<2012.06.04>
先週好天の中、3泊4日で家内と東北の旅をしてきた。
コースは東京⇒仙台⇒気仙沼⇒陸前高田⇒平泉⇒花巻温泉で、大震災の巡礼と世界遺産の観光が目的であった。
もちろん東北は初めてであり、風景や出会った人々の言葉も九州とは違い、珍しさもあって異郷そのものの感じであった。
大震災の傷跡は、やや生々しさはなくなっていたが、木造の家は殆ど無くようやく鉄筋コンクリートの建物が、がれきの感じを残しながら突っ立っているという光景であった。
途中で乗ったタクシーの運転手さん2人に、夫々3.11の津波の時の話を聞いたが、
お客を乗せて走っていて、あと5分その場所を通るのが遅かったら巻き込まれていただろう、とか又別の運転手さんは、あまりにも大きな地震であったので、お客ともども高台に逃げたが、お客だけはまた下の方に行ったようであるが、その後の状況は?であるなど・・・、東北特有のゆっくりした、おだやかな話し振りも加味されて、あらためて運命の分かれ道が、実感として伝わってきたことであった。
あと震災とは関係ないが、食事に出てくるご飯がどこでも大変美味しかった。
最初に仙台で夕食をした時の「ささにしき」も特に印象に残ったが、それ以降もホテルなどで食べるご飯もとても美味しかった。
やはり米どころのなせる業かなと感じたしだいである。
そうそうそういえば、平泉の金色堂も拝観した。
知識不足で、金色堂がお堂の中に存在するとはつゆ知らず、一寸意外な感じがしたわけであるが、その名の通り金箔一色のお堂並びに阿弥陀仏・観音様のお像など、立派なものであった。
何年か振りの夫婦旅行であったが、今回は飛行機と、新幹線のため疲れも少なく済んだようである。
どんどん年を重ねていくので、動けるうちに・・・・、今度どこに行こうか。
それにしてもお金を貯めないと・・・・、と言う会話となり、話題もだんだん小さくなっていったことであった。
<陸前高田・・・・一本松>
<気仙沼・・・・被災状況を視る>
<平泉・・・・金色堂>
<渓谷の宿の部屋からの眺め・・・・花巻温泉>