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折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

天空20分間のスリル~標高差2800mをロープウエイを乗り継ぐ

2015-08-11 | 日常生活
旅行5日目、ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4,810m)をエギューユ・デュ・ミディ展望台(3,842m)から眺望する。

この展望台には、ロープウエイを乗り継いで行く。

この日は、平日ながらバカンス休暇の人たちでロープウエイ乗り場は大混雑。
駅では「整理券」を発行して対応する事態である。

第1のロープウエイ乗り場から頂上の展望台までの標高差は実に2800m。

以下、ロープウエイに乗っての天空20分間のスリルを写真で紹介しよう。

第1のロープウエイ乗り場。

目指すは、右上の山の頂。気の遠くなるような距離だ。あそこまでロープウエイを乗り継いでいくのだ。ここにはまだロープを支える支柱があり、支柱を通過するたびにゴンドラは大きく揺れ、身体を保つのが大変だ。


第2のロープウエイ乗り場(2,317m)から頂上を望む

ここで頂上から降りてくるロープウエイに乗り換えるのだが、ここから頂上までの高度差1470mの間には支柱が1本も設置されていない。これで大丈夫なの、とちょっと心配になる眺めである。


手に汗を握る空中散歩

第2のロープウエイ乗り場から先発のロープウエイが発車、最初のうちは斜度があったものの頂上付近はほぼ垂直である。その様子をズームで撮影していると下りのロープウエイとすれ違った。

この下って来たロープウエイに乗ったのだが、車内は押すな押すなの「すし詰め状態」。こんな満員で大丈夫かと一瞬不安がよぎる。

頂上付近になっても車内が大きく傾くと言うことはないので安心なのだが、ラスト数十メートルは岩肌に沿ってほぼ垂直に上って行くので、まるで自分が登っているような気分になって来る。これで何かあったら一巻の終わりだ。手に汗を握り、ただひたすら無事の到着を祈る。扉が開いて外に出た時は、緊張感が一気にほどけた。


この展望台は富士山の頂上より高いので、高山病 がちょっと心配であったが、我々4人を始めツアーの人たち誰もが体調を崩すことなく、天空のパノラマを堪能して元気に下山できたのは何よりであった。

貴重な「未体験ゾーン」~アイガ―の山肌に触り、氷河を歩く

2015-08-10 | 日常生活
旅行6日目のユングフラウヨッホ。
ヨーロッパ最高地点の標高3,554mにあるユングフラウヨッホ。

ここでアイガーの絶壁を窓ガラス越しに目の前で見たり、山肌に直に触ったり、氷河の中を歩いたり、スフィンクス展望台の屋外バルコニーで雪を踏みしめるなど数々の貴重な体験をすることができた。

以下、写真でその様子を紹介したい。

貴重な体験 その1 

<アイガーの岩壁に触る>

アイガ―山中を通るユングフラウ鉄道。
トンネル内の2か所で5分ずつ列車が止まり、駅に作られた展望スペースで貴重な体験ができる。
アイガ―の岩肌は、冷え冷えとする感触で、日が当らないので岩も冷え切っているのだとはガイドさんの説明。



記念にと添乗員さんから渡されたアイガ―の岩の破片。


貴重な体験 その2 

<アイガ―の絶壁を窓越しに間近に見る>

あそこを登るのかと思うだけで、高所恐怖症の小生は身がすくむ。


貴重な体験 その3 

<氷河のトンネルを歩く>

ユングフラウ氷河を約30m掘って作られたアイスパレス。床も壁面も辺り一面氷に覆われている。
この出口で、先ずかみさんが転び、小生、義妹が将棋倒しで転んだ。これも一つの貴重な体験。



貴重な体験 その4 

<クレバスを見る>

氷河のトンネルを歩いていると、「これ何かわかりますか」とガイドさん。実は、氷河の中のクレバスなんです。一同、「へぇ~」と天井にできている割れ目をじっと見つめる。



貴重な体験 その5

<雪原を歩く>

スフィンクス展望台に出ると一面の雪景色。夏でも雪を踏みしめる感触、まさに貴重な体験である。






絶景!湖面に映える「逆さマッターホルン」

2015-08-09 | 日常生活

旅行4日目、ローテンボーデンからリッフェルベルグまでの2・2km(標高差232m)のハイキングコースを約1時間30分かけて歩く。
歩く先には、常にマッターホルンの雄姿が。
この下りを降りたところに「逆さマッターホルン」が映る第一の山上湖がある。



「朝焼けのマッターホルン」に続くもう一つの見どころは、湖面に映る「逆さマッターホルン」。

そのためには、天気がよくて風がない こと、これが絶対条件。

風が吹いて湖面にさざ波が立つとマッターホルンがうまく像を結ばないのだ。

この日は、快晴、無風。

現地のガイド(若い日本人)が、こんな完璧な日は滅多にあるものではない、 と興奮気味に話し、普段ガイドの仕事をしている時は写真は撮らないことにしているが、この日は久しぶりに写真を撮りたくなった、とはしゃいでやる気満々である。

コースはなだらかな下り一方で、ゆっくりと歩きながらマッターホルンを中心に見渡す限り連なる山々を見ながら天空の大パノラマを堪能した1時間30分であった。


しばらく歩くと第一の山上湖があり、逆さに映るマッターホルンと青い空の色が実に美しい。


第一の山上湖からさらに歩くと若い日本人現地ガイドがこれこそとっておきの場所ですよ、と教えてくれた第二の山上湖が。





神々しき自然の営み~ 満月と朝焼けのマッターホルン

2015-08-08 | 日常生活
今回のツアーは見どころ満載だが、「朝焼けのマッターホルン」もその一つである。

そのためには、「太陽が出て」「雲が出ない」ことが絶対条件である。

昨日は夕方から夜半にかけて雨が降り、翌日の天候が危ぶまれたが、朝目覚めてみると雲一つない上天気。

しかも、昨日の雨でマッターホルンの頂上付近は雪になったとのことで、山の白さが一段と目にまぶしい。

早朝5時起床、添乗員さんの案内で朝焼けのマッターホルンが絵になるというビューポイントへ。

この日は、マッターホルンの上空に満月がかかっていた。

ひょっとしたらマッターホルンの頂上に満月がかかるシーンが見られるかもと、みんな期待が膨らむ。

以下、満月がマッターホルンの頂上にかかるまでの絶景シーンを時間を追って写真で紹介したい。

神々しき自然の営みを息を飲んで見つめた50分間であった。


朝6時18分 まだ日は上っておらずうす暗い中に、満月がマッターホルンを照らしている。


6時39分 日が上り山肌を赤く染め始める。


6時45分 時間の経過とともに山肌の赤が徐々に白っぽくなる。


6時52分 満月が山の頂に。


満月が頂上を通過、その様はまさにこれから満月が山頂から転げ落ちるかのように見えた。

奇跡のような快晴~スイスの「山めぐり観光」

2015-08-07 | 日常生活
みなさんは、天気に恵まれて旅行を楽しまれて、ひょっとしたらこれが当たり前と思われていらっしゃるかも知れませんが、このスケジュールのことごとくが快晴なんてことは、この時期のスイス観光ではほぼ奇跡に近いと言ってもいいくらいですよ。天候に泣かされて、がっくりと肩を落として帰えられる人が多いんです。

旅行の最終日、スイスの名峰を巡って来た旅がすべて晴れ渡って展望台からの眺めが最高だった、という話を聞いた同行のガイドさんが、信じられないと言った表情で言った言葉である。

スイスの山々、ピピッツベルニナ、マッターホルン、モンブラン、ユングフラウヨッホを巡る今回の8日間の旅は、絶好の天気と良き添乗員、現地ガイド、そして少人数の仲間たちと相俟って最高にハッピーな旅となった。

以下、何回かに分けてその様子を写真を中心に紹介していきたい。

その第1回は、ガイドさんが奇跡のようだと驚いたそれぞれの展望台からの「晴れ渡った」各山々の佇まいの写真である。

2日目 ディアボレッツア展望台(2,978m)から見たピッツベルニナ(4,049メートル)


4日目 ゴルナーグラート展望台(3,131m)から見たマッターホルン(4,478m)


5日目 エギューユ・ドゥ・ミディ展望台(3,842m)から見たモンブラン(4,807m)


6日目 ユングフラウヨッホ・スフィンクス展望台(3,571m)から見たユングフラウ(4,158m)