折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL600~入魂の『第九』

2014-12-23 | 写真&俳句
会場のホールに向かう長いエスカレータには、大勢の人たちが。(東京芸術劇場入り口)


入魂の『第九』を聴かせてくれたマエストロ小林研一郎さん。



魅入られし     オーラみなぎる     第九かな



先日、茨城に住んでいるかみさんの妹・義弟たちとベートーヴェンの第九を聴き、その後忘年会をして楽しいひと時を過ごした。

きっかけは、かみさんの実家に行った時、

「義兄さんはいいなぁ、何回もコンサートに行けて! わたし、コバケンの第九を聴きたい!」

という義妹の一言だった。


チケットを手配し、忘年会のお店も予約して準備は万端。

当日、会場の東京芸術劇場の入り口で待ち合わせ。

エスカレータでホールへ向かう長々と続く人の群れに、

「凄いね」、「立派なホールだわね」と早くも早くも興奮状態。

そして、興奮はコンサートが終わると最高潮に。

「最高!何回も鳥肌が立ったわよ」。
「やっぱりライブで聴くって全然違うよね、クラシックなんて聴いたことがない私ですら感動したもんね」。
「第九なんて初めて聴いたけど、第4楽章辺りから知らぬ間に涙が出てきちゃってたよ」。
「コバケンさん、あんなきゃしゃな体なのに、指揮台に立つとオーラの塊みたいに大変身、凄いわね。すっかり魅入られちゃったわよ」。


等々、話が盛り上がる。

そして、場所を移しての忘年会は和食を中心にコース料理を約3時間、次々に出てくるおいしい料理に舌ずつみを打ち、諸々の話に花を咲かせた。

師走の街は慌ただしい雰囲気だが、我々の周りには芳醇な時が流れていた、そんな師走の1日だった。