜10時に寝ても起きるのは朝6時頃になる。火曜、水曜の朝は6時半を回っていた。疲れてもいるようだ。
先週、従姉Hと大喧嘩した。滅多に切れることの無い私が切れて、「この糞女!」などと彼女を罵ってしまった。おまけに、外に出てドアを閉めた後、そのドアを思い切り蹴っ飛ばした。煮えくり返ったはらわたを収めるためにはそうでもするしかなかった。
1時間ほど経って落ち着いて、落ち着くのに1時間もかかったほど怒り心頭だったわけだが、やはり、反省した。喧嘩はいいのだ、向こうとこちらの意見の食い違いからぶつかっても構わないと思う。であるが、怒鳴るのはいかん。我を忘れて感情をぶつけるなんてのは戦争みたいなもの、相手に憎しみを抱くようになってしまう。ドアを思い切り蹴っ飛ばすなんてのはもっての外、それこそ暴力に繋がる。戦争と一緒だ。
そもそも、大喧嘩の元は、よく考えればたいしたことでは無い。私の怒りの原因は、従姉Hの妹Nから相談を受けて、それに解決策を与え、それを知ったHが「余計なことを」と私をなじり、「何でその前に私に相談しないの!」と喚いたからだ。姉妹のことを親身に考え、法的に正しい解決策を与えたことが「余計なこと」に対しムッときて、Nに解決策を与える前に「私に相談しろ」に対しては、「何で、困っている従妹の相談にのって、解決策を与えるのにオメェの許可を得なければならないんだ!、俺はオメェの家来か!従姉と従妹はどちらも等距離だ、オメェが中心にいるわけでは無い!」と切れたのだ。
落ち着いてから反省はしたが、従姉に対する反発が消えたわけでは無い。こっちが正しく、向こうが間違っているという意識は変わらない。向こうには向こうの都合があるかもしれないが、それは、法的に正しいこととは別次元で解決策を探せばいいのだ。姉妹で話し合う努力をすれば良いのだ。そんな努力もしないで、畑仕事で汗をかいて、家に帰って疲れた体を休めている時に相談事を受け、「面倒臭ぇなぁ」と思いつつも真剣に解決策を考えた、そんな私をなじる奴、「なんて野郎だ!」と今でも思う。
それでもだ、怒鳴るのはいかん。怒鳴ることは悪気となって相手を傷つける。怒鳴るのは相手をバカにしている表れだ。こいつなんかどうでもいい人間と思っているから怒鳴ることができる。見下しているのだ、差別しているのだ。・・・そう深く反省した。
悪気は自分に帰ってくる。翌日から血圧が上がって、数日戻らなかった。
記:2014.9.19 島乃ガジ丸