折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第23回

2011-07-18 | 書道
     お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

きかい かんけい        えつかん ぶてい

しゅんかい みつふつ      たし しょくねい

しんそ こうは         ちょうぎ こんおう


【意味】

西漢に恵帝が太子の時、その位を廃されようとしたので綺里季は力を尽くして太子の位に復した。殷の傅説は武帝がかって夢に感じて探し求めた賢人で、後に大臣として政を任ぜられた。

賢者は親任されて政治に参与して君を輔け、人材を多く用いれば俊士が多く集まって天下はまことに安寧である。

周末戦国の世は天下麻の如く乱れた。晉と楚とはかわるがわる覇業を争って、常に諸侯の覇者になろうと競った。趙と魏とは合縦とて、六国が縦に同盟して秦に当たろうとした蘇秦の策を講じたが、かえって秦の張儀の連横の計に苦しめられ、遂に秦に併呑された。