国内航空業界第3位で民事再生手続き中のスカイマーク社に多くの企業が「支援者」として名乗り出ている。
夫々様々な思惑を有しているのでどの企業が選定されるかによって再生スカイマーク社がどんな航空会社になるのか大きく変わるだろう。
もしANAが支援企業ということになればANAを補完する、LCCとは一線を画した限りなくANAに近い航空会社になる可能性大だ。
LCC路線を引き継ぐとすればエア・アジアなどLCC仲間が手を貸した時だ。
恐らく今よりもさらに徹底したLCCの道を歩むことになるかもしれない。
アメリカン航空やデルタ航空など米国系メガ・キャリアも関心を示しているというがこちらは最大の債権者であるエアバス社が最も安心するだろう。(笑)
何と言ってもあの発注済エアバス機の転売先が大きく広がることになるだろうから。
筆者が関心を持っているのはHIS創業者澤田氏の動向である。
澤田氏こそスカイマーク社の「生みの親」なのだから澤田氏の手に戻るとしたらそれが一番自然な帰趨だ。
もう一度澤田氏の卓越した経営手腕を見てみたい気もする。