テキストと小刀で入念に磨いでいるうちにいつの間にか短くなってしまったえんぴつ
前回のブログ(4月27日付『コレクター』)で弟から借り受けたジャズのCD30枚を聴き終わるまであと8枚になり、ラスト・スパートをかけている最中と言うことを書いたが、ほぼ同時進行でもう一つラスト・スパートをかけているものがある。
『えんぴつで脳を鍛える小倉百人一首』(1月28日付ブログ『一石三鳥』)である。
今年の1月6日に第1首を書き始めて今日で112日目である。
当初は『1日1首』書いていけば3ヶ月ちょっとで終るから、これは楽勝とたかを括っていたら、後述のとおり予定通りに事は進まず、実際は今日で91首目が終わり、ようやく残り1ケタにこぎつけた所である。
最初のうちは、当初に掲げた目標どおり、始める前に
① えんぴつを小刀で入念に磨ぎ、② 気息を整え、おもむろになぞり書きから始めるという手順をしっかりと守ってスタートしたが、1ヶ月も続けてくると当初の緊張感が次第にゆるみはじめ、今度は逆に『ノルマ』 として『やらされている』 と言う思いが強くなるなど心理的葛藤も生じて、それが『中だるみ』 につながり、結局はすんなり『100日』 でゴールインと言う訳にはいかなかった。
さて、ゴールを目前にして狙いであった『一石三鳥』は達成できたのか総括してみると、期待した効果は以下のとおりであるが
① なぞり書きと音読をすることで<脳>を刺激し、活性化する
② 百人一首をより深く理解する
③ 文字の上達につながる
①については、今の時点では残念ながら判定の術を持っていないので、結論は下しがたい。
②については、歌の解釈、背景等が明らかになって百人一首に対する認識を新たにすると同時に副次的効果として、百人一首に夢中になっていた子供の頃を懐かしく思い出し、癒しの『場』、癒しの『時間』を持つことができたのが、何よりも嬉しかった。
③については、楷書の基本形をしっかりと勉強できたと思っている。
残るところは9首 ゴールはまさに目前である。
もう一度初心に立ち返り、気持ちを込めて書き上げて有終の美を飾りたい。
小生の薦めで、おふくろと次兄がやはり「えんぴつで<脳>を鍛える小倉百人一首」に目下チャレンジ中である。
今度会った時、これを話題に会話がはずむのが今から楽しみである。
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