藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

突然、変わろう。

2005年06月15日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート11」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法

「なんとも言えん、未来は絶えず揺れ動く。」

フォースによって、未来を見ることができます。
しかし、それは予測であって、完璧ではありません。
「だいたいこうだ!」
ということは、わかりますが
「絶対、こうだ!」
までは、わかりません。

僕は、テニスのコーチをしているので、生徒である皆さんに対し、この人はこの調子でいくと
「1ヵ月後はこんな感じになっているだろう。」
「半年後は、ここまで来ているだろう。」
「1年後は、このレベルまで上がるだろう。」
と、未来の姿が予測できます。
これは、ほぼ的中します。
しかし、例外のケースもあります。
それは、その人の意識、態度が変化した場合です。
これは、良くも、悪くも変わります。

良いケースは、あるキッカケで、意識レベルが向上し、モチベーションがアップした場合です。
「1年後は、このレベルまで上がるだろう。」
というレベルまで、3ヶ月でいってしまうこともあります。
予測しているペースは、過去から、今までのペースから計算されていたからです。
しかし、今から、行動を変えた人は、未来が大きく変化します。
だから、絶対ではないのです。

意識は、少しずつ変化していくものではありません。
あるとき、突然、一瞬で変化します。

蝶のようなものです。
何ヶ月もかけて脱皮するのではなく、脱皮して、蝶に変わるのは一瞬です。

意識は、あるキッカケで、気付いてしまうと、一瞬で変化するのです。

良い方向で、予測しなかった未来になりましょう。

心の管理をしよう。

2005年06月14日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート10」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法

「精神を集中し、フォースの流れを感じろ」
「いいぞ!心を落ち着けて。」
「フォースによって、遠くを見ることができる」
「未来・・・過去」
「心を乱すな!抑えることを学べ!」

フォースを学んだテニスプレーヤーは、遠くを見ることができます。
未来を見ることができます。
その人のフォームや、態度、雰囲気などから発しているフォースを見ると、なんとなく、こんな感じだったのだろう・・と過去がわかります。

試合中は、未来を見ています。
数秒後の、未来の映像が見えているので、冷静に対応ができるのです。
「まず、ここへ、こういったスピード、回転のボールを打つ。」
「すると、相手はバックに振られるので、得意のクロスに返球するが、動かされているので少し短くなる。」
「そこで、回り込んで、フォアのライジングをダウン・ザ・ラインに決める。」
と、予測ができているのです。
もちろん100%ではありませんが、高い確率で未来が見えているのです。

しかし、これは、心が落ち着いていないと見えません。
感じることに集中していないと、イメージが沸かないのです。

テニスは、自己管理のスポーツです。
自分の心の軸のバランスをとりましょう。
心の軸が乱れると、ミスにつながります。

大切なのは、自分の心を、常にニュートラルな状態にキープすることです。
自分の心の管理をきっちりする。
自己管理ができる人が、強くなります。
いつも、平常心をキープし、ジェダイを目指しましょう。

味方を、たくさん作ろう。

2005年06月13日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート9」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法

「周りを取り巻くフォースを感じろ。」
「お前とわしの間にもある。」
「木にも石にも、どこにでもある。」

「信じられない!」
「だから失敗するんじゃ。」

テニスコートにも、フォースがたくさんあります。
太陽、風、コート、ラケット、シューズ・・・
あらゆるものから、フォースを感じましょう。
試合のとき、シングルスであっても、あなたは一人ではありません。
味方がたくさんいます。
この味方を敵にまわさないことです。
すべてのフォースに、力を貸してもらうのです。
太陽にこちらの味方になってもらいましょう。
風を利用して、力になってもらいましょう。
大事なパートナーであるラケットと、仲良くしましょう。

車好きな人は、運転しながら車と会話をします。
「今日は、エンジンの調子がいいね!」
「頼むぜ!相棒!」
と、車に生命が宿っているように、愛着を持って接します。
車の発しているフォースを感じているのです。

これと同じように、ラケットとコミュニケーションをとれる人は強いです。
ラケットに
「君は、こういうボールが得意だね、いい感じだね!」
「このくらいパワーがあるんだね、すごいね!」
「ヨロシク頼むぜ、相棒!」
と、ラケットのフォースを感じ、理解し、仲良くプレーしましょう。

イチロー選手は、いつも自分のグローブなどを磨いたりして、大切にしているそうです。
剣豪は、刀と会話しているそうです。

このように、自分の周りのもののフォースを感じ、パートナーとして味方になってもらいましょう。

コートでは一人きりではないのです。
フォースを感じ、味方をいっぱい作りましょう。

信じれる人が、成功する。

2005年06月12日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート8」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法

ヨーダの住む星で、ルークの乗ってきた戦闘機が沼に沈んでしまいます。
それをヨーダは、フォースで引き上げるように指示します。
「石を上げるのとは、わけが違います。」
「何も違わん!そう思い込んどるだけだ。」
「固定観念は捨てろ!」

「やってみるよ。」
「そうではない、やってみるではなく、やるのだ!」
「無理だよ、大きすぎる。」
「大きさではない。」

「わしを見ろ、小さいから弱いか?そうではあるまい。」
「生命がフォースを創造し、育てる。」
「そのエネルギーが宇宙を結び付けている。」
「生命はエネルギーだ。肉の塊ではない。」

「周りを取り巻くフォースを感じろ。」
「お前とわしの間にもある。」
「木にも石にも、どこにでもある。」

「信じられない!」
「だから失敗するんじゃ。」

テニスが上達するためには、自分が勝手に作り上げている、固定観念を捨てることです。
「こんなボール私には打てない!」
と思っている人が多いです。
なぜ打てないのですか?
それは、自分で勝手に打てないと思っているからです。
こう思っているうちは、打てるようになりません。
当然ですね。
だって、自分で限界を作ってしまっているからです。
結局、自分自身で上達できないように、制約を作っているだけです。

「わかったよ!やってみるよ。」
ではダメです。
信用してないからです。
あなたは、自分に不信感を抱いている人のことを、信用できますか?
できないですよね。
自分自身に失礼なことをしては、自分自身に嫌われてしまいます。
自分に
「大丈夫!私は必ずできる!」
と、信じてあげましょう。

知識と防御のために、使おう。

2005年06月11日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート7」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法
「フォースは知識と防御のためにある。攻撃に使うな。」
「疑ってはならん。感じるのだ。」
「気をとられるな。」
「諦めるな。」
「お前はすぐに弱音を吐く。何を学んだ?」

これは、そのままテニスの重要事項です。
諦めないことが大切です。
諦めたら、その時点でおしまいです。
最後まで、自分のことを疑わないことです。
自分の感じを信じ続けることです。
自分の感覚に集中し、他に気が散らないようにします。
弱音を吐いてはいけません。
テニスは自己責任のスポーツです。
言い訳しないようにしましょう。

フォースは、相手を攻撃するために使うのではありません。
テニスの上手い人の発想は、どうやったら負けないか?です。
自分がやられてしまわないように、防御する姿勢です。
「相手をぶっ潰してやる!」
と、力んでいる人は、ダークサイドに引き込まれてしまいます。

「勝ちたい!」
と思うことは、良いことですが、注意が必要です。
勝つためには、どうしたらいいか?
それは、負けないようにすることです。
では、負けないようにするためにはどうすればいいか?
すると
「ああいった、イージーミスはしないように、丁寧に打つ。」
「相手は高いボールのミスが多いので、回転量を上げる。」
など、具体的で冷静な対処ができます。

ただ、「勝ちたい!」という感情だけでは、頭に血が上ってしまいます。
感情的になって、具体的な方法論が見えないと、ますます感情的になっていきます。

感情的になると、キレて、自滅していくのです。

フォースは知識と、防御のために使いましょう。

心安らかでいよう。

2005年06月10日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート6」

エピソード5
・ヨーダに学ぶ、テニス上達法
「ジェダイの力の根源はフォースだが、ダークサイドもある。」
「怒り、恐怖、敵意、それがダークサイドだ。」
「心の中にたやすく生まれる。」
「ダークサイドに落ちれば、それに食い尽くされる。」
「ダークサイドの方が入りやすい。」
「見分け方は、自然に分かる。」
「それには、冷静で心安らかにいることだ。」


テニスでは、ダークサイドに落ちてしまわないことが大切です。
ダークサイドは、ものすごく大きな力があります。
だから、油断をしていると、すぐに引き込まれてしまいます。
ダークサイドに落ちると、コントロール不能になるので、負けてしまいます。

テニスで勝つには、自分はダークサイドに落ちないようにすることです。
逆に、テニスの勝つ戦略とは、相手をダークサイドに落とすことです。

プレー中は、常に、冷静で心安らかでいましょう。

「うわ!これはヤバイ!」
と恐怖を感じると、冷静でなくなります。
「コノヤロー!!」
と敵意をみせるのもダメです。
「超ムカツクしぃ~!」
と怒ってはいけません。
ダークサイドに落ちてしまいます。

人の本能で、一番強いのは、防衛本能です。
だから、危険を感じると、このような恐れ、怒り、敵意などが過剰に反応します。
すると、カッとキレやすくなるので、冷静ではないです。
すると、ますます悪循環になります。

試合で勝つための作戦は、相手をダークサイドへ落とすことです。
そのためには、相手に「ヤバイ、ムカツク」など、マイナスの感情を抱かせることです。
相手の意表をついたり、プレッシャーをかけていきます。
そういった、暗黒面に落ちると、頭に血が上ります。
すると、自分を見失ってしまうので、自滅してしまうのです。

冷静で、心安らかにいましょう。

感覚を、信じよう。

2005年06月09日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート5」

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「目隠しをされて、防げるわけないよ」
「目に頼っては、いかん。」
「心を解き放つんだ」
「ほら、できただろう。」
「まぐれなどはない。」
「確かに何かを感じましたよ。」

「未知の世界へ、第一歩を踏み出したな。」
「フォースはいつも、君と共にある。」
「ルーク、感覚を信じろ。」


テニスで勝つには、自分の感覚を信じることです。
感覚を疑ってしまうと、崩れていきます。
自分の感覚を理解しましょう。

目は、テニスにおいて、重要なポイントです。
視覚的な情報を脳で判断し、行動します。
しかし、感覚的に優れているとき、調子の良いときは、五感が鋭くなっています。

視覚だけでなく、聴覚や触覚も鋭くなっています。
調子がいいと、相手のボールを打つときの音が、よく聞こえます。
「今のは、フラットで当てた音だ!スピンの音だ!」
というのがわかります。

感覚的に優れてくると、感覚的に理解できるようになります。
ここが、まだ理解できない人は、例えば長嶋さんのような人が
「ボールがビュっと来たら、バンと当てるんですよ。」
などと言うと
「はぁ?」
「何、言ってるんだ?この人は・・」
となります。
しかし、感覚的に理解できる人には
「そうか!なるほど!」
「ビュっと来たら、バンと当てるのか!」
と、一瞬で理解できることができます。

理屈よりも、この感覚で理解できるように、練習をしましょう。
フォースはいつも、あなたと共にあります。
自分の感覚を信じましょう。

本能に、従おう。

2005年06月08日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート4」

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「もう一度やってみろ」
「今度は意識を捨てて、本能に従うんだ」

とルークにアドバイスしています。

テニスで勝つには、本能に従ってプレーすることです。
究極には、考えないでプレーできるようになるために、それまでは猛烈に考えるのです。
試合中に考え込んでいる人は、負けます。
だんだんわからなくなり、パニックになってしまいます。
そして自滅していきます。
試合中には、意識を捨てましょう。
ここが、一番難しいのです。

試合中に
「ん?今のはリストの角度がまずかったから、こういう場合はこうかな?いや、ちがうなぁ?」
と、考えると、イメージが崩れていきます。

本能でプレーしている人は強いです。
こういうタイプは強敵です。
スイングに迷いがないからです。
しかも、感覚が鋭いため、危険を察知する能力があります。
第六感が働くのです。

そもそも、練習の目的は、試合中に意識しなくても、体が反応するためにすることです。
無意識に、パッと体が動くようになるために、意識して、繰り返し、繰り返し、体にインプットしています。
無意識に、正しいフォーム、状況に応じた判断ができるように、考えて、行動してを繰り返しています。

無意識の部分に、そのプログラムをインプットできたら、後はその、インプットしてきたことを信用して、無意識に従いましょう。

意識は、試合中はお休みしてもらいます。
意識と無意識をケンカさせないようにします。
本能のある無意識のパワーはすごいので、意識をぶつかりあってしまうと、体がパニックになります。

今まで、意識して、本能のイメージを作り上げてきたのですから、信用してあげましょう。


身を任せながら、コントロールしよう。

2005年06月07日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート3」

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「身を任せながら、支配するのだ」

これも、なかなか上級者にならないと、わからない感覚です。
流れに逆らうのではなく、流れを感じ、その強い流れを誘導していく感じです。
試合には、つねに流れがあります。
「いま、こういう流れになっている」
ということを、キャッチしていくのです。
空気を読む感性を身につけましょう。

少し難しいかもしれませんが
「あっ、これはマズイ流れだな!」
「どうも、サイドを狙ったボールがアウトするな。」
などと、感じたとします。

だいたい、このとき
「これは、違う!」
「こんなんじゃダメ!」
と、否定してしまいます。

否定するのではなく、今の、現状の流れを受け入れましょう。
一度、認めて、自分に取り込みます。
そしてから、
「こういうパターンの流れだな、ちょっとこういう感じに流していこう。」
と、軌道をずらしていくのです。

ヨットで、風を感じて、風の力を借りながら、コントロールして進む感じです。

または、車の運転みたいなものです。
10キロ先の目的地に行くのに、一生懸命走って行くのと、車で行くのは、どっちが早いでしょうか?
普通に考えると、もちろん車です。
車の方が、スピードも出るし、楽チンです。
車には、ものすごいパワーがあります。
そのパワーのおかげで、スピードが出るのです。
しかし、そのパワーをコントロールして、目的地に着くようにしていくのは、あなたです。
車の運転をしているとき、一生懸命すぎる人の運転は怖いです。
力が入り、視野が狭くなっているので、危険です。
運転のうまい人は、リラックスしていて、視野が広いです。
車のパワーを理解し、身を任せながら、しっかりと思い通りに操っています。
このような感覚が、テニスにもあります。

自力で
「なんとかしてやろう!」
というより、うまく乗っていく感じです。

能動的に行動する、がんばることはいいことですが、周りが見えにくくなります。
まずは、受動的に、流れを感じ、身を任せましょう。
そして、身を任せながら、コントロールしましょう。


流れを感じよう。

2005年06月06日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート2」

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「ジェダイはフォースの流れを感じる。」

これは、非常に難しいです。
僕はこれをマスターするまで、10年以上かかりました。
いや、まだマスターしきれてないかもしれません。
まだまだ、これからといった感じかもしれません。

この感じが理解できるようになると、テニスか格段にレベルアップします。

まずは
「フォースの流れを感じる」
ことです。
コートの上で、流れを感じるためには、考えてもダメです。
難しいことを言うと、考えない努力をすることです。
努力という言葉は、適切でないかもしれません。
がんばらないで考えないことです。
こういうと
「私、これは得意かもー!」
という人も、間違えないで下さい。
コートで試合中以外では、散々考えてください。
試合になったら、フォースの流れを
「感じる」
ことに集中しましょう。

ジェダイでない人は、試合中に考えすぎてしまいます。
「なんで、ミスってるんだよぉ」
「こんなんじゃ、ダメだよう!」
「今のはクロスに返さなきゃ!」
などと、考えてしまいます。

考える人、理性的な人は、理屈で答えを出そうとします。
理屈は大切です。
しかし、理屈で考えるのは、試合の前か、終わったあとです。
理屈で悩んでいる暇は、試合中にはあまりないのです。
ボールはすぐに飛んできます。

理屈であれこれ考えるより先に、感覚的に感じることに、精神を集中させましょう。
人間の五感プラス、第六感を鋭敏にしましょう。

左脳と右脳の切り替えが上手い人が、強くなれます。
まずは、フォースがどういう流れにあるのかに集中しましょう。

理屈よりも、感覚を働かせるという感じを、覚えましょう。


フォースを使おう。

2005年06月05日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法」

もう少しで、「スター・ウォーズ エピソード3」がはじまりますね。
非常に楽しみです。
エピソード3の前に、復習のために、以前のスター・ウォーズをみなおしました。

「スター・ウォーズ エピソード4」
とても懐かしかったです。
僕がはじめてみたとき、とても「すごいなぁ!」と感じたのを、思い出しました。
もしかしたら、生まれてはじめて真剣に観た映画だったかもしれません。
幼子頃に
「僕も、フォースが使えるようになりたいな!ジェダイの騎士になりたいな!」
と思っていました。

テニスが上達したい人は、ジェダイの騎士を目指しましょう。
ジェダイの騎士になるためには、フォースを学ぶことです。
フォースとは、オビ=ワン・ケノービによると
「ジェダイの力の根源だ。生命体が作り出すエネルギーの場で、我々を取り囲み、宇宙を結びつけている。」
とのことです。

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「フォースは、弱い心を操れる」

テニスの試合で、僕は相手のフォースを感じるようにしています。
「わっ!この相手の人はフォースが強いなぁ!」
とビビッテしまうと、相手に心を操られてしまいます。
そのために、心を強くしなくてはならないのです。
逆に、フォースを感じない相手には、こちらの思うとおりにコントロールすることができます。
もちろん、相手は
「今、思い通りに操られているな。」
とは思っていません。
意識できていないのです。
フォースは、無意識的に操ります。

フォースは、オーラのようなものです。
オーラは目には見えません。
しかし
「なんだか分からないけど、存在感あるなぁ。」
とか
「あの人、威圧感があるなぁ」
「魅力的な人だなぁ」
と感じることはありませんか?
それと、似ています。

フォースは、人の防衛本能を刺激します。
無意識に
「なんだかわかんないけど、ヤバイ感じがする!」
と、防衛本能が反応すると、緊張し、プレッシャーを感じます。
人は、昔、敵の動物などに攻撃されるなど、危険を感じると、出血多量で死なないように、筋肉を収縮させることで、出血量を少なくして、命を守るというシステムがありました。
今も、DNAにはその名残があります。
危険を感じて、筋肉が収縮すれば、体と心は密接にリンクしているので、連鎖反応で心も収縮します。
すると、無意識にフォースの強い人に操られてしまうのです。

心に余裕のない人は、実力も出せません。
相手の思い通りに、コントロールされてしまうのです。

心を強くしましょう。

地の果てまで、追いかけよう。

2005年06月04日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート27」

不二子が、ルパン達を追い越して、去っていきます。
「じゃあね!!」
「あららら~!ちょ・・ちょっと、待ちなさいってば~!!」
銭形達のパトカーが、追いかけてきます。
「いけね!またとっつあんだぁ~!!」
「ルパン!今度こそは逃がさんぞ~!!」

ルパンは不二子ちゃんを追いかけ、銭形警部はルパンを追いかけます。
ルパンは不二子ちゃんを追いかけることが楽しくて、銭形警部から逃げることが楽しいのかもしれません。
銭形も、ルパンを追いかけることに生きがいを感じ、楽しいのかもしれませんね。

テニスもこれと同じです。
テニスは、上手くなれば、なるほどに、「自分は下手だなぁ」と感じます。
へたなうちは、それほど「へただなぁ」とは思いません。
自分は下手なんだと、認識できるレベルではないからです。
レベルが上がると、どんどん下手になるように錯覚します。
それは、認識できるレベルまで成長してきたからです。

スクールならば、上級クラスの人ほど、「私はへたっぴだなぁ」と思っています。
「オレって上手いんだぜ!」と思っている人は、中級クラスくらいが多いです。

「私ってへただなぁ、今のショットはもっと回転かけなきゃ入らないよ!」
と、ガッカリしている人はチャンスです。
「もっと回転かけなきゃ入らない」
と理解できるレベルまで、上がっているからです。
主観的に、ただ
「あー、アウトか!がっかり」
だけでなく、客観的に分析できています。
すると、どうすれば入るようになるだろうか?
と考えることができるので、行動が変わってきます。

しかし、このレベルになると、あらゆる問題点が理解できるようになるので、ショックを受けるケースも増えます。
だから、自信をなくしやすくなるのです。

成長して、理想に近づけば、近づくほど、遠くに感じるのです。
しかし、確実にレベルアップしているので、安心してください。

ルパンを追いかけて、追いかけて、ようやく逮捕できると思ったら、また逃げられてしまう、銭形警部のような感じです。

しかし、銭形警部を見習って
「ルパンを追えー!地の果てまで追うんだー!!」
という心構えでいて下さい。
追いかけること自体が、楽しく、確実にレベルアップしていきますから。

それと同時に、ルパンのように、どこまでも逃げ続けるという気持ちも持って下さい。
銭形はある意味ライバルです。
ライバルには絶対負けない!という気持ちを持って下さい。
どんなに、上達してきても、追いつかせないぞと思いましょう。
そう思って行動していくことで、ドンドン成長していくのです。

成長していくことで、今まで見えていたことも、実は見えていなっかったと気付きます。
また、今まで見えなかったことが見えてきます。
この気付くことが、成長です。

テニスは、ポイントを取り合うスポーツです。
必ず、追いかける側か、追われる側の、どちらかになります。
相手に追いつき逆転しようと思っているとき。
相手に、絶対追いつかせないと、逃げ切るとき。
どちらも楽しんでやりましょう。

ルパンのように、明るく、楽しく、ポジティブに行動できる人が、どんどん成長していくのです。

サービス力を磨こう。

2005年06月03日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート26」

クラリスと別れた後、ルパン達の車を、バイクに乗った不二子が追い越していきます。

「あら~!ふじこちゃん」
「ルパン、見て!わたしの獲物!」
「あー!偽札の原版じゃないのよ!わっ!わ~っ!お友達になりたいわ~!」
「じゃあね!!」
「あららら~!ちょ・・ちょっと、待ちなさいってば~!!」

ルパンは、国営カジノから奪ったお金が、偽札だと知って、車いっぱいに盗んだ偽札を捨てています。
しかし、ここでは、不二子の盗んだ偽札の原版を見て
「あー!偽札の原版じゃないのよ!わっ!わ~っ!お友達になりたいわ~!」
と言っています。
もちろん本音ではありません。
しかし、不二子が喜んでいる様子をみて、うまくリアクションしています。


テニスがうまくなるためには、こういった能力が大切です。
サービス精神のある人は、テニスが上達します。
サービス精神のある人は、人を良い気分にさせることができます。
相手の気持ちを理解できない人は、人を良い気分にさせることはできません。
「あの人に、こういったリアクションをしたら、どう思うだろう?」
と、想像力を働かせることが必要です。
自分のことしか考えることができない人は、相手のことまで意識がまわりません。

テニスは相手がいて、はじめてプレーできます。
ダブルスだったら、味方もいます。
相手のことを考え、味方のことも考えることのできる人が、上達していきます。
もちろん自分自身のことも、考えなくてはいけません。
たしかに、テニスは自分自身との戦い、という部分もあります。
しかし、自分と戦うと同時に相手と戦います。
そして、パートナーとは協力していかなくてはいけません。
自分1人だけに、アンテナを張るだけではだめなのです。

普段から、ルパンのようなサービス精神を身につけましょう。
いつも
「あの人は、こう言ったら、どう思うだろう?」
「あの人は、こういう態度をとったら、どう感じるだろう?」
「あの人は、今は何を考えているんだろう?」
こういったことを、常に考えることが大切です。

もちろん、100%何を考えているかなんて、わかりません。
だけど、意識して続けているうちに、なんとなく、わかるようになってきます。

「あの人の性格だったら、こういう感じで発想するだろうな」
と、想像力を働かせていくうちに、だんだん身についていきます。

すると、相手の打つコースを予測することも、だんだんとできてきます。
パートナーに適切なアドバイスをすることも、できてきます。

ルパンのように、想像力を働かせて、相手の気持ちを考えましょう。


とんでもないお宝を、狙おう。

2005年06月02日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート25」

ルパンが去って行ってしまいます。
クラリスは少し寂しげな表情をしています。
そこへ、銭形が走ってきます。

「くっそ~!一足遅かったか、ルパンめ、まんまと盗みおって!」
「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくださったんです。」

「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。」

「あなたの心です。」

寂しげだったクラリスの表情が明るくなります。

「はい!」
クラリスはうなずきます。

「では、失礼します。」
銭形は敬礼したまま、ウインクして、パトカーに走っていきます。

「ルパンを追えー!地の果てまで追うんだー!!」

クラリスはおじいさんに言います。
「私、ずっと昔から、あの方を知っていた気がするの・・、ルパン・・きっと、きっとまた会えるわ。」


僕はここのシーンに弱いです。
何度みても、もう知っているにもかかわらず、ジ~ンとします。

とんでもないお宝とは、心なのかもしれませんね。

あなたのお宝は、どんなものでしょうか?

結婚指輪?車?優勝カップ?
いずれも、うれしかったこと、ワクワクしたことなど、心を動かされたものではないでしょうか?

もし、ジャンボ宝くじで、3臆円が当たったらどうしますか?

億ションを買う?ハワイに行く?フェラーリを買う?お寿司をおなかいっぱい食べる?会社を設立する?
など、すると思います。
どれも、魅力的で心がときめきます。

ハワイに行ったとしても、行ったからうれしいのではなく、行って心が感動したからうれしいのです。

テニスも心が大切です。
テニスを通じて、心を動かされたことは、とんでもないお宝です。
うれしかったこと、悲しかったこと、笑ったこと、怒ったこと、あの人と友達になったこと・・・
それは、値段を付けると100万円くらいですか?1000万円くらいですか?
と言われても、困ります。
それは、相対的に価値を比較できるものではないからです。
あなた自身にしかわからない、自分の宝物だからです。

ルパンのように、とんでもないお宝を、狙いましょう。

軸を持とう

2005年06月01日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート24」

ルパンとクラリスのもとに、クラリスの屋敷の庭師だったおじいさんと、愛犬のカールがやってきます。
カールはクラリスの顔を舐めています。
クラリスはうれしそうな顔をして、笑っています。

その姿を見ているルパンは、少し切なさそうな表情で、クラリスに気付かれないように、少しずつ離れていきます。
次元と五ヱ門が乗った車がきます。
ルパンは走って車に乗り込みます。

「またなー!」
「お姫さ~ん!」
「クラリスー、達者でな~!」
「さいなら~、さいなら~!」
「ありがとう、みなさん、さよならー!」
「さいなら~・・」


テニスで強くなるためには、ルパンのようにメンタルを強くしましょう。
テニスはメンタルなスポーツです。
メンタルを安定させるためには、自分の中に、精神的な軸を持つことです。
つまり、自分自身の基準を持ちましょう。

テニスは、1球1球が選択の連続です。
当然、どうしたらいいのだろう?と迷うこともあります。
そんなときに、自分の軸の基準があいまいだと、迷います。
しかし、ボールは待ってくれないので、迷っていると判断が遅れ、ミスにつながります。

ルパンは、本当はクラリスを連れていきたかったのです。
しかし、ルパンの基準の軸は「クラリスを幸せにすること」でした。
だから、泥棒として逃げ回り、汚い部分や、危険が常に付きまとう世界より、若いクラリスには、穏やかで平和な環境の方が幸せだと判断したのです。
当然、気持ちと葛藤がありますが、これがルパンのメンタルの強さです。

試合で、厳しいショットを打たれて、追い込まれたとき、気持ちは早くこの状態から逃げ出したいと思います。
しかし、感情にまかせて、崩れた体勢のままハードヒットしたら、だいだいアウトします。
このとき、自分の基準を持っている人は

試合に勝つことが基準→アンフォーストエラーの確立を下げる→バランスが悪い場面では、しっかりとディフェンスにまわる→相手が攻撃しにくい位置にコントロールしてつなぐ→こちらのバランスを立て直し、ベストな状態で攻撃に移る

というように、形勢逆転のチャンスが得られるのです。

ルパンのように、自分の軸を持ちましょう。