ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

瓦版049 マミナ先生の絵本

2008年01月25日 | ユクレー瓦版

 去年の11月頃からマミナ先生がユクレー屋にあまり顔を見せなくなった。正月に久々にやって来た時に、「最近顔を見せないね、忙しいの?」って訊いたら、絵本作りに没頭しているとのことだった。
 「絵本って、絵も描いてるの?」
 「いや、絵はあんまり得意じゃないからね、ガジ丸にお願いしてるさあ。」
 後日、ガジ丸にそのことを訊くと、
 「話ができたら、それを読んで絵は描くつもり。」との答えであった。

 それから二週間ばかりが経った昨日、ガジ丸がユクレー屋にやってきて、まあ、普通に酒を飲んでいたのだが、私が絵本のことを思い出して、尋ねた。
 「そういえばさ、マミナ先生の絵本はどうなったの?」
 「あー、あれか、絵はとっくにできて、マミナに渡してあるよ。」
 「どんな内容なんだい?」
 「たぶん、もうできているだろうから、今日か明日にでもマミナがその絵本を持って、見せに来ると思うぜ。」
 「それまで、話の内容は秘密ってわけ?」(マナ)
 「そういうことは無いんだが、俺が話すより実物を見た方がいいんじゃないか?」
 「そりゃあそうだな。」とケダマン。

 で、話は別の話題に移ったのだが、それから1時間もしないうちに噂のマミナ先生がやってきた。ガジ丸の予想通り、手に絵本を持っていた。

  「やー、マミナ先生、それが噂の絵本だね。」と私が訊くのに答えず、
 「あー、良かった。ガジ丸もいたんだね。一等最初にガジ丸に見せなくちゃっと思っていたんだよ。」と言って、手に持った本をガジ丸に渡す。みんなが覗き込む。
 「おー、手作りにしちゃあなかなか上出来じゃないか。」(ケダ)
 「はいな、私の処女作だよ。もっとも、私は40年以上も前に処女ではないけどね。自分で言うのもなんなんだけど、素人にしちゃあ、まあまあだと思うよ。それよりさ、ガジ丸が唄も作ってくれたんだよ。そっちの方が面白いね、悔しいけど。」
     

 ということで、今回の瓦版はマミナ先生の絵本『かばのかばん屋』の紹介。
 ちなみに、「かば」はカバ(河馬)のこと。アフリカや東南アジアに生息するウシ目カバ科の哺乳類で、主に水中生活をしている口の大きなあのカバ。

 →絵本(かばのかばん屋) →音楽(かばのかばん屋)

 記:ゑんちゅ小僧 2008.1.25