折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

40年ぶり、懐かしい!!

2006-11-09 | 友達・仲間
40年ぶりに思い出の地を訪ねる

その1  金沢八景・横浜市大キャンパス

大学時代の親友「H」君と40年ぶりに母校「横浜市立大学」のキャンパスを訪ねた。

きっかけは、小生の9月10日付ブログ「ええ!!ほんと、マジかよ!!」である。
このブログを見た「H」君が、「二人だけの真剣勝負」はともかく、一度母校に行って見たいね、とメールをくれた。

それにしても、40年ぶりとはね、「H」君のところからでも約2時間半、小生の所からだと僅か1時間半、物理的な距離は、ごくごく近いのに、心理的な距離の何と遠いことか。

「こんな機会でもなかったら、絶対に来なかったろうな」とは「H」君の弁。
さて、当日は金沢八景駅正午の待ち合わせ、大学の食堂で昼飯を食べようと言うことでそうなった。



地下道

40年前、「ええ!何、このトンネル、雰囲気壊れるじゃん」と皆一様に「幻滅」を感じながら、くぐったトンネルが今もそのままに存在していた。

「このロケーション、変わりようがないんだ」
「やっぱり、新入生も皆、幻滅を感じながら通って行ってるんだろうか」

地下道を抜けると細い1本道が続いている



茅葺の家

「この茅葺の家も、そのままだ!」

「40年間もよくあったね」



大学正門前

「やや!樹木が大きくなってるなあ!」
「そりゃ、そうだ、40年も経てば木も大きくなるよ」
「キャンパスとしての風格が出てきた」
「向かって左側の大きな建物が武道場みたいだね」
「あとで、じっくりと見てみよう」

構内をぶらつきながら、おのぼりさんよろしくキョロキョロと辺りを見回している
初老の二人連れを通り過ぎる学生たちはどう思っただろう。

先ずは、今回の訪問の第一の目的である二人だけのバッティング「対決」をした場所がまだあるかどうか、探すことにする。



思い出の「対決」場所

「あった、あった、二人で野球をした場所は、ここだよね」
「そう、ここだよ。君が投げた硬球の球を僕があそこにあった弓道部の練習場に
打ち込んで、物を壊してしまったことがあったのを覚えているよ。」
「当時に比べると大分場所が狭くなってるね。」
「でも、場所が残っていてよかった」
「今日の、目玉だったからね」
「うん、来てよかった」



学生食堂

「昔も、この辺だったかね」
「そうだと思うよ」
「やや!随分と明るいし、広いね」
「値段も、やっぱり安いや」

近くにいた学生さんに注文の仕方を教えてもらう。
小生は、カツカレー、彼はタンメンにする。

「いやあ、女子学生がいっぱいいるね」
「我々の時代では、考えられなかった光景だね」


グランド

「フェンスが張ってあるけど、昔はなかったよね」
「うん、なかったよ。このグランドで野球部のS君にバッティング・ピッチャーをやってもらい、硬球を打った。その時、打ったボールがこの道路近くまで飛んでね、あれで、自信が付いたのを今でもよく覚えているよ」



武道場

「いやあ、これはすごい、立派だ」
「我々が、体育館でやっていた頃とは雲泥の違いだ」
「見てみろよ、この床。最高の材料が使われている。これなら、足を痛めることもないよ」
「理想的な武道場だね、今の学生さんは幸せだ」
「僕たちの時代は、施設は貧弱だったけど、人材は豊富だったよ」
「そうだったね」

ひとしきり、学生時代の剣道部の思い出話で盛り上がる。




記念写真

本日の二番目の目的であった「武道場」の見学が終わり、キャンパス訪問は一段落、記念写真を撮って、つぎの目的地「金沢文庫」に向かう。