藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

地の果てまで、追いかけよう。

2005年06月04日 | テニス
「ルパン三世になろう。 パート27」

不二子が、ルパン達を追い越して、去っていきます。
「じゃあね!!」
「あららら~!ちょ・・ちょっと、待ちなさいってば~!!」
銭形達のパトカーが、追いかけてきます。
「いけね!またとっつあんだぁ~!!」
「ルパン!今度こそは逃がさんぞ~!!」

ルパンは不二子ちゃんを追いかけ、銭形警部はルパンを追いかけます。
ルパンは不二子ちゃんを追いかけることが楽しくて、銭形警部から逃げることが楽しいのかもしれません。
銭形も、ルパンを追いかけることに生きがいを感じ、楽しいのかもしれませんね。

テニスもこれと同じです。
テニスは、上手くなれば、なるほどに、「自分は下手だなぁ」と感じます。
へたなうちは、それほど「へただなぁ」とは思いません。
自分は下手なんだと、認識できるレベルではないからです。
レベルが上がると、どんどん下手になるように錯覚します。
それは、認識できるレベルまで成長してきたからです。

スクールならば、上級クラスの人ほど、「私はへたっぴだなぁ」と思っています。
「オレって上手いんだぜ!」と思っている人は、中級クラスくらいが多いです。

「私ってへただなぁ、今のショットはもっと回転かけなきゃ入らないよ!」
と、ガッカリしている人はチャンスです。
「もっと回転かけなきゃ入らない」
と理解できるレベルまで、上がっているからです。
主観的に、ただ
「あー、アウトか!がっかり」
だけでなく、客観的に分析できています。
すると、どうすれば入るようになるだろうか?
と考えることができるので、行動が変わってきます。

しかし、このレベルになると、あらゆる問題点が理解できるようになるので、ショックを受けるケースも増えます。
だから、自信をなくしやすくなるのです。

成長して、理想に近づけば、近づくほど、遠くに感じるのです。
しかし、確実にレベルアップしているので、安心してください。

ルパンを追いかけて、追いかけて、ようやく逮捕できると思ったら、また逃げられてしまう、銭形警部のような感じです。

しかし、銭形警部を見習って
「ルパンを追えー!地の果てまで追うんだー!!」
という心構えでいて下さい。
追いかけること自体が、楽しく、確実にレベルアップしていきますから。

それと同時に、ルパンのように、どこまでも逃げ続けるという気持ちも持って下さい。
銭形はある意味ライバルです。
ライバルには絶対負けない!という気持ちを持って下さい。
どんなに、上達してきても、追いつかせないぞと思いましょう。
そう思って行動していくことで、ドンドン成長していくのです。

成長していくことで、今まで見えていたことも、実は見えていなっかったと気付きます。
また、今まで見えなかったことが見えてきます。
この気付くことが、成長です。

テニスは、ポイントを取り合うスポーツです。
必ず、追いかける側か、追われる側の、どちらかになります。
相手に追いつき逆転しようと思っているとき。
相手に、絶対追いつかせないと、逃げ切るとき。
どちらも楽しんでやりましょう。

ルパンのように、明るく、楽しく、ポジティブに行動できる人が、どんどん成長していくのです。

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