折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

息子の「コメント」

2006-08-08 | ブログ

8月6日付け朝日新聞「おやじのせなか」の記事


オヤジの側面を知る機会

「今日で1ヶ月」と題して、ブログを始めてからの感想を8月5日付のブログに投稿したところ、「コメント」が1件入っていた。珍しいと思って開いて見ると息子からだった。

「オヤジの知られざる側面を、毎回楽しく見ています」とあった。

翌、8月6日付朝日新聞の「おやじのせなか」と言うコラムに息子のコメントを代弁、補足するような記事が掲載されていた。

俳優西島秀俊さんが、お父さんについて語ったものである。

少し長くなるが、引用させてもらうと、

今は引退して悠々と暮らしていますが、ずっと仕事ばかりしていた印象ですね。
(中略)休みの日の姿と言うのが浮かばないですね。(中略)

先日、冊子を渡されたんです。「70歳になり、自分の半生をまとめた」って。
読んで見たら、いろんな人との出会いや、その時期に感じたことがたくさん書かれていた。(中略)知らなかった一面です。

息子から、オヤジの知られざる側面を知ったと言うコメントをもらった次の日に、同じようなことが新聞のコラム欄に掲載されていたことに、偶然のこととは言え、巡りあわせの不思議さを感じた。

この年になると、来し方を振り返ることが段々と多くなってくる。
その一つに、子供たちとのかかわりがある。

子供たちと心を通わせる交流がどれくらいあったのか、とか自分の姿をどこまで子供たちの前にさらすことが出来たのか等々に思いをいたす時、内心忸怩たるものがある。

ブログに「自分史」を書こうと思い立ったのも、もう少し自分を知って欲しいと言う気持ちが、心のどこかにあったからに違いない。

西島秀俊さんのお父さんが、どのような気持ちで「半生史」をまとめられたか、定かでないが、子供たちに「素の自分」を知ってもらいたいと言う欲求が、どこかにあったのではと推測し、同じ立場の人間として、親近感を覚えた。