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折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

レベルの高い低いの違いの要因は?

2012-12-07 | 雑感
Tくんが友人のSくんの新築祝いにと制作したステンドグラスパネルの大作 薔薇:和(なごみ)(600*1100mm)


かっての会社の遊び仲間であり、今もゴルフを始め色々と親交のあるTくんがステンドグラス展に出品しているというので、師走の暖かい一日友人のM君と一緒に銀座にあるギャラリーに行って来た。

会場となっているギャラリーは日本基督教団 銀座教会の1階東京福音会センター内にある。
銀座4丁目に教会があるなんて全く知らなかった。

Tくんの作品は、入ってすぐの所にステンドグラスランプシェード、右手窓際にステンドグラスパネルがそれぞれ展示されていた。

ステンドグラスランプシェードは姿形と言い、色合いと言い何とも可愛い作品である。

  同じくTくんの作品 ステンドグラスランプシェード  華ばな(430*250mm)


びっくりしたのは横600mm、縦1100mmというステンドグラスの作品である。

Tくんが友人Sくんの新築祝いにと4ヶ月間かかって仕上げたと言う大作で、この力作の製作にまつわる色々な話を制作者自身からじかに聞いて、ステンドグラスへの彼の情熱と思い入れの深さを再認識した次第である。

聞けばTくんがステンドグラスを始めて10年になるという。

10年と言えば、小生が趣味で居合と書道を始めたのも10年前。

同じスタートラインに立ちながら、自分が到達しているレベルとTくんのレベルとのこの歴然たる相違は一体何なのだろうと考え込んでしまった。

漫然とやっているのか、目的を持ってやっているのか、
身を削るような努力をしているのか、いないのか、
夢中になれる度合い、情熱の度合いはどうか、

これらに照らし合わせ、小生は1歩も2歩も後れを取っていると身に沁みて感じた次第である。

こんな筈では・・~選挙への期待しぼむ

2012-12-03 | 雑感
駅前に集まった沢山の聴衆を前に熱弁を振う野田総理。


カルチャースクールからの帰り、駅に着くと駅前の広場に人だかりが。

そう言えば、「野田総理、来る」の立看板があちこちにあったなと思いだして、ちょっと寄り道をして会場をのぞいてみた。

寒くて、今にも降り出しそうな曇り空、折角、総理大臣が来ると言うのに、まるで天気まで今の民主党の状況みたいにうすら寒いとは、何とも皮肉なことだと思いながら、野田総理の登壇を待つ。

会場は人、人、人の波。

そんな中で、野田さんがこの所盛んに使っている「日本のかじ取りをどの方向感で進めていくのか、前へ進めるのか、政権交代の前に時計の針を戻して古い政治に戻るのか。前へ進むか、後ろに戻るか」というフレーズで演説が始まった。

しかし、この話を聞くと、ちょっとしらけてしまう。

何故か、

「後ろに戻る」とは自民党のことを言っているのだろうが、そもそも、「民主党には任せられない」という大合唱が、今回の解散劇の最大のエネルギーだったはずである。即ち、民主党の体たらくが今日の状況を生み出した大きな原因である。

だから、我々にとって後ろに戻るとは「もう一度あの体たらくな民主党」を選ぶ、「物事の進まない、決められない政治」に戻る、ということにほかならないのですよ、野田総理と言いたいところである。

明日は、衆議院選挙の公示である。

それにしても今回の選挙、多くの新しい政党が名乗りを上げ、選択肢は多いのだが、新たに登場した政党がそれぞれ「それはないだろう」と首をかしげざるを得ない、致命的な「欠陥体質」を抱えてしまっているのには、大いなる失望を禁じ得ない。

そんな訳で、解散前はあれほど総選挙を渇望していたのに、いざ解散となってみると、今の状況では、「どの党」「どの人」を選ぶかハタと困ってしまう。

選挙への期待が急速に凋んでしまい、こんな筈ではなかった、とほぞをかむ思いの日々である。

「幹事役」談義~余人をもって代えがたい存在とは

2012-10-29 | 雑感
国宝松本城をバックに記念写真。(旅行1日目)


週末、小・中学校のクラスの幼なじみたち有志17人(男9人、女8人)が集まって長野方面に1泊2日の旅行に行って来た。
 
この旅行、平成8年に始まって、今回で3回目になる。

 
諏訪大社下社にて(左、旅行1日目)、断崖絶壁に建てられた布引観音(右、旅行2日目)。

我が幼なじみたちは、昭和17年、18年生まれだから今年は「古稀」である。

この記念すべき年に、まさにタイムリーな企画であった。

心配された天候も何とか2日間もって、紅葉の信濃路の旅をみんなでエンジョイして来た。

富岡製糸場、世界遺産へ推薦が決定となり、多くの観光客がお訪れていた(旅行2日目)。


出かける前、いそいそと準備している小生を見て、いつものようにかみさんに

「この間クラス会があったと思ったら、今度は旅行、仲がいいわね」

と揶揄されたが、確かに我が幼なじみたちの会の活動は活発かつ多彩である。

なぜこれほど活動的になれるのか。

この種の集まりがうまくいくかどうかは一に「幹事役」に人を得ているかどうかにかかっている。

そして、うまくいっている会には必ず名幹事がいるものだ。

この名幹事、長く勤めるといつの間にか「余人をもって代えがたい人」、「永久幹事」などと呼ばれることに。

こうなると会の運営は、まさにこの種の幹事に『おんぶにだっこ』である。

従って、この「永久幹事」がいる限り、会の運営は安泰であるが、逆に言えば、その存在が大きければ大きいほど、もしもの時は会の消長をも左右しかねない懸念があるとも言える。

我々幼なじみの会(同窓会)もこれまでこの幹事役に人を得て、人に羨まれるほど活発に活動して来ることができた。

特に、現幹事の皆さん方は長い間にわたる献身的な努力で多くのイベントを企画し、みんなに喜ばれ、それこそ最早「余人をもって代えがたい存在」と思われて来た。

その幹事の一人Kくんから、旅行の帰りのバスの車中で現幹事の「勇退」を切り出されたのには、それこそ「永久幹事」として、これからも会を牽引して行ってくれるものとばかり思っていたので、ショックであった。

慰留にこれ務めたのだが、どうも辞意は固いようで、名ばかりであるが今年から会の長を仰せつかった身としては、来年の集まりで今後のことをどうするか、みんなに計らなければならないか、と思っている次第である。

現幹事の存在が大きいだけに、会も始まって以来の「大きな曲がり角に差し掛かっている」との思いを深くした次第である。

何があっても不思議でない年齢

2012-09-11 | 雑感
厳しい残暑が続く中、昨日、ゴルフのコンペに参加して来た。

このコンペ、会社をリタイアした気のおけない仲間たちだけを集めたコンペで、小生と同期の仲間で親友のMくんがコンペの『顔』となり、後輩のM・Tくんが世話役となってもう9年も続いている。

さて、そのコンペだが、今回は、長らく会の顔であり、会を支えてきた「M・M」コンビがちょっと体調が悪いと言うことで二人とも欠席、長い「歴史」の中で初めての事態である。

二人ともプレーはしなかったが、会場に姿を見せ、皆と談笑していたが、前回(6月)の時は、元気いっぱいでそんな様子は全然見られなかっただけに、集まったメンバーは

「あれから3カ月しかったっていないのに、まさか会長と事務局長が同時に体調が悪くなるなんて、何が起こるかわからないね」

と、わが身に引き比べ、ざわめいた。



そう言えば、小生の身辺でも数日前に小・中学校の同級生でゴルフ仲間のYくんから

「椎間板ヘルニアで歩くのもままならないんだ、悪いけど10月のゴルフのコンペの段取り頼めるかな」という電話があったばかりだ。前回(4月)、「ようやく50肩が良くなってゴルフができるようになった」と喜びをいっぱいに表わしていたYくん、一方、同じく幼なじみのUくんにコンペの連絡の電話を入れると、「腰が悪くてよ、1カ月以上病院通いしてるんだ、だいぶ良くなったからゴルフには参加するよ」

共に前回のゴルフから5カ月もたっていないのに・・・・・。

また、山歩き仲間のMくんも最近は良くなったようだが、あの健脚家のMくんが膝が痛くなって、やはりしばらくの間、医者通いしていた。



ゴルフコンペの帰りの車中でのIくんとの会話。

「こうしてゴルフができるのも、どこも悪くないから。健康って本当にありがたいって、つくづく思いますね」

「健康と過ぎて行く時間はお金では買えないもんね」



そして、その夜の我が家でのかみさんとの会話。

「M・Mコンビが体調が悪くてゴルフを欠席、幼なじみたちもこの所相次いで具合の悪いのが出ているんだ」

「他人事ではないわよ、何時、何があってもおかしくない年齢なんだから」

ゴルフも山歩きもコンサートも体が動いてこその話である。

健康には気をつけながら、身体が動くうちにやりたいことをやらなければと気持ちを新たにした次第である。



ロンドン五輪で史上『初もの』続出、その感動と「政権交代」への落胆

2012-08-06 | 雑感
ロンドンオリンピックも10日目。

この日までに獲得したメダルは2個の金を含め合計で27個。

連日のメダルラッシュに日本中が盛り上がっている。

特に女子重量挙げでの三宅選手の銀メダルを皮切りにアーチェリー女子団体の銅メダル、バドミントン女子団体の銀メダル、競泳男子400メートルメドレーリレーの銀メダル、フェンシング男子フルーレ団体の銀メダル、そして卓球女子団体の銀メダル以上の確定と「史上初のメダル獲得」という連日の快挙が日本中に感動と勇気と元気を与えている。

卓球女子団体準決勝でシンガポールに勝ち、決勝に勝ち上がって喜ぶ女子団体チーム


重量挙げの三宅選手をのぞけば他はすべて「団体」競技、皆がそれぞれ「チームが一つになった」、「最後まであきらめなかった」という趣旨のコメントをしているが、彼らアスリートたちの喜びを爆発させた表情の何と美しく、気高く、感動的だったことか。

「初」と言えば、2009年9月、「政権交代」を全面に掲げ、300議席を超える絶対安定多数獲得し、史上初の『政権交代』を実現し、大いなる「期待」を背負って登場したはずの民主党。

その民主党のその後の見るも無残な体たらくと凋落ぶりは「目を覆う」ばかりだ。

この政党は何と「薄汚れ」、「みすぼらしい」ものになってしまったことか。

大いなる「期待」が大いなる「失望」に変わってしまったのは周知のとおりである。


オリンピックでのアスリートたちの含蓄に富んだコメントに比べ政治家の発言の何と貧弱なことか。

アスリートたちが、心を一つに固い絆の下、絶対諦めない心意気で勝利を勝ち取ったのに対し、チームワークなど皆無、お互いの足を引っ張り合って、果ては分裂騒ぎである。

アスリートの「志」の高さに比べ政治家たちの「志」のなさはどうだ!。

こういう「志」の低い人たちは、およそ「政治家」になってはならないし、われわれはこの手の人たちを「政治家」にしてはならない。

オリンピックで活躍する日本のアスリートのニュースと「不信任案決議」をめぐる国会での相変わらずのごたごたニュースを新聞で見て以上のようなことを思った次第である。