折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL39~リメーク・形を変えて蘇る懐かしい稽古着

2010-03-17 | 写真が主役シリーズ

タンスの奥で久しく眠っていた剣道の稽古着がベストとして蘇った。


                
                ベストの背中


大学を卒業して44年になる。

大学時代の4年間、サークルで剣道をやった。

そして、社会人になってからも有志を募って剣道部を作って4,5年熱中した。

わが青春時代の良き思い出である。

剣道をやらなくなった後も、その時着た稽古着をかみさんは保存しておいてくれたようだ。

ある日、箪笥の奥にしまってあった稽古着を出してきて、

『この稽古着、リメークしない?』

『どうするの』

『妹がベストに仕立て直したらどう』と言ってるんだけど。

義妹は着物の良さに魅せられて、古着物で洋服ワンピースやバッグカバンを作っていて、すでに何回か個展も開いており、その腕はすでにプロの領域である。


青春時代の思い出が色々と詰まった稽古着である。

その当時の仲間たちからは、『思い出の詰まった稽古着をリメークするのかよ』とお叱りを被るかも知れないが、日の目を見ることなくタンスの奥にしまわれているより、ベストとして折に触れ着てもらった方が稽古着としても喜ぶのではないかと思ってリメークを頼んだ。

出来上がったベストは、色合いと言い、稽古着の良さを巧みに取り入れたデザインと言い、仕立て具合と言い、まさに着心地満点、非の打ちどころがない出来栄えで、すっかり気に入って愛用している。

と言うことで、今回の主役はリメークで蘇った剣道の稽古着である。


なお、義妹は最近ブログを立ち上げ、作品をブログ上で展示しています。
興味のある人は一度ブログをのぞいて見てください。

ブログのURLは次の通りです。
http://ameblo.jp/sumie-handmade/