折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL23 「日本一」の梅の里~「吉野梅郷」

2009-03-13 | 写真が主役シリーズ
          
青梅市「梅の公園」は、山の斜面を利用した約4.5ヘクタールの敷地に120種、1500本の梅樹がある自然公園で、吉野梅郷を訪れる人は必ず立ち寄る、観梅スポットとなっている。
先般、某新聞社が写真家や大手旅行会社など旅のプロを審査員に「おすすめの梅の名所ランキング」を実施した所、全国の梅の名所約90ヶ所の中から、この「吉野梅郷」が第1位になったとのこと。
「日本一」の折り紙つきの梅の里「吉野梅郷」の「シンボル」が「梅の公園」である。




昨年までの小生であれば、自ら「観梅」に行こうなどとは決して言い出さなかったと思う。

それが、昨年幼なじみのKくんに誘われるままに秩父札所めぐりを皮切りに県内の低山を巡り歩くようになって、それまで自分の知らなかった新しい世界があることを知った。

とは言うものの、「何もかも、Kくんにおんぶにだっこ」だったので、常々心苦しく思っていたのだが、そんな時、かみさんから「たまには、おとうさん自分で計画して見たら」と言われてしまった。

それでは、と言うことで、重い腰を上げた次第である。

丁度、時期的には「梅」の季節であるが、ただ梅を見るだけでは物足りないので、周辺に手頃なハイキングコースでもあればとネットであれこれと調べて見ると、目下、「梅祭り」の最中で、周辺には吉川英治記念館、青梅きもの博物館、梅の銘木・古木、オープンガーデンや、それらをめぐるハイキングコースなどもあって、散歩がてら春の訪れを感じながら、散策をするにはもってこいという場所を見つけた。それが、梅の名所として名高い「吉野梅郷」である。


ぐずついていた天候もその日に限って快晴、その上、風もなく絶好の「観梅」日和である。

平日にもかかわらずJR青梅駅では、一目見てそれとわかる人たちで4両編成の車両は満員。

下車駅である「日向和田駅」では改札を出るのに7~8分もかかってしまうと言う混雑振り。

これら大勢の人と一緒に歩くこと約15分、目的の「梅の公園」が見えてくると、あたりには馥郁たる梅の香りが満ちている。

先ずは、公園の入り口にある「天沢院」というお寺の裏山にある「絶景ポイント」を目指す。

そこには、大勢のアマチュア・カメラマンたちによるカメラの放列ができている。
そこに割り込んで、ちっぽけなデジカメでパチリと撮った「梅の公園」の全景写真が今回の主役である。


今回は、たまたま「観梅」と言うことで小生の出る幕があったが、こと「山歩き」になると幼なじみのKくんの「専売特許」、次回は4月上旬に「大岳山」への山歩きが決まっている。

このように「山歩き」は、Kくんの「得意分野」だから彼に任せる他ないが、その代わりと言っては何だが、「音楽」や「読書」は小生の「得意分野」である。

そのうち機会を見つけて、ぜひKくんをコンサートに誘って、生演奏の醍醐味を満喫してもらいたいと思っている。

そして、このようにお互いが「持ち合わせていない」ところを、それぞれで補い合っていけば、これからの人生もより豊かなものになっていくのではないか、名高い梅の里の芳しい梅の香りをかぎながら、小春日和の空の下そんなことに思いを馳せた一日であった。