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今回、写真とは違う建物だったが、向かいのリスボアホテルの方へ行って、マカオ名物の娼婦「回遊魚」を見学した。彼女らが出没する場所がなかなか分からないでホテルの中をしばらくうろうろしたが、フロントのエスカレーターを降りたところにそれらしき女性がいた。スーツ姿にハイヒールを履いたスラリとした若い中国女性たちが、回廊となっている地下の商店街をすごい勢いで左回りに歩いてくる。そんなに驚くほどの美人はいないが、まあ、ブスはいない。右回りする小生を見つめて歩いてくるので、ぶつかるかと思うほどだ。数メートルまで接近すると「チーマ?」とか「シーマ?」と声をかけてくる。行くか、承知かといった意味らしい。ノンと断固首をふると、ときにはチェッといまいましげな発音が飛んでくる。慥か、マグロは恐ろしい勢いで泳がないと死んでしまうそうだが、彼女たち小姐も恐ろしい勢いで回遊しないと生きていけないのであろう。そう考えると、哀れがある。