折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

春の足音~菜の花と桜の蕾と我が家の愛犬

2010-03-20 | 日常生活

ビスケットで釣ってやっとの思いで撮ったパールの得意のポーズ。


みなさんこんにちは。

当家の愛犬のパールです。

良い陽気になりましたね。
今日は、暖かい日差しが降り注ぐ午後の一時、おとうさんと一緒に春の気配を求めてのんびりと黒目川の遊歩道を歩いてきました。

遊歩道のすぐそばの畑には、菜の花が丁度見頃で、おとうさんはこの菜の花とわたしのツー・ショットを写真に収めようと一生懸命、わたしにポーズをとらせようとするのですが、わたしにとっては『花より団子』で菜の花を食べようともう夢中、おとうさんの言うことなど耳に入りません。

わたしが『花より団子』を決め込んだのを見て、おとうさん、やおらわたしの大好物のビスケットを取り出して、『お座り』とポーズを強要します。

わたしも、ビスケットの魅力には勝てず、ちょっとばかりおとうさんの顔を立ててポーズをとったのが上の写真です。

わたしの一番自信のあるポーズです。よく撮れてるでしょう。

 
浜崎黒目花広場に咲く満開の菜の花
以前ここはゴミの不法投棄で見るに堪えない有様であったが、市が公園花壇の整備事業の一環として農家から無償で借り上げて整備した。面積は2,000㎡、秋に黄花コスモス、春に菜の花を植えている。(左)菜の花を夢中で食べるパール(右)



桜の蕾もこの数日の暖かさで今にも咲きそうなほどに膨らんで来た。



汗ばむような陽気に誘われて、パールを連れて黒目川に春の気配を求めて、ぶらっと出かけた。

今は、菜の花が見頃だが、この2,3日の暖かさで400mにわたる桜並木の桜の蕾も大きく膨らんで来た。この分だと、菜の花とさくらのコラボレーションが見られるのも、もうすぐだろう。

心浮き立つ春の足音が聞こえて来るような午後の一時であった。

3月27日(土)、28日(日)は黒目川花まつり、この桜並木がお花見客で例年以上賑わうに違いない。

案ずるより産むが易し~初体験・コンビニの発券機でチケット購入

2010-03-19 | 日常生活

幼なじみのKくんとのコンサート7月度例会のチケットは初体験コンビニの発券機で購入。

幼なじみのKくんとのコンサート、3月例会は先日終わって、次回は5月16日に予約が取れているのだが、隔月となるとそろそろ7月の例会のことが気になって来る。

先日、新聞を見ていたら『名曲アルバムコンサート』~ショパン情熱の生涯 7月24日(土)会場 東京オペラシティ、3月19日(金)前売り開始という広告が出ていた。

今年は、ショパン生誕200年の記念すべき『ショパン・イヤー』だから、まさにうってつけ、これにしようと即決したのはいいのだが、さて、そのチケットの申し込み手続きをどうするか。

午前10時電話受付とあるけれど、この種の電話は中々繋がらないのがお決まり、そこでネットで他の方法を検索していたら、コンビニでチケットが手に入るとのこと、そのやり方、手順まで懇切丁寧に書かれている。

これなら、発券機の類など触ったことのない、機械音痴の小生でも何とかなるかもと尻込みしようとする自分自身を叱咤激励してコンビニへ。

店の片隅におかれている発券機に恐る恐る近づく。

 
コンビニの発券機でチケット購入手続き中の小生。(厚かましくも、コンビニの店員さんに写真撮影をお願いした。)

ネットの説明書によれば、レジにて会計を済ませチケットを手にするまでの手順は全部で17項目。

予めメモしておいた手順に従ってタッチパネルにタッチしていく。

最初のうちは、『おれにできるのか』とちょっとビビったが、公演名を無事探し出してからは順調、あっという間に入力終了、購入内容確認、申込書発券のボタンを押すとシートが出てきて、これをレジに持参、会計を済ませてチケットを手にするまで、時間にして数分、『案ずるより産むが易し』とはこのこと、何事も経験して見ることが大事だと言うことを身に沁みて実感した次第である。

日常茶飯事に発券機を使っている人には笑われるかもしれないが、普段、発券機類を扱うことに慣れてない、しかもこの種のことが大の苦手な小生にとっては、それこそヒヤヒヤ、ドキドキの初体験であった。

写真が主役VOL39~リメーク・形を変えて蘇る懐かしい稽古着

2010-03-17 | 写真が主役シリーズ

タンスの奥で久しく眠っていた剣道の稽古着がベストとして蘇った。


                
                ベストの背中


大学を卒業して44年になる。

大学時代の4年間、サークルで剣道をやった。

そして、社会人になってからも有志を募って剣道部を作って4,5年熱中した。

わが青春時代の良き思い出である。

剣道をやらなくなった後も、その時着た稽古着をかみさんは保存しておいてくれたようだ。

ある日、箪笥の奥にしまってあった稽古着を出してきて、

『この稽古着、リメークしない?』

『どうするの』

『妹がベストに仕立て直したらどう』と言ってるんだけど。

義妹は着物の良さに魅せられて、古着物で洋服ワンピースやバッグカバンを作っていて、すでに何回か個展も開いており、その腕はすでにプロの領域である。


青春時代の思い出が色々と詰まった稽古着である。

その当時の仲間たちからは、『思い出の詰まった稽古着をリメークするのかよ』とお叱りを被るかも知れないが、日の目を見ることなくタンスの奥にしまわれているより、ベストとして折に触れ着てもらった方が稽古着としても喜ぶのではないかと思ってリメークを頼んだ。

出来上がったベストは、色合いと言い、稽古着の良さを巧みに取り入れたデザインと言い、仕立て具合と言い、まさに着心地満点、非の打ちどころがない出来栄えで、すっかり気に入って愛用している。

と言うことで、今回の主役はリメークで蘇った剣道の稽古着である。


なお、義妹は最近ブログを立ち上げ、作品をブログ上で展示しています。
興味のある人は一度ブログをのぞいて見てください。

ブログのURLは次の通りです。
http://ameblo.jp/sumie-handmade/

初々しいコンサートデビュー~『1966カルテット』演奏会

2010-03-15 | 音楽
「山歩き」が得意な「アウトドア派」のKくん、「読書」や「音楽」などが好きな「インドア派」の小生。

そんな二人がお互いの趣味をシェアしようと昨年から始めた『コンサート』に行く会、今年1回目の例会は4人の若き女性たちが奏でる『ザ・ビートルズクラシックス』。

ビートルズをカルテットで

ビートルズのヒット曲をクラシック風にアレンジし、ピアノ、ヴァイオリン2挺(ヴィオラでなくヴァイオリンにしたのは、ジョン・レノンとポール・マッカートニーを想定した<高嶋弘之プロデューサー>とのこと)、チェロのカルテットで原曲とは一味違ったビートルズの音楽を気軽に楽しんでもらおうという趣向である。


メンバーは現役の音大・大学院生

1966カルテット、何それと言われかねない演奏団の名称の由来は、1966年6月30日にビートルズが来日した日に因んで付けたという。

このネーミングからも明らかの通り、このカルテットの最大の売り物、目玉はビートルズなのだが、それを演奏するメンバーは、ビートルズ世代とは全く無縁の現役の音大・大学院生で、このカルテットが結成されてからビートルズについて猛勉強したと言うのだから、この落差・ミスマッチが何ともユニークで面白い。


新鮮で初々しい初ステージ

しかも、今回のこのステージが彼女たちの初デビューとのこと。

そんな場面に立ち会えるなんてそうざらにあることではない。
まさに偶然の産物であり、その幸運に感謝である。

 
1966カルテットのメンバーとサイン会
演奏会終了後開催されたサイン会で、4人のメンバーを紹介した情報誌の表紙にそれぞれのサインをしてもらった。     


それにしても、ステージ上でヴァイオリン同士が一生懸命アイコンタクトを交わしたり、何とか笑顔を作ろうと努力したりとか、前から2番目の特等席でなければ見られない彼女たちのしぐさや表情がこと細かに見て取れて、初デビューとはこんなにも初々しいものなのかと興味深かった。

そんなわけで、コンサートというより、発表会といった雰囲気でそれはそれで結構新鮮に感じられたのであった。

そして、そんな彼女たちを目の当たりにすると、一生懸命の姿と言うのは素晴らしいと心を洗われる思いだった。

この先、どこまで『化ける』?

そして、彼女たちの演奏だが、初舞台にもかかわらず、物おじせずに音楽の乗りの良さで、観客と一緒に自分たちも音楽を楽しんでしまうところなどは若さの特権なのだろう。

幼なじみのKくんも、ビートルズはクラシックにアレンジすると一段と美しい曲に聴こえるね、とこれまでの5回のコンサートの中で一番リラックスして雰囲気を楽しんでくれていたようだ。

このカルテットがこの先どこまで『化ける』か、それによって、初デビューに立ち会ったことの意味、価値が決まって来るのだが・・・・・。

願わくば、この【1966カルテット】がこの先、不動の名声を博するようになった時に『おれ、あのカルテットのデビュー公演を聴いたんだぜ』と自慢できるよう、精進を重ねて、『大化け』して欲しと切に願っている次第である。



ザ・ビートルズクラシックス『ノルウェーの森』プログラム

第1部

ノルウェーの森  抱きしめたい  フール・オン・ザ・ヒル  ヘイ・ジュード

白鳥(サン=サーンス)  妖精の踊り(ポッパー)  愛のあいさつ(エルガー)  ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)

第2部

ノクターン第8番(ショパン) ワルツ第5番(ショパン) タイスの瞑想曲(マスネ) チャルダーシュ(モンティ)

ストロベリー・フィールズ・フォーエバー  エリナー・リグビー  イエスタディ  ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード

【演奏】 1966カルテット  ピアノ:長篠央子  ヴァイオリン:松浦梨紗 花井悠希  チェロ:林 はるか

悪戦苦闘~『雪中行軍』延々3時間余

2010-03-13 | 友達・仲間
昨日は白い雪のベールに覆われて神々しいまでの威容を示す武甲山のたたずまいを写真で紹介したが、今日はその後向かった県民の森周辺の40㎝もの深い雪に悪戦苦闘した3時間余をメインにこの日の山歩きの状況を紹介したい。

想定外の積雪
正丸峠の長いトンネルを抜けると景色が一変、雪、雪、雪。しかも、かなりの積雪である。

予想はしていたものの、この積雪はちょっと想定外。目指す『奥武蔵丸山』(標高690m)に登れるのかと前途多難の予感が。

出だしは順調、余裕も
コースの入り口の近くにある芦ヶ久保の道の駅に車を止めて、いざ出発。

雪は深いものの、道はきれいに除雪がしてあって歩きやすい。

快晴、暖かい陽気に誘われて一同すっかりリラックス、雪をかぶった武甲山の威容に歓声を上げたり、道路際に咲く白梅、紅梅と雪が織りなすコントラスをカメラに収めるなど、和気藹藹、出足は順調、余裕の行進である。

 
出足は順調、梅と雪のコントラスを写真に撮る余裕も。

地獄の雪中行軍
このまま除雪された道を進めば、目的地の近くまではそれほど苦労することなく行けたのだが、せっかくだから少し雪道を歩いて見ようか、とほんの気楽なつもりで雪道に踏み込んだのが間違いのもとだった。

                
                低地の時は雪も浅く、皆、余裕があったのだが…。

最初のうちは、まだ低地なのでそんなに雪も深くなく、順調に雪道を楽しみながら歩けたのだが、30分もすると途端に雪が深くなり、足首は言うに及ばず、膝まで『ズブッ』と雪に埋まってしまう。その埋まった足を引きぬくのがひと苦労。と言って、今更引き返す訳にもいかず、ひたすら『忍』の一字、それこそ1歩1歩のろのろと登って行く。

余り急こう配でないのは幸いであったが、いつ果てるともしれない気の遠くなるような行軍に一同無口になる。

そして、歩けば、歩くほど雪は深さを増して来る。もう、靴も靴下もズボンの裾もぐしょぐしょである。

               
写真は県民の森のブログから転載、ブログによると3月10日昼頃撮影とあるから、
まさにわれわれが悪戦苦闘している時間帯に撮られたものである。



休憩と言っても、雪があるので立ったまま。休んだ気がしない。

そのうち足の付け根が痛くなってきて、足を上げるのが辛くなって来る。
『参った、参った』と内心グチりながら、ひたすら『我慢』の時間が続く。
(こんな状況なので、とても写真を撮る気が起きなかったのだが、こう言う時こそ、膝まで雪の中にめり込んだ決定的写真を撮らなければと反省しきりである。)

この間、常に先頭を歩いたMくんは、さぞかし大変だったろう。
Mくんの健脚ぶりが改めて目についた。

雪道に入ったのが、10時15分頃、目的地である県民の森学習展示館についたのが午後1時15分、まさに悪戦苦闘の3時間であった。

あのまま除雪してある道を歩いていれば、と思っても後の祭りである。

この豪雪で、県民の森学習展示館は臨時閉館、人っ子一人いない所で、遅い昼食をとる。


幸せロード
帰り道は、雪道はもううんざり、一般道を歩こうということに全会一致。
しかし、一般道まで出るのに約1キロ弱の雪道を歩かざるを得ない。

昼食を済ませ、一休みしてどうにか元気も出て、また、雪道を1キロ歩けば雪のない道を歩けるという目標があるので、みんな深い雪をかきわけて、ひたすら前に進む。

                
                帰り道、ついに雪のない道に出て、元気も出る。

そして、ついに雪のない道に出る。皆の顔に安どの色が。

『何て、足が軽いんだ』
『雪道が地獄だとすれば、この道は極楽道だね』

と口も軽くなる。

まさに、雪のない道はわれわれにとって『幸せロード』であることをみんなしみじみとかみしめた次第である。

そして、今回の山歩きはきっと忘れられない、記憶に残る山歩きになるのは間違いないだろう。