折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

孫からの予期せぬ、うれしい『便り』

2008-03-25 | 家族・母・兄弟
 今回も引き続いて転勤がらみの話である。

息子から転勤の連絡を受けた時、真っ先に浮かんだのは今年小学校2年生と小学校に入学する二人の孫のことであった。

物心ついてから、ずっと今の所に住んでいるので小学校や幼稚園の友達との別れがさぞ辛いのではと、ついつい余計な心配をしてしまう。

そのことを息子に言うと、おにいちゃんのKくんは余り感情を出すタイプでないので見た目にはわからないけど、おとうとのSくんは友達とのお別れがちょっぴり寂しく、悲しいようで、幼稚園のお別れ会の練習で涙ぐんでたようだよ、と言っていた。

『神戸でも、すぐに新しい友達がいっぱいできるから頑張って』、とじいじとばあばが言ってたよってSくんに伝えてよ、と息子に言付けた。

         

         今年、小学校に上がる孫のSくんから届いた「はがき」
         我が家の愛犬『パール』が生き生きと描かれている


Sくんが描いた我が家の愛犬『パール』とお隣の犬の『ナナ』ちゃんの「はがき」が送られてきたのは、息子とそんな話しをしてから数日後のことであった。

全く予想もしていなかったので、描かれている絵を見て思わずジ~ンとくるものがあった。


そして、この絵が送られて来ることになった経緯について、親子の間で交わされたであろう会話について小生なりの想像を思い巡らせて見た。


ママさん

『S,パパが言ってたでしょう、じいじやばあばがSのこと心配してるみたいだって。だから、ぼく大丈夫ですとお手紙を書いたら』

Sくん

『だって、ぼく、なにを書いたらいいのかわかんないもん』

ママさん

『何でもいいんだよ、Sが好きなことで』

Sくん

『じゃあ、パールの絵でもいいの?』

ママさん

『いいんじゃない、きっとじいじもばあばも、パールも喜ぶかもよ』

Sくん

『よ~し、きい~めた。』


SくんもおにいちゃんのKくんもパールが大好きで、我が家に遊びに来ると二人ともパールにまとわりついて離れない。


我が家でパールとたわむれるSくん(左)とKくん(右)


そんなSくんのパールへの思いが絵によく表現されている。

そして、「こうべにいってもがんばるよ」と書かれた文字にけなげさが見て取れて、思わず胸にこみ上げるものがあった。


Sくん、本当にありがとう。

このパールの絵、じいじとばあばは宝物として大切に取って置くからね。

神戸で新しいお友達をいっぱい作って楽しく過ごしてね。

Sくん、新しい土地で入学式だね。入学式の写真を送ってね。

そのうち、じいじもSくんの所に遊びに行くから、その時楽しいお話をいっぱい聞かせてね。

それでは、バイバイ。