折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

ウオーミングアップ~3字体『千字文』の総仕上げ

2011-02-11 | 趣味
『今年の展示会は、いつもの年より早くなりました。4月上旬までに作品を仕上げておいて下さい』

書道教室の先生からそんな話があったのは先週のこと。

書道教室恒例の展示会は、みんなが気合を入れて作品に取り組む、教室の一大イベントである。

小生は、展示会に出品するのなら、思い出に残るものにしようと考え、1年ごとに『千字文』を楷書、行書、草書の3字体で出品することにした。

即ち、一昨年は楷書、昨年は行書で、それぞれ千字文を書き上げて展示会に出品した。

そして、その総仕上げに当たる3年目の今年は、小生にとって最大の難関、草書による『千字文』が大きく立ちはだかっている。

これまで教室では楷書、行書を習ったものの、草書はこれまで書いたことがないのだ。


お手本
大貫思水著『新版四体千字文」(日本書学館)



草書の『千字文』のお手本を目にした時、行書との余りの違いに『これは、ちょっと』と、正直、二の足を踏む思いであった。

何とも無謀なチャレンジであるのは十分わかっているが、楷書、行書の2字体で千字文を書き上げたからには、ここは何としても草書を入れた3字体の『千字文』を是非とも完成し、有終の美を飾りたい、の一念である。

遅まきながら、昨年の後半から先生について草書の初歩から教えていただき、その筆使いを猛特訓中である。

また、授業中にも草書の千字文のお手本と首っ引きで書いているのだが、何分1000字もあるので、遅々として進まない。

楷書、行書の時は、本番の失敗が即ち練習と割り切って、練習なしで書いていたが、草書ではそうは問屋はおろすまいから、極細のサインペンで1000字を一通り書いて見る、先ずこれから始めようかと思っている。

プロ野球も2月に一斉にキャンプインした。

これまでは、ウオーミングアップもしないでいきなり本番だったが、今年は十分に肩慣らしをした上で、本番に入りたいと思っている次第である。

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