藤原コーチのテニスランド

チャンスに気付くヒントかも・・・

身を任せながら、コントロールしよう。

2005年06月07日 | テニス
「スター・ウォーズに学ぶ、テニス上達法 パート3」

・オビ=ワン・ケノービに学ぶ、テニス上達法
「身を任せながら、支配するのだ」

これも、なかなか上級者にならないと、わからない感覚です。
流れに逆らうのではなく、流れを感じ、その強い流れを誘導していく感じです。
試合には、つねに流れがあります。
「いま、こういう流れになっている」
ということを、キャッチしていくのです。
空気を読む感性を身につけましょう。

少し難しいかもしれませんが
「あっ、これはマズイ流れだな!」
「どうも、サイドを狙ったボールがアウトするな。」
などと、感じたとします。

だいたい、このとき
「これは、違う!」
「こんなんじゃダメ!」
と、否定してしまいます。

否定するのではなく、今の、現状の流れを受け入れましょう。
一度、認めて、自分に取り込みます。
そしてから、
「こういうパターンの流れだな、ちょっとこういう感じに流していこう。」
と、軌道をずらしていくのです。

ヨットで、風を感じて、風の力を借りながら、コントロールして進む感じです。

または、車の運転みたいなものです。
10キロ先の目的地に行くのに、一生懸命走って行くのと、車で行くのは、どっちが早いでしょうか?
普通に考えると、もちろん車です。
車の方が、スピードも出るし、楽チンです。
車には、ものすごいパワーがあります。
そのパワーのおかげで、スピードが出るのです。
しかし、そのパワーをコントロールして、目的地に着くようにしていくのは、あなたです。
車の運転をしているとき、一生懸命すぎる人の運転は怖いです。
力が入り、視野が狭くなっているので、危険です。
運転のうまい人は、リラックスしていて、視野が広いです。
車のパワーを理解し、身を任せながら、しっかりと思い通りに操っています。
このような感覚が、テニスにもあります。

自力で
「なんとかしてやろう!」
というより、うまく乗っていく感じです。

能動的に行動する、がんばることはいいことですが、周りが見えにくくなります。
まずは、受動的に、流れを感じ、身を任せましょう。
そして、身を任せながら、コントロールしましょう。