折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『主夫業』雑感

2008-01-21 | 日常生活
昨夜のことである。

ご飯が炊き上がったことを知らせる炊飯器の電子音が軽やかに鳴った。

かみさんに教わったとおりにやったのだから、うまくいって当然なのだが、何しろこれまでお米を研いだこともないし、炊飯器などには触れたことすらなかったのであるから、炊き上がってひとまずほっとする。

いつもよりちょっと軟らか目だが、まずまずのできである。(水加減が若干多かったか?)



現在、かみさんは友達と3人で3泊4日の旅行中である。
これまで1日ぐらい家を空けることはあったが、3日も留守にするのは始めてである。

1日ぐらいならどうってことないが、3日ともなると食事は?、洗濯は?ということになり、出かける前に急遽、炊飯器と洗濯機の使い方を教えてもらうことにする。

昨晩がかみさんの旅行初日であり、従って『飯炊き』実践の初日と言うことになる。


『飯炊き』実践初日、ちょっと軟らか目だが、まずまずに炊き上がった。



かみさんは、小生がリタイアする以前から我が家から徒歩で20分ぐらいの所にあるT大学に勤めている。

小生がリタイアする以前も以後も勤めに出るかたわら、こまごまとした家事一切をやっている。

小生がリタイアして毎日家にいるようになっても、特にあれをやってくれ、これをやって欲しいというような指図がましいことは一切言わずに、これまでどおり家事をこなしている。

小生も当初は黙って見ていたが、そのうちこれは自分にもできそうだと思われる家事を見つけて、黙ってやることにした。


先ずは、朝食時にコーヒーを淹れることから始めた。
その後、朝食後の片付けや食器洗い、週4回(月、火、木、金)のゴミだし、部屋や浴室の掃除、そして、洗濯物を取り込んだり、たたんだり、天気の良い日には布団を干したり、取り込んだりとこまごまとした日常の雑事を、仕事を『シエアー』すると言う感覚でやり始めた。
所謂、『主夫業』である。


そうした中で、これまで全くやらなかったのが『飯炊き』と『洗濯』の二つである。

これについては、『主夫』でなく、『主婦』のテリトリーでは、と言う思いがあって、これまでは『アンタッチャブル』できたのである。

しかし、3日も留守となるとそうもいかない。
そこで、これを機会に炊事、洗濯もやってみよう、という気になり、かみさんにやり方を教えてもらったという次第である。


リタイアして丸4年。

そんなに楽しいわけではないが、人に指図されてやっているわけでもない。
自分で買って出てやっていることだから苦痛というわけでもない。
という訳で、最初のうちは慣れなかった『主夫業』も段々と板についてきた。

今回米研ぎや炊飯器の扱いを覚えたことで、今後、仕事でかみさんが遅くなれば、ご飯だけは炊いておけるので、少しはかみさんの助けになるだろう。

あとは、『料理』という超大物が残っているが、こちらの方はもう少し、かみさんの『手料理』を食べていたい心境である。


さあ、ご飯の方はもう大丈夫だ。
洗濯物は、今の所まだ溜まっていないので、洗濯機を回すのは明日にしよう。