折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第22回

2011-07-11 | 書道
      お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)



【読み方】

はんけい いいん       さじ あこう

えんたく きょくふ      びたん しゅくえい

かんこう きょうごう     さいじゃく ふけい


【意味】

磻溪は太公望が釣りをしたした所で、周の文王に挙げられ功が多かった太公望をさす。伊尹は中国上代の殷の賢人、湯王の招きで大臣となり、湯王を助けて、夏の桀王を討った人。共に暴君を滅ぼして、時の人民の苦を救い、泰平をいたした賢者である。

周公旦は武王を補佐して殷の紂王を伐ち、ここに大きな宮殿を建てて周朝八百年の基を開いた。もしもこのとき周公旦が無かったならば、だれがこの大宮殿を建てるものがあろうか。けだし周公の功は偉大である。

その後、斉の桓公は、周の諸侯を会合して自らその覇者となって、周の天使を補佐して、天下の乱をただした。貧弱な国を救い、傾いた諸侯を助け、天下に諸侯の覇長たる実をあげた。