藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

サービス力を磨こう。

2005年06月03日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート26」

クラリスと別れた後、ルパン達の車を、バイクに乗った不二子が追い越していきます。

「あら~!ふじこちゃん」
「ルパン、見て!わたしの獲物!」
「あー!偽札の原版じゃないのよ!わっ!わ~っ!お友達になりたいわ~!」
「じゃあね!!」
「あららら~!ちょ・・ちょっと、待ちなさいってば~!!」

ルパンは、国営カジノから奪ったお金が、偽札だと知って、車いっぱいに盗んだ偽札を捨てています。
しかし、ここでは、不二子の盗んだ偽札の原版を見て
「あー!偽札の原版じゃないのよ!わっ!わ~っ!お友達になりたいわ~!」
と言っています。
もちろん本音ではありません。
しかし、不二子が喜んでいる様子をみて、うまくリアクションしています。


テニスがうまくなるためには、こういった能力が大切です。
サービス精神のある人は、テニスが上達します。
サービス精神のある人は、人を良い気分にさせることができます。
相手の気持ちを理解できない人は、人を良い気分にさせることはできません。
「あの人に、こういったリアクションをしたら、どう思うだろう?」
と、想像力を働かせることが必要です。
自分のことしか考えることができない人は、相手のことまで意識がまわりません。

テニスは相手がいて、はじめてプレーできます。
ダブルスだったら、味方もいます。
相手のことを考え、味方のことも考えることのできる人が、上達していきます。
もちろん自分自身のことも、考えなくてはいけません。
たしかに、テニスは自分自身との戦い、という部分もあります。
しかし、自分と戦うと同時に相手と戦います。
そして、パートナーとは協力していかなくてはいけません。
自分1人だけに、アンテナを張るだけではだめなのです。

普段から、ルパンのようなサービス精神を身につけましょう。
いつも
「あの人は、こう言ったら、どう思うだろう?」
「あの人は、こういう態度をとったら、どう感じるだろう?」
「あの人は、今は何を考えているんだろう?」
こういったことを、常に考えることが大切です。

もちろん、100%何を考えているかなんて、わかりません。
だけど、意識して続けているうちに、なんとなく、わかるようになってきます。

「あの人の性格だったら、こういう感じで発想するだろうな」
と、想像力を働かせていくうちに、だんだん身についていきます。

すると、相手の打つコースを予測することも、だんだんとできてきます。
パートナーに適切なアドバイスをすることも、できてきます。

ルパンのように、想像力を働かせて、相手の気持ちを考えましょう。