藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

軸を持とう

2005年06月01日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート24」

ルパンとクラリスのもとに、クラリスの屋敷の庭師だったおじいさんと、愛犬のカールがやってきます。
カールはクラリスの顔を舐めています。
クラリスはうれしそうな顔をして、笑っています。

その姿を見ているルパンは、少し切なさそうな表情で、クラリスに気付かれないように、少しずつ離れていきます。
次元と五ヱ門が乗った車がきます。
ルパンは走って車に乗り込みます。

「またなー!」
「お姫さ~ん!」
「クラリスー、達者でな~!」
「さいなら~、さいなら~!」
「ありがとう、みなさん、さよならー!」
「さいなら~・・」


テニスで強くなるためには、ルパンのようにメンタルを強くしましょう。
テニスはメンタルなスポーツです。
メンタルを安定させるためには、自分の中に、精神的な軸を持つことです。
つまり、自分自身の基準を持ちましょう。

テニスは、1球1球が選択の連続です。
当然、どうしたらいいのだろう?と迷うこともあります。
そんなときに、自分の軸の基準があいまいだと、迷います。
しかし、ボールは待ってくれないので、迷っていると判断が遅れ、ミスにつながります。

ルパンは、本当はクラリスを連れていきたかったのです。
しかし、ルパンの基準の軸は「クラリスを幸せにすること」でした。
だから、泥棒として逃げ回り、汚い部分や、危険が常に付きまとう世界より、若いクラリスには、穏やかで平和な環境の方が幸せだと判断したのです。
当然、気持ちと葛藤がありますが、これがルパンのメンタルの強さです。

試合で、厳しいショットを打たれて、追い込まれたとき、気持ちは早くこの状態から逃げ出したいと思います。
しかし、感情にまかせて、崩れた体勢のままハードヒットしたら、だいだいアウトします。
このとき、自分の基準を持っている人は

試合に勝つことが基準→アンフォーストエラーの確立を下げる→バランスが悪い場面では、しっかりとディフェンスにまわる→相手が攻撃しにくい位置にコントロールしてつなぐ→こちらのバランスを立て直し、ベストな状態で攻撃に移る

というように、形勢逆転のチャンスが得られるのです。

ルパンのように、自分の軸を持ちましょう。