折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL9~「彼岸花」

2011-09-20 | 写真&俳句
 近所の林の中、群生する彼岸花に木漏れ日が差し込んでいた。(9月19日撮影)



おちこちに     季節たがえず     彼岸花



今日は「彼岸の入り」である。

そして、この時期、そこかしこで咲く花が彼岸花である。


                朝の散歩道「黒目川遊歩道」にも彼岸花がそこかしこに咲いている。


それは、あたかも『体内時計』を正確にこの季節にセットしたかのごとくである。

辺りを30分も歩けば、或いは道端で、或いは民家の庭先で、また、或いは林の木々の中に彼岸花を目にすることができる。

 
民家の庭先に咲いている彼岸花(左)、道端の垣根の隙間から顔を出し、垣根の赤と競い合うように咲いている彼岸花。(右)


『暑さ、寒さも彼岸まで』と言われるように、彼岸花は季節の移ろいを端的に示す花である。
最近は、彼岸花を見るにつけ、『あぁ、また、季節が巡ったか』と言う感が深い。


このところ、まだまだ、残暑が厳しいが、お彼岸を境に、一刻も早い秋の到来を待ち望む思いや、切である。