折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

【3字体(楷書・行書・草書)千字文】を書く 第7回

2011-03-28 | 書道

お手本 大貫思水「新版四体千字文」(日本書学館)


【読み方】

がいし しんぱつ   しだい ごじょう

きょうい きくよう  がいかん きしょう

じょぼ ていけつ   だんこう さいりょう



【意味】

けだし思うに、この身体髪膚はわが父母から受けた大切なものである。四大(地、水、火、風)によって身体のできたことを考え、よく五常(仁、義、礼、智、信)の道を守って身を立てねばならない。

うやうやしく謹んで、父母が自分を養育した大恩を思って、片時も忘れず、この大切な身体をわざと傷つけるようなことがあってはならない。

およそ婦人は貞操・潔白の行いを慕い、婦徳を養うに心がけ、男子は才能・善良を手本とし、自ら才徳ある人となって世に立つことを期せねばならぬ。