折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真が主役VOL22 「元・ピカピカの1年生」~60年前の同級生たち

2009-03-04 | 写真が主役シリーズ
      
      何とも懐かしい60年前の小学校入学式の記念写真
      当時1組と2組の2クラスで、写真は1年1組。小生は1年2組だったので写真には入っていない。



「ねぇ、ねぇ、この子誰よ、わかる?」
「う~ん、誰だろう、わかんない」
「それ、○○くんじゃない」
「そう言えば、そうだね、面影がある」
「××ちゃん、全然変わってない。すぐわかったわよ」

毎年、3月第1週の日曜日は小・中学校のクラス会と決まっている。

今年のクラス会も午後12時半に始まり、8時半の三次会でお開きとなったが、その帰宅途中での電車の中での会話である。

電車は空いていて、同じ方向に帰る仲間が5人(男3人、女2人)が横一列にゆったりと座れた。

そして、Hくんがかばんから取り出して皆に見せたのは、小・中学校の入学式、卒業式や修学旅行の集合写真等々の記念写真をA4サイズに拡大したモノクロ写真。

一同、その写真を回し見しながら、懐かしさの余り感想を述べる声もオクターブ高くなる。

その上、お酒が入っているものだから、大きな声が飛び交って、もう「ハチの巣を突っついた」ような騒ぎとなってしまった。

周りのお客さんが、ちらり、ちらりと我々の方を見るのだが、そんなことにはお構いなしに、ひとしきり「ああでもない、こうでもない」とお祭り騒ぎが続く。

「Hくん、何でクラス会の席でこの写真を皆に披露しなかったのよ」
「そう、そう、ここだけでもこんなに盛り上がったんだもの、クラス会の席だったらもっともっと盛り上がったと思うよ」
「そうだったね、来年はこれで場を盛り上げようか」
とHくん。

そんな訳で、クラス会「番外編」の立役者となったクラスメートたちの「元・ピカピカの1年生」の記念すべき写真が今回の主役である。