折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

クラス会毎年開催の理由(ワケ)~幼なじみたちとの「暑気払い」の一コマ

2011-07-12 | 友達・仲間
毎年開催されている小・中学校時代の同級生のクラス会。

今年も4月10日に予定されていたが、東日本大震災があって中止になってしまった。
しかし、有志から「ミニクラス会をやろうぜ」と言う声が湧き起こって、急遽開催が決まった。

そして、梅雨明け宣言が出たばかりのうだるような暑い日の昼下がりの一時、幼なじみ20名が一堂に会して、大いに飲み、大いに食べ、大いに語り、そして、大いに歌って楽しい「暑気払い」を満喫した次第である。

 
酷暑の中、大いに飲み、大いに食べ、大いに語り、そして、大いに歌って気勢を上げる幼なじみたち。

みんな、ちっとも変わんねぇやということが話題になった時のこと、

幼なじみのMくんが得意然と話し始めた。

以下は、その時の一コマ。

「人間1年ぐらいじゃぁ、そんなには変わらないもんだが、おめぇ、10年も見ねぇで会って見ろや、そりゃぁ、きっとたまげるほど変わってると思うだべ。

だからよぅ、同じ10年でも毎年会ってるのと、10年ぶりに会ったのとの違い、これが、おめぇ、毎年クラス会をやる意味ちゅうもんだべぇ。それが証拠に、毎年会ってるから、みんなちっとも変わってねぇべよ」

「そう言われりゃぁ、そうだな」、「Mさんよ、おめぇ、いいこと言うじゃん」

Mくんの周りを囲んでいるみんなから納得の声が上がる。

よそいきの言葉遣いなど一切不要、ざっくばらんな物言いが飛び交うのは、気心の知れた幼なじみたちなればこそのことである。


そんな話の輪の中にあって、「この歳になると、みんなそれぞれ含蓄のある言葉をしゃべるようになるものだ」と大いに感心すると共に、この「ミニクラス会」をやって良かったとつくずく思った次第である。